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第3回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(9/1-9/2,会場:福岡国際会議場)で、能登北部地域医療研究所が提供する「能登北部家庭医療後期研修プログラム」発表しました。

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<目指す医師像>

能登北部家庭医療後期研修プログラムは2012年4月から開始しており、地域医療の担い手となる家庭医療専門医の育成と診療体制の充実を目指した本学会認定の地域医療専門医養成のためのプログラムで、日常的に発生する様々な健康問題に幅広く対応できるジェネラルな力を身につけることができます。本プログラムを通して「健康について何か心配なことがあった時に、何でも相談できる医師」、「地域を丸ごと診る医師」あるいは「私のかかりつけ医になってくださいと言われた時に、'はい、いいですよ。どんなことでも気軽に相談してください'、と言える医師」の養成を目指しています。

<プログラムの特徴>

当プログラムの研修現場となる石川県穴水町は能登北部地域にある人口約1万人の町であり、その高齢化率は約40%と2050年の日本の予測平均高齢化率に相当します。町内唯一の有床病院である公立穴水総合病院内には、平成228月に金沢医科大学能登北部地域医療研究所が設置され、穴水総合病院と一体となった滞在型の地域医療臨床研修センターが発足しました。さらに公立穴水病院には附属の兜診療所(無床診療所)や訪問看護ステーションを有するほか、介護老人保健施設 あゆみの里や穴水町地域包括支援センター、保健センターなどが隣接しています。このように地域の健康・疾病管理の中枢として機能する環境と教育機関が一体となって、「地域の求める家庭医療を地域で学び・地域で育つ家庭医」の養成を目指すものが当プログラムです。そしてこれは、前述の医師像をもつ家庭医を目指し地域に密着した日々の診療をとおして、全ての医師が備えるべき能力、家庭医を特徴づける能力、家庭医療専門医が持つ医学的な知識や技術、などを身につけるためのプログラムとなっています。