
二十一世紀は「治す医療」から「予防する医療」への転換期といわれています。病院もまた、病気を治療する施設であると同時に、健康状態を確認し、症状が現れる前の段階で異常を早期に発見する機能を備えた施設へと生まれ変る必要があります。
その中心的役割を担う施設として、平成23年9月、病院の新築移転にあわせて新設されたのが健康管理センターです。当センターは、「人間ドック」を中心に、大学病院としての専門性を生かした予防医療の拠点として設立されました。
当センターでは、住民健診・企業健診に加え、人間ドックの充実を図ることで、予防医療の実践に取り組んでいます。 「症状がない今こそ、健康を見直す機会にしてみませんか。」
人間ドックには大きく三つの目的があります。
一つ目は、ご自身の健康状態を正確に把握することです。
二つ目は、日本人の死因の第1位であるがんを、症状の出ない早期段階で発見し、内視鏡手術など、身体への負担や侵襲の少ない方法で治療につなげることです。
三つ目は、脳卒中や心臓病の主な原因である高血圧、脂質異常症、糖尿病を早期に発見し、薬物療法に頼る前に、生活習慣の改善によって発症を未然に防ぐことです。
「今の健康を知ることが、これからの安心につながります。」
当院は日本人間ドック学会に所属しており、健康管理センターでは人間ドックアドバイザーによる特定保健指導も実施しています。検査結果を踏まえ、一人ひとりに寄り添った健康づくりをサポートします。
当センターの人間ドックは、「日帰りドック」「一泊ドック」「脳ドック」のコースに分かれており、目的やライフスタイルに合わせてお選びいただけます。各コースにはオプション検査を設けており、胸部CTによる肺がん検診、内視鏡による大腸がん検診、内臓脂肪量測定、アディポネクチン測定のほか、CAVI・ABI・頚動脈エコーによる血管検査などを追加することが可能です。
「気になる項目を、必要に応じて無理なく組み合わせて受診できます。」
また、平成24年7月からは新たに二つの特色あるコースを設けました。一つ目は、日本におけるがん死亡原因の50%以上を占める肺がん・胃がん・大腸がんの早期発見を目的とした「三大がんドック」です。二つ目は、氷見の民宿に宿泊し、新鮮な海の幸を味わいながら、一泊二日で全身の精査を受けていただく「氷見民宿一泊ドック」です。
特に「氷見民宿一泊ドック」は大変好評をいただいており、金沢方面や能登方面からの受診者も年々増加しています。
「少し足を延ばして、心と体を整える有意義な時間を過ごしてみませんか。」
なお、宿泊先は6軒の民宿と1軒のビジネスホテルの中からお選びいただけます。
センター長
松木 伸夫 教授