金沢医科大学整形外科専門研修プログラム
統括責任者 | 川原 範夫(整形外科学 教授) |
研修年限 | 4年間 |
当院指導医数 | 9名 |
連携施設 | 4施設 |
施設名 | 金沢医科大学氷見市民病院、公立穴水総合病院、公立宇出津総合病院、恵寿金沢病院 |
募集要項 | 金沢医科大学 整形外科専門研修プログラム |
研修プログラムの特徴・概要
金沢医科大学整形外科の専門研修プログラムは到達目標を「自立したプロフェッショナルとしての整形外科医師」としています。2017年からの新専門医制度に先立ち、以前より独自の後期研修プログラムを構築・運用してきました。これまでの経験と実績を踏まえ、さらに洗練された研修内容を提供します。
整形外科学は、運動器の機能と形態の維持・再建をめざす臨床医学であり、脊椎、上肢、下肢などの広範な診療領域を扱います。現在、金沢医科大学整形外科には、脊椎、股関節、肩関節、膝関節、スポーツ医学、手関節、リハビリテーション、再生医療などの診療・研究グループがあります。連携施設もそれぞれの分野の特色を持った大学、施設、病院があり、プライマリケアから最先端の臨床・研究を学ぶことができます。また、大学や周囲の施設には最先端技術のノウハウを有する研究機関と連携して様々な分野における研究を進めています。金沢医科大学整形外科は、専攻医の皆様に素晴らしい臨床研修・研究環境を提供し、個々の能力を最大限に引き出す研修を目指します。
研修モデル
研修モデル01 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 修了時 |
研修施設 | 金沢医科大学病院 | 氷見市民病院 | 金沢医科大学病院 | 金沢医科大学病院 | |
a.脊椎(6単位) | 2 | 2 | | 2 | 6 |
b.上肢・手(6単位) | 2 | 2 | 2 | | 6 |
c.下肢(6単位) | 2 | | 3 | 1 | 6 |
d.外傷(6単位) | 2 | 2 | 2 | | 6 |
e.リウマチ(3単位) | | | 3 | | 3 |
f.リハビリ(3単位) | | 3 | | | 3 |
g.スポーツ(3単位) | 2 | | | 1 | 3 |
h.地域医療(3単位) | | 3 | | | 3 |
i.小児(2単位) | 2 | | | | 2 |
j.腫瘍(2単位) | | | 2 | | 2 |
k.流動(5単位) | | | | 5 | 5 |
合計 | 12 | 12 | 12 | 9 | 45 |
*4年目は9単位
研修モデル02 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 修了時 |
研修施設 | 金沢医科大学病院 | 金沢医科大学病院 | 穴水総合病院 | 金沢医科大学病院 | |
a.脊椎(6単位) | 2 | 4 | | | 6 |
b.上肢・手(6単位) | 2 | 2 | | 2 | 6 |
c.下肢(6単位) | 2 | | 3 | 1 | 6 |
d.外傷(6単位) | 1 | 2 | 3 | | 6 |
e.リウマチ(3単位) | 1 | 2 | | | 3 |
f.リハビリ(3単位) | | 2 | | 1 | 3 |
g.スポーツ(3単位) | 2 | | | 1 | 3 |
h.地域医療(3単位) | | | 3 | | 3 |
i.小児(2単位) | 2 | | | | 2 |
j.腫瘍(2単位) | | | | 2 | 2 |
k.流動(5単位) | | | 3 | 2 | 5 |
合計 | 12 | 12 | 12 | 9 | 45 |
*4年目は9単位
研修内容・方法
整形外科の研修で経験すべき疾患・病態は骨、軟骨、筋、靭帯、腱、神経などの運動器官を形成するすべての組織の疾病、外傷、加齢変性です。連携施設における研修は、専門医となるために習得する必要のあるこれらの疾患群を経験できるように実施します。
研修プログラム終了要件として 日本整形外科学会が行う研修の受講、筆頭者での学会発表1件以上、筆頭著者での学術論文発表を1件以上行い、臨床現場を離れた学習も同時に進めます。
サブスペシャリティ
整形外科専門医のサブスペシャリティ領域として、日本脊椎脊髄病学会専門医、日本リウマチ医学会専門医、日本手外科学会専門医、日本人工関節学会認定医などがあります。本プログラムの金沢医科大学病院および連携施設にはこれらのサブスペシャリティ領域の研修施設が含まれています。整形外科専門研修機関からこれらのサブスペシャリティ領域の研修を行うことができ、専攻医のサブスペシャリティ領域の専門研修や学術活動を支援します。