産科婦人科
[外来受付]内線:27252
概要
産科婦人科は妊娠・分娩における母体と胎児の管理・治療を行う産科と、女性特有の疾患を取り扱う婦人科からなります。産科においては妊娠初期から後期、分娩そして産後(産褥期)まで一貫して妊産婦と胎児の診療を行うとともに、院内の様々な診療科と連携してハイリスク妊産婦を近隣の医療機関から受け入れています。婦人科では子宮・卵巣の腫瘍、様々な年代における月経異常、更年期障害、骨盤臓器脱(子宮脱)、性感染症などの疾患を薬物、手術など様々な方法で治療することで、女性の一生をサポートすることを目的としています。
特徴・特色
産科
- 妊娠高血圧症候群、切迫早産、多胎などのハイリスク妊娠の管理を行っています。入院による高度治療が必要な場合には、母体胎児集中治療室(MFICU)が稼働しています。
- 小児科・小児外科・小児心臓血管外科と協力して、出生直後に新生児の治療が必要な妊婦さんを受け入れています。
- 超音波検査などで妊娠早期からの胎児形態異常のスクリーニングを行っています。
- 妊婦の血液から胎児の染色体異常を検査するNIPT検査を行っています。(検査を受けるには条件があります。)
婦人科
- 子宮や卵巣の良性疾患、初期の子宮体がんに対しては体への負担が少ない腹腔鏡手術を積極的に行っています。より精緻な手術が行えるロボット手術も導入されています。
- 子宮がん、卵巣がんなどの婦人科がんに対しては婦人科腫瘍専門医を中心としたチームが関連する診療科と連携して手術・薬物療法・放射線療法などを結集した集学的治療を行っています。
- 子宮脱などの骨盤臓器脱に対して手術や保存的治療など総合的に治療を行っています。最近は再発が少なく自然な治癒が得られる腹腔鏡手術やロボット手術が増えています。
- ゲノム医療センター、乳腺外科と連携し、遺伝性乳癌卵巣癌症候群に対する遺伝学的検査、遺伝カウンセリング、予防的卵管卵巣切除を行っています。
- 標準的治療がない再発がん・難治がんの方には腫瘍内科、ゲノム医療センターと連携し、遺伝子パネル検査を導入し、治療を探索します。
- 産婦人科疾患に限らず抗がん剤などの投与を受ける予定があって妊孕性(妊娠する能力)を温存したい方の相談窓口として妊孕性温存外来を開設しています。
スタッフ

科長
髙倉 正博
医師名 | 役職名 | 専門分野 | 専門医・認定医等 |
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髙倉 正博 | 教授 | 婦人科腫瘍、骨盤臓器脱、周産期 | 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医 日本婦人科腫瘍学会 婦人科腫瘍専門医・指導医 日本産科婦人科内視鏡学会 腹腔鏡技術認定医 日本内視鏡外科学会 技術認定医(産科婦人科) 日本臨床細胞学会 細胞診専門医・教育研究指導医 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医 日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医 母体保護法指定医 日本女性医学学会 女性ヘルスケア暫定指導医 日本周産期・新生児医学会 母体・胎児指導医 |
笹川 寿之 | 嘱託教授 | 婦人科腫瘍、性感染症、東洋医学、腫瘍ウイルス(HPV) | 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医 日本性感染症学会 認定医 日本臨床細胞学会 細胞診専門医・教育研究指導医 母体保護法指定医 |
髙木 弘明 | 嘱託教授 | 周産期学、婦人科腫瘍、更年期、東洋医学 | 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医 日本東洋医学会 専門医 母体保護法指定医 |
藤田 智子 | 講師 | 周産期学、婦人科腫瘍、性感染症 | 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医 母体保護法指定 |
柴田 健雄 | 講師 |
産科、婦人科 |
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 母体保護法指定医 |
外来担当医
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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髙倉教授
松本医師
山本医師
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笹川教授
島田医師
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柴田講師
飯田医師
山本医師
NIPT外来(14時~16時)
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髙木教授
藤田講師
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髙倉教授 藤田講師 柴田講師 松本医師(第3週休診) |
外来担当医 |
専門外来
専門外来 | 診療日・時間 |
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婦人科外来 | 毎日 |
NIPT外来 | 水(午後) |
妊孕性温存外来 | 月・水・金(午後) |
周産期外来 | 毎日 |
産褥外来 | 月・木 |
マタニティクラス | 土(第1・第2・第3・第4) |
母乳外来 | 月~金 |
助産師外来 | 月・火・木・金 |