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理想の医療人を目指して

 本学は昭和47年に日本海側で唯一の私立医科大学として、学都金沢に近い内灘の地に設立されました。以来39年、大学をあげて学生教育、医学研究、そして先端医療の発展に努力して参りました。平成23年4月現在、本学医学部卒業生は3,393名を数え、日本全国で全人的医療を担う良医として医療の中核を担っています。平成19年に開設された看護学部は、平成23年3月第1期生の卒業生68名を社会に送り出しました。今後、本学における包括的医学教育がさらに進展し、多くの良き医療人(医師・看護師)を育成することが期待されています。

近年、生命科学の目覚ましい進歩・発展は医学の知識を高度に専門分化させ、診療技術もまた高度な医療機器に頼りすぎる傾向があります。その結果、医療の対象が病気を診ることに集中し、悩める病人の全体像が見失われがちになっています。患者の立場に立って、患者の心も診ることができる医師が求められています。

 本学の教育の基本目標は「医の学」、「医の術」、「医の心」を三本柱としたバランスのとれた「人間性豊かな良医の育成」にあります。「良医」とは、常に患者の立場に立って考え、一人一人の患者に最も適した医療を提供できる、そして、それを可能とする知識と技術に精通した医師です。本学では医師としての人間形成を基本においたうえで、知的好奇心を育み、問題解決能力を磨き、急速に進歩する医学に対応して生涯にわたる自己研修を行って未来を開拓していけることを目標におき、カリキュラムを展開しています。

 本学のカリキュラムの特徴は、@一般教育の重視、基礎医学と臨床医学の専門教育を有機的に連携づけて教育する6年一貫統合型カリキュラム、A問題解決能力を身につけるPBLテュートリアル、Bクリニカル・クラークシップ(参加型臨床実習)、C対人コミュニケーション能力育成プログラム、D国際化に対応できる医療人を育成する医学教育海外研修プログラム、です。さらに、充実したクリニカル・シミュレーション・センターでの実践的医療技術の習得、集中講義による学習内容の最終チェック、実力を磨くためのスチューデント・ドクター医局の設置など、特色ある医学教育を目指しています。看護教育においても高い資質と倫理性を持った総合的な看護師の育成を目指しています。

 大学は若者達の「夢」を育む場でなければなりません。本学の伝統ともいうべき特長は、学生諸君と教職員との距離が近く、アット・ホームな雰囲気の中で、教員と学生が一体となって丁寧な教育を実践していることにあると自負しています。「立派な医師・看護師になるのだ」というしっかりしたモチベーションと高い志を持った学生諸君の情熱には、親身の指導を誇りとする教育スタッフを中心に全学を挙げて応えます。私達は本学の建学の精神に共感し、真心をもって人に尽くす意欲と情熱のある学生諸君の入学を心から待ち望んでおります。

プロフィール
氏名勝田 省吾(かつだ しょうご)
専門病理学
略歴

昭和46年 9月 金沢大学医学部卒業
昭和51年 3月 金沢大学大学院医学研究科修了
昭和51年 4月 金沢大学医学部病理学第一講座助手
昭和52年 11月 金沢大学医学部病理学第一講座講師
昭和58年 7月 金沢大学医学部病理学第一講座助教授
平成 1年 5月 文部省在外研究員(アメリカ合衆国ワシントン大学Russell Ross教授)
平成 2年 1月 アメリカ合衆国ワシントン大学Research Fellow(Russell Ross教授)(〜平成5年2月)
平成 6年 7月 金沢医科大学病理学第二講座主任教授
平成10年 4月 金沢医科大学総合医学研究所副所長(〜平成14年3月)
平成14年 4月 金沢医科大学副学長(〜平成16年8月)
平成19年 9月 金沢医科大学学長補佐(〜平成22年8月)
平成20年 4月 学校法人金沢医科大学評議員(現在に至る)
平成20年 4月 学校法人金沢医科大学理事(現在に至る)
平成20年 4月 国際交流センター長(〜平成22年8月)
平成22年 9月 金沢医科大学学長(第11代)
現在に至る

学会及び社会における活動等 日本結合組織学会評議員
日本病理学会評議員
日本血管細胞生物学会評議員
日本動脈硬化学会評議員
日本動脈硬化学会病理部会委員
Editorial Board of Pathology International

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