金沢医科大学整形外科のホームページを訪れていただきありがとうございます。

　整形外科は運動器の疾患や外傷などを診療する臨床科です。運動器は脊椎、四肢を中心とした骨・関節・神経・筋肉などで構成され、運動器が障害されると歩行、姿勢保持、食事、書字、ドライブなど通常の生活、さらにはスポーツ活動など様々な人間らしい暮らしを送ることが難しくなり、生活の質（quality of life: QOL）が大きく損なわれます。
　特に日本では高齢化が進行し変形性膝関節症、腰部脊柱管狭窄症などを中心に加齢現象による運動器の疾患が大きな問題になってきています。実際に国民生活基礎調査では日本人の有訴率（訴える症状）の上位第１，2位には男女ともに「腰痛」、「肩こり」で、「関節痛」も５位以内で、今後ますます整形外科の役割は増大してきています。

　金沢医科大学病院整形外科では高度の専門性を持って診療しています。各領域の専門スタッフが脊椎、股関節、膝関節、肩関節、手足の外科、骨折（外傷）、スポーツ医学などの各領域を診療します。

　皆さんの中には、大学病院というと特殊な症例のみを扱っているという印象をお持ちになる方が多いかもしれません。

　しかし当科ではそのようなことはなく、地域に密着した大学病院として関連病院よりご紹介いただいた患者さんのみならず、能登半島の入口に位置するという地域性から、重度の交通外傷を含む数多くの外傷性疾患を扱う三次救急としての一面もあり、これが一般的な大学病院とは少し毛色の異なった「金沢医科大学　整形外科」の特色となっています。

　このように金沢医科大学大学整形外科では専門性の高い医学の最先端の治療を行うと同時に地域の整形外科診療をリードする使命のもとで、患者さんの健康の回復・維持・増進に向けて、続けて邁進して行きたいと思います。

　このホームページをご覧になって、我々が行っている業務内容や、教室の雰囲気を少しでもご理解いただければ幸いです。