小児心臓血管外科
概要
〜心室中隔欠損症・ファロー四徴症・心房中隔欠損症などに対し、体への負担(侵襲)の少ない手術を行っています。また、新生児の最重症例まで全ての小児心臓病に対応いたします〜
当科は2012年に開設され、2019年1月よりは、前榊原記念病院小児心臓血管外科部長安藤 誠が赴任いたしました。6,000例以上の小児心臓手術に携わってきた経験を生かし、軽症例と言われる病気から重症例まで、質の高い手術を追求しています。
特徴・特色
- 心室中隔欠損症・ファロー四徴症・心房中隔欠損症に対する体への負担の少ない手術:
当科では正確な技術のもと、心室中隔欠損症では2時間、ファロー四徴症では3時間あまりで手術を終了します。その結果、出血量は少なく、呼吸器がとれるのも早く、手術当日にミルクが開始されることがほとんどです。このような体への負担が少ない(低侵襲)手術を行うことは、お子様の将来の発達にも悪影響を及ばさないと考えています。
また、心臓手術では胸に大きな傷が残ることがあり、それが心の負担となることがあります。当科では心房中隔欠損症に対して、脇の下を数センチ切開するだけの皮膚小切開手術を行っています。年長児からは、内視鏡から映し出されるモニター映像を確認しながら手術を行うことにより、傷の目立たない手術を行っています。
(詳しくはこちら→http://www.kanazawa-med.ac.jp/~pedsurg/cardsurg.html)
- 新生児の複雑心疾患の治療:
ノーウッド手術・ジャテーン手術や、単心室に対する段階的手術を良好な成績にて行なっています。どのような重症例も断らないとの信念のもと、治療に当たっています。
- 青年期〜成人期の先天性心疾患手術:
ファロー四徴症の根治術後に発症した肺動脈閉鎖不全症などに対して、的確な治療を行っています。
- 他院にて心臓手術を受けた後の再手術、困難な症例に対するセカンドオピニオン:
他の病院にて手術を受けたが病変が残ってしまった、手術が困難だと言われた場合でも、当院では安全に施行できる場合があります。お気軽にご相談ください。
〈お問い合わせ〉
メール:cardsurg@kanazawa-med.ac.jp
ご相談窓口:080-2964-1839 (24時間365日対応、手術中などで通じない場合はメッセージを残していただければ、できるだけ早くお電話いたします) |
スタッフ

科長 安藤 誠 教授

副科長 西野 貴子 講師
医師名 | 役職名 | 専門分野 | 専門医・認定医等 |
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安藤 誠 | 教授 | 先天性心疾患 成人先天性心疾患の外科治療 |
医学博士
心臓血管外科専門医 |
西野 貴子 | 講師 |
心臓血管外科一般 |
医学博士 日本循環器学会専門医 日本心臓血管外科学会専門医 日本心臓血管外科学会 修練指導医認定 腹部ステントグラフト指導医 胸部ステントグラフト実施医 |
外来担当医
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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安藤教授(午前・午後) |
西野講師(午前・午後) |
専門外来
専門外来 | 診療日・時間 |
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胎児心エコー外来 |
木(13:00~15:00)(要予約) |