研修内容・目標

研修内容・目標

研修プログラムの特徴・概要

金沢医科大学眼科専門研修プログラムでは、専門研修基幹施設である大学病院と、地域医療を担う病院群計3つの研修施設において、それぞれの特徴を活かした眼科研修を行い、日本眼科学会が定めた研修到達目標および症例経験基準に掲げられた疾患や手術を経験します。基幹施設である金沢医科大学病院および2つの研修施設において、眼科専門医取得を目標とした研修を行います。大学病院では13名の視能訓練士の指導のもと様々な眼科検査を習得します。診療については各専門外来の専門医のもと大学病院ならではの豊富な症例を経験するとともに、眼科医として確実に知っておくべき疾患については、最新の知識を持って診断、治療ができるよう指導を受けます。手術に関しては、外眼部疾患~眼底疾患まで、多くの手術を助手として経験するとともに、外眼部疾患、前眼部疾患、白内障手術に関しては、術者として執刀できるようになることを目標とします。大学外の研修施設では地域医療の重要性を学ぶとともに、大学で習得した検査、診断、治療の知識をもって地域医療にあたり眼科医としての研鑽を積むことを目標とします。

サブスペシャリティ領域との連続性

当研修プログラムでは各指導医が白内障、網膜硝子体、緑内障、角結膜疾患、眼瞼疾患、鼻涙管疾患、斜視弱視等のサブスペシャリティを有しています。専攻医が興味を有し将来指向する各サブスペシャリティ領域については、指導医のサポートのもとでより深い研修を受けることができます。

1年次

外来:眼科一般検査、診察、応急処置
術場:手術助手、手術器具の習熟、斜視
手術、外眼部手術の執刀
病棟:周術期の管理、入院が必要な重症患者を主治医として担当
学術:地方会で症例研究演題発表

2年次

外来:レーザー虹彩切開術、網膜光凝固、YAG後発白内障切開を行う。眼科一般検査、診察、応急処置。専門外来に所属。
術場:白内障手術等内眼部手術執刀
病棟:周術期の管理、入院が必要な重症患者を主治医として担当
学術:全国レベルの国内学会で臨床研究演題発表と論文作成

3年次

大学病院あるいは関連病院での研修
大学では専門外来に所属し専門を決定
関連病院出向者は年間100件以上の白内障手術を執刀
学術:全国レベルの国内学会、国際学会で臨床研究演題発表と論文作成

 

4年次

大学病院あるいは関連病院での研修
大学では専門外来に所属し専門を決定
関連病院出向者は年間100件以上の白内障手術を執刀
学術:全国レベルの国内学会、国際学会で臨床研究演題発表と論文作成

 

5年次

日本眼科学会認定専門医試験を受験

詳しくは金沢医科大学臨床研修センターをご覧ください