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研修医・学生の声

木村 未祐奈 研修医(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2019.2.4 ~ 3. 3

"能登は将来の日本の縮図である"その言葉の意味を考えながら1か月間研修をさせていただきました。

公立穴水総合病院では、地域の中核病院として救急患者や入院患者の受け入れが可能であり、急性期疾患の治療を提供することができます。その一方で、訪問診療や兜地区の診療所のように医師・看護師が患者の傍へ出向くことで、病院に来られない、ないしは行きづらい患者さんに対しても定期診察や治療薬の投薬を行っています。高齢者が多い能登において、"病院が患者に近づく"という仕組みは患者にとってはありがたく、また疾病の早期発見・治癒につながると感じました。勿論病院の中でも外来診療が行われており、そこにはかかりつけ医として慢性期疾患の管理を担っている姿がありました。大学病院ではかかりつけ医の役割は無いため、患者との関係は希薄になりがちです。しかし穴水町には開業クリニックが少ない上に公立穴水総合病院と同等の機能を有する中核病院が無いため、ここでは患者一人一人の生活や家族関係などを把握した上でかかりつけ医の如く診療にあたる必要があります。一般的な診察や検査、治療薬の処方にとどまらず、時には福祉施設や公的機関との連携が必要になることもあります。ここでの診療は"病気を診る"より"患者を診る"と表現した方が正しいでしょう。

さて冒頭の言葉の意味ですが、日本に単に高齢者が増えるということだけでなく、今後の医療の在り方も同時に考えなければなりません。近い将来、病院が画一的な医療を提供していればよい時代は終わり、その地域が求めている医療を提供することが必要になると考えられます。公立穴水総合病院は地域住民が求めている医療を的確に提供しており、地域医療に関しては"近未来的な"医療を行っていると言えます。

ところで能登は"世界農業遺産"に指定されたことがうなずけるような豊かな自然に恵まれています。訪問診療の道中に目にする白銀の山々や静かな海は、見る度に心が穏やかになりました。更に地物の魚介は本当に美味しいものばかりで、研修中に何度も舌鼓を打つ機会がありました。研修のみならず食事や生活に関しても素晴らしい体験ができ、人生の中で指折りの心に残る1か月を過ごすことができました。

研修だけでなく生活に関しても地域的な経験ができるのは、公立穴水総合病院の研修プログラムならではないかと思います。素敵な体験をさせていただいた病院関係者並びに能登の方々に心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。


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青木 裕哉さん(金沢大学医薬保健学域医学類5年) BSL総合診療 実習期間:2019. 2.19 ~ 2. 27

今回の穴水の実習ではとても多くのことを学べました。内容としては、訪問診療、救急外来の見学、地域医療についての講義が主なものでした。

 訪問診療では、穴水町の寝たきりの高齢者や独居の高齢者の方の訪問をはじめ、兜診療所での外来見学をしました。授業では見たことがあったのですが、実際に地域をまわってみたことで、地域医療の重要性や人手不足の深刻さを感じることができました。

 救急外来の見学では、救急車が2台と歩いてくる人が4人ほど来ました。僕は研修医の方が対応しているのを見ているだけでしたが、卒業して2年でこれほど様々な判断ができるようになるのだなと感心しました。研修はしっかりしたところでするべきだなと思いました。

 中橋先生による地域医療の講義では、今まで自覚を持って聞いていなかった地域医療の重要性を再確認できました。中でも、能登は十数年後の日本の縮図というお話が、興味深い考えだなと思いました。 

 穴水総合病院での実習全体での感想は人の暖かさでした。指導してくださった先生方や一緒に地域医療実習で来られていた研修医の先生は忙しい時間をさいて熱心に様々な指導をしてくださいました。また、ほかの医療スタッフの方々や事務の方々も毎日声をかけてくださいました。そうした医療従事者の方だけでなく、患者さんもねぎらう言葉をかけてくださいました。こうした人の暖かさを強く感じることができるのは、地域医療ならではだなと感じました。

  関わってくださった方々にとても感謝したいです。実習はもちろんですが、ご飯に連れて行っていただいたり、様々な話を聞かせて頂いたりしたことは、とてもいい思い出として残り続けるだろうと思います。本当にお世話になりました。もっといたいなと思える場所でした。ありがとうございました。


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山川 央さん(関西医科大学医学部3学年) 配属実習 実習期間:2019. 1.21 ~ 2. 15

今回の地域医療実習は、事前に実習内容や寝食の場がどの様なものか分からなかった為、多くの不安がありました。しかし、3年生の知識レベルでも理解出来る実習内容や説明をして頂くことが出来、今後の臨床実習でも活かせる経験を、病院内だけでなく離島訪問や訪問診療等を通じて多くすることが出来ました。こうした点から、3年生という早期ではありましたが、穴水病院での実習に参加する事で、医療人として大きく成長出来たと感じています。また実習中の生活においても、能登の海の幸や特産品をごちそうになったり、困ったことがあれば直ぐに対応して頂けたりと、大きな不安を抱えること無く、約1ヶ月間を過ごすことが出来ました。

  実習では、地域コミュニティーの見回り活動があることで、1週間に1度しか自宅を訪問出来ない医療者に変わって、地域の方々に患者さんの変化に気づいてもらえると分かった点が、特に印象的でした。このように、人間関係が疎遠となりがちな都市部の暮らしとは異なる、昔ながらの地域コミュニティーが穴水町にはありました。中橋所長の話では、40年後には日本の多くの地域が穴水町と同じ医療状況を迎えることになります。そして当然、今の都市部にも穴水町が抱える問題が起こります。しかしその時、私の所属する大学がある大阪府において、住民同士による助け合いが十分に行われるのか不安に感じました。一方で、この実習で学んだ医療と住民との在り方という考え方や方法論を都市部においても広げて行くことが出来れば、問題の解決に役立つのではないかとも思いました。

 

また同時に、実習を通して予防医学がますます重要になると思いました。例えば穴水総合病院では、糖尿病教室が開催されており、地域住民の方々に糖尿病の予防や早期発見の為の方法について説明が為されていました。また、妊娠後に風疹予防の方法を知らされた時には既に胎児に影響が及んでいる可能性があると教えて頂いた為、妊婦さんには特に予防医学が重要であると感じました。風疹予防の為の啓発を行う場は、妊娠前の女性が風邪などで受診した時だと教えて頂きましたが、健康な女性がこうした機会を持つことは困難な為、これら健康教育を受けやすい体制を、自治体・医療者側から作り上げる必要があると思いました。

 1ヵ月間の実習を通して、穴水総合病院のどの分野の職員の方々も、患者さんのことを思い、熱心に仕事に取り組んでおられると感じました。また、顔なじみの患者さんも多いためか、気軽に声をかけ、最近の体調に変化は無いかや、仕事上の苦労について等の聞き取りをされていました。ここから、地域の中で、日々の付き合いの中から形成されて行く、患者さんと医師の良好な関係性を垣間見ました。

最後に、実習中に出会った患者さんに温かく迎えて頂けた点が、非常に嬉しかったです。更に職員の方々も、業務の内容などを親切に教えてくださり、質問にも丁寧に答えてくださいました。また、小浦先生の指導の下、問診の体験が出来た点は非常に良い経験となりました。これまで見学主体の実習が多かったのですが、実際に患者さんの問診をすることで、緊張感があり、責任感も感じる場となり、逆に医師を目指す上で現在の自分の力の低さを自覚する機会となりました。また、石﨑先生や丸岡先生、山﨑先生の診察を見学させて頂くことで、今後患者さんや看護師さんと信頼関係を形成して行く上で大いに参考になる事柄を学べました。こうした事は、穴水総合病院で実習をしなければ得られなかった経験でした。

 以上の点から、今後高齢者に対する医療がますます重要性を増す中で、どのような医療を各地域で行なって行くべきかを考える、とても良い機会となった実習でした。穴水総合病院の皆さま、短期間でしたが、大変お世話になりました。今回の学びを、今後の医師としての人生に活かして行きたいと思います。


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岩橋 真子さん(関西医科大学医学部3学年) 配属実習 実習期間:2019. 1.21 ~ 2. 15

 今回、約一か月間、穴水総合病院で実習させていただき、普段の学内実習では学べない多くのことを学ぶことができました。実習期間中にわたしが感じたのは、都心部と過疎地における医療システムの違いです。例えば、過疎地では、医師が直接患者さんの自宅へ車で出向く訪問診療があったり、病院のない地域に診療所を設けて医師が日替わりで診療したりしますが、これらは都心部ではあまり見かけないことなので、とても新鮮でした。実際に訪問診療に行く地域は本当に山奥で病院はおろか薬局も店もないようなところだったので驚きました。それと同時に、訪問診療の不可欠さも痛感しました。

また、高齢者が多い過疎地では特に、外来においても様々な疾患を抱えた高齢者の方が多いので、総合診療的な診療が必要と感じました。外来見学を通じて、臓器別だけでなく機能別に疾患を考えることの大切さや、患者さんの問題を明確にするために患者に対して開かれた質問をしなければならないこと、など総合診療の核となることを教わりました。わたしたちも実際に外来をさせていただいたのですが、やってみると、開かれた質問と閉じた質問の割合が難しかったり、時には患者さんの家族と向き合わなくてはならなかったり、カルテを書くのが難しかったり、見学するよりも多くのことに気づけたので、とてもいい経験になりました。高齢者が多い地域は、認知症を患った患者さんが多いことも特徴だと思いました。認知症は、完治せず、よくなったこともわかりにくいため、家族、患者ともに治療を続けるモチベーションが下がったり、介護が大変であったりと、治療するのがとても難しいと感じました。そういったことも含めて、高齢化が進む地域においては患者さんが定期的に病院にかかることによって患者と医師との関係をつなぎ留めておくことは重要であると思いました。

過疎地域における様々な医療問題が問われる今、実際に、わたしが地域医療実習で感じたことは、思っていたよりも、地域と医療は連携が取れていて、へき地の人にでも様々な形で医療が提供されているので、誰でも医療を享受できる環境がしっかり整っていることでした。それと同時に、へき地の患者さんが三次救急にすぐかかれないことなど、医療機関不足、医師不足の深刻さや、地域医療の課題の多さも感じました。また、医師は、患者の疾患を診るだけで収まってはならず、コミュニケーションをとって、患者の健康観や人生観、家族や家庭環境など、患者一人一人における全人的な理解を深めたうえで、包括的な治療方針を立て、患者さんと向き合っていくことが大切だと感じました。

この一か月間、訪問診療などで実際の地域医療に触れたり、時には舳倉島に行って離島の医療について学んだり、本当に様々な貴重な経験をさせていただきました。最初は不安な気持ちもありましたが、私たちのために地域医療を熱心に教えてくださり、時には美味しい海産物を食べに連れて行ってくださった先生方、訪問看護の見学でお世話になった看護師さん、車での送り迎えなどしてくださった事務員さん、また暖かい穴水町の人たちに出会えて、今では穴水で実習出来てよかった、と思っています。この一ヶ月で私の地域医療に対する考えや価値観も大きく変化したので、この経験を生かしてこれからも勉強に励みたいと思います。

お世話になったみなさん、一か月間、本当にありがとうございました。


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真柄 亮太 研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:2019.1.1 ~ 1. 31

 1月だけという短期間でしたが、公立穴水総合病院にて地域医療研修を行わせていただきました。私がこれまで研修を行ってきた大学病院であったり急性期病院では体験したり考えて来なかったことを経験し、有意義な研修となったと思います。とりわけ、老年期医療と地域医療をいかに持続させていくかに関して考えるよい機会となりました。

 穴水総合病院は、急性期の医療を提供しつつ、その主な役割は高齢者の慢性期疾患に対処するものでした。これまで研修してきた病院では、多くの場合、地域の病院やクリニックからの紹介患者に対し急性期医療や高度医療を提供し、治療が終われば、再び元の紹介病院へ戻ってもらうことを目標としていました。一方、奥能登地域には開業医が少ないこともあり、穴水総合病院は、いわゆるかかりつけ医の役割も担っていました。高齢者の診療にあたっては、治療の提供だけではなく、生活環境、ADL、認知機能等を把握し、受療行動の適正化、予防のための適切な情報提供、介護保険加入の情報提供を行うことが必要であると、これまで多くは考えて来なかったことについて学ぶことができました。

 穴水総合病院には、地域包括支援センター、介護老人福祉施設、訪問看護ステーション等の施設が隣接しており、互いに連携がとりやすい環境にありました。高齢者は病院での医療だけではなく、生活全般のケアが必要となる場合も多く、これらの福祉施設と連携しやすい環境にあることは、情報共有や効率の面でとても有利であると印象を受けました。これからの時代の地域医療に関して、どうすれば持続可能な医療を提供し続けることができるのかについて問題の一つとなっていますが、医療福祉施設をまとめることに拠る効率化について考える機会を持つことが出来ました。

 私は、以上のようなことを考えたり学んだりしつつ1ヵ月の研修を行いましたが、これまでの研修環境や今後の進路等によって、ここで研修する人は各々注目すべきポイントや学ぶことは異なると思います。穴水周辺は、風光明媚な場所であり、おいしい食べ物もとても多いです。研修プログラムは、そんな穴水の良いところを味わうことが出来るイベントも含まれています。例えば、古民家民宿宿泊では、いろりを囲んで、食べきれないほどのおいしい食事をいただきました。地域医療を学びつつ、奥能登も味わうこができた、充実の地域医療研修でした。関係者の方はもとより、穴水町の人たちに感謝いたします。


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岩崎 一彦 研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:2018.12.1 ~ 12. 31

 穴水総合病院で1カ月の研修でしたが、全体の感想としては、地域医療とは医療の質を落とさずかつ地域の特色にあった医療を提供することであると思いました。医療資源に関しても都市部の病院と比較しかなり少なく、限りある中で同様の医療を提供するために獅子奮迅している医療者の姿がそこにありました。

穴水地域は高齢化が進み、人口も減少傾向である中、訪問診療や訪問看護、訪問リハビリ、出張診療所や僻地医療などをサービスとして提供し遠隔の患者もフォローを行い、また地域とも各ステーションや地域包括支援センター、特別養護老人ホームや老人保健施設と密に連絡をとり共同して地域の医療を支えていました。私自身1年目勤務していた地域病院でも入院患者の高齢化がすすんでいるといった問題に直面していましたが、この穴水病院では高齢化率が50%近くになっており、入院患者や外来患者の平均年齢はさらに高くなっており、また老老介護の問題も目の当たりにしました。入院や救急の現場では提供される医療自体は同じことをしているのですが退院後の見通しを初期の段階ですでにプランニングすることで早期退院及び治療計画立案に寄与するということが地域医療で重要であることが認識できました。実際都市部の医療では退院後のフォローに関し比較的若年~中年の方では考える必要がほとんどなく、高齢者では福祉介護医療サービスの選択肢が豊富であることからあまり悩んだ経験は無かったため、その分野をしっかり勉強する必要があると感じました。また主治医意見書やポートフォリオ等も初めての経験でしたので、また新たな観点と未知の勉強しなければいけない分野が実感できたかと思います。

 私自身は救急を何度か実際に経験し、入院患者を何人か診させていただきました。私の1年目の研修病院は2次救急の病院であり最重症患者は別の3次機関に搬送されていたためあまり見る機会はなかったのですが、当院では地域の最後の柱の役目を果たしており様々な病態の患者様が訪れたことが印象に残っています。また入院管理に関しても内科全体を広く俯瞰する視点が重要となり、前述の退院後を見通した治療等も含め新たに発見する内容が多かったように思えます。

 穴水総合病院は全国から研修医が集まる病院と聞いていましたが、今月は私一人だけで実習を行わせていただき、先生方からも実際の地域医療に携わる苦労や考えること等を余すことなく聞けたかと思います。私は金沢大学の地域枠であり、医師3年目に能登地域の病院の勤務が義務付けられていることから前もって予習したいと考え当病院へ実習させていただいたのですが、地域医療の実際を研修医段階で知ることができ、来年以降の私自身の勤務にとって良い刺激になったと感じました。また私は専攻を呼吸器内科としているのですが、地域で非常に求められる分野であることを実感でき、更に勉学を深めようというやる気が湧きました。

 最後になりますが、今回の私の実習をご指導・ご支援いただいた全ての方に御礼申し上げます。本当にありがとうございました。


 

藤原 美香さん(金沢大学医薬保健学域医学類5年) BSL総合診療 実習期間:2018. 12.4 ~ 12. 12

 私は、穴水町に限らず日本の様々な僻地が抱える医療問題を認識し、その解決策を見つけることを総合診療BSLの目標として穴水町にやってきました。

 訪問診療や訪問看護に同行させていただいたこと、能登北部地域医療研究所所長の中橋先生のお話を直接聞かせていただいたりしたことなど、私の総合診療BSLのゴールにつながりました。

都市部で簡単に受けられる医療サービスが、こちらの地域では受けられないという環境を目にしました。この差は、医師不足を解消するだけでは埋まらず、在宅医療(救急医療、看取りを含む)や生活習慣病予防などの新しい分野を充実させることも必要なのではないかということでした。たしかにその通りで、生産年齢人口が減少する中で体制を整えるのは難しいことだと思いますが、言ってみれば新しい分野の開発、それは前向きですごく魅力的に思えました。

 医療だけではなく農林水産業、観光業などさまざまな領域から地域を活性化させることも重要だと考えます。石川県出身でない私からみると、全国の他の地域に比べ、穴水町はまだまだ地域活性化の余地が残っているように思います。穴水にしかない魅力をうまく組み込んで、今の時代に即した新しい地域活性化が行われることを切に願います。

 訪問診療、訪問看護、訪問リハ、出張診療の見学や老健での看護師さんのお手伝いなど様々な経験をさせていただいたことで、視野が大きく広がりました。今後医療に携わる上で間違いなく糧となる時間となりました。穴水総合病院で実習することが出来て本当によかったです。患者さんも明るく接してくださり、むしろ私が元気をもらったほどでした。お世話になりました先生方やスタッフの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。


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西谷 友里 研修医(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2018.11.5 ~ 12. 2

今回穴水総合病院で研修させていただき、普段関東の大学病院で研修している私にとっては驚くこと、勉強になることが本当にたくさんありました。

入院・通院患者さんだけではなく、訪問診療やへき地での診療を一緒にさせていただいて、病院までなかなか来られない方達にとってそういった医療システムがいかに大事であるか実感させられました。

穴水町は今後の日本の未来像とも教えていただいたように、都市部ではこのような高齢化の進んだ地域から学ぶべきことは非常に多いと思います。

また、普段病気や予後にばかり目がいってしまいがちですが、患者さんの生活や社会的な問題、どう生きるかについて、患者さんとそのご家族と一緒に考えることの大切さを学ぶことができました。今回穴水で学んだことをしっかり活かし、今後も患者さんにとってベストを尽くせる医師になれるように頑張ります。

医療従事者の方々をはじめ、穴水町のみなさまに温かく迎えていただき、本当に楽しく充実した1ヶ月を過ごすことができました。本当にありがとうございました。

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朝倉 啓太さん(金沢大学医薬保健学域医学類5年) BSL総合診療 実習期間:2018. 11.1 ~ 11. 9

 今回、公立穴水総合病院で約一週間実習をさせていただき非常に多くのことを学ぶことができました。

訪問看護・診療や僻地の診療所などの実習は、地域医療実習でないとなかなか経験できないような実習内容であり、約一週間という短い期間ではありましたが、非常に充実した日々を過ごすことができました。

糖尿病、高血圧症、認知症といった高齢者に非常に多い疾患をもつ患者さんの問診・診察も実際にさせていただき、今後どの診療科に進んだとしても役に立つ経験を積むことができたと思います。一方で80代、90代で認知機能や聴力が低下しているような患者さんの診察では、コミュニケーションをとることに難渋してしまい、高齢者と接する訓練が今後まだまだ必要であると感じました。 

これまで、地域医療の高齢化、医師不足、医療機関不足、過疎化といった問題は知ってはいながら漠然としたものでした。しかし、今回実際に穴水町を訪れ地域実習を経験することで、改めてこのような問題の深刻さを肌で感じました。

現在、このような地域とそこに住む人々を支えるために穴水町においても様々な医療体制が整っており医療の地域格差は是正されつつありますが、今後ますます深刻化すると予想されるのでさらなる医療体制の構築が必要性だと再認識しました。また、このような穴水町が現在直面している問題は、穴水町だけでなくあらゆる地域で現在直面している、あるいは今後直面しうる問題でもあり、日本全国において看過することのできない問題だと感じました。

約一週間という短い期間でしたが、地域医療研究所の方々、病院・診療所のスタッフの方々はとても親切に接して下さり、この場をお借りしまして感謝申し上げたいと思います。

また週末には能登観光をしたり、能登の美味しい食材、料理、お酒を堪能したりと実習以外でもとても充実した一週間を過ごすことができ、最初訪れるまではやや不安でしたが穴水総合病院を実習病院先に選択して良かったと感じました。

今回得た知識や経験を今後の実習や研修に活かしていきたいと思います。

お世話になりました。ありがとうございました。

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水澤 由樹 研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2018.10.1 ~ 10. 31

1カ月公立穴水総合病院で地域医療研修をさせて頂きました。

お世話になった先生方やスタッフの方々、診療させて頂いた地域の方々に心から感謝申し上げます。

研修内容は、外来診療、救急当番、訪問診療、訪問介護、診療所や介護施設での診療、離島実習など多岐に渡りました。

特に印象的だったのは、訪問診療など患者さんの自宅を訪問したことです。車で能登の山や田畑、海岸沿いを移動し、古くて大きな日本家屋に何件もお邪魔させて頂きました。

そこで患者さんの病気以外の患者さんの生活の様子や家族や地域とのつながりなどを感じ取ることができ、これから患者さんの生活を支えていくためにどういった支援やケアが必要なのかを医師だけでなく看護師やソーシャルワーカーなど多職種で連携して考える重要性を学びました。今後、高齢化が進み、穴水町のように高齢者が人口の45%を超える市町村が増えていくことが予想され、今回穴水町で経験した高齢者への医療や生活支援、自宅での介護や看取りは今後は地域だけでなく全国どこでも直面しなくてはならない問題になっていくのだと思いました。

1カ月非常に有意義な研修をさせて頂きました。

今後、病気だけでなく患者さんの生活に寄り添った診療ができるよう心掛けていきたいです。



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