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研修医・学生の声

牧 克樹 研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2017.10.1 ~ 10.31

牧 克樹 研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2017.10.1 10.31

 201710月の1ヶ月、穴水総合病院および地域の医療施設で研修させていただきました。初めての地域医療であると同時に、たすき掛けのないプログラムで研修している自分にとっては初めての学外の施設での研修になりました。話に聞いてもイメージし難い過疎地での地域医療ですが、病院での病棟業務や外来、訪問診療や診療所での研修等色々な場面において得たかったイメージを得ることができました。事前に想像していたように、実際の診療では人手不足・制限された検査や処置・通じない言葉・限られた医療資源等、都会の大病院とは大きく考え方を変えなくてはならない事が多々ありました。しかしながら一方で、診療の基本や医師としての姿勢等、全国どこへ行っても変わらない事も沢山あるのだとも実感しました。また、患者とのふれあいや医療スタッフ間のコミュニケーションが密で、敢えてチームを結成しなくとも現場で自然とチーム医療を実践できる所など、狭いコミュニティーだからこそ身に付くスキルもあるように見受けられました。
今回の研修では楽しい同期と共に、素晴らしい指導医の先生方やスタッフの皆さん、優しい地域の方々のご厚意に恵まれ、これ以上無いほど楽しい1ヶ月を過ごすことができました。お会いするすべての方が、穴水を・能登に対する熱い気持ちを持っていたのが大変印象的で、高齢化・人口減少社会真っ只中であっても、これからの穴水の盛り上がりに期待させられる研修でもありました。
単なる地域研修を超えて、様々な機会と経験(と能登の秋の味覚)を与えてくださった 金沢医科大学能登北部地域医療研究所
公立穴水総合病院、の皆様に深く御礼申し上げます。ありがとうございました。

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竹村悠太研修医(石川県立中央病院) 研修期間:2017.10.1 ~ 10.31

竹村悠太研修医(石川県立中央病院) 研修期間:2017.10.1 10.31

 穴水での研修を終えて ~ 

1ヵ月間,お世話になりました.
私は,在宅診療を診たいということで上司に穴水での研修を勧められて来ました.日々,在宅診療や訪問看護,訪問リハビリに同行させていただきました.勧められた通りの,熱い研修ができました.各家庭にお邪魔させていただくと,病院の外来では伺い知ることの難しい,日常生活の様子を垣間見ることができます.2年間大病院で研修した上でこのような研修をできたことで,より具体的に,患者さんの背景を把握することの重要性を学ぶことができました.また,県内の他の病院ではなかなか経験することのできない離島研修を舳倉島でできたのが印象的でした.
スタッフの皆様は大変気さくで,食事や観光にも度々連れて行っていただけました.飲んだり歌ったり語らったりできたのがいい思い出です.
また,共に1ヶ月研修した西村先生(大阪市立総合医療センター),牧先生(東京大学医学部附属病院)がとても素晴らしい方々で,研修が何倍も楽しいものになりました.かけがえのない繋がりができました.1ヵ月間,ありがとうございました.
金沢医科大学 能登北部地域医療研究所や公立穴水総合病院のスタッフの皆様と共に仕事をする機会を得られて嬉しかったです.この1ヶ月の研修で身に付けたことを活かして,患者さんの気持ちに立って考え行動できる,温かい医師になれるよう精進します.

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西村 璃乃研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2017.10.1 ~ 10.31

西村 璃乃研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2017.10.1 10.31

 「地域に合わせて医療が形を変えるのだ。」
20171031nishimurarino.jpg中橋先生から伺ったこの言葉の意味を、公立穴水総合病院での研修を通して身をもって体験させていただきました。生来阪神地域で育ち、所謂「都会の大病院」しか知らない私にとって地域に根付いた医療はとても新鮮で勉強になることばかりでした。
訪問診療はとりわけ印象に残っており、直接自宅を訪問することで、患者さんの生活背景まで思い見ることが出来ました。さらに、訪問看護や訪問リハにも同行させていただき、コメディカルの方々による患者さんとの密な関わりのおかげで、きめ細かな医療が提供できていると知りました。ADLの低下した高齢者を包括的に捉えることは、恐らく外来だけでは困難ではないでしょうか。
また、兜診療所の整形外科外来では、多くの患者さんが膝の痛みで受診するのを見学させていただきました。痛み止めの処方や注射をうけた患者さんから「これで畑仕事できる。ありがとう。」と感謝され、エビデンスに則った侵襲的な治療だけが、必ずしも適切な医療ではないと気づきました。 無論、最先端の治療を学ぶことは医師として当然の義務だと考えます。
ただ、それ以上に高齢化の進んだ穴水では、もっと人間らしい流動的な医療を提供できることこそが良医になる秘訣だと感じました。私の住む阪神地域も30年後には現在の穴水の様に高齢化が進むと予想されています。
穴水で学んだことを大阪に持ち帰り、これからの日本における良き医療者になりたいと思います。本当にありがとうございました。

田邉稔明研修医(恵寿総合病院) 研修期間:2017.9.1~9.30

田邉稔明研修医(恵寿総合病院) 研修期間:2017.9.19.30

  
-地域医療研修を終えて-

1か月間、穴水総合病院で研修させていただきました。  この1か月は、いわゆる病棟管理よりも病院外での医療をメインに様々な経験をさせていただきました。地域のクリニック・診療所での外来研修、在宅医療研修、介護老人保健施設研修、その他まだまだありました。 
 その中で、次の2点を学びました。   
1つは、医療では必ずしも白黒はっきりさせる必要はない場面もあるということです。「AならばBすべき。」というように、私はついつい1つの正解を導き出したくなりがちでありました。
しかし、教科書的に考えるとその患者さんには
Bが適切であっても、その人の精神面や社会面を考慮すれば新たな選択肢としてCDも十分妥当であり(たとえ生命予後を短くし得ることだったとしても)、結果、BCDもどれも正解である(どれが正解でどれが不正解という区別はない)という場面に、この1か月で複数回触れました。そしてこのことが2つ目の学びに繋がりますが、そのCDという答えを導き出す手段として充実したコミュニケーションが不可欠なことがあるということを学びました。患者本人と話す・家族と話す・家に行く・関わっている医療スタッフと話す、などなど様々なコミュニケーションの形がありました。ふとした言葉の切れ端から、それまで無かった選択肢が出てくることもありました。
  やや抽象的な記載になってしまいましたが、まとめれば「充実したコミュニケーションをとりながら、病気だけでなく、その人の背景も捉えて、医療を実践していく」ということになるかと思います。
文字にしてみると当然のことのように感じますが、そんな当然のことを改めて実感する機会を提供してくださった公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。あ
りがとうございました。
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佐伯吉彦研修医(金沢医科大学氷見市民病院) 研修期間:2017.9.1~9.30

佐伯吉彦研修医(金沢医科大学氷見市民病院) 研修期間:2017.9.19.30 

-公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所における地域医療研修- 
私が今回の研修で最も印象深い経験は訪問診療です.訪問は医師だけではなく看護師やリハビリ,検査技師,事務員,行政など様々な業種と綿密で円滑な連携をしており,患者様の抱える問題にすぐに対応できるよう体制が整えられていました.病院のベッド数の減少が進められている中,地域医療を担う病院が辿り着く医療の形の一つであると実感しました.また,なにより驚いたことは在宅の患者様とご家族の方が私の想像以上に活き活きとしていることでした.医学の知識や技術だけでは達成できない医療の本質を目の当たりにしました.  高齢社会が進んでいる中で氷見市と穴水町で抱える問題点に共通のものは多いと考えます.
今回研修で学んだ点を今後の氷見市の医療に活かしていきたいと思います.1ヵ月間,本当にお世話になりました.
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堀 紗友夏研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2017.9.1~9.30

堀 紗友夏研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2017.9.19.30 

 
-地域医療研修を通して-  
 
研修先を穴水総合病院に選択した理由は、先輩の薦めもありましたが、能登地域は高齢化がかなり進んでおり、日本の近い将来そのものを映し出したような場所であると聞いたからでした。実際穴水町の高齢化率は45%で入院・外来患者の多くが高齢者の方でした。そんな地域でいかに人々が医療や福祉に関して安心して住める環境を整えるかを医療スタッフだけでなく地域のみなさんも含め一丸となって考えているように思えました。大学病院とは違って、病院は病気を治療するだけの場所ではなく、その人の衣食住を保証するという役割も果たしていることを知りました。
公立穴
水総合病院は専門領域や専門職の垣根はほとんどなく、何が患者さんにとって最良かをスタッフの人たちが互いに気さくに相談しあえる環境にあり、とても雰囲気が良い病院でした。診療所では薬の処方などの医療行為だけでなく、患者さん同士や医療スタッフと患者さん同士の近況報告など憩いの場としての役割もあり地域医療らしさを感じました。医療スタッフと患者さんが親戚や家族のように接していて、互いの距離が近かったことも印象的でした。また、主治医以意見書やポートフォリオの作成もとても良い経験となりました。 
 全国から研修医が研修に来る病院であり、他院の研修医の先生と交流が深められた点もとても良かったです。   今回の研修では終末期に近い高齢者の方も何人かいらっしゃいました。私は将来麻酔科を専攻し、緩和ケアにも携わっていきたいと考えています。その際には患者さんの身体的な苦痛だけでなく、社会的背景や日々の生きがいなどのことまでも考えてケアを考えていけたらと思いました。


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林 大輝研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:2017.7.1~7.31

林 大輝研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:201771731

公立穴水総合病院では7月の一か月間、地域医療研修させていただきました。
僕は石
川県金沢市生まれ金沢育ちで、小学校から大学まで金沢で過ごしました。母が七尾市出身であることもあり、小さな頃は祖母の家に遊びに行ったり、石崎奉燈祭を見に行ったりしていました。昨年はじめて珠洲、輪島の観光をしたことはありましたが、能登北部に来る機会はあまりありませんでした。 今回金沢大学の地域医療研修で穴水総合病院を選んだのは舳倉島に行けると知ったからです。舳倉島には自治医科大学出身の先生が毎年派遣されていることを聞いていたので、実際どのような医療が行われているかを見に行きたいと思っていました。穴水総合病院での地域医療は舳倉島見学以外にも、訪問診療、訪問看護、訪問リハビリ、老人ホーム研修、兜診療所など病院以外での研修が非常に多く、地域での高齢者の生活や医療を実際に肌で感じとることができました。大学病院などの大きな病院ではどうしても疾患を診ることに重きを置いてしまう傾向にある気がしますが、実際の医療は疾患だけでなく、家族、住居環境、経済的な問題、介護などあらゆる側面に目を向ける必要があると感じました。医師を含む医療スタッフは疾患を治すことだけではなく、患者さんとともにどのように病気と向き合っていくかが大切だと感じました。今後、超高齢化社会や2025年問題など多くの問題がありますが、今回の1か月の地域医療研修が今後医師として働くうえでのよいきっかけになりました。また、7月は夏祭りのシーズンでもあり、あばれ祭り、飯田町燈籠山祭り、長谷部まつりの前夜祭にも参加させていただきました。非常にいい思い出になりました。 
中橋先生をはじめ、小浦先生、研究所の方々、病院関係者の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。金沢大学に帰ったら、地域医療研修は穴水総合病院がいいと後輩に宣伝したいと思います。
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山田 菫研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2017.7.1~7.31

山田 菫研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:201771731

この1カ月間、訪問診療・訪問看護・訪問リハに同行させて頂いたり、地域や離島の診療所、老健施設にも行かせて頂くなど、大学病院では学ぶことのできないことを沢山学ばせていただきました。今後ますます高齢化が進む日本において、地域の医療体制がどうあるべきか考えるとても貴重な1カ月となりました。穴水でお世話になった先生方や、事務の方々、スタッフの皆さんにはとても優しくして頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。この1か月で学んだことを今後活かしていきたいです。
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上野和音研修医(能登総合病院) 研修期間:2017.7.1~7.31

上野和音研修医(能登総合病院) 研修期間:201771731

今回の1か月間の地域医療で最も新鮮かつ有意義な経験は訪問診療でした。今回の研修スケジュールでは、その他も甲診療所への出張、舳倉島診療所の見学など病院外での実習を多く組み込んでいただき、地域包括をメインとした研修でここでしか出来ない体験を多くさせていただきました。
今までも能登総合病院にて普段から「地域医療」を経験していると考えていましたが、「地域包括」の経験は全くありませんでした。入院から退院までだけでなく、退院後の生活をどうするのか、自力で病院に通うのが困難な方、高齢かつ独居の方に対するケアをどうしていくのか、病院の外で行われる医療を初めて間近で見ることができました。
いずれこの地域で行われている医療が、自分が医師でいる間に確実に日本全国で行われるようになると考えると、研修医の時期にこのような経験ができた事は非常に貴重だったと思います。1か月間、本当にお世話になりました。
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武田栞幸さん(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017. 7.10 ~ 7 .19.

武田栞幸さん(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017. 7.10 7 .19.

~公立水総合病院・能登北部地域医療研究所での実習を終えて~

 私は、710日から19日の間、穴水総合病院にお世話になり、総合診療科のBSL実習を行いました。初日には、穴水町や奥能登の高齢化率が40%を超え、これは、数十年後の日本を象徴しているということを教えていただきました。今回の実習では、自分が医師として働いている将来の日本の様子を疑似体験させていただいたことになると思います。高齢化し、地域に密着した形での医療ではかかわる医療者の経験値の大きさが大事になってくると思いまいした。今回の実習で交通機関、無医地域など、訪問診療が必要になる要素は様々にあることがわかりました。何かしらの理由で病院に通うことができない方、通わない選択をされた方に必要になってくるものが、訪問診療や訪問看護、訪問リハだと思います。その一つ一つを提供するためには、マンパワーが必要になることは当然です。しかし、それ以上に、病院のように多くの医療機器がそろっているわけではないご自宅で診療をするためには、限られた資材の中で診療を完遂ために、技術と経験、臨機応変さなどが必要とされるように感じました。看取りについても、ご自宅でとするとさらに必要になるのは医師側のフットワークの軽さだと考えられました。訪問診療を成り立たせるうえで最も大切な要素の一つは患者さんのご家族のサポートであると思います。

こうしたことは、大学病院での、来院された患者さん、入院されている患者さんを診せていただく実習だけでは気づかなかったことです。今回、5年生という段階でこれだけ地域の医療について見学させていただき、考え、自分なりの意見を言う機会をいただけたことは非常に貴重でこれからの財産の一つになると確信しています。

今回の実習の中で、もうひとつ、強く感じたことは、医療で用いる道具の使い方は、事前に知っていないと何もできないということです。当たり前のことですが、「こういう患者さんにはまず、こういう治療をします」ということを、教科書などで勉強して知識を持っていても、実際には、その治療をするための道具の使い方を知らないものばかりで何もできないということに気づかされました。

最後になりましたが、訪問診療に同行させていただき、多くのことを教えてくださった中橋先生、医学生としてどう頑張るべきか教えてくださり、お気遣いいただきました濱中副部長、医師のあるべき姿を教えてくださった小浦先生、優しく、能登の素敵なところもたくさん教えていただきました安田先生、近川先生、親切にしてくださいました橋本さん、濱崎さん、研修医の林先生、上野先生、山田先生、公立穴水総合病院のスタッフの皆様、に心より感謝申し上げます。

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