糖尿病重症化予防外来
目的
糖尿病は自覚症状の少ない疾患でありますが、気付かないうちに合併症が進行し、慢性腎不全、心筋梗塞、脳梗塞、下肢切断など重篤な疾患を招くことが少なくありません。実際、糖尿病腎症の悪化による血液透析導入患者数は年々増えています。こうした重症の状態は急に起こるものではなく、大小の血管障害が徐々に進行した結果であります。当外来では、糖尿病による合併症を把握し、適切な治療法を設定することで、糖尿病の合併症の重症化を防止することを目指します。
対象
- 糖尿病合併症の評価・指導が必要な方、あるいは評価・指導を希望される方
- 糖尿病重症化予防ネットワークの連携医からのご紹介の方
内容
- 腎症の状況を判断し、増悪防止を目的とした治療方針を作成します。
- 足壊疽の予防のためのフットケアをご指導します。
- 脳梗塞・心筋梗塞の発症につながる血管障害について検査を行います。
- 病状に合わせた栄養指導を行います。