教育・研修

“Reverentia Vitae(生命への畏敬)”は、本学の基本理念であり、“医療の未来を拓く良医を育てること”が 建学の精神です。腎臓内科学教室でもこの理念と精神を大切に教育、研修を進めています。
目の前で起きている事に常に“探求心”ともって対峙し、“誠実”な心をもって患者さんの診療にあたり、常に“謙虚”さを忘れない医師の育成を目指します。
腎臓内科学教室が、相互に切磋琢磨でき、活気あふれる場となり、楽しく成長できる環境を作り上げたいと思っています。

初期研修、後期研修

 基本をしっかりと身に付ける事を大切にしています。
身体所見や、日々の診療で繰り返す、血液検査、尿検査、レントゲン検査、心電図などのを、しっかり評価することを身に付ける事は、さらに高度な技術や手技を身に付ける上でもとても重要です。
“腎臓内科医”であるとともに、“内科医”や“医師”であるために必要な基礎が身に付けられるようにしています。
後期研修医には、腎炎から、透析、移植まで豊富な症例を経験し、経験豊かな指導医の元で研修を進めます。また、カンファランスでは、それぞれ専門のスタッフからも助言を受け、専門性の高い研修が可能です。

大学院(腎機能治療学:博士課程)

 当教室では、臨床に根ざした独自性の高い研究を進めるようにしています。
臨床検体を用いた研究だけでなく動物や細胞実験なども含めてそれぞれ専門性の高い知見と技術を持ったスタッフが研究を進めています。また、本学の基礎研究部門の先生方や、学外の研究者等とも共同研究を進めています。
医師は勿論、医学部以外の卒業の方も募集しています。興味のある方は是非お気軽に連絡下さい。

キャリアパス

 それぞれのライフプランに合わせて柔軟にキャリアパスを組み立てられるようにしています。内科、腎臓、透析などの専門医取得や大学院への進学など、それぞれの希望を聞きながら調整を行っていきます。
女性医師の先輩も多く、ライフイベントなどそれぞれの環境に合わせてキャリアを積み上げています。具体的な先行例や相談相手が多数いることも、当科の特徴と思います。

女性医師からのメッセージ

はじめに

 当医局はwork-life balanceを重視しており、医局員一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、臨床・研究・教育に活躍するとともに、家庭や地域生活などにおいても多様な生き方が選択・実現できることを目標としています。特に、女性医師に対しては、妊娠・子育て期間においても無理のない働き方を選択できるよう柔軟に対応し、キャリアが中断されることのないよう支援しています。

野村 佳苗 助教

 2012年に金沢医科大学を卒業し、2年間金沢医科大学病院で初期臨床研修を行い、2014年腎臓内科に入局しました。入局3年目で1年間関連施設へ出向し臨床経験を積み、現在は大学院の研究をしながら病棟・外来・透析業務などに携わっています。 当科は学生、研修医、若手医局員の教育に対して非常に熱心で、分からないことや困ったことがあればすぐに相談に乗ってくれる上級医、先輩ばかりで、さらに同期や後輩にも恵まれ、まわりの先生に助けられながら日々楽しく働いています。 腎臓内科というとあまり手技を行うイメージがないかもしれませんが、実は腎生検、透析の内シャントの経皮的血管拡張術、透析用カテーテル挿入、さらに希望すれば血管外科と内シャント作製術に一緒に入ることができたりと、手技も多く経験できます。 私が腎臓内科に入局したのは、研修時代に上級医の先生が非常に熱心に指導してくれたことで入局後も安心して働けると感じたこと、慢性期だけでなく、急性血液浄化療法を含めて急性期もしっかり診られること、手技も学べること、医局の雰囲気がとてもよかったということがきっかけでした。 また透析に関しては基本的に慢性経過の患者さんが多く、夜間透析を除いては主に日中の透析なので、子どもがいる女性医師にとっては非常に働きやすい環境だと思います。私はまだ出産、育児を経験していませんが、これまで出産、育児を経験した女性医師の様子をみていると、当科では他の医師の全面的なバックアップ体制が整っており、将来私も安心して妊娠・出産に挑むことができそうです。 将来、結婚して子どもができたら仕事が続けられるのかな…と不安に思っている女性医師も多いと思いますが、ぜひこの優しくあたたかい医局で一緒に働いてみませんか?

鶴山 祐子 医員

 私は、東京女子医大を卒業後、研修を同病院で行い、平成28年に金沢医科大学腎臓内科に入局しました。初めはかなり不安でしたが、医局のスタッフ皆さんは、優しくて疎外感などほとんど感じずすぐに慣れることができました。また、私の場合入局する時点で子供が一人いたため、当直や夜間対応を免除してもらう等自分のペースで働かせてもらいました。家庭と仕事との両立の悩みは常にありますが、(当初マイナー科の入局も考えましたが)一番にやりたかった内科で仕事が出来て、満足しております。同期の医師とは症例数や経験値がどうしても異なってきますが、それでも病棟や透析センターなどで日々いろんな経験をすることができ、周りの配慮により今は両立可能だと考えています。  また、腎臓内科は急性期・慢性期疾患両方をバランス良く学べ、腎生検や透析用カテーテル挿入、PTA等の手技も取得できるため、幅広く学習できると思います。内科志望で、今後家事・育児の両立に不安を抱いている女性医師の方にも楽しく仕事してもらえるのではないかなと思います。ぜひ一度見学お待ちしております。

正島季代 医師(OB)

 金沢医科大学を卒業後、同院で初期研修を行い腎臓内科に入局しました。研修中に結婚し、入局を決めた直後に妊娠が発覚。更に私の場合は出産予定日の2ヶ月前に妊娠高血圧症により緊急入院となったため直後に控えていた学会発表、また外勤や担当患者の割り当てなど医師としての仕事のみではなく色々な側面で医局のみなさまにご迷惑をお掛けすることとなりました。  また、出産後は1歳から病院近くの保育園に預けることができたため、血液透析や入院患者の担当を主に行いながら内科認定医の資格も取ることができましたが夫も同じく医師であることやどちらの親族も遠距離であること、低出生体重児である子供の身体があまり丈夫ではなく、保育園からの呼び出しも多く、定期的な受診も欠かせなかったことから医局長にお願いし宿直、日直を外してもらっていました。  現在は医業はお休みし4歳になる娘と夫と夫の実家がある九州で生活しています。また働きたいなぁと思うこともありますが自分のやりたいことをやりたいようにやってきたので後悔はありません。ただ家族や子供が産まれる前からずっと支えてくださった腎臓内科のみなさまに感謝の気持ちは耐えません。