金沢医科大学 腎臓内科学
Kanazawa Medical University, Division of Nephrology

お知らせ

  • 2017/10/15 ホームページをリニューアルしました

教室紹介

  • スタッフ紹介
  • スタッフ名をクリックすると主な認定資格、所属学会の情報がご覧いただけます。

  • 部門の現状
  • 教育
    教育面では、ユニット講義、CCS(Clinical Clerkship)、PBL(Problem-Based Learning)などにおいて、医学用語の基礎から始まり、問題解決能力を身につけるまで教室員が一丸となって指導しています。学生にとって魅力ある腎臓病学であることを目指してきました。
    研究
    腎臓内科領域における腎炎・ネフローゼ症候群、腎不全、腎移植に関して、臨床病理学的研究ならびに疫学的研究を行っています。さらに腎疾患に加えて各種の自己免疫疾患ならびに全身性炎症疾患に対する血液浄化療法の応用とその作用機序の解明をおこなっています。学会活動としては、2004年が第1回となる当科事務局の北陸腎疾患・血液浄化療法研究会(毎年10月の第4土曜日)も第25回となりました。最近では、2015年10月23、24日には、第45回日本腎臓学会西部学術大会を主催し、2017年9月3日には、第233回日本内科学会北陸地方会を主催しました。
    診療
    当教室は検尿異常から血液浄化・腎移植・電解質異常・酸塩基平衡異常など幅広い診療を担っています。診断は、腎生検や画像診断などを駆使し確実かつ迅速をモットーとしています。進行性の原発性糸球体腎炎・ループス腎炎・血栓性血小板減少症紫斑病などはステロイドパルス療法や免疫抑制薬を積極的に使用し、必要に応じて血漿交換・免疫吸着も行っています。慢性腎不全では長期的な展望に立ち、保存期では降圧療法・低蛋白食による腎保護に努め、透析導入になると合併症のない維持透析を目指して管理にあたっています。全身状態の悪い急性腎不全に対しては維持血液濾過透析も行っています。腎移植では、術前・術後の管理を担当し実績を重ねております。
  • 教室の歩み
  •  1974年4月1日に腎臓内科学教室を開設し,診療と講義を開始しました。9月には病院透析センターが開設され,11月より血液透析を開始しました。さらに1975年3月16日には,石川県初の腎移植第一号が実施されました。診療面では,外来・入院に加え、透析(現在の血液浄化)センターを管理し、末期腎不全および急性腎不全患者や、種々中毒患者の治療に当たってきました。血液透析だけでなく、血漿交換などの体外循環をも手がけ、多くの患者の治療に役立っています。さらに当科では1982年より血液透析以外の腎不全治療法として腹膜透析法のCAPDをいち早く取り入れ、患者の選択肢を広げています。慢性腎不全の根本治療である腎移植は,泌尿器科との腎移植チームにより実施しており,生体腎移植は現在までに250例、死体腎移植は64例を数え、良好な成績をおさめています。また,これまでに行った腎生検は2,373例(2017年9月30日現在)に達しています。

  • 歴代講座主任
  • 教授名をクリックすると経歴がご覧いただけます。

    初代(1974~1994年)

    篠田 晤 教授

    1935年石川県生まれ。
    1959年金沢大学医学部卒業。
    1974年 4月1日着任。「腎臓病学の臨床、慢性腎不全の治療」を教室のテーマとし腎臓内科教室を開設した。
    検尿に始まる腎疾患の早期診断から腎生検による診断、さらには末期腎不全のための透析・移植にいたる治療を目指し、研究・臨床・教育面に力を注いだ。
    1994年1月7日病没。

    第2代(1994年~2006年)

    石川 勲 教授

    1941年東京都生まれ。
    1965年金沢大学医学部卒業。
    1970年金沢大学大学院医学研究科修了。
    1975年着任。留学中の経験を生かし、「患者から学ぶ」をテーマとし1975年8月より診療、研究、教育を開始する。
    1994年4月1日 主任教授就任。多嚢胞化萎縮腎と腎癌研究,運動後急性腎不全研究、画像診断の腎疾患への応用(その成果は「腎疾患の画像診断」にまとめられている)、腎移植による慢性腎不全合併症発生の機序解明に多くの成果を上げた。特に透析患者の多嚢胞化萎縮腎と腎癌研究は,長期透析による後天的腎嚢胞の発生と腎癌を合併する「多嚢胞化萎縮腎」という概念を確立した.さらに運動後急性腎不全研究では,激しい背腰痛を伴う新しい急性腎不全症候群を記載し,その一部が腎性低尿酸血症を伴う事を発見した.この2つのテーマは,退官時に英文著書として出版された.

    第3代(2006年~)

    横山 仁 教授

    1950年富山生まれ。
    1984年金沢大学大学院医学研究科修了。
    2006年 金沢大学医学部を経て、4月1日金沢医科大学腎臓内科学主任教授に着任。これまでの伝統を生かし、「総合的な腎臓内科学」をテーマとして,教育、診療、研究を開始した。 現在,日本腎臓学会理事として日本腎臓学会腎臓病総合レジストリーの構築運用を担当し,厚生労働省「進行性腎障害調査研究班」の分担研究者として日本における難治性ネフローゼ症候群,急速進行性腎炎症候群,IgA腎症,多発性嚢胞腎の疫学・臨床研究を推進している.加えてこれまでの研究テーマである1)腎炎・ネフローゼ症候群の臨床病理学的研究,2)血液浄化療法の臨床的応用に関する研究,3)移植腎障害の臨床病理学的研究を幅広く推進している.腎炎・ネフローゼ症候群では,ループス腎炎の臨床病理と疫学研究,難治性ネフローゼ症候群,特に膜性腎症における臨床疫学とCD80分子や新たに見出された抗膜型Phospholipase A2 receptor 抗体の検討を行っている.血液浄化では,C型肝炎ウイルスの除去療法(VRAD)の各種腎疾患合併例における応用研究を行っている.さらに,移植腎障害では,アデポサイトカイン,non-classical HLA分子,circulating fibrocytesの研究により移植腎障害の機序の一端を解明している.

    客員教授(1973年4月~1983年1月)

    Leonard B Berman 内科学客員教授

    医学英語の指導および金沢医科大学雑誌の編集委員として、本学の発展に寄与した。
  • 女性医師からのメッセージ
  • 医師名をクリックするとメッセージがご覧いただけます。

    はじめに
    当医局はwork-life balanceを重視しており、医局員一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、臨床・研究・教育に活躍するとともに、家庭や地域生活などにおいても多様な生き方が選択・実現できることを目標としています。特に、女性医師に対しては、妊娠・子育て期間においても無理のない働き方を選択できるよう柔軟に対応し、キャリアが中断されることのないよう支援しています。
    井村 淳子 助教
    準備中
    中山 佳苗 助教
     2012年に金沢医科大学を卒業し、2年間金沢医科大学病院で初期臨床研修を行い、2014年腎臓内科に入局しました。入局3年目で1年間関連施設へ出向し臨床経験を積み、現在は大学院の研究をしながら病棟・外来・透析業務などに携わっています。 当科は学生、研修医、若手医局員の教育に対して非常に熱心で、分からないことや困ったことがあればすぐに相談に乗ってくれる上級医、先輩ばかりで、さらに同期や後輩にも恵まれ、まわりの先生に助けられながら日々楽しく働いています。 腎臓内科というとあまり手技を行うイメージがないかもしれませんが、実は腎生検、透析の内シャントの経皮的血管拡張術、透析用カテーテル挿入、さらに希望すれば血管外科と内シャント作製術に一緒に入ることができたりと、手技も多く経験できます。 私が腎臓内科に入局したのは、研修時代に上級医の先生が非常に熱心に指導してくれたことで入局後も安心して働けると感じたこと、慢性期だけでなく、急性血液浄化療法を含めて急性期もしっかり診られること、手技も学べること、医局の雰囲気がとてもよかったということがきっかけでした。 また透析に関しては基本的に慢性経過の患者さんが多く、夜間透析を除いては主に日中の透析なので、子どもがいる女性医師にとっては非常に働きやすい環境だと思います。私はまだ出産、育児を経験していませんが、これまで出産、育児を経験した女性医師の様子をみていると、当科では他の医師の全面的なバックアップ体制が整っており、将来私も安心して妊娠・出産に挑むことができそうです。 将来、結婚して子どもができたら仕事が続けられるのかな…と不安に思っている女性医師も多いと思いますが、ぜひこの優しくあたたかい医局で一緒に働いてみませんか?
    久保 幸美 助教
    準備中
    鶴山 祐子 医員
     私は、東京女子医大を卒業後、研修を同病院で行い、平成28年に金沢医科大学腎臓内科に入局しました。初めはかなり不安でしたが、医局のスタッフ皆さんは、優しくて疎外感などほとんど感じずすぐに慣れることができました。また、私の場合入局する時点で子供が一人いたため、当直や夜間対応を免除してもらう等自分のペースで働かせてもらいました。家庭と仕事との両立の悩みは常にありますが、(当初マイナー科の入局も考えましたが)一番にやりたかった内科で仕事が出来て、満足しております。同期の医師とは症例数や経験値がどうしても異なってきますが、それでも病棟や透析センターなどで日々いろんな経験をすることができ、周りの配慮により今は両立可能だと考えています。
     また、腎臓内科は急性期・慢性期疾患両方をバランス良く学べ、腎生検や透析用カテーテル挿入、PTA等の手技も取得できるため、幅広く学習できると思います。内科志望で、今後家事・育児の両立に不安を抱いている女性医師の方にも楽しく仕事してもらえるのではないかなと思います。ぜひ一度見学お待ちしております。
    正島季代 医師(OB)
     金沢医科大学を卒業後、同院で初期研修を行い腎臓内科に入局しました。研修中に結婚し、入局を決めた直後に妊娠が発覚。更に私の場合は出産予定日の2ヶ月前に妊娠高血圧症により緊急入院となったため直後に控えていた学会発表、また外勤や担当患者の割り当てなど医師としての仕事のみではなく色々な側面で医局のみなさまにご迷惑をお掛けすることとなりました。  また、出産後は1歳から病院近くの保育園に預けることができたため、血液透析や入院患者の担当を主に行いながら内科認定医の資格も取ることができましたが夫も同じく医師であることやどちらの親族も遠距離であること、低出生体重児である子供の身体があまり丈夫ではなく、保育園からの呼び出しも多く、定期的な受診も欠かせなかったことから医局長にお願いし宿直、日直を外してもらっていました。
     現在は医業はお休みし4歳になる娘と夫と夫の実家がある九州で生活しています。また働きたいなぁと思うこともありますが自分のやりたいことをやりたいようにやってきたので後悔はありません。ただ家族や子供が産まれる前からずっと支えてくださった腎臓内科のみなさまに感謝の気持ちは耐えません。
  • ギャラリー
  • 準備中

研究内容

腎炎・ネフローゼ症候群の臨床研究と応用
  • ネフローゼ症候群の検討(疫学・抗CD20・PLA2R、suPAR)
  • ループス腎炎の疫学研究(抗体の応用)
  • IgA腎症と紫斑病性腎炎の検討
  • 急速進行性糸球体腎炎の臨床病理、遺伝的背景および抗原解析
腎移植の研究
  • 急性・慢性移植腎症の臨床病理研究(腎間質線維化マーカー・DNA損傷の検討)
  • 急性・慢性移植腎症の疫学研究(臨床成績+C4d/HLA-DR/BK virus/HLA-G発現)
  • HCVウイルス減量療法の検討+肝炎ウイルス陽性例の評価
CKD・AKI・血液浄化・合併症に関する研究
  • 糖,脂質,アディポサイトカイン(アディポネクチン・CTRP9)との関連
  • 慢性腎臓病の疫学調査検討および戦略研究
  • 慢性維持透析患者におけるシナカルセトおよびFGF23研究
  • 選択的血漿交換療法の検討
  • 急性血液浄化における予後計測因子の検討ならびに免疫動態の検討
  • アナフィラキシーモデルにおける還流下の腎血行動態の検討

外来担当一覧

業績一覧

臨床研究

リンク