骨軟化症:レントゲン写真上は図5.6に示した様な骨改変層(矢印)が出現するのが特徴的です。

肋骨や大腿骨に頻発し、多発する傾向があります。また、骨粗鬆症をも伴っており、骨梁の菲薄化や圧迫骨折なども認められます。

病理学的には図7(シアヌール固定標本)に示した様な骨軟化症に特徴的な類骨の増加が認められます。


図5 骨盤レントゲン撮影
両大腿骨(矢印)に骨改変層が認められる。


図6 剖検時肋骨レントゲン撮影
骨改変層(矢印)が認められる。


図7 骨改変層部のシアヌール固定標本のルーペ像


上図3〜7は、富山医科薬科大学第1病理学教授
北川正信先生より御提供いただきました。



   

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