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研修医・学生の声

樋口麻那美さん(東海大学医学部6学年) 6年次選択臨床実習 実習期間:2019. 5.20 ~ 5. 31

2019520日から31日までの2週間、穴水総合病院および地域の医療施設で実習させていただきました。

「地域医療とは何か」という問いに最初は答えることができませんでした。しかし、訪問看護や訪問診療、あゆみの里での実習、兜診療所での診察、舳倉診療所訪問を見学させていただくことによって能登地方、穴水町における地域医療の現状を肌で感じることができました。

地域住民が住み慣れた土地で、健康で幸せな生活を送れるように、自然な形で地域や生活に医療が溶け込み、多くの組織と住民全体を巻き込みながら継続的にサポートすることが地域医療なのだとこの実習を通じて、少しずつですがわかったような気がします。

今後さらに高齢化が進んでいく日本において、この穴水町で行われている地域医療はとても重要な意味を持っていると思います。

今回の研修では楽しい同期と共に、素晴らしい指導医の先生方やスタッフの皆さん、優しい地域の方々のご厚意に恵まれ、素晴らしい2週間を過ごすことができました。

単なる地域研修を超えて、様々な機会と経験を与えてくださった金沢医科大学能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院の皆様、患者さんとそのご家族、地域の皆様に深く御礼申し上げます。ありがとうございました。国試が終わったら遊びに来ます


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藤間萌子さん(東海大学医学部6学年) 6年次選択臨床実習 実習期間:2019. 5.20 ~ 5. 31

2週間の穴水総合病院での実習を終え、いまは寂しい気持ちでいっぱいです。私は生まれも育ちも神奈川県で、まあまあな都会で生きてきました。大学も神奈川県の少し田舎の方ではありますが、高度先進医療を行う800床の病棟があり、5年次には綺麗な大学病院での実習を行いました。そのため、今回選択実習で穴水にきたことで初めて田舎の生活を体感し、高齢化の進んだ社会や地域医療の実態を学ぶことができました。

まず、へき地医療や訪問看護や訪問診療など、病院外で行われる医療行為が多いことが印象的でした。奥能登では90歳代や100歳を超えた方が多く、70歳代の方が若く思えるほどに皆さんお元気にご自宅で生活されていました。訪問したお宅でも独居の方や高齢のご夫婦で介護なさっている方がいて、交通の便が悪く医療機関が少ない田舎において、病院外での医療行為は必要不可欠であることを実感しました。また医療従事者だけでなくデイケアサービスの方や食事宅配の方、近隣住民の方など町全体で支援することで、地域医療が担われているのだと思いました。今後日本全体で高齢化が進んだ際には、穴水の町をロールモデルとして、1人の医師として診療にあたっていきたいです。

次に、舳倉島への船が一度欠航になったにも関わらず行かせていただけたことも、良い思い出となりました。島民は多くありませんが、24時間365日常勤の医師がいることで安心して生活できるとのことで、Drコトーの漫画で読んだような生活を垣間見ることができました。無人になってしまう島も多い中で、とても貴重な場所だと思うのでこれからも残ってほしいと思います。

最後に、穴水での生活は想像以上に楽しいものでした。町の人々は優しく受け入れて下さいました。お酒も魚もとってもおいしくて、毎日幸せに過ごせました。中橋先生、橋本さんをはじめとする穴水総合病院の方々、あゆみの里の方々、穴水町の方々本当にありがとうございました。また遊びにきます、その際にはよろしくお願いします!!


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森 健さん(金沢医科大学医学部1年) 医療福祉体験実習 実習期間:2019. 5.22 ~ 5. 23

 1日目病院見学後、病院に隣接するあゆみの里という介護施設に行き、高齢者とお話したり食事のお手伝いをしたり、車椅子を押して散歩に行ったりした。私は88歳の元気なご老人と話したが、15歳から77歳まで大工の仕事で活躍されており、大工をやめてから10年は農業をなさっていたようで、凄く若々しい方だった。家で一人暮らしをしていたが転んで頭に怪我を負って入院されていて、その後あゆみの里にお世話になっているようだった。また私だけその場の流れで、胃瘻で栄養を摂る高齢者の方の様子を見学することができたが、とても苦しそうに体を揺らしている様子だった。認知症がかなり進んでいる患者さんの食事の介助も行い、とても大変だと思った。昼食休憩のあと車椅子を押して散歩に行ったが、坂や段差も多くかなり体力を使った。介護士さんはもっと大変なことを毎日長い時間行っているのだと考えると本当に凄いと思う。

 その後、病院に戻り穴水町のやぶこし商店を題材にしたドキュメンタリービデオを見ることになり、田舎の生活感がありありと映し出されてノスタルジックな気持ちになった。

 2日目の午後から当初訪問医療についていかせていただく予定だったが、その日は訪問する場所がなかったらしく、救急外来の見学に変更になったが救急外来の患者さんが来る様子がなく、結局近くを散歩して町の様子を見ることになった。病院の周りには郵便局や銀行など日常でよく利用する施設が多かったが、駅周辺では記念館や飲食店があるだけだった。穴水市では人口の約半分が高齢者であり、病院を利用する人の割合が多いことから病院を中心にして社会を形成する「病院下町」として、少子高齢化が進む日本の新たな社会モデルを築き始めてるのではないかという話が凄く興味深いと感じた。

 散歩の後、実習に来ていた東海大学6年生向けの終末期医療に関する話を聞くことになり、死ぬとはどういうことか、安楽死や尊厳死について、色々な症例において胃瘻をするべきか否か等、倫理的な話が多く考えさせられる内容だった。

 私は手術がメインの臨床医が現状での目標なので、都会の人が多い病院で経験を積みたいと思っていて、地域医療に関しては今後に生かせることは少ないかもしれないが、逆にいま都会と関係ない地域の話を聞くことができて視野が広がって良かったと思うし、人間の尊厳については今後多くの患者さんと向き合い寄り添っていくうえで大切にしていきたいと思う。


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六車 彩夏さん(金沢医科大学医学部1年) 医療福祉体験実習 実習期間:2019. 5.22 ~ 5. 23

今回、実習を通して多くのことを学ぶことができました。穴水は高齢化が進んでおり、地域に根付いた医療とはどういったものなのかを知ることができました。

あゆみの里では老健施設がどういった施設なのか、また食事の介助や日々の生活のお手伝いをさせて頂いて高齢者の介護の大変さを改めて知ることができました。食事は一人一人違っていて、スタッフさんはそれをきちんと覚えてすごいなと思いました。

 

二日目の兜診療所では地域医療を担っていくにはどういった医師が必要なのか、またどんな知識が役に立つのかを学びました。医師として診療をただ行うだけではなく、患者さん一人一人を取り巻く環境を理解し、高齢化地域では特に患者さん本人だけでなく、その家族との連携をとることが大事だと分かりました。

 

中橋先生から学んだ終末期医療についてはいろいろ考えさせられる所がありました。「死」とはどういったものなのかについて、人の記憶からその人が消えてしまったら「死」なのではないかということに感銘をうけました。また、胃ろうのお話で人工的な死、自然的な死を考えたとき私は自然的な死が良いように思っていましたが、講義を受けて考え方が変わりました。七夕の短冊の写真をみて、「おさしみを食べたい」という一言から色んな想像をし、医師の仕事は食べさせないようにするのではなく、食べれるようにしてあげるにはなにができるのかを考えることだとおっしゃていたことが非常に印象に残りました。改めて医療従事者になるためにはもっと広い視野を持ち、深く物事を考えながら日々の生活を送っていくことが重要だと思いました。

 

二日間の実習を通して地域医療の現状を知ることができました。大学では学べない生の医療現場を見ることができて面白かったです。貴重な経験をありがとうございました。


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安井 佑希さん(金沢医科大学医学部1年) 医療福祉体験実習 実習期間:2019. 5.22 ~ 5. 23

 私は石川県出身ですが、今回の医療体験実習で初めて穴水町に来ました。これまでは牡蠣が美味しい、遠藤の出身地ということくらいしか知りませんでした。

 今回の実習を通して、まずは穴水町の現状、そして穴水だけでなく地域の医療の現状を知りました。65歳以上の高齢者が約半数を占めている地域では、一人暮らしの高齢者も多く、認知症や臓器不全などで一人暮らしを宇づけることが困難になっても、施設がなかなか空かないで困っている。また、医療スタッフの高齢化が問題となりつつあることがわかりました。しかしながら、地域で協力し合い、送迎や他の人にできないことを各自が手伝い、お互いがお互いのケアをしようとする姿勢や、医療側としては住民の要望を聞き入れた診療予定や施設の割り振りなどで人員不足などをカバーしていくといった対策を講じていました。地域医療のもう一つの問題としては、若いスタッフが増えづらいということですが、これに関しては奨学金制度を利用して補っていました。

 病院の周りにはコンビニやスーパーマーケットもあり、高齢化社会の縮図として、病院に行くついでに買い物をするといった需要が生まれており、中橋先生がおっしゃられていたようないわゆる「病院下町」ができつつある、穴水はそのモデルの一つかもしれないという考えに大きく共感しました。ゆくゆくは交通網も病院中心に展開し、地方が連結した病院都市として、超高齢化地域が繋がっていくのかも・・といった想像もできます。

 二日という短い期間でしたが、地域医療について非常に多くの新しいことを学ぶことができ、また、穴水町のことを沢山知ることができて大変感謝しています。短い間でしたが本当にありがとうございました。

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小浦 隆太郎さん(金沢医科大学医学部1年) 医療福祉体験実習 実習期間:2019. 5.20 ~ 5. 21

 520日、21日の二日間、金沢医科大学の医療福祉体験実習の一環として滞在させていただきました。医学部に入って2カ月足らずなので医療の中身をはっきりと認識できたわけではありませんでした。しかし二日間滞在したことでそれまでおぼろげだった分野や医療に近い看護、介護といった分野の明確なイメージを持つことができました。

 一日目は公立穴水総合病院に付設されているあゆみの里という施設にお邪魔させていただきました。そこでは入居者の方々とのレクリエーションや、彼らの着替えの介助、髪や手足を乾かすこと、食事の介助、車椅子を押して彼らの散歩を介助することなどをさせていただきました。私は以前デイケアの施設にお邪魔させていただいたことがありましたが、本格的な介護となると経験したことがありませんでした。今回も体験実習ということで現場の方々が通常なさっていることよりは簡単なことをさせていただいたように思います。それでも実際に体験することにより、介護を行う上での様々な心構えが感じられたように思います。非常に知見を深められる実習となりました。

 二日目の午前中は兜診療所の診察風景を見学させていただき、午後は三件の訪問診療にお供させていただきました。兜診療所で見学していた時にいらした患者さんはわずか五人でした。これはその診療所の基準から言っても少ないようでした。田舎における診察は大変ゆとりのあるものに感じられました。しかしその日は内科の担当の日で、整形外科の担当の日はもっと忙しいとのことでした。私はここでの体験から、どんなに過疎化しても診療所がある限り、住民の方々の足が有る限り、医療は成り立つという意見を持ちました。

 その日の午後、訪問診療に連れ立って行かせていただきました。いずれの患者さんも高齢で老年医学に長けていないと診察が難しく感じられました。私の推測ですが彼らは医療を受けたくても自力で医療機関にかかることが難しい方々なのではないかと思いました。そこで訪問診療というものが出てくるのを実際に見て、各地で議論されている地域によりそう医療だとか、地域包括ケアシステムだとかの実践的なものを見たように思います。何れにせよこの二日間においては、過疎地の医療というのは様々に議論されてはいますが、実際に運用できているし、これからも運用していけるだろうという考えを持つに十分な体験をさせていただきました。

 貴重な体験をさせていただきありがとうございました。


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平尾 建人さん(関西医科大学医学部6学年) 学外臨床実習 実習期間:2019. 4.1 ~ 4. 12

私は2019年4月1日から2週間の間,地域医療について学ぶために公立穴水総合病院で実習させていただきました.

自分の出身地の名古屋近辺や大学のある枚方はどちらかといえば都会であったので,地域医療を直に学ぶ機会としてはとても貴重であり行く前から実習を楽しみにしていました.

今回の実習はこの「能登・穴水」という地域を学ぶことから,始まりました.能登北部地域の人口減少,超高齢化などといった問題は年々悪化しており,これはこの地域を始めとする地方だけの問題ではなく日本全体の未来を表していると教わりました.まただからこそこの場所での医療は,将来日本全体が抱える超高齢化という問題の答えを今探していくということであると説明を受けて地域医療の大切さに改めて気付かされました.

今回の実習は大学病院での実習とは違い病院外での活動がとても多かったのが印象的でした.穴水町に開業医が少ないという理由もあり,総合病院としては訪問診療や訪問看護が多いということでした.また兜診療所での訪問診療や隣接するあゆみの里にも帯同させていただきました.これらの実習では高齢化の実態や地域医療の在り方というものを身を以て体感することができました.高齢者の中には身体的理由や交通手段の有無で病院に来ることが難しい人や,寝たきりの状態でも入院せず家に残りたい人など理由は様々でしたが,このような人々の想いに寄り添い答えていくことが地域医療に求められているのだと思います.また訪問先は近い場所もあれば車で20分程かかる場所もあり,1軒1軒回っていくのは医療側の負担が大きいという中で,医師を始めとして医療従事者全体で効率化を図る・職種を超えて協力していくといった考えを持てていることが凄いことだと感じました.

実習で一番印象的に感じたのは地域の連携や人との繋がり方でした.病院内や医療・介護の現場では勿論ですが,町ですれ違う人や飲食店など行く先々でも先生は話かけられ地域住民の方とコミュニケーションをされていました.また初対面で外部から来た自分達に対しても地域の方々は非常に優しく接してくださいました.人口の減少や高齢化が進む中でも,その残った人同士が互いに繋がり協力しあっていくことが非常に大切であり,地域医療を支える一つの鍵となっているのだと思いました.

今回の実習では地域医療の実態を知り,地域医療と抱える問題というのは決して他人事ではなく将来必ず直面するものであると認識することができました.学んだことを忘れずにいつかは地域医療に携わっていきたいです.

この実習中,中橋先生を始めとする対応して下さった病院職員の方々には大変お世話になりました.本当にありがとうございました.

実習外でも先生方にご飯や輪島の観光に連れていってくださったり,休日に能登を散策したりと,能登の人と自然の暖かさに触れることができあっという間の2週間でした.

いつかまた能登に来られる日を楽しみにしています.


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金山涼加 さん(関西医科大学医学部6学年) 学外臨床実習 実習期間:2019. 4.1 ~ 4. 12

 平成3141日からの2週間実習させていただきました。新しい元号「令和」の発表を見るところから実習が始まりました。

 外来実習では、私の大学の附属病院で戦時中に看護師をされていた患者さんが懐かしそうに当時の話をして下さり、こんな離れたところにも大学のことを思ってくださる方がおられることをうれしく思いました。

 実習では、院内だけでなく訪問看護や訪問診療で患者さんのご自宅に伺う機会も多かったです。ご自宅に伺うことで、患者さんの生活やご家族の介護の負担もみることができて、診察室とは違う在宅ならではの医療をみることができました。患者さんの状態によって介入の仕方が違うこともわかりました。また、その道中に看護師さんと先生が車ですれ違った患者さんに挨拶したり、ここは○○さんの家の近くやねといった会話をしたりされていて、本当に地域に密着した医療をされているのだなと感じました。

中橋先生のレクチャーでは、地域医療と終末期医療について教えていただきました。実際に患者さんのご自宅に伺って地域をみてから聞く地域医療についてのレクチャーはとても分かりやすく、地域包括ケアシステムなどのいままでにも知識としては知っていた概念をはじめて実感をもって捉えることができたように思います。終末期医療についての話では、いまの終末期医療の在り方、問題点、今後の課題など分かりやすく教えていただけました。その中で一番印象的だったのは、「人生を全うした感」を感じられるかどうかが大切だというお話です。終末期医療についても終末期の患者さんの在宅診療にも同行させていただいたので、実感をもって聞くことができて、とても勉強になりました。

穴水町の高齢化社会は日本の未来だと伺い、今後日本全体が直面していく問題を穴水町ではいち早く経験しているのだと感じました。しかし、地域のつながりでそれらの問題を乗り越えていると感じたので、日本の都会で地域におけるつながりが少なくなってきている現状で、同じように高齢化社会をむかえて乗り越えていけるのか、不安な気持ちになりました。今現在、高齢化が進んでいる地域で医療が重要なことはもちろんですが、そこでの医療から学んで都会における地域医療に活かしていくことも重要だと思いました。

家庭医療や終末期医療に関心があったので、実際の現場を沢山みせていただけてとても有意義な実習ができました。中橋先生をはじめ先生方、スタッフの方、地域の方々もみなさん優しく受け入れてくださり本当にありがとうございました。穴水で実習できて良かったです。


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木村 未祐奈 研修医(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2019.2.4 ~ 3. 3

"能登は将来の日本の縮図である"その言葉の意味を考えながら1か月間研修をさせていただきました。

公立穴水総合病院では、地域の中核病院として救急患者や入院患者の受け入れが可能であり、急性期疾患の治療を提供することができます。その一方で、訪問診療や兜地区の診療所のように医師・看護師が患者の傍へ出向くことで、病院に来られない、ないしは行きづらい患者さんに対しても定期診察や治療薬の投薬を行っています。高齢者が多い能登において、"病院が患者に近づく"という仕組みは患者にとってはありがたく、また疾病の早期発見・治癒につながると感じました。勿論病院の中でも外来診療が行われており、そこにはかかりつけ医として慢性期疾患の管理を担っている姿がありました。大学病院ではかかりつけ医の役割は無いため、患者との関係は希薄になりがちです。しかし穴水町には開業クリニックが少ない上に公立穴水総合病院と同等の機能を有する中核病院が無いため、ここでは患者一人一人の生活や家族関係などを把握した上でかかりつけ医の如く診療にあたる必要があります。一般的な診察や検査、治療薬の処方にとどまらず、時には福祉施設や公的機関との連携が必要になることもあります。ここでの診療は"病気を診る"より"患者を診る"と表現した方が正しいでしょう。

さて冒頭の言葉の意味ですが、日本に単に高齢者が増えるということだけでなく、今後の医療の在り方も同時に考えなければなりません。近い将来、病院が画一的な医療を提供していればよい時代は終わり、その地域が求めている医療を提供することが必要になると考えられます。公立穴水総合病院は地域住民が求めている医療を的確に提供しており、地域医療に関しては"近未来的な"医療を行っていると言えます。

ところで能登は"世界農業遺産"に指定されたことがうなずけるような豊かな自然に恵まれています。訪問診療の道中に目にする白銀の山々や静かな海は、見る度に心が穏やかになりました。更に地物の魚介は本当に美味しいものばかりで、研修中に何度も舌鼓を打つ機会がありました。研修のみならず食事や生活に関しても素晴らしい体験ができ、人生の中で指折りの心に残る1か月を過ごすことができました。

研修だけでなく生活に関しても地域的な経験ができるのは、公立穴水総合病院の研修プログラムならではないかと思います。素敵な体験をさせていただいた病院関係者並びに能登の方々に心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。


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青木 裕哉さん(金沢大学医薬保健学域医学類5年) BSL総合診療 実習期間:2019. 2.19 ~ 2. 27

今回の穴水の実習ではとても多くのことを学べました。内容としては、訪問診療、救急外来の見学、地域医療についての講義が主なものでした。

 訪問診療では、穴水町の寝たきりの高齢者や独居の高齢者の方の訪問をはじめ、兜診療所での外来見学をしました。授業では見たことがあったのですが、実際に地域をまわってみたことで、地域医療の重要性や人手不足の深刻さを感じることができました。

 救急外来の見学では、救急車が2台と歩いてくる人が4人ほど来ました。僕は研修医の方が対応しているのを見ているだけでしたが、卒業して2年でこれほど様々な判断ができるようになるのだなと感心しました。研修はしっかりしたところでするべきだなと思いました。

 中橋先生による地域医療の講義では、今まで自覚を持って聞いていなかった地域医療の重要性を再確認できました。中でも、能登は十数年後の日本の縮図というお話が、興味深い考えだなと思いました。 

 穴水総合病院での実習全体での感想は人の暖かさでした。指導してくださった先生方や一緒に地域医療実習で来られていた研修医の先生は忙しい時間をさいて熱心に様々な指導をしてくださいました。また、ほかの医療スタッフの方々や事務の方々も毎日声をかけてくださいました。そうした医療従事者の方だけでなく、患者さんもねぎらう言葉をかけてくださいました。こうした人の暖かさを強く感じることができるのは、地域医療ならではだなと感じました。

  関わってくださった方々にとても感謝したいです。実習はもちろんですが、ご飯に連れて行っていただいたり、様々な話を聞かせて頂いたりしたことは、とてもいい思い出として残り続けるだろうと思います。本当にお世話になりました。もっといたいなと思える場所でした。ありがとうございました。


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