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研修医・学生の声

月岡 響希さん(東海大学医学部 6年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 19 ~ 3. 31

月岡 響希さん(東海大学医学部 6年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 19 3. 31
~ 金沢医科大学 能登北部地域医療研究所での実習を終えて ~
私がこの実習を選択したのは、地域医療というものの現状を知りたかったこと、また観光で有名な石川県に一度行ってみたかったからです。

20180330tukiokahibiki.jpg穴水については何も知らずに来てしまったのですが、海の幸とお酒と豊かな自然がある素敵な町でした。到着してまず驚いたのがバスの運転手さんがご高齢であることです。地域全体の45%が高齢者というのは本当なんだなと感じました。
穴水総合病院では先生方や職員の皆様方が医療に真摯に向き合いつつ、地域の方と同じ時間を過ごすことを大切にされている姿が印象的でした。
この実習に来るまで、医師は病気を治すものであり、死は不幸なんだとずっと思っていました。しかし、地域に生まれ地域の人々に助けられながらそこで亡くなるということは実はとても幸せな事なのかもしれないと気づかされました。
都会で過ごしていると便利なうえ人間関係が希薄になりまるで自分が一人で生きていけるような気にさえなります。しかし元々人が生きていく在り方をこの実習で学んだ気がします。
能登北部地域医療研究所の皆さん、公立穴水総合病院の皆様、穴水町の皆様、2週間沢山よくしていただき本当にありがとうございました。

 

高山 満裕菜さん(東海大学医学部 6年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 19 ~ 3. 31

高山 満裕菜さん(東海大学医学部 6年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 19 3. 31

~ 金沢医科大学 能登北部地域医療研究所での実習を終えて ~
実習初日の朝、飛行機の中で私は穴水町とはどのような町だろうか、金沢からは遠いから田舎でお年寄りの方が多くあまり明るい雰囲気ではないのかな、と不安と期待をもって能登空港へ降り立ちました20180330takayama.jpg2週間の実習では穴水総合病院での高齢外来や訪問看護、訪問診療、訪問リハ、診療所、へき地診療等に同行し、昨年1年間実習をした大学病院とはまた違った医療現場の実態を体験させていただくうちに地域の方々の暖かさに触れ、穴水町や周辺の地域の方々は心が豊かで力強く生きていると感じました。最初のイメージとは全く異なりぬくもりのある明るい町でした。
最も印象に残っているのは訪問診療であり、病院での外来では分からない実際の患者さんの生活環境や家族関係、ご本人の役割といった背景を把握でき、また患者さんにとっても人に会いコミュニケーションをとることで生活するうえで少なからず良い刺激になる、医師と患者さんのどちらにとっても大変有意義な医療体制であると実感しました。
私自身、穴水町での実習を通して故郷にいる両親のことや、自分の将来像を改めて考えさせられる大変良い機会となりました。
中橋先生を始め公立穴水総合病院の皆様、金沢医科大学地域医療研究所の皆様、穴水町の皆様、短い間でしたが新鮮であり充実した実習をさせていただき大変お世話になりました。ありがとうございました。

戸尾まゆみさん(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 12 ~ 3. 16

戸尾まゆみさん(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 12 3. 16

穴水総合病院の実習を終えて学外実習を終えて
todamayumi.jpg 今回私が学外実習の実習先に穴水総合病院を選んだ理由は、舳倉島に実習に行けることに興味を持ったからです。離島の医療に興味があり、とても楽しみにしていたのですが残念ながら今回は天気が悪く行くことができませんでした。
残念でしたが、今回穴水総合病院に実習に来て、それ以上にたくさんの経験をさせていただきました。
舳倉島へは行けなかったのですが、その代わりにあゆみの里で介護老人保健施設の見学・介護体験をさせていただきました。シーツ替えやバルーンバレー、
食事介助など想像以上に重労働でとても大変な仕事だということを知りました。また、私が食事介助をしたアルツハイマー型認知症の患者さんは、目もあいておらず、発する言葉もまとまりがないため理解することができず、そのような患者さんにどのような会話をしたらいいのかとても考えさせられました。普通に会話することを意識していたのですが、返答のない会話はとても難しかったです。そのような面でも、理学療法士さんのことを本当に尊敬しました。
また、地域実習として、訪問診療や兜診療所の見学をさせていただきました。
訪問診療は、在宅で経過を観察されている方々のお宅へ伺い、状態の変化や家族の方々へのケアなどを行っていました。当たり前なのですが、患者さんひとりひとりで環境なども全然違い、その患者さんに合ったコミュニケーションを行うことで、気になっていることなどを聞き出すことができるのだと思いました。
兜診療所見学では、実際に診察の体験をさせていただきました。患者さんから不安なことや悩みなどを聞き出すコミュニケーションの難しさ、状態のコントロール目標の難しさ、また、質問されたときに答えることのできない自分の勉強不足さを実感しました。先生がおっしゃっていた、"患者さんの背景"というのもまたとても難しく、そのことを考えるうえでも信頼関係を築いていくことが必要なのだと学びました。初日に地域のDVDでみた、やぶこし商店にも連れて行っていただき、地域の人々の温かさに触れ、周囲の方々の集まる理由が分かりました。そのような場所があることも地元の方々の毎日の楽しみとなり、生きる目標のようなものとなっているのだと感じました。
この一週間を通してたくさんの温かさに触れ、地域の人々の暮らしなどを少し知ることができ大学病院では体験できない事をたくさん経験させていただきました。
実際、病院や訪問診療などを見学し、高齢化高齢化とはTVで聞いてはいたけど、手を差し伸べたくなるような歩き方をしているおじいちゃんが、車いすのおばあちゃんを押している老老介護の現実などを目の当たりにしたり、先生から舳倉島の現状などを聞き、20年後の日本はどうなっているのかととても不安になりました。
たくさんそのような事を考えさせられる経験をさせていただき、ありがとうございました。
今後この経験を生かしていけたらと思います。
本当にありがとうございました。


中島美知子さん(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 12 ~ 3. 16

中島美知子さん(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 12 3. 16

穴水総合病院での実習を終えて
nakasima.jpg今回初めて穴水総合病院で実習を行って、地域医療の実際を見ることができた。
特に、今回は残念ながら実際に訪れることは叶わなかったが、舳倉島の診療所の話は興味深かった。島についての中橋先生の講義の中で「舳倉島の人たちはここに住み続けるのは診療所があるから」という話を聞いて、人々が安心して生活を続けていくために医療は必要不可欠なものなのだと痛感した。また、訪問看護や訪問診療を見学させてもらう中で、その患者さんにとって訪問看護や診療がどのような役割を果たしており、どのくらいのペースで必要としているのかを十分に把握しておくことが非常に大切なことだと知った。
兜診療所見学では、実際に診察を体験させていただいた。この一年間、大学であらゆる診療科を回り様々な体験をしてきたが、外来で患者さんを実際に診察するのは今回が初めてで、とても緊張した。今まで問診や検査の練習は行ってきたつもりであったが、実際に所見の患者さんを前にすると、何を聞くべきなのか、どんな検査をするべきなのかを瞬時に考えるのが非常に難しかった。ただ単に「お変わりないですか?」と尋ねても不安に思っていることや少し気になったことを自ら話してくれることは少なく、聞き方やタイミングを見極めることが大事であった。兜診療所のあとで伺った「やぶこし商店」は地域住民の憩いの場となっていた。ここで迎えてくれた方々は皆暖かく、面白い方ばかりだった。こういった場所で普段から地域の人々と交流することも小さな地域の診療所のスタッフにとって信頼関係を築くために大事なことかもしれないなと感じた。
この一週間で地域の人々にとって医療というものがどのような役割を担い、何を必要としているのかを実際に現場を見て知ることができた。
最後に、お世話になった公立穴水総合病院の方々、兜診療所の先生・スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。


湊 友佑君(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 12 ~ 3. 16

湊 友佑君(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 12 3. 16

穴水総合病院での学外実習を終えて
今回の実習を経て、地域医療と大学病院での医療は求められるものが異なるということを強く感じました。中でも、「地域医療は家庭料理」という言葉をきいて僕は強
minatoyusuke.jpgく納得しました。家庭料理は有り合わせであったり、賞味期限の多少過ぎた物であったりを用いることがある、つまり、地域医療では環境や人材が十全でない場合にその状況における最良の医療を行うことが大切であるということを、この言葉は示していました。いままで自分が実習を行ってきた大学病院という環境ではあまり考えには浮かばなかった内容であり、今回の実習を通して地域医療の何たるかを指し示す端的な言葉として胸に強く残りました。
実習の中で実際に訪問診療、訪問看護といった地域色の強い医療形態を見学することで、地域診療を肌で感じることが出来たと思います。舳倉島へは波の関係で訪問することが出来なかったことは残念でしたが、それでも地域に寄り添う医療の姿は十分に知ることが出来ました。将来自分がどのような所で医療を行うかまだ明確な見通しはありませんが、どこに行くとしても、一医療人として知っておくべき地域医療の姿を知ったことは、有益な経験になったと思います。

 

米田 鐘平君(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 12 ~ 3. 16

米田 鐘平君(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 12 3. 16
~公立穴水総合病院にて~
yonedasyo.jpg今回、私は312日~316日の5日間,公立穴水総合病院にて実習させていただきました。5日間という時間は大変短い時間ではありましたが、毎日有意義な時間を過ごすことができました。
穴水町を訪れたのは初めてですが、穴水町がこれほど広い町だとは知りませんでした.その分、町内の地域ごとに問題があることを知りました。今回の実習では訪問看護の見学、老人介護保険施設での実習、また実際に兜診療所では外来をさせて頂くことができました。特に外来では外来の緊張感や難しさなど大学内では感じることがないものを得ることが出来ました。
最後になりますが、今回中橋先生を始めとする今回の実習に協力して下さった方々と今回の実習で出会った方々に御礼申し上げます。


西澤 会美奈さん(金沢大学医学部5年) BSL 総合診療 実習期間:2018. 3. 8 ~ 3. 16

西澤会美奈さん(金沢大学医学部5年) BSL 総合診療 実習期間:2018. 3. 8 3. 16
~公立穴水総合病院・金沢医科大学 能登北部地域医療研究所での実習を終えて~

10日間という短い期間でしたが、先生方には何からまで非常にお世話になり、穴水に来てよかったなあと心から思っています。
初日に到着してすぐ、甲地方というところの地域のコンビニのビデオを見ました。コンビニというと24時間営業の明かりのギラギラついた無機質なものをイメージしますが、映像の中の「やぶこし商店」はその逆で、商品を売るお店としてだけでなく人々の交流の場としてとても温かみのある素敵な空間になっていて、自分が持っていた地方のイメージにぴったり合うものでした。実際にそのお店と近くの「兜診療所」を訪問する機会もあり、診療所では患者さんの問診をさせていただくことで、近くに住む人々の心のよりどころとしての病院の存在を肌で感じ、商店ではものを「買い」に来るはずの客の私たちに、その地域でとれる野菜の煮物やお豆腐をご馳走して下さり、穴水の人々の距離の近さや温かさを身に染みて思う素敵な機会になりました。

正直に言えば普段机上で、高齢化が進んでいることや医療の面でのその影響について耳にしていても実際に目の当たりにする機会はほとんどありませんでした。今回、高齢外来・訪問看護・リハビリ・診療と多くのことをスタッフや先生方と一緒にやらせていただけて、また、地域医療や終末期の講義でも教えていただいて、高齢化率が45%と日本の未来を表しているこの穴水町が労働人口を中心として人口が減少し非常に深刻な状況であることや、その需要に合わせてサービスとしての医療の形態を変えていく必要があることを改めて認識させられました。
この町に実習に来て受け取った「若い子たちが来てくれて嬉しい」「こんなところに何も出さずに気の毒に...」と自分たちを歓迎してくれ、もてなそうとしてくれる人々の気持ちが忘れられないので、自分も近い未来にこのような方々に恩返しができるような、何か力になれるような医師になりたいと思っています。
スケジュールの中にあった舳倉島という離島の研修には気候が合わず行くことができず非常に残念でしたが診療所だけでなく人々の暮らしや自然にも興味があるので、機会があればまた挑戦してみたいです。
普段の大学病院の実習では経験できないようなことが本当にたくさんあり、この病院に実習に来れて本当に良かったと思っています。
ありがとうございました。
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河原倫彦君(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 5 ~ 3. 9

河原倫彦君(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 5 3. 9
公立穴水総合病院の実習を終えて
kawaharanori.jpgこの度、公立穴水総合病院の実習を通して、訪問看護や訪問診療、兜診療所の見学など大学病院では体験できない事を学ばせていただきました。この実習を通して、地域医療における総合病院の意義、地域医療の実情、また地域住民との関わり合い方などを知ることが出来ました。将来地域医療に携わる私にとってとても有意義な時間を過ごさせていただきました。先生方、職員の皆様、そして地域住民の皆様、一週間という短い時間でしたがお世話になりました。ありがとうございました。

高宮悠子さん君(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 5 ~ 3. 9

高宮悠子さん君(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 5 3. 9
公立穴水総合病院での学外実習を終えて
今回の実習で一番印象に残ったことは、訪問診療や診療所に同行させていただいたことです。大学病院では体感することが少ない「地域医療」
takamiyayu.jpgとはどのようなものかを実際に見ることができ、大変勉強になりました。患者さんの病気を治すだけでなく、病院退院後も生活できるように「生活支援」を行うことの重要さ、難しさを学び、高齢化の進む日本社会のなかでの医療をどう行っていくかを考える良い機会をいただきました。学生の間に病院外で行われる患者さんの生活に密接にかかわる医療を見学できたことは非常に貴重な経験が出来たと思います。今回の実習で得た経験を今後に生かしていきたいです。


永嶋朋恵さん(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 5 ~ 3. 9

永嶋朋恵さん(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 5 3. 9
能登北部地域医療研究所での実習を終えて~
nagashimamoe.jpg私は35日~39日の5日間,公立穴水総合病院で実習させていただきました。5日間はあっという間で,朝から晩まで毎日とても有意義な時間を過ごすことができました。特に今が旬で,穴水町の特産品である牡蠣はとてもおいしかったです。
私は15年程前まで,穴水町の住民でした。その時は住民としての視点でしたが,今回は,医療者としての視点で穴水町をみることができました。15年前に穴水町を離れ,他の地域に移り住んで気が付いたことですが,穴水町では,隣近所に住んでいる人達とはもちろん,それ以外の人達とも,つながりがとても強く,お互い助け合いながら生活しているということに気が付きました。そして私が住んでいた頃は,若者が多い印象でした。今回,医療者の視点として気が付いたことは,定住しいている医師が少ないこと,高齢化率が45%と高く,穴水町が日本の未来の姿であること,若者は町を離れていくため若者が減少していること,その中で,1人で生活している高齢者が多いこと,その高齢者を放っておかないシステムが,医療の面でも,地域住民たちの中でも充実していることなどです。現在の社会では,"孤独死"などのさまざまな高齢化に関する問題があります。このような状況の中で,医療者として,訪問診療をすること,へき地診療をすること,週に1回~2回,大学から先生にきてもらうこと,などはもちろん大切ですが,それよりも,高齢者が多い中で,人と人とのつながりが強い穴水町では,その人と人とのつながりを絶やさないことのほうが,より大切であると実感しました。
兜診療所では,実際に患者さんの診察をさせていただきました。これは大学の実習では経験することができなかったので,とてもいい経験になりました。実際にやってみると,患者さん個々人に合わせて診察していかなければならないので,とても難しかったです。私ははっきりと覚えていないのですが,小さいころにお世話になった,やぶこし商店,魚屋さんをはじめとする甲の方々にも20年ぶりに会えて,とても懐かしい気持ちになりました。
最後になりますが,中橋先生をはじめとする能登北部地域医療研究所の皆さん,穴水総合病院のスタッフの皆さんには,5日間という短い期間でしたが,大変お世話になりました。本当にありがとうございました。今回の貴重な経験は,これからの糧にしていこうと思います。また穴水に遊びに来ます。


野口 正意君(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 5 ~ 3. 9

野口 正意君(金沢医科大学 5年) 学外診療実習  実習期間:2018. 3. 5 3. 9

~穴水総合病院での実習を終えて

/5~3/9まで5日間公立穴水総合病院にて実習をさせていただいた。穴水町は奥能登に位置し私は初めて訪れた。地域医療という言葉は聞き慣れたものではあったが、実際の経験に関noguchimasa.jpgしてはほぼ皆無であった私にとって理解を深める良い経験となった。地域、とりわけ穴水のような田舎で医療を行うということは地域住民の方々といかに良好な関係を築けるかが極めて重要であると感じた。もちろん医師としての技量も大切であるが、大前提として人間性を豊かにしていなくては通用しないと感じた。病院内だけでなく地域の商店や飲食店での住民との何気ない会話ややり取りなど、医療に一見関係のなさそうなことも含めて地域医療であると感じた。大学での座学やBSLではなかなかここまでの理解はできなかったと思う。
今回の実習で得た経験を今後活かしていき、医療従事者として胸に刻み過ごしていきたいと思う。穴水町は牡蠣やワイン、日本酒など美味しいものもたくさんあり住民の方々も温かく良い土地だと思う。
最後に中橋先生をはじめ能登北部地域医療研究所のスタッフの皆様ならびに穴水総合病院のスタッフの皆様に御礼申し上げます。


河井 陽昭君(金沢大学医学部5年) BSL 総合診療 実習期間:2018. 2. 16~ 2. 26

 

河井 陽昭君(金沢大学医学部5年) BSL 総合診療 実習期間:2018. 2. 16 2. 26

~公立穴水総合病院・金沢医科大学 能登北部地域医療研究所での実習を終えて~

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杉村 周亮君(関西医科大学医学部 3年) 配属実習 実習期間:2018.1.15~2.16

 杉村周亮(実習期間:2018.1.152.16
能登北部地域医療を体験して感じたこと~

近年少子高齢化が問題となっており、その中で地域医療が重要になってくるということを聞くことはありましたが、実際地域医療というのは一体どういうものなのか具体的に知ることはなく、高齢者に対する医療のことなのかという程度のものでした。そして今回、地域医療について学ばせていただく機会をいただいたので、122日から約一か月間穴水総合病院で実習させていただきました。 
穴水町は高齢化が特に進んでいる町であり、町の4割は高齢者であるという事実を知らされました。そして、このような状況の中で医療の形もそれに順応するように変わっていると実習を通して感じました。在宅医療がその例として挙げられると思います。今回の実習中、能登地域は大雪に見舞われ、体が弱った高齢者や身障者が自力で病院に行くことは非常に厳しいほどでした。そのような状況において医療者側から出向くことで厳しい環境の中にいる方々に対する医療が可能になっていると感じました。 
また他に実習を通して感じたこととして、地域住民の関係が密接であるということです。兜診療所見学をさせていただいたとき、待合室で話をしている地域住民の方々をよく見ました。その様子は明るく元気に話をされていて、中には、足が悪いやろうから家まで送るといって一緒に帰る方もいました。高齢化問題の一つとして高齢者の独居があると思います。独居でいることで活動性が低下するばかりではなく、孤独を感じて精神的にも問題が出てきます。このように地域住民の間のコミュニケーションやお互い助け合う・支えあうということは決して医療とは言えないが、地域医療に関して重要なことであると考えました。 
穴水での実習を通して地域医療は人々の暮らしに寄り添う医療であり、その根底には多職種の医療関係者だけではなく、地域住民の支えがあってこそ成り立っているのだと強く実感しました。
最後
なりましたが、今回の実習に携わってくださった先生方やスタッフの皆様、穴水町の皆様にこの場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

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山下 真明君(関西医科大学医学部 3年) 配属実習 実習期間:2018.1.15~2.16

 山下 真明 (実習期間:2018.1.152.16
能登北部地域医療を体験して感じたこと~

約一ヶ月間、この穴水で実習を行い、様々な経験をさせていただき、多くのことを学ぶことができました。地域医療という日本が抱える問題に対して、とても真摯に向き合えた一ヶ月でした。正解のない地域医療という問題を一ヶ月という短い期間ですべて理解できたとは到底感じておりませんが、自分なりに感じたことは確かにあり、実習前と今とでは考え、姿勢が大きく変わりました。私がこの実習を通して感動し、強く感じたことは、「人の温もり」と「つながり」です。この町で過ごした間に出会ったすべての人が温かく親切に接してくださったおかげで元気に楽しく一ヶ月を送ることができました。都市部では感じられないような人の温かみに触れることができたのは大切な思い出になります。また大きくない町だからこその人と人のつながりも強く、医師、医療スタッフ、商店のおばさん、すし屋の大将、コンビニの店員など様々な人同士がお互いをよく知っていて、「個人と個人」という小さなコミュニティがつながり町全体としての大きなコミュニティを形成していることはこの町の一番のいい所だと私は感じました。 
 町
についての感想を述べましたが、この「人の温もり」と「つながり」こそが地域医療を成り立たせる基盤なっているのではないかと思います。チーム医療が欠かせない地域医療において、患者、医師、医療スタッフ、行政など多くの人たちの連携を良くすることでより良い医療を提供できると私は考えているので、「人の温もり」と「つながり」が大きく活きる場だと感じています。兜診療所では待合室で患者同士が楽しく愉快にお話されていたり、小さな集会場で数人が集まってお茶していたりとこのような小さな関わりが過疎地を救っているのだと感じました。
  高齢
45%という、2025年の日本が迎える現状をこの町で体験できたことは将来、医師として働く身として大きな財産になったと思います。医師という職を改めて見つめなおすことができ、立派な医師になれるよう頑張ろうというモチベーションにもつながりました。また高齢化が進み過疎も深刻である地においても、みんな活気にあふれていたし穴水という地を愛していて、町を良くしよう、活気づけようとしている姿に勇気づけられました。   中橋先生をはじめ金沢医科大学 能登北部地域医療研究所の皆様、またご指導くださった様々な医師、看護師,スタッフの皆様、その他私に関わってくださった皆様に感謝しています。また是非この穴水という地を訪れたいと思います。1ヶ月滞在したので穴水にも愛着がわき、帰るのが少し寂しいです。本当に貴重な体験ができましたありがとうございました。

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山本 悟君(金沢大学医学部5年) BSL 総合診療 実習期間:2018. 2. 6~ 2. 15

山本 悟君(金沢大学医学部5年) BSL 総合診療 実習期間:2018. 2. 6 2. 15

~公立穴水総合病院・金沢医科大学 能登北部地域医療研究所での実習を終えて~

 今回,自分は金沢大学総合診療科の実習の一環として公立穴水病院の訪問診療を中心に実習をさせていただきました.地域医療というとテレビで見たものばかりで実際の医療に触れるのは初めてでした.
訪問診療
はじまり,「あゆみの里」での介護実習,訪問看護,訪問リハビリ,兜診療所での診察など単語でしか知らなかったようなことを初めて体験させていただきました.
今回の実習を通して感じたことは,多くある病院,そしてそこに勤める医師の役割というものです.今まで約一年間,金沢大学付属病院を中心に比較的大規模病院での実習を行ってきました.そこでは北陸でも限られた病院にしかない最新鋭の設備を持っており,患者も他病院からの紹介などを中心にいらしていました.そのため,診察する患者というのは病院に来た患者であり,通えなさそうな患者は入院するという流れでした.穴水は高齢化が進みまた山が多い地理的な要因からも孤立しやすい環境にあります.バスが通っている範囲にも限りがあり,病院に通えない患者が多くいらっしゃいます.病院も病床数に限りがあることから入院を簡単にすすめることはできません.そういったときに訪問診療という取り組みがあるのだと思います.訪問診療によって高齢者の孤立を防ぎ,地域住民の健康を守っていると感じました.また,訪問診療でもただ経過を確認するのでなく薬の量は減らせないか,デイサービスなどの介護を活用してはどうかなど患者の病気だけでなく,患者本人,家族の経済的,精神的負担というのも意識して診察しているのだと感じました.大学病院のように最新の技術を駆使した診察,治療も必要だと思いますが,穴水病院のような地域に密着した病院もまた不可欠な存在でありその役割にあった仕事を行うべきだと感じました.
最後になりましたが,お忙しい時間の中でも何も知らない自分に優しく説明をしてくださった中橋先生をはじめ,公立穴水病院の職員の方々に感謝申し上げます.今回の経験を糧により自分の将来というものを考えていきたいと思います.

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南部 鴻介君(金沢大学医学部5年) BSL 総合診療 実習期間:2018. 1. 26~ 2. 5

南部 鴻介君(金沢大学医学部5年) BSL 総合診療 実習期間:2018. 1. 26 ~  2.  5
            ~公立穴水総合病院・金沢医科大学 能登北部地域医療研究所での実習を終えて~


2018
126日から25日にかけて,金沢大学の総合診療科実習の一環として公立穴水総合病院で実習させていただきました.地域医療という言葉は大学での講義やニュースなどでよく耳にすることがありましたが,現場で実習することで実際の地域医療について学ばせていただきました.
  実習では穴水総合病院だけでなく,院外での診療にも参加させていただきました.兜診療所では診療所に訪れる患者さんの生活に寄り添った診療風景を見学させていただきました.実際の診療は難しく,また,高齢化が進む地域では,一人一人の患者さんの病気だけでなく,周りの環境まで考えて,医療従事者としてどのように介入できるか考えていくことも必要であるという事も感じました.訪問診療,訪問看護,訪問リハでは,通院が難しい患者さんに対してのケアを体験させていただきました.できることは限られていましたが,患者さんだけでなく,介護をされているご家族の負担を減らすこともできる,非常に良いシステムであることを感じました.病院と隣接している介護老人保健施設「あゆみの里」では入所されている方のリハビリ,食事介助をさせていただきました.入所されている方々にはどういった背景があるのか,どのようなケアが必要なのかという事を勉強させていただきました.
  また,私が実習させていただいた時期は寒波の影響で大雪であったり,一部の地域で断水になっていたりと,大変な状況でした.その中で実習させていただいたことは,災害時の医療に参加させていただいたという点で,大変貴重な体験であったと思います.
  実習を通して強く感じたことは,公立穴水総合病院が地域と一体となって穴水町の方々の健康を守っているのだなという事です.穴水総合病院に入院されている方,外来にいらっしゃる方はもちろんですが,兜診療所での診療や訪問診療をおこなうことで,交通手段が無かったり,自力での通院が難しい方も医療を受けることができているようでした.
  先生方やコメディカルの方々もとても優しく,様々な事を教えて下さり,多くのことを学ぶことができました.この実習で学んだことを今後の学習や医師になってからの活動に活かしていきたいと思います.
短い期間でしたが,公立穴水総合病院の方々をはじめ,多くの方に大変お世話になりました.本当にありがとうございました.

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山本 祥博君(金沢大学医学部5年) BSL 総合診療 実習期間:2017. 12. 7~ 12. 15

山本 祥博君(金沢大学医学部5年) BSL 総合診療 実習期間:2017. 12. 7 12. 15

~公立水総合病院・能登北部地域医療研究所での実習を終えて~

人口8600人、高齢化率45%という「日本の未来」である穴水総合病院において7日間実習させていただきました。少子高齢化が進む能登において、どのように医療自体を維持していくのか、そして地域包括ケアシステムを作っていくのか、という具体的な話を伺うとともに、自分で考える機会をいただきました。どうしても先延ばしにしがちで、目を背けたくなるような現実ではありますが、それに対し中橋先生をはじめとして、穴水にいる皆が真正面から向き合っているのだということを知りました。
  また、数字だけを見れば悲観的な考えが頭をよぎりますが、実際に暮らしている地域の皆さんは幸せそうに生きていらっしゃる方が多かったです。そのほか、救急、訪問診療・看護、介護老人保健施設などにおいて大学ではできない刺激的な経験を得ました。介護老人保健施設においての入浴・食事補助をさせていただき、人間一人が一日生きていくというのは簡単なことではないのだと思い知らされました。兜診療所の見学の際には、兜診療所が診療所としてのみではなく、地域の交流の場として利用されている姿を見ることができました。
   最後になりますが、金沢医科大学能登北部地域医療研究所、公立穴水総合病院の先生方、関係者の皆様には大変お世話になりました。穴水に来て先生方の姿を見ている中で、自分自身内科への思いを強くしました。
特別枠として将来石川県に貢献いたします。  ありがとうございました。
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石山 皓一君(金沢大学医学部5年) BSL 総合診療 実習期間:2017. 11.28~ 12.06

 

石山 皓一君(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017. 11. 28 12. 06

~公立水総合病院・能登北部地域医療研究所での実習を終えて~

 9日間実習させていただきありがとうございました。地域医療実習として公立穴水総合病院に来させていただいて、様々なことを学びました。訪問診療や訪問看護、あゆみの里など普段学べないことを体験させていただきました。
20171206石山皓一君.jpg  訪問診療ではカニューレ交換、バルーン交換など在宅医療の実際を見ることができました。脳梗塞後の半身麻痺の方や多系統萎縮症の方が在宅でどのように過ごしているかを目の当たりにできたのも貴重な経験になりましたし、どのような機材を使って療養しているのかもわかり非常に有意義でした。

 あゆみの里では施設見学と入浴・食事補助をさせていただき、その難しさを痛感しました。入居者が楽に着替えたり、食べたりするにはどのようにするべきかを考えながら行動に移さなければならないことが難しく、要領が悪くなってしまいました。
 他にも地域のDVDを鑑賞して過疎化が進んだ地域の現在の姿を知り、地域医療が担っていく役目を考えさせられました。高齢者は多く僻地に住んでいて、医療を容易に受けられないので、在宅医療は非常にいい形態だと思いました。患者が住み慣れた土地で過ごすのは、わざわざ遠くの病院まで長い時間をかけて通うよりはるかに負担が少ないと感じました。また地域の人間関係の温かさも感じました。

 全体を通してなかなかない数多くのことを経験させていただいて感謝しています。自分の勉強不足も感じましたし、先生方を見ていて温かく患者さんと接している姿はあり、これが医師なんだろうなと改めて感じました。また穴水町は人も温かくて、ご飯も美味しくとてもいいところでした。この実習での経験を活かしてこれから精進していきたいと思います。1週間お世話になりました。

森久保 悟研修医(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2017.11.6 ~ 12. 3

森久保 悟 研修医(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2017.11.6 12. 3

~公立穴水総合病院での1ヶ月の研修を終えて~

 2017116日からの1ヶ月間、公立穴水総合病院にて地域医療研修をさせていただきました。研修を通じて医師の方々、医療スタッフの方々、介護スタッフの方々、そして地域住民の方々と、様々な方々から地域医療について、また穴水地域の特徴について教わりました。
 穴水病院の能登北部地域医療研究所長である中橋先生より、初日に、"地域医療とは、家庭料理のようなものだ"という言葉を頂きました。その当時は、医療安全に関して話をしていた中での言葉でありましたが、穴水での1か月間の研修を終えた今は、地域医療全般に対しての言葉なのだなと実感しています。地域住民同士のつながりが暖かく、その地域性を理解したうえで、患者のための、地域全体を中心とした医療を提供していくのが地域医療の役割なのだと思いました。
 また、内科の小浦先生からはこんな言葉を頂きました。"患者中心の医療における医師の役割は、最良の医療を提供するだけでなく、退院後の介護・生活の場にしっかりとバトンを引き継ぐところまでだ"と。今まで僕は、退院後の介護や生活の環境調整に関しては、退院先・転院先をどうするかということくらいまでは考えていましたが、それ以上の事、例えば退院先が自宅の場合は、果たして退院後に患者さんがどのような生活を送ることになり、そこにはどのような困難があるのかということは深くは考えていませんでした。メディカルソーシャルワーカーの方に任せっきりにしていました。公立穴水総合病院へ研修に来てから、訪問看護・訪問リハビリテーション・訪問診療・地域包括支援センター・診療所での各種業務を経験させていただく中で、多職種連携により患者さんにとって最良の医療を提供するためには、他職種の業務をしっかりと理解することが重要であることを実感しました。
  
大学病院へ戻っても、患者様と家族・地域のつながりを考え、退院までの医療だけではなく、退院後の介護・生活の場までしっかりと考えられるような医師になれるよう頑張りたいと思います。
 
最後に、金沢医科大学能登北部地域医療研究所の皆様、公立穴水総合病院の皆様、訪問看護ステーションの皆様、地域包括支援センターの皆様、穴水の住民の皆様、このような勉学の機会を頂き本当にありがとうございました。ご飯がとてもおいしかったです。

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野村 俊一研修医(金沢医療センター) 研修期間:2017.11.1 ~ 11. 30

野村 俊一 研修医(金沢医療センター) 研修期間:2017.10.1 11. 30

<地域医療研修を振り返って>

地域医療について学生のころから勉強する機会が少なく、また、現場を見る機会もほとんどありませんでした。そのため、地域医療と言っても都市部の医療と具体的にどう違うのかが分かりませんでした。そんな私でしたが、この度ご縁があり、穴水総合病院で1ヶ月実習させて頂くことになりました。 
  この1ヶ月を通して最も感じたことは、医師を含めた病院スタッフ全体が、患者の生活背景などをより具体的に考えて診療にあたっているという事です。地域の病院には医師をはじめとするスタッフ全体の数が不足しています。そのため、都市部の病院では細分化され、他職種に任せている業務内容に関しても医師は深く関与する必要があります。 
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ヶ月を通し、入院患者を受け持たせていただきました。そこで、患者を退院させる難しさを実感しました。ただ全身状態を良くするのではなく、退院後の生活を想像し、患者が困難なく普段の生活に戻れるように配慮することの大切さ・難しさを実感しました。 
  また、その他に、へき地医療研修に参加させていただきました。へき地では常駐の医師がおらず、気軽に病院を受診することができません。そのような場所でも、巡回診療を行うことで、定期的に医療従事者に体調を相談することができます。相談しなくとも、顔を見せることで医療従事者は患者が元気そうであることがわかり、患者自身は外出するきっかけになるため、とても重要な機会であると実感しました。私の研修している病院では感じることのできない良い経験になりました。 
 1ヶ月という短い期間ではありますが、普段研修している病院との医療の違いを肌で感じることができました。先生方には優しくして頂き、充実した研修期間を過ごすことができました。今後は、患者の生活背景まで思いが行き届くような医師になりたいと思います。本当にありがとうございました。
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松本 直樹 研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:2017.11.1 ~ 11. 30

松本 直樹 研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:2017.11.1 11. 30

1ヵ月間の地域医療研修を終えて>

11月の1ヵ月間、公立穴水総合病院で研修させて頂きました。能登にはこれまで何度か観光などで訪れたことはありましたが、こうしてまとまった期間を能登で過ごしたことは初めてで、研修を含め日常生活の一部としても様々な体験が出来ました。 
 研修で強く印象に残ったことは、訪問診療や訪問看護などで実際に患者さんの自宅に伺ったことです。大学生の時に在宅医療に関しての講義を聞いて以来、何となく在宅医療に興味を持ち続け、緩和ケアを含めた診療を行う医師の講演会に出向くこともありました。以前他の市中病院で研修していた際、何度か訪問診療に同行したことはあったのですが、今回の研修のように同じ患者さんの自宅を複数回訪れたり、看護やリハビリテーションを目的として訪れたりしたことは初めてでした。普段病院で診療を行っていると、患者さんの生活環境を十分に把握することは難しいですが、こうして実際に訪問する機会があれば、個々人の状態に合った診療に近づくことが出来ると思います。大学病院や市中の大きな病院では経験することが難しい、在宅医療の一端を自分の肌を通して研修することができ、大変有意義でした。 
 研修中は、中橋先生をはじめとして沢山の方々にお世話になりました。これまでの体験談やこれからのビジョンなど数多くの話を聞くことができ、自分自身の考え方を今一度見つめ直すことが出来たと思います。この1ヵ月間で得たものを、残りの研修や今後の医師としての生活に活かしてゆきたいです。今回の研修でお世話になった方々に深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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牧 克樹 研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2017.10.1 ~ 10.31

牧 克樹 研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2017.10.1 10.31

 201710月の1ヶ月、穴水総合病院および地域の医療施設で研修させていただきました。初めての地域医療であると同時に、たすき掛けのないプログラムで研修している自分にとっては初めての学外の施設での研修になりました。話に聞いてもイメージし難い過疎地での地域医療ですが、病院での病棟業務や外来、訪問診療や診療所での研修等色々な場面において得たかったイメージを得ることができました。事前に想像していたように、実際の診療では人手不足・制限された検査や処置・通じない言葉・限られた医療資源等、都会の大病院とは大きく考え方を変えなくてはならない事が多々ありました。しかしながら一方で、診療の基本や医師としての姿勢等、全国どこへ行っても変わらない事も沢山あるのだとも実感しました。また、患者とのふれあいや医療スタッフ間のコミュニケーションが密で、敢えてチームを結成しなくとも現場で自然とチーム医療を実践できる所など、狭いコミュニティーだからこそ身に付くスキルもあるように見受けられました。
今回の研修では楽しい同期と共に、素晴らしい指導医の先生方やスタッフの皆さん、優しい地域の方々のご厚意に恵まれ、これ以上無いほど楽しい1ヶ月を過ごすことができました。お会いするすべての方が、穴水を・能登に対する熱い気持ちを持っていたのが大変印象的で、高齢化・人口減少社会真っ只中であっても、これからの穴水の盛り上がりに期待させられる研修でもありました。
単なる地域研修を超えて、様々な機会と経験(と能登の秋の味覚)を与えてくださった 金沢医科大学能登北部地域医療研究所
公立穴水総合病院、の皆様に深く御礼申し上げます。ありがとうございました。

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竹村悠太研修医(石川県立中央病院) 研修期間:2017.10.1 ~ 10.31

竹村悠太研修医(石川県立中央病院) 研修期間:2017.10.1 10.31

 穴水での研修を終えて ~ 

1ヵ月間,お世話になりました.
私は,在宅診療を診たいということで上司に穴水での研修を勧められて来ました.日々,在宅診療や訪問看護,訪問リハビリに同行させていただきました.勧められた通りの,熱い研修ができました.各家庭にお邪魔させていただくと,病院の外来では伺い知ることの難しい,日常生活の様子を垣間見ることができます.2年間大病院で研修した上でこのような研修をできたことで,より具体的に,患者さんの背景を把握することの重要性を学ぶことができました.また,県内の他の病院ではなかなか経験することのできない離島研修を舳倉島でできたのが印象的でした.
スタッフの皆様は大変気さくで,食事や観光にも度々連れて行っていただけました.飲んだり歌ったり語らったりできたのがいい思い出です.
また,共に1ヶ月研修した西村先生(大阪市立総合医療センター),牧先生(東京大学医学部附属病院)がとても素晴らしい方々で,研修が何倍も楽しいものになりました.かけがえのない繋がりができました.1ヵ月間,ありがとうございました.
金沢医科大学 能登北部地域医療研究所や公立穴水総合病院のスタッフの皆様と共に仕事をする機会を得られて嬉しかったです.この1ヶ月の研修で身に付けたことを活かして,患者さんの気持ちに立って考え行動できる,温かい医師になれるよう精進します.

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西村 璃乃研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2017.10.1 ~ 10.31

西村 璃乃研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2017.10.1 10.31

 「地域に合わせて医療が形を変えるのだ。」
20171031nishimurarino.jpg中橋先生から伺ったこの言葉の意味を、公立穴水総合病院での研修を通して身をもって体験させていただきました。生来阪神地域で育ち、所謂「都会の大病院」しか知らない私にとって地域に根付いた医療はとても新鮮で勉強になることばかりでした。
訪問診療はとりわけ印象に残っており、直接自宅を訪問することで、患者さんの生活背景まで思い見ることが出来ました。さらに、訪問看護や訪問リハにも同行させていただき、コメディカルの方々による患者さんとの密な関わりのおかげで、きめ細かな医療が提供できていると知りました。ADLの低下した高齢者を包括的に捉えることは、恐らく外来だけでは困難ではないでしょうか。
また、兜診療所の整形外科外来では、多くの患者さんが膝の痛みで受診するのを見学させていただきました。痛み止めの処方や注射をうけた患者さんから「これで畑仕事できる。ありがとう。」と感謝され、エビデンスに則った侵襲的な治療だけが、必ずしも適切な医療ではないと気づきました。 無論、最先端の治療を学ぶことは医師として当然の義務だと考えます。
ただ、それ以上に高齢化の進んだ穴水では、もっと人間らしい流動的な医療を提供できることこそが良医になる秘訣だと感じました。私の住む阪神地域も30年後には現在の穴水の様に高齢化が進むと予想されています。
穴水で学んだことを大阪に持ち帰り、これからの日本における良き医療者になりたいと思います。本当にありがとうございました。

田邉稔明研修医(恵寿総合病院) 研修期間:2017.9.1~9.30

田邉稔明研修医(恵寿総合病院) 研修期間:2017.9.19.30

  
-地域医療研修を終えて-

1か月間、穴水総合病院で研修させていただきました。  この1か月は、いわゆる病棟管理よりも病院外での医療をメインに様々な経験をさせていただきました。地域のクリニック・診療所での外来研修、在宅医療研修、介護老人保健施設研修、その他まだまだありました。 
 その中で、次の2点を学びました。   
1つは、医療では必ずしも白黒はっきりさせる必要はない場面もあるということです。「AならばBすべき。」というように、私はついつい1つの正解を導き出したくなりがちでありました。
しかし、教科書的に考えるとその患者さんには
Bが適切であっても、その人の精神面や社会面を考慮すれば新たな選択肢としてCDも十分妥当であり(たとえ生命予後を短くし得ることだったとしても)、結果、BCDもどれも正解である(どれが正解でどれが不正解という区別はない)という場面に、この1か月で複数回触れました。そしてこのことが2つ目の学びに繋がりますが、そのCDという答えを導き出す手段として充実したコミュニケーションが不可欠なことがあるということを学びました。患者本人と話す・家族と話す・家に行く・関わっている医療スタッフと話す、などなど様々なコミュニケーションの形がありました。ふとした言葉の切れ端から、それまで無かった選択肢が出てくることもありました。
  やや抽象的な記載になってしまいましたが、まとめれば「充実したコミュニケーションをとりながら、病気だけでなく、その人の背景も捉えて、医療を実践していく」ということになるかと思います。
文字にしてみると当然のことのように感じますが、そんな当然のことを改めて実感する機会を提供してくださった公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。あ
りがとうございました。
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佐伯吉彦研修医(金沢医科大学氷見市民病院) 研修期間:2017.9.1~9.30

佐伯吉彦研修医(金沢医科大学氷見市民病院) 研修期間:2017.9.19.30 

-公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所における地域医療研修- 
私が今回の研修で最も印象深い経験は訪問診療です.訪問は医師だけではなく看護師やリハビリ,検査技師,事務員,行政など様々な業種と綿密で円滑な連携をしており,患者様の抱える問題にすぐに対応できるよう体制が整えられていました.病院のベッド数の減少が進められている中,地域医療を担う病院が辿り着く医療の形の一つであると実感しました.また,なにより驚いたことは在宅の患者様とご家族の方が私の想像以上に活き活きとしていることでした.医学の知識や技術だけでは達成できない医療の本質を目の当たりにしました.  高齢社会が進んでいる中で氷見市と穴水町で抱える問題点に共通のものは多いと考えます.
今回研修で学んだ点を今後の氷見市の医療に活かしていきたいと思います.1ヵ月間,本当にお世話になりました.
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堀 紗友夏研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2017.9.1~9.30

堀 紗友夏研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2017.9.19.30 

 
-地域医療研修を通して-  
 
研修先を穴水総合病院に選択した理由は、先輩の薦めもありましたが、能登地域は高齢化がかなり進んでおり、日本の近い将来そのものを映し出したような場所であると聞いたからでした。実際穴水町の高齢化率は45%で入院・外来患者の多くが高齢者の方でした。そんな地域でいかに人々が医療や福祉に関して安心して住める環境を整えるかを医療スタッフだけでなく地域のみなさんも含め一丸となって考えているように思えました。大学病院とは違って、病院は病気を治療するだけの場所ではなく、その人の衣食住を保証するという役割も果たしていることを知りました。
公立穴
水総合病院は専門領域や専門職の垣根はほとんどなく、何が患者さんにとって最良かをスタッフの人たちが互いに気さくに相談しあえる環境にあり、とても雰囲気が良い病院でした。診療所では薬の処方などの医療行為だけでなく、患者さん同士や医療スタッフと患者さん同士の近況報告など憩いの場としての役割もあり地域医療らしさを感じました。医療スタッフと患者さんが親戚や家族のように接していて、互いの距離が近かったことも印象的でした。また、主治医以意見書やポートフォリオの作成もとても良い経験となりました。 
 全国から研修医が研修に来る病院であり、他院の研修医の先生と交流が深められた点もとても良かったです。   今回の研修では終末期に近い高齢者の方も何人かいらっしゃいました。私は将来麻酔科を専攻し、緩和ケアにも携わっていきたいと考えています。その際には患者さんの身体的な苦痛だけでなく、社会的背景や日々の生きがいなどのことまでも考えてケアを考えていけたらと思いました。


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林 大輝研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:2017.7.1~7.31

林 大輝研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:201771731

公立穴水総合病院では7月の一か月間、地域医療研修させていただきました。
僕は石
川県金沢市生まれ金沢育ちで、小学校から大学まで金沢で過ごしました。母が七尾市出身であることもあり、小さな頃は祖母の家に遊びに行ったり、石崎奉燈祭を見に行ったりしていました。昨年はじめて珠洲、輪島の観光をしたことはありましたが、能登北部に来る機会はあまりありませんでした。 今回金沢大学の地域医療研修で穴水総合病院を選んだのは舳倉島に行けると知ったからです。舳倉島には自治医科大学出身の先生が毎年派遣されていることを聞いていたので、実際どのような医療が行われているかを見に行きたいと思っていました。穴水総合病院での地域医療は舳倉島見学以外にも、訪問診療、訪問看護、訪問リハビリ、老人ホーム研修、兜診療所など病院以外での研修が非常に多く、地域での高齢者の生活や医療を実際に肌で感じとることができました。大学病院などの大きな病院ではどうしても疾患を診ることに重きを置いてしまう傾向にある気がしますが、実際の医療は疾患だけでなく、家族、住居環境、経済的な問題、介護などあらゆる側面に目を向ける必要があると感じました。医師を含む医療スタッフは疾患を治すことだけではなく、患者さんとともにどのように病気と向き合っていくかが大切だと感じました。今後、超高齢化社会や2025年問題など多くの問題がありますが、今回の1か月の地域医療研修が今後医師として働くうえでのよいきっかけになりました。また、7月は夏祭りのシーズンでもあり、あばれ祭り、飯田町燈籠山祭り、長谷部まつりの前夜祭にも参加させていただきました。非常にいい思い出になりました。 
中橋先生をはじめ、小浦先生、研究所の方々、病院関係者の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。金沢大学に帰ったら、地域医療研修は穴水総合病院がいいと後輩に宣伝したいと思います。
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山田 菫研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2017.7.1~7.31

山田 菫研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:201771731

この1カ月間、訪問診療・訪問看護・訪問リハに同行させて頂いたり、地域や離島の診療所、老健施設にも行かせて頂くなど、大学病院では学ぶことのできないことを沢山学ばせていただきました。今後ますます高齢化が進む日本において、地域の医療体制がどうあるべきか考えるとても貴重な1カ月となりました。穴水でお世話になった先生方や、事務の方々、スタッフの皆さんにはとても優しくして頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。この1か月で学んだことを今後活かしていきたいです。
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上野和音研修医(能登総合病院) 研修期間:2017.7.1~7.31

上野和音研修医(能登総合病院) 研修期間:201771731

今回の1か月間の地域医療で最も新鮮かつ有意義な経験は訪問診療でした。今回の研修スケジュールでは、その他も甲診療所への出張、舳倉島診療所の見学など病院外での実習を多く組み込んでいただき、地域包括をメインとした研修でここでしか出来ない体験を多くさせていただきました。
今までも能登総合病院にて普段から「地域医療」を経験していると考えていましたが、「地域包括」の経験は全くありませんでした。入院から退院までだけでなく、退院後の生活をどうするのか、自力で病院に通うのが困難な方、高齢かつ独居の方に対するケアをどうしていくのか、病院の外で行われる医療を初めて間近で見ることができました。
いずれこの地域で行われている医療が、自分が医師でいる間に確実に日本全国で行われるようになると考えると、研修医の時期にこのような経験ができた事は非常に貴重だったと思います。1か月間、本当にお世話になりました。
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武田栞幸さん(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017. 7.10 ~ 7 .19.

武田栞幸さん(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017. 7.10 7 .19.

~公立水総合病院・能登北部地域医療研究所での実習を終えて~

 私は、710日から19日の間、穴水総合病院にお世話になり、総合診療科のBSL実習を行いました。初日には、穴水町や奥能登の高齢化率が40%を超え、これは、数十年後の日本を象徴しているということを教えていただきました。今回の実習では、自分が医師として働いている将来の日本の様子を疑似体験させていただいたことになると思います。高齢化し、地域に密着した形での医療ではかかわる医療者の経験値の大きさが大事になってくると思いまいした。今回の実習で交通機関、無医地域など、訪問診療が必要になる要素は様々にあることがわかりました。何かしらの理由で病院に通うことができない方、通わない選択をされた方に必要になってくるものが、訪問診療や訪問看護、訪問リハだと思います。その一つ一つを提供するためには、マンパワーが必要になることは当然です。しかし、それ以上に、病院のように多くの医療機器がそろっているわけではないご自宅で診療をするためには、限られた資材の中で診療を完遂ために、技術と経験、臨機応変さなどが必要とされるように感じました。看取りについても、ご自宅でとするとさらに必要になるのは医師側のフットワークの軽さだと考えられました。訪問診療を成り立たせるうえで最も大切な要素の一つは患者さんのご家族のサポートであると思います。

こうしたことは、大学病院での、来院された患者さん、入院されている患者さんを診せていただく実習だけでは気づかなかったことです。今回、5年生という段階でこれだけ地域の医療について見学させていただき、考え、自分なりの意見を言う機会をいただけたことは非常に貴重でこれからの財産の一つになると確信しています。

今回の実習の中で、もうひとつ、強く感じたことは、医療で用いる道具の使い方は、事前に知っていないと何もできないということです。当たり前のことですが、「こういう患者さんにはまず、こういう治療をします」ということを、教科書などで勉強して知識を持っていても、実際には、その治療をするための道具の使い方を知らないものばかりで何もできないということに気づかされました。

最後になりましたが、訪問診療に同行させていただき、多くのことを教えてくださった中橋先生、医学生としてどう頑張るべきか教えてくださり、お気遣いいただきました濱中副部長、医師のあるべき姿を教えてくださった小浦先生、優しく、能登の素敵なところもたくさん教えていただきました安田先生、近川先生、親切にしてくださいました橋本さん、濱崎さん、研修医の林先生、上野先生、山田先生、公立穴水総合病院のスタッフの皆様、に心より感謝申し上げます。

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川口健太君(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017. 6.29 ~ 7. 7.

 

●川口健太君(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017. 6.29 7. 7.

~公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所での実習を終えて~


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29日から77日にかけて,穴水総合病院にて実習をさせていただきました.初日のオリエンテーションにて,現在の穴水の高齢化率は将来の日本全体の高齢化率と同じでると伺いました.高齢化社会では高齢者の増加や生産人口の減少から,サービスの質が落ちてしまったり,医療費・介護費用が大きな負担になったりと様々な問題が生じます.将来自分が医師として働いているころに直面するであろう,この問題に対して穴水総合病院では現在どのような取り組みで対応しているのか,どのような解決法があるか,という点に特に注目して1週間という短い期間ではありましたが学ばせて頂きました.

穴水総合病院では,無医地区の方々の健康診断を行っていたり,訪問診療・訪問看護・訪問リハを通して,患者さんだけでなく家族の体調にも気遣っていたりと,非常に地域に寄り添った取り組みをしていました。

しかし,そんな穴水でもやはり医療・介護施設やスタッフの不足,介護者の高齢化などまだまだ問題点が多く残っているように感じました.

今回の実習で,今まで知っているつもりで全く知らなかった日本の現状を垣間見ることができました.高齢化社会が抱える問題点に対する自分なりの答えは1週間では見つけることはできませんでした.社会全体が問題意識を持って解決していかなければいけない問題ですが,これから医師になるものとして積極的に考え,周囲の人とともに解決策を模索して行こうと思います.

最後になりましたが,レクチャーや診察方法・手技を教えて下さった中橋先生,様々な話題から医師に必要な事を教えて下さった濱中副部長,これからの医療問題について熱く教えて下さった小浦先生,親切にして下さった近川先生,橋本さん,濱崎さん,公立穴水総合病院のスタッフの皆様に心より感謝を申し上げたいと思います。

 

山口奈奈子研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2017.6.1~6.30

山口奈奈子研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2017.6.16.30

201761日から30日の1か月間、公立穴水総合病院にて地域医療研修をさせて頂きました。穴水は高齢化率が高く、過疎化や高齢化がますます進む日本の将来であり、ここでの問題点に私たちは真摯に向き合わなければならないと思い、研修させていただきました。ここ穴水病院では外来や入院の他、訪問診療等も行っています。訪問診療や訪問看護に同行させていただいた際、病院での診療だけではみえてこなかった患者さん個々の疾患以外の問題点に気づかされました。医師は病気をただ治すだけでなく、患者さんの社会的背景等も踏まえた医学的、社会的介入を他職種と連携して行う必要があると感じました。これは今後高齢化のますます進む日本では重要なことだと思いました。
また一方では、能登半島の人々や自然に触れ、地域ならではの人々のあたたかさを感じることができました。
公立穴水総合病院・金沢医科大学能登北部地域医療研究所での研修を経て、これまでとはまた違った視点を得ることができ大変有意義な研修となりました。このような貴重な機会を与えてくださった関係者のみなさまに心より感謝を申し上げたいと思います。
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福淳 史研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2017.6.1~6.30

福淳 史研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2017.6.16.30

金沢医科大学病院研修医の福淳史と申します。公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所では6月の一か月間研修させていただきました。石川県に移り住んでから8年が経っていますが能登地方に足を延ばしたことはなく、穴水の地を訪れるのは初めてのことでした。穴水町の高齢化率は約40%と2050年の日本の予測平均高齢化率に相当するそうですが穴水病院での研修を通してその現状を実際に肌で感じることができ、地域医療の一部を見させていただきました。勉強すべきことはとてもひと月では足りず、すべてがわかったとは思いません。しかし今まであまり無かった地域医療についての意識が変化し、向き合い方のきっかけが掴めたと思います。たくさんの出会いがあった一か月でしたが心残りとして今回は冬の海産物が食べられなかったということで、牡蠣のシーズンにまた穴水に遊びにきたいと思っています。穴水で学んだことを大学での診療に生かしつつ修行に励み、次に皆さんとお会いするときには少し成長した姿をお見せできたらと思います。また穴水町の皆さん、中橋先生をはじめ、金沢医科大学能登北部地域医療研究所、病院関係者の皆さんには大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
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安井友紀(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017.6.19~6.27.

安井友紀(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017.6.196.27.

 ~公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所での実習を終えて~

金沢大学医学部5年の総合診療実習にて、1週間ほど穴水総合病院で地域医療について学ばせていただきました。実習初日に、中橋先生から穴水における高齢化社会の現状は40年後の日本の高齢化社会と同じであるといううお話を聞かせていただき、この実習で体験することは自分が将来医師として働く上でとても大切な経験になっていくものだと感じました。

今回の実習では、訪問看護、訪問リハビリ、訪問診療、あゆみの里見学などをさせていただきましたが、これまで金沢大学で行っていた実習とはまったく違ったものでした。患者さん一人一人に、貧困や独居などといったこの穴水という地域ならではの背景があり、先生方はただ単に疾患に向き合うのではなく、患者さんそれぞれが持つ様々な問題についてしっかり考え、患者さんがより良い暮らしをできるように努力されている姿を見てとても感銘を受けました。一口に医者といっても実際に行っている仕事は、地域によって全く違ったものなのだなと感じ、改めて医者という仕事の多様さや面白さについて触れることができたと思います。

また、外来見学においては普段先生方がどのようなことに留意しながら問診、診察を行っているかを教えていただき、さらには実際に何人かの患者さんに対して僕自身で診察させていただく機会があり、とても勉強になりました。

最後になりましたが、レクチャーや外来などで様々なことを教えていただいた中橋先生をはじめとした能登北部地域医療研究所の皆様、公立穴水総合病院やあゆみの里のスタッフの方々、訪問看護士の方々、そして実際に診察や問診などをさせていただいた穴水の患者さん達に心からお礼を申し上げたいと思います。1週間という短い間でしたが、大変お世話になりました。ありがとうございました。

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マグデブルグ大学(ドイツ) 医学部6年 レンツ フライア ソフィーさん「地域医療実習」2017.6.27

Lenz Freya-Sophie(ドイツ マグデブルグ大学) 2017.6.27 

On the 27th of June, I visited Anamizu General Hospital as a part of my Exchange programme in Kanazawa Medical University. The one-day-rotation included visiting Dr. Nakahashi's Outpatient room and joining him on Home visits in Noto Area. I enjoyed my stay in Anamizu very much. I learned about the difficulties of healthcare and economy in the Japanese countryside with an aging population. I was very impressed by the kind and respectful way of communication between the Doctors and their patients. Not only do they take care for the patient, but also for a safe and healthy environment and for the nursing relatives and their wellbeing.
 
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竹村直起君(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017.5.29~6.6.

竹村直起君(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017.5.296.6.

    公立穴水総合病院・金沢医科大学 能登北部地域医療研究所での実習を終えて

529日から66日にかけて、この公立穴水総合病院で地域医療の実習を行いました。この穴水では高齢化が進んでおり、2015年では45%となっています。この高齢化率は40年後の未来の日本と同じであるとの話を聞き、ここで見た、聞いた、感じた経験は近い将来、日本の至る所で目の当たりにすることになるだろうと思い、真摯に向き合っていかなければならないと感じました。 今回の実習では、病院内よりも病院外での実習の方が大きなウェイトを占めていました。例えば、無医地区へ赴きなかなか病院へ通えない方の健康診断等を行い、訪問診療、看護、リハでは、実際に患者さんの家に伺って、診察や看護、リハビリを行いました。実際に家に伺うと、患者さんだけではなくその家族の方の暮らしが見ることが出来ました。その際、感じたのは、患者さんだけでなく家族の体調にも気遣っているのが非常に印象的でした。家での介護は家族の方の協力が必須であり、家族も含めての診療ということが感じられました。 また、金沢医科大学 能登北部地域医療研究所には多くの学生や、研修医の先生方がいらっしゃっており、他大学の方と交流できる非常にいい機会となりました。特に、研修医の先生とお話しした際に、将来を見据える上でためになる体験や診察における技術、アドバイスなどをいただき、これから生かしていきたいと思いました。 最後になりましたが、講義や診察だけでなく地域医療そのものを体験させてくださった中橋先生、実習のための準備や穴水について多く教えて下さった濱中副部長(兼)副所長さん、橋本さん、濱崎さん、医師になるうえで知っておくべきことを熱く教えて下さった小浦先生、近川先生、公立穴水総合病院の皆様や多くの方々に心より感謝を申し上げたいと思います


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佐野 誠君(東海大学医学部6年) 実習期間:2017. 5. 22 ~ 6. 3

  佐野 誠君(東海大学医学部6年)

 ~能登北部地域医療研究所での地域医療実習を終えて~

 今回東海大学6年次の地域医療実習として、石川県穴水町にある公立穴水総合病院で実習をさせていただきました。穴水町では高齢化が進んでおり、2015年の高齢化率(65歳以上の割合)は45.5%4割を超えています。高齢化は日本全体の問題ともなっており、穴水町は将来の日本のモデルであるとも考えられます。その穴水町における地域医療がどうなっているのか2週間にわたり学ばせていただきました。

実習内容として、訪問診療、訪問看護、訪問リハビリ、僻地医療、離島診療所や介護老人福祉施設の見学など、病院外での実習が盛り沢山でした。その他病院内にて救急診療や処置見学、先生方の講義や勉強会等も実習に組み込んでくださっています。病院内での実習で学ぶことも多かったですが、やはり私は病院外での実習に多くの刺激と学びを感じました。大学病院での医療とは異なり、公立穴水総合病院では地域に根ざした医療に重きを置いています。訪問診療や看護、リハビリでは患者様、そしてそのご家族との距離がとても近く、連携して患者様の生活の質を向上させるための医療が行われているように感じました。生活の質を向上させる、ということは患者様のライフスタイルを知っていなくてはいけないし、介護者であるご家族とのコミュニケーションが良好でなくては不可能です。また、ライフスタイルを知るにはその土地の文化やその土地に住む人々の特徴も学ぶ必要があり、医療従事者として単に疾患を治療すれば済むわけではありません。救急医療に関しても僻地に住んでいる方は単純に搬送に時間がかかるほか、重症度によっては遠くの病院を選択する必要がでてきます。こうした地域特有の悩みに対し、効率のよいシステムの構築や素早い判断が医療関係者に求められるのだと気付かされました。
地域医療についての書物を読み、知識を入れておくだけでは、本当に地域医療について知ったとは言えないのだと感じました。
2週間という短い期間でしたが、実際に穴水という土地に来て地域医療に触れられたことは、医師になるうえで非常に大切な経験になったと感じています。所長の中橋先生をはじめ、能登北部地域医療研究所の皆様には大変お世話になりました。
今後この経験は医師として必ず活きてくるものだと感じています。本当に
2週間ありがとうございました。

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朝香隆明君(東海大学医学部6年) 実習期間:2017. 5. 22 ~ 6. 3

朝香隆明君(東海大学医学部6年)

~能登北部地域医療研究所での学外実習を終えて~

2017522日より2週間、公立穴水総合病院能登北部地域医療研究所にて実習させて頂きました。初日の中橋先生によるオリエンテーションで、『穴水は日本の将来を表している』という言葉の意味に疑問を感じていましたが、翌日からの実習でその意味を段々と知ることになりました。2035年には3人に1人が高齢者になる日本において、穴水町の様に既に若い世代の人が減り高齢者自身が地域を支える主体となっている地域は、いまの都市型に見られる医療とは異なっていたのです。一般的に都市部での医療は、町の中心に病院などの医療機関が存在しそれを住民が利用するといった関係図が成り立ちますが、地域医療という環境では、まず住民が中心に存在し、それに対して周りに病院や訪問リハビリ、訪問看護、地域住民などが存在し手を取り合って互いに関係を築いていました。この様な環境下では、医師としては一人一人の心情や日常生活などといった背景を把握しておく必要があり、そのために実際の現場に赴き自身の眼と耳と心を用いて対話する事が重要であると感じました。地域医療とは、地域で行っている医療の事であると解釈している人が多いと思いますが、実際の地域医療とは、医療だけでなく多くの組織と住民全体を巻き込んだ地域づくりの事を指しているのだとこの実習を通じて痛感しました。最後になりましたが、中橋毅先生をはじめ能登北部地域医療研究所の皆様、穴水総合病院のスタッフの皆様、快く診察させて下さった地域住民の方々に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

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宮野涼至研修医(東京大学附属病院) 研修期間:2017.5.1~5.31

 宮野涼至研修医(東京大学附属病院)    研修期間:2017.5.15.31

 金沢出身で祖母が七尾に住んでいる私にとって穴水という町は耳馴染みがあるが訪れたことのない町でした。私にとって能登といえば七尾でした。それがこの度ご縁があり穴水総合病院で一か月間、地域医療という形で研修させて頂きました。 多くの町村が抱える少子高齢化の舞台となっている穴水、ここには40年後の日本があります。無人の家、休耕田、バスの本数の減少。「田舎は自然が多く、静かで住みやすい」という標語は健康な時のものです。それでも人は生活をするのです。医師として医療の側面だけでなく患者様の人生背景を踏まえたものを見る必要があるのだと感じました。 穴水でさせていただいた体験はどれも貴重なもので、これからの医療者としてのなるべき姿だけでなく人としてどういう人生を歩むか、を再考する機会になりました。また、穴水におりなす自然やその中で生きる人々、その集団が作る暖かい空気を感じました。このような貴重な体験をさせていただき公立穴水総合病院だけでなく、穴水の皆様方にこの場を借りて心からの感謝を申し上げたいと思います。
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小嶋 健太郎君(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017.5.18~26.

小嶋 健太郎君(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017.5.1826.

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公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所での実習を終えて

・穴水(石川県鳳珠郡)について

まず穴水まで車を走らせた時、のと里山海道の終点であることに驚きました(それほど遠くまで来たこと、道が輪島や珠洲までそのまま伸びていないことの二重の意味で)。ただ、田舎という印象はあるものの町の中心部にはコンビニもスーパーも郵便局も病院もあり、暮らしに必要なものは一式そろっている印象でした。連れて行って頂いた料亭や寿司店で食べた地元の食材は大変美味で、パン屋さんのパンも意外と言うと失礼ですが十分以上のクオリティーと感じ、食の面は充実している印象です。また、星空は立山や白山の上で見るのとそう変わらないほどに煌びやかでした。観光の面でも七尾、輪島、珠洲、能登町の各所に足を伸ばしやすい良い立地だと思います。総じて、高齢化の状況から想像していた過疎地とは少し違った印象でした。ただ、車を動かせない高齢者の方などからすると困難も多そうでした。

・実地実習について

訪問での診療や看護、リハビリにご一緒させて頂いた際、おそらく邪魔になることも多かったかと思います。また、事前のお伺いもなしに学生がお邪魔したら大なり小なり戸惑われたかと思います。そんな中、どのご家庭も快く迎えてくださり、コーヒーやお菓子まで出していただき、地域の住民性の暖かさと病院との信頼関係を感じました。患者さんとの世間話のような和やかな光景も印象的でした。一方でそういったご家庭はどうしても遠隔地が多く、交通と生活の不便さ(特に高齢者の方には)という地域の抱える問題の一端も垣間見えました。病院内での実習の際にも皆さま大変良くしてくださり、特に研修医の宮野先生には採血の練習をさせて頂いたりと大変お世話になりました。舳倉島への訪問は、ある意味今回で最も印象に残った実習でした。植生や魚介の豊かさや、一方でお店の類の全くないことにも驚かされましたが、何より診療所を研修3年目の先生がコメディカルの方の助けもなくお一人でやりくりされていたのに驚きました。半年交代とのことで住んでいる方からすると医療不信の種にもなりかねないようにも思われますが、住民の方も暖かく支えられていると聞いて、離島における診療施設の必要性と医師―地域住民間の良好関係の尊さを感じました。船は揺れると聞いて身構えていましたが、幸いこの日は波も穏やかで日差しも弱く、それなりに快適な船旅でした。

・講義について

 講義を担当してくださった中橋先生はとにかく話し方がお上手で、またしっかりした考えをお持ちの方という印象でした。講義はどれも解りやすく、また引き込まれ、大変勉強になりました。特に救急は大学でも7日間の実習を終えましたが、その時よりも得るものが多かったように思います。こんな先生が大学にいてくださったらと思わずにいられませんが、現場にいてこそ見えるもの・語れることもあるのでしょうね... ただ舳倉診療所での講義の時だけは寝不足と船酔いで大分ぼんやりしていました、申し訳ありません。

・最後に

 シェアハウスを快く受け入れてくださったり採血の練習やその他色々とにかくお世話になった宮野先生、講義や実習で多くを学ばせてくださった中橋先生、実習全体にわたりお世話をしてくださった橋本さん、宮野先生とともに歓迎会を開いてくださった安田先生や近川先生(兜診療所でも大変お世話になりました)、小浦先生、浜寿司でお話を聞かせていただいた丸岡先生、コメディカルの方々や患者様方、濱中さんや濵﨑さん、金沢医科大学や東海大学の先輩後輩の方々、皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。勉強になったり美味しいものを食べさせて頂いたり美しい景色を見たりと、大変に充実した9日間でした。

 

 

平成29年度 第1学年医学教育の第一歩を地域医療と福祉体験実習からスタート~(実習期間: 2017.5.16-19)

 金沢医科大学医学部第1学年で実施される体験実習の目的は、福祉施設などでの実体験を通して、社会における医療と福祉・介護の接点についての理解を深め、将来師となるために必要な学習の動機付けにすることである。入学からほぼひと月後の5月中旬、新入生全員が学外施設での医療福祉実習に臨みました。
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1 学習目標 
 1 ) 一般目標(GIO) 
 社会における医療と福祉・介護の接点について、早期に実地体験をすることにより理解を深め、将来医師となるために必要な学習の動機付けを行う。

2) 行動目標(SBO)

 (1) 入所者、患者さんとコミュニケーションをとることができる。
 (2) 食事介助を行うことができる。
 (3) 入浴介助を行うことができる。
 (4) 諸検査介助などのエスコートを行うことができる。
 (5) 体験をとおして、医療および福祉・介護について自ら意見を述べることができる。
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 G1 実習期間:2017年5月16~17日
        医療福祉体験実習感想(於:金沢医科大学能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院)
        金沢医科大学一年 : 伊藤さやか、太田昂一、菊地慶彦、小山智史

 MB7-0088 伊藤さやか

 2日間本当にありがとうございました。先生方や研修医の方、あゆみの里のスタッフの方々、入居者の方から様々なお話を聞いてとても勉強になりました。実習中で学んだ事で特に印象に残ったことが2つあります。
  1つ目はあゆみの里での介護の大変さです。病院に隣接しているあゆみの里では入浴介助や食事介助をさせていただきました。入浴介助では個人個人によってすることが異なっていてその方に合わせていた事が印象に残りました。自分で出来ることはなるべく自分でするという事が大切だと感じました。また、車椅子に移動する時などは力が必要であり大変だと感じました。食事介助では入居者の方と会話をしながら、食べるタイミングをはかるなど想像したよりも難しかったです。医学生の間に医師以外の医療関係者の仕事を体験させていただく事で、少しでも医療スタッフの気持ちがわかる医師になれるという点で将来役に立つと感じました。 
 2つ目は兜診療所で地域の方との距離が近く、患者さんの生活と密接に関わっていることです。患者さんの日常生活の様子や要望を聞きその方に合わせて診察を行っていることが印象に残りました。訪問診療では悪いところがなくても定期的に患者さんの様子を確認していました。大切なことは患者さんだけでなく、その家族のケアも行うことだと学びました。
   私は将来地域医療に貢献したいと考えているので今回の実習はとても勉強になりました。中橋先生が講義でおっしゃっていた地域医療において現在足りないものを埋めるために何が必要かを考えるという方法を、将来私の地元の医療にも還元したいと思いました。そして、大学では医学の知識や技術を学ぶだけでなく医師としての激務に耐えられる精神力と体力、患者さんから信頼されるような人間性を身につけたいです。
今後、公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所で行われる地域医療を学ぶイベントに是非参加したいです。

 MB7-0222 太田昂一

 先日は医療福祉体験実習を通して貴重な経験をさせていただきありがとうございました。 
   僕は今回初めて医療福祉に関する実習に参加しました。あゆみの里では認知症の方や身体障がい者の方の着替えや食事、歯磨きの手伝いをさせていただきました。利用者の方とどう接すれば良いのかということで一番悩みました。事前に笑顔で優しく、相手の目線でと心に刻んでいたはずなのに戸惑いが出てしまいました。そんな僕を見抜いたのか、おじいさんにドライヤーを貸せと言われた時は自分に落胆しました。おじいさんの気持ちは当たり前だなと思いました。相手を安心させなければいけないのに不安にさせてしまいとても反省しました。コミュニケーションすることの大切さと難しさを学びました。 
  訪問診療は将来の僕にとって実際的なもので今回その現場を見学できて大変身になりました。その場にいるみなさんが一体となっていてこれが地域医療かと心にしみました。医者の役割のひとつは患者を診るだけでなくその家族もみて、どこかに不都合がないかを確かめることだということを聞きました。医者と患者が密接な関係にある地域医療はそういうことが大事な鍵になるのだと思いました。
  穴水町の方々はあたたかい方ばかりで夜ご飯を食べに行って外ですれ違うとみなさんが「こんばんは」などと声をかけてくださいました。また兜診療所でも外部から来た僕たちに優しく接してくださいました。穴水町はとても良いところです。僕は今回訪れて本当にそう思いました。再びここに訪れたいと思います。
 実習通して改めて介護の大変さ、医者の忙しさ、そしてそのやりがいを学べました。僕には小さな気づかいや積極性、相手の気持ちを考えることなど足りないことが山ほどあります。それらをひとつひとつ補っていき1人の医者として活躍できるように日々研鑽したいと思います。    この度は本当にお世話になりました。

 MB7-0337 菊地慶彦

 私には、穴水町での地域医療の形態は斬新だった。穴水総合病院の訪問診療などのサービス、兜診療所、穴水町全体での健康づくりの取り組みなど、病気になったときにはもちろん、病気になる前から健康を保つための活動もあることに驚いた。ここでは、その中で特に関心を持った二つのことについてとりあげる。
  まず一つ目は、兜診療所だ。穴水総合病院の出張所であり、その地域の人の必要不可欠な場所になっている。医師、看護士、事務を含め4人で施設を動かしているが、一日あたりに来る患者さんの人数が多い。40~50人ほど来ることも珍しくない。お年寄りの利用者が多く、玄関に杖入れが置いてあったのはそれゆえだろう。待合室では、お互いに顔見知りであるためか、会話が弾んでいた。待合室では静かにじっと待っているということが普通だと思っていた私にとって、珍しい光景だった。"静かな"病院より"にぎやかな"病院というのは、私の病院というイメージを覆した。
  二つ目は、訪問診療だ。穴水総合病院の活動の一つだ。往診と異なり、定期的に診察に行く。患者さんは、病院まで動けない人、病院までの道のりが遠い人などの人たちだ。自宅にいるので、看病する人も必要だ。私が見学させてもらった方たちは奥さんに看病してもらっていた。体調がよいときは、車椅子で散歩をするときもある。病院に入院しないで、自宅にいることにより拘束されにくくなり、家族との時間もとることもできる. 
  穴水町は高齢化がだいぶ進んでいる。しかし、それに対する、十分なアプローチがすでに確立している。今後は都市部にも高齢化が広がっていくだろう。高齢化により医療がどのように変わっていくのかはまだわからないが、穴水町のような形態になるだろう。住人の状況に応じて、最適な医療環境を整える。そのように地域に密着した医療形態が大切なように思う。 大変お世話になりました。特に中橋先生の講義では、穴水町での全体的な医療体
系がわかりました。ありがとうございました。

 MB7-0466   小山哲史

 先日は、医療福祉体験実習で穴水総合病院をはじめとする様々な施設で見学、体験をさせていただきありがとうございました。 あゆみの里で体験した入浴介助と食事介助はなかなか体験できないものである上に、介護の現場で働く医療スタッフの仕事や現場の雰囲気を学ぶことができ今後のチーム医療を行う上でのひとつの貴重な体験になったと思います。
また、訪問診療では中橋先生のおっしゃっていた「在宅医療では患者を観察するのはもちろん、介護するご家族の方の様子を観察することも大切」という言葉には非常に深い感銘を受けました。二日目の兜診療所の見学と中橋先生の行ってくださった講義では地域医療を行う上での病院や医師の役割、やらなくてはならないことについて学び、兜診療所の病院としてでなく地域の寄合の場としての一面を見て地域医療では、患者さんを治すことだけでなく患者さんの住む地域全体をケアすることも重要だと感じました。私はまだ将来自分の従事する医療について明確なイメージを持てていませんが、その中のひとつである地域医療について、今回の経験は非常に貴重なものになると思います。この経験を今後の自分に活かして患者さんに信頼される良医になれるように日々努力したいと感じました。
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 G2 実習期間:2017年5月18~19日

         医療福祉体験実習感想(於:金沢医科大学能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院)
         金沢医科大学一年  高田皓平, 田中義人, 美山承銘, 山口瑠璃

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――――― 公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所で得られたこと ―――――

  2日間の実習で経験できたことは、確実に将来の自分が目指す医師像に近付く助けになると感じました。まず、介護体験では実際に介護が必要な方を介護していろいろな方がいてコミュニケーションが簡単に取れる方から難しい方まできちんと対面してお話しすることができ、高齢者とのコミュニケーションの取り方を学ぶことができました。
  次に、へき地診療の見学をし、医師が訪問して診療するのを初めて見ました。その土地の方が抱えている悩みを素直に引き出せるような接し方をされており、患者さんが医師に診てもらえる機会を無駄にしないような工夫がなされていると感じました。
終末期医療の講義では「終末期にはどのような医療を施すのか」などの答えのない問題を深く考えるいい機会となり、どれだけ患者さんが「生ききった感」を感じているのかを基準にすることが大切であるというこれまでにない考え方を学びました。兜診療所での見学では医師と患者さんの距離の近さに驚きました。また医師の方が患者さんの求めているものを敏感に感じ取り、それに沿った方法で患者さんの生活における困難な所を取り除くように努力していらっしゃるというお話を聞くことができ、自分たちが見ているだけでは学べない現場の知識を教えていただきました。最後に救急を見学することもでき、救急の緊迫した空気を見ることができたことで、これから目指す医師像を具体的にイメージできるようになりました。
今回、私たちに現場を体験させていただいたことで得られたことはとても大きい。この実習で得た本物の医療現場の印象、知識、考え方をこれからも忘れずに医学の勉強に取り組みたいと思いました。公立穴水病院の方々、この度は2日間本当にありがとうございました。
 金沢医科大学一年 :高田皓平, 田中義人, 美山承銘, 山口瑠璃)
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玉垣 圭祐君(関西医科大学医学部6年) 実習期間 平成29年4月17日~4月28日

玉垣 圭祐君(関西医科大学医学部6年)

 

~ 能登北部地域医療研究所での学外臨床実習を終えて ~


 4
17日より能登・穴水にて2週間、学外臨床実習をさせていただきました。

穴水での実習は普段私たちが目の当たりにしている大学での医療の現場とは異なるもので、とても驚きました。患者さんとの接し方一つにしても退院後のケアまでサポートしていく難しさ、またそれをより円滑に進めるために患者さんやそのご家族、住んでいる地域の人達とのコミュニケーションもより重要になると感じました。

そしてその地域で住んでいる人達同士で互いに助け合っている姿や献身的にサポートしている姿はとても印象に残っています。遠くに住んでいるために病院に来ることができない状態の患者さんや一人で住んでいる患者さんのために訪問看護、往診、訪問リハといった様々な方法でケアし、患者さんのADLの自立を促すのみでなくそのご家族のサポートまでしている医療の姿はこれからの高齢社会において必要不可欠なものであると感じました。

また中橋先生のレクチャーでは「人の死」とは何か?という議題について考えさせられるものがありました。そこで穴水で生涯を生きていくことを決めた人たちにとっての死とは、命を失うというばかりの意味ではないのかもしれないと感じました。それはADLの自立など個人にとって様々かもしれません。患者さんにとっての死というものについてどれだけ理解ができ、どれだけ介入するべきなのか?がこれからの自分たちに求められていることかもしれないと思います。

最後になりましたが、中橋毅先生をはじめ金沢医科大学 能登北部地域医療研究所、公立穴水総合病院の皆様、そして穴水の住民の皆さま温かく受け入れてくださって本当にありがとうございました。院外実習で得た多くの経験を無駄にしないようこれからも努力していこうと思います。2週間という長い間お世話になりました。
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吉岡 佑将君(関西医科大学医学部6年) 実習期間 平成29年4月17日~4月28日

吉岡 佑将(関西医科大学医学部6年) 

 

~ 能登北部地域医療研究所での学外臨床実習を終えて ~


 今
回私は2017年4月17日から28日までの2週間 公立穴水総合病院 能登北部地域医療研究所にて「地域医療とはどのようなものかを自分の言葉で説明できるようになること」を目的に実習をさせていただきました。内容としては病院での外来や処置の他、訪問リハビリや訪問看護、訪問診療などの在宅医療や、兜診療所、介護老人保健施設のあゆみの里でも実習させていただきました。穴水町には約1万人が住んでいますが約半分が高齢者でこれは将来の日本だということを実習初日に所長の中橋先生に教えていただきました。

今回の実習で一番印象的だったのは兜診療所でした。兜診療所は診察室と待合室があり、待合室は地域の方の交流の場として活用されていました。診察室では、大学病院とは違い診療所に訪れる方が健康であることの確認をする場だと先生に教えていただきました。核家族化が進み家族だけではなく地域で協力すべき医療形態になっていくと、兜診療所の待合室のように地域の方の憩いの場となる場所が必要になってくるのではないかと思います。

2週間を終えて穴水町のような高齢者が多く、病院や診療所まで通うことのできない患者が多い地域では非常に地域包括ケアシステムが重要になってくるのではないかと思い、また、地域医療とは医療従事者だけではなくその地域に住んでいる方の協力があって初めて成り立つものなのだなと感じました。そしていずれは日本全体として高齢者が増え、穴水町のような医療形態が必要になると学ぶことができました。最後になりますが2週間ご指導くださいました中橋毅先生をはじめ金沢医科大学能登北部地域医療研究所のスタッフの皆様や、今回訪問させていただいた穴水町の皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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松田 隼人君(関西医科大学医学部6年) 実習期間 平成29年4月3日~4月14日

松田 隼人君(関西医科大学医学部6年)

 

~ 能登北部地域医療研究所での学外臨床実習を終えて ~

能登・穴水にて201743日より2週間の学外臨床実習をさせて頂きました。改めてお世話になった諸先生方並びにスタッフの皆さまに感謝申し上げます。大学病院では得ることの難しい様々な経験をすることができ,大変有意義な実習となりました。

特に訪問診療・看護・リハを見学する沢山の機会に恵まれたことは、今後ベッド数が不足すると予測される日本の将来の医療の一端を担うものとして、貴重な経験となりました。現在地方を中心に地域社会に影響を及ぼしている高齢化・過疎化が、今後都市部でも同様に進行していくことは言うまでもありませんし、ここでなされてきた様々な議論や対策を理解し、都市部の実状にそった形に応用していくことが重要だと考えております。

高齢者に対する医療・ケアに関して一番難しいと感じたのはその多様性です。大学病院での実習では、患者の退院後の生活環境などまで考慮するということを考える機会すらありませんでした。ここで行われている医療は、退院後の生活をどうサポートするのかという点にかなり焦点が当てられているように感じましたし、そのために生じる多様な問題にどう対応していくのか、という問いの難しさを感じました。医師という職業は他の医療職に対し指示を出す立場にあるので、他の医療職ないし介護職の専門性を正確に把握し、患者が抱えている困難に対し打てる手段を増やすことが重要であること、また医療に関わる法制度などに対する理解も、どこまで患者をサポートすることができるのかを知る上で不可欠であるという事を学びました。

兜診療所での実習では、診察室の内外で患者と接するという機会を得ることができ、かなり考えさせられる経験となりました。診察室では病識に欠けている患者かも知れないと感じるような患者でも、待合室では驚くほど医学に対する理解を感じさせる発言があったりするなど、患者を知るという事は簡単な事ではないと感じました。小浦先生のおっしゃられた「(診察室でしか接する機会がない以上)我々が患者さんを理解する日は来ないのかも知れない」という言葉が印象的でした。

また兜診療所や輪島での実習では、病院の持つ医療機関としてではない機能についても学ぶことができました。兜診療所の待合室は地域の方々の交流の場となっており、とても賑やかな空間になっていました。また輪島で中橋先生が話された「病院下町(城下町の病院版)」という概念、高齢化が進む地域では病院を中心として町が形成されうるという話も、病院で勤務する人間として知っておく価値のある話だと思いましたし、病院の医療機関としての機能だけを見て合理化を進めることでは失われてしまうものがある、というのはまた難しい問題だと感じました。

ここ穴水で得たこれらの知識経験を忘れず、患者を診るということを様々な観点から考えられる医師になれるよう、これからも勉強を続けていこうと思います。2週間本当にありがとうございました。

 

朝川 遼君(関西医科大学医学部6年) 実習期間 平成29年4月3日~4月14日

朝川 遼君(関西医科大学医学部6年)

 

~ 能登北部地域医療研究所での学外臨床実習を終えて ~


2017
43日から14日まで、公立穴水総合病院 能登北部地域医療研究所にて実習をさせていただきました。実習は穴水病院での外来や内視鏡検査の他、地域への訪問リハビリ・看護・診療、兜診療所、あゆみの里(介護老人保健施設)、まるおかクリニック(小児科)など多岐にわたり、能登北部での医療を非常に深く学ぶことができました。

「地域包括ケアシステムとはどのようなものか」「穴水は日本の未来を先に見ている町」と実習初日に中橋先生にオリエンテーションで問いかけられたことを理解することが、今回2週間の実習での課題でした。「地域医療とは地域社会を築くこと」ともおっしゃっていましたが、それはこの能登で暮らす人々が、最期まで住み慣れた環境でその人らしい暮らしを送ることができるようにすることと直結することが理解できました。訪問看護、訪問リハビリテーション、訪問診療といった在宅医療は、住み慣れた環境で医療を受けるための重要な手段であり、患者のADL改善や社会への復帰を促すことに繋がっています。家族の協力があってこそ成り立つものである反面、多くの場合、患者と2人暮らしである故に負担となることも多いようで、医師は家族がストレスなく持続的に介護する状況であるかを常に考える必要があることを学びました。中橋先生のレクチャーや高齢者外来では、日常生活での変化を聞き出して病状変化を見つけ出すこと、終末期の患者やその家族にどう接するか、医学的に打つ手がなくなっても何ができるか、を学び考える機会になりました。医師は一人一人の暮らしや心情に踏み込まなければならず、そのためにも一人一人の思いに傾聴し、信頼関係を築くことが大切だと気付かされました。穴水病院や在宅医療、あゆみの里の入所者の方々との交流を通して、背景にある疾患だけでなく人となりにも個人差があり、老年医学ではこうした多様性に対応せざるを得ないという難しさを知りました。老年医学に限らず、小児科医であっても家庭医として高齢者医療を行うなど、医師に柔軟性が求められる時代になっている現状を、まるおかクリニックでの外来実習で知ることとなりました。院長の丸岡先生は家庭医や往診業務も務め、能登で暮らす人達が、家族全員で、いつでも気軽に診察を受けられる、一次医療機関の理想像だと感じました。

過疎地域の診療所の1つの兜診療所は、医療機関としてのみならず、暮らしの場の一つとしての役割がありました。待合室は受診する住民達の憩いの場ともなっており、住民同士で意見交換や生存確認のような会話が飛び交っていました。それもあってか、実年齢よりはるかに若く感じるほど元気な方が多い印象を受けました。時代と共に町も医療も変わっていくものですが、能登の人々の「自分達の暮らしは自分達で何とかする」というスタイルが変わらず、住民どうしの交流が深いからこそ、高齢になっても能登で生業を続けられ、支え合えているのではないかと思います。地域でのつながりが希薄になりがちな都市部も、「穴水は日本の未来を先に見ている町」という言葉の通り、若い世代が減り、高齢者が地域を支える主体になるならば、住民どうしのつながりや、互いに助け合える関係を築かずに将来を迎えられないのではないかと思います。そうした中、地域で働く医師の使命は、地域の住民達の個々の疾患や加齢による変化、住民が医療に求めることに柔軟に対応し、住民全体で地域を支えられるリーダーのような存在として尽力することと考えます。高齢化が進む日本で地域医療に携わらずに医師を務められない状況に置かれつつある私達にまず求められるのは、自らが医師として働く地域のことを知り、その地域で暮らす人々と交流を持って、自らも地域の一員となり住民全体が協力し合える関係を築くことだと思いました。

 最後になりましたが、私たちを温かく受け入れご指導くださいました、中橋毅先生をはじめ能登北部地域医療研究所の皆様、穴水総合病院のスタッフの皆様、偶然の出会いにもかかわらずクリニックで熱心にレクチャーならびに外来実習を担当してくださいましたまるおかクリニック院長・丸岡先生、そして穴水町の訪れた先々の住民の皆様には、心より御礼申し上げます。この2週間で得られたものを、今後の糧にさせていただきます。本当にありがとうございました。

湯川 奈緒子さん(東海大学医学部6年) 実習期間:2017.3.21~3.31.

湯川奈緒子さん(東海大学医学部6年)

 

<ちからをつけること>

ちからをつけることは苦労を伴う。学力をつけるには勉強をしなければならないし、体力をつけるには日々の運動が欠かせない。それでは、「人が生きること」を支えるにはどのような力が必要で、それをどのように養えばいいのか?

穴水総合病院がある穴水町は、能登半島中央に位置するゆっくりと時間が流れているようなのどかな町である。一方で、この町は深刻な少子高齢化を迎えており前述した『人が生きることを支えるにはどのような力が必要で、それをどのように養えばいいのか?』を真剣に考え、そしてこの問題と真正面から向き合って格闘している町でもある。今回の実習ではその取り組みの一端に触れることが出来た。

大学病院では患者さんが病院を訪れる。そしてその膨大な人数の患者さんをいかに効率良く診察するかは求められるスキルの一つであると思う。しかし、これは患者さんご本人が病院に辿り着ける力があること、もしくは病院に連れてきてくれる家族がいることを示している。今回の実習でお会いした患者さんはそのどちらもない方が多かった。そのような方々を支える為に訪問診療、訪問看護、訪問リハ、へき地診療が実施されている。これらの活動では、1日に多くのお宅を訪問することは出来ないもののしっかりと患者さんとそのご家族のお話を伺い、病院では知りえない患者さんの日常生活の様子を知ることが出来ていた。何よりもそこには人間的な関わりがあり、それによって患者さんが医療関係者に心を開いていることを肌で感じることが出来た。

今回、実習を担当して下さった中橋先生から伺ったお話の中に『穴水力』という言葉があった。実習でお会いした医療関係者の皆さんは、どの方もご高齢者へのまなざしが温かく、かつその方が望む穴水町での暮らしを送れるようにするにはどうしたら良いのかをそれぞれの専門性からの視点で考え、熱意を持って支えていた。これこそが『穴水力』の根源であり、この力を高める為に個々の持つ力を存分に発揮できるようにシステムを試行錯誤しながら作り上げそれを実行し継続することが『穴水力』を養うことに繋がるのではないかと思った。

これは穴水町に限ったことではなく、近い将来の日本各地で起こりうる現象である。2035年には3人に1人が高齢者になる日本において自分は医師として何が出来るのか、どのように高齢者の方を支えていけるのか真剣に考えさせられた実習であり、元々高齢医学に大変興味があった私にとってはこれ以上無いくらい勉強になった2週間だった。今後、この実習で経験したこと、教えて頂いたことを忘れずに自分の理想の医師像に近付けるように努力していきたいと思った。

最後に金沢医科大学 能登北部地域医療研究所(http://www.kanazawa-med.ac.jp/ccm/)の皆さま、公立穴水総合病院スタッフの皆さま、快く診察をさせて下さった地域の皆さまに厚く御礼申し上げます。2週間本当にありがとうございました。

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竹之内 明菜さん(東海大学医学部6年) 実習期間:2017.3.21~3.31.

竹之内 明菜さん(東海大学医学部6年)

地域医療に深く関わることのできた楽しく充実した2週間でした。病院内の見学だけでなく、訪問診療、訪問看護、へき地診療、訪問リハ、あゆみの里など多くの現場に参加させて頂き、患者さんやご家族の方と触れ合う多くの機会がありました。医師や看護師を始めとした医療スタッフの皆さんと患者さん・ご家族との距離がとても近く強い信頼関係で結ばれている現場にとても感銘を受けました。訪問診療、訪問介護、訪問リハでは、実際に生活しているお宅に伺うことで患者さんやご家族の様子から多くの事を感じることが出来ました。老々介護や経済的な問題などがみえる一方で、その場には患者さんやご家族、医療スタッフのお互いに温かいコミュニケーションがあり、これがより良い関係を築き上げることに繋がり、一人一人に適切な医療を提供することへ繋がるのだと実感しました。また、今後さらに高齢社会が進んでいく日本において、それぞれの地域に根付いたさまざまな形での医療の提供が大事になると思いました。

大学病院の実習では地域医療や終末期医療に対して真剣に考える機会がなかなかありませんでしたが、ここ穴水ではこの2つの大きなテーマに対して向き合い続けた実習期間となりました。実習時間内外に関わらず、とても優しく熱くご指導いただき大変お世話になりました。中橋先生を始め、金沢医科大学能登北部地域医療研究所(http://www.kanazawa-med.ac.jp/ccm/公立穴水総合病院のスタッフの方々、実習にご協力いただいたすべての方々に感謝いたします。ありがとうございました。
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上川 修君(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.13~3.17

上川 修君(金沢医科大学第5学年)

穴水総合病院で実習させていただいて、私が特に印象深かった事は、患者さん同士の距離の近さでした。診療を受けるまでの時間、受け終わってからの時間、皆さん笑顔で話をされていました。患者さん達の笑顔を見ていて私が感じた事は、これからの地域における病院の在り方でした。医師と患者間だけではなく、患者と患者のつながりの拠点となる事が重要ではないのかと考えさせられました。患者さん同士の拠り所となる病院創りが、これからの地域医療をする上で大切であり、また、そういった環境を支える医師になれるよう努力したいと思います。

5日間という短い日程でしたが、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

野田あゆみさん(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.13~3.17

野田あゆみさん(金沢医科大学第5学年)

私の祖父の家は、岐阜県の田舎にあり、穴水と同様に深刻な高齢化問題に直面しています。私の父はその地域で開業しており、時折父からも地域医療の問題点などの話を聞くこともありました。今回、5日間の実習ではありましたが今まで父から話だけ聞いていたような地域医療の現場を実際に目にすることができて大変良い経験になりました。今後の日本で在宅医療のニーズはどんどん高まっていくことになると思います。病院の中だけで実習していると、病院に自力で来ることができない高齢の方々や、高齢の方の一人暮らしなど今後高齢化が進む日本で避けて通ることができない問題についてあまり考えることがありませんでした。私が今後医師として働く際には病院に来る患者さんの病気だけでなく,病院に来ることができないような高齢者の方の生活までも考えていけるような医師になりたいと今回の実習を通して強く思いました。在宅医療や自宅での看取り,夜間救急の問題など今後も課題はたくさんあると思います。今回の実習でこれらのことを考えるきっかけになりました。5日間,このような機会を与えてくださった穴水総合病院の皆様、地域の方々には深く感謝しています。この経験を活かせるよう努力したいと思います。

ありがとうございました。

石田晶子さん(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.13~3.17

石田 晶子さん(金沢医科大学第5学年)

今回、公立穴水総合病院に学外臨床実習として1週間お世話になりました。

私は、以前より地域医療に大変興味があり、将来も地域医療に携わりたいと考えていたため、今回の実習は勉強になりました。訪問看護で訪れた患者さんで、訪問で行っているマッサージを続けて行うことで効果がかなり大きかったという方を拝見させていただき、自宅で困ってらっしゃる方にとって訪問看護がどれだけ大きな存在であるかが分かりました。無医村地区への出張診療に同行させていただいた時、患者さんはわずか5人でしたが、みなさんの憩いの場ともなっているように思いました。診療だけでなくコミュニケーションをとることも地域医療の1つなのだと思いました。中橋先生のレクチャーでは「死」とは何かを考えるものがありました。身近な人が亡くなったり、突然いなくなるという経験もなく、自分自身が「死」に直面することがなかったので「死」について深く考えたことはありませんでした。先生のレクチャーの中で安楽死や尊厳死について多くの事実や考えを学び、自分の中の「死」のイメージが少しだけ浮かんできたような気がしました。他にもドクターヘリについてのお話を聞かせていただき、地域での医療の現状とドクターヘリの必要性について知ることができ、自分の想像していたものと全然違っていたためとても勉強になりました。

今回のこの経験を活かし、これから自分の携わっていく医療について深く考えたいと思います。

畑島 和さん(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.13~3.17

畑島 和さん(金沢医科大学第5学年)

今回の穴水総合病院での実習では、地域医療について深く考えることができました。訪問診療、訪問看護、終末期医療、町での色々な人の取り組みなど、多くの側面から地域医療について学ぶことができました。

実際に地域医療を見学して、高齢化が進む今どのような医療体制が必要か、地域住民が安心して暮らしていくためにはどのような救急医療体制が必要かなど、たくさんの課題があるのだなと思いました。いろいろな事情で通院ができない患者さんに対して、今回見学した地域医療は必要不可欠なものであり、実際に患者さんやそのご家族から「先生たちのおかげで元気に暮らすことができている」という言葉を聞き、地域医療の重要性を実感することができました。

今回の実習での経験を生かして、この先の高齢化社会について考え、これからにつなげていきたいです。

東山明未さん(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.13~3.17

東山明未さん(金沢医科大学第5学年)

 1週間と短い期間でしたが、公立穴水総合病院で地域医療について学ばせて頂き、ありがとうございました。金沢医科大学での実習の一環にも地域医療実習として氷見市民病院に行かせて頂きましたが、公立穴水総合病院のように訪問看護や在宅医療の実習はなかったので、新たな経験ができ、とても勉強になりました。1週間と短い期間だったにも関わらず、先生方と患者さんとの信頼関係や患者さんの私たちに対する温かさなどを実感できました。これは大学病院での実習中、あまり感じることのできなかった感覚であり、地域の人と密接な関係を築いて行われる、地域医療独自のすばらしさだと思いました。実習外でも歓迎会を開いてくださったり、輪島の観光に連れて行ってくださったりと医療以外の面でも大変お世話になり、本当にありがとうございました。

畑山裕生君(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.06~3.10

 

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公立穴水総合病院での医療は未来の日本の医療の実態である。もっとも印象に残っているのはその言葉である。現在の日本の高齢者率は28%、2040年には36%まで上昇すると予測されており、それ以降も上昇するだろう。一方現在の能登北部の高齢化率は既に43%に達しており、日本の2040年の予測高齢化率を上回る数値を記録している。病院の受付にも一見してわかるほどに若者より高齢者が圧倒的に多かった。

今回の実習では地域医療の現状を見ることができるようなプログラムを組んでいただいたが、その中でも訪問看護や在宅医療の見学をさせていただいた際に将来日本の医療を見ることができたと思う。高齢者の患者を家族、もしくは同じく高齢者の夫・妻が見ているというのが多く、いつ介護が破綻してもおかしくない中での介護体制となっていたと思う。たとえ専門的なことはできずとも、介護に関われる人数自体を根本的に増やさない限り将来的には不安は存在し続けると思う。例えば、仕事の休憩時間を15分のばしていただいて、近所の独居高齢者の自宅に話をしに行く、町内区内でちょっと集まれる場所や機会などを作るなど、人と人のつながりが強い地方ならではのちょっとした方法で、介護人口を増加させる方法は数多く存在しているに違いない。

病院内,外で自分が患者と1対1で働くだけでなく、そのような事を考え臨床の場と社会の場の両方で働くことも、これからの医療者には必要な事ではないだろうかと考えさせられる実習だった。

速水 翼君(金沢医科大学第5学年)実習期間:2017.3.06~3.10

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今回の学外実習では、金沢医科大学のような大学病院とは違う医療体制に感激しました。三次救急を行っている大学病院では、来た患者さんをそこで治療することだけに全力を注げば良いと思いますが、公立穴水総合病院ではその三次救急を行っている病院へ転送させることも含めて迅速な判断が必要であると思いました。私としては将来的に地域病院や、開業することを考えているので、その考えを穴水で学べた事は大変大きな事でした。また、この病院では介護老人保健施設と提携して医療を行っており、1年生の頃に実習で行っていた事を思い出しました。やはり介護を行う事は大変であり、また施設の造り方に関しても経営者だけでなく色々なスタッフの意見を取り入れて、よりよい介護施設を造ることが大事であると思いました。もちろん、医師として一人で行っているわけでなく、色々なスタッフの協力の元、地域医療が成り立っているとあらためて再認識しました。

5日間という短い時間ですが、学んだ事は多く将来につながりそうな話ばかりで濃厚な5日間を過ごさせていただきました。

髙瀨公陽君(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.06~3.10

髙瀨公陽君(金沢医科大学第5学年)takase20170310.JPG

私は今回の実習で初めて穴水に来ました。5日間実習させていただきありがとうございました。訪問診療・訪問看護では介護する方も高齢であったり、病院が遠かったりして大変さを感じました。そうした中でも介護する方の介護方法が洗練されていったり、服や毛布を使いやすく改良していたりしていて少しでも負担を楽にすることが大切なのだと感じました。

また、高齢外来では患者さんのこれまでの病気の状態と新たな問題がないかの2つのことが大事であると言われ,患者さんのご飯や散歩など日常の様子をしっかりと聞くことが必要だと感じました。

また,見学させていただいた「みんなの保健室わじま」では病院を退院された方が再び入院されないように自主性を大事にサポートする活動を行っていて、こういった活動こそがこれから高齢化していく社会で地域医療としての大切な役割を担っていくのだと感じました。

また,これからこういった施設、活動がもっと必要になっていくのではないかと思いました。

これからの地域医療ではこういった活動と協力しあうことで個人の暮らしを守りつつ寄り添った医療が提供できるのではないかと思いました。

柴田章雄君(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.06~3.10

柴田章雄君(金沢医科大学第5学年)shibata20170310.JPG

穴水総合病院での実習を終えてこの一週間は穴水の地域医療を中心に実習を行った。実習のプログラムは訪問診療や訪問看護、隣接する"あゆみの里"での介助実習など日頃大学ではできない医療の側面を体験することができた。ここでは病院があって病んだ人が病院を受診するといった従来の医療だけでなく、病院を拠点として地域住民が病気を患う以前や治療後にうまくfollow up できる工夫がなされていると感じた。都市部と違い、ハード面で十分な医療を提供することが難しいが、医療者間や住民同士で補っている姿をみて、医療はやはり人によって成り立っていると改めて実感した。設備が及ばないところは人でカバーする、人の力で足りないところは人でカバーする...これは難しいことではあるが、医療を行う上で最も基礎となることであると思うし、これからの日本の医療においても重視されることだと思う。これが実践できている穴水はむしろ真の医療が行われている地域であると思う。医療について、また、今後の自分の医師としての立ち振る舞いについて考えさせられることの多い一週間であった。スタッフの皆さんにもよくしてもらい、実習以外でも穴水を満喫することができた。美味しいものも食べたし、自然を体感できたし、猫にひっかかれたし(笑)。要するに楽しかった!最後に、今回の実習でお世話になった地域医療研究所の皆さん、病院スタッフの皆さん、丸岡先生に御礼申しあげます。ありがとうございました。

中島弘貴君(金沢医科大学第5学年)実習期間:2017.3.06~3.10

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今回はこの公立穴水総合病院に学外実習として一週間お世話になりました。地域医療や人生の最終段階における医療に対してのレクチャーや、訪問診療・看護の見学、介護老人保健施設での介助体験などが穴水病院での実習の主な内容でした。中橋先生や能登北部地域医療研究所の方々がとても優しく、熱心に指導して下さり大学病院では経験できない実習となりました。

中橋先生のレクチャーで穴水という地域が日本の2050年相当の人口減少率、高齢者率となっていることを知り驚きました。また人類の歴史の中で現在が最も平均寿命が長いため高齢化社会の医療の正解を見つけ出せていないことから、穴水の医療システムがこれからの日本の医療のモデルになりうるかもしれないことを知りました。地域医療というと過疎化が進んだ田舎での話で都会とは無縁だろう、と思っていました。しかし、東京や大阪といった都会にも病院に行けない高齢者の方や、介護が必要な方が大勢いらっしゃり、そういった方々に医療を提供するのも地域医療の1つで場所は関係なく医師を志す者としてこれからの日本を考えると決して無視できる概念ではないと感じました。

訪問診療・訪問看護の見学によって病院外で行われる医療の提供を目の当たりにしました。医師や看護師をはじめとする多職種の方が病院に行けない患者さんの自宅に向かい経過を診ていました。大学病院では見ることが出来なかった医療の側面を見ることができ、いい体験になりました。独居の高齢者に対してはバイタルを測った後も少し会話を楽しんでいたり、医療を提供するだけでなく家族のような間柄になっておりこのような信頼関係を築いていくことが大切なんだ、と感じました。

今回の学外実習の経験を活かし、これから問題となっていく超高齢者社会に対する医療の形を考え、実際に行えるような医師を目指したいと思いました。

山口大貴君(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.06~3.10

山口大貴君(金沢医科大学第5学年)

36日から310日までの5日間、公立穴水総合病院で学外実習をさせていただきました。この5日間で私にとって特に印象的だったのは、あゆみの里での体験と中橋先生のレクチャーです。yamaguchi20170310.jpg

介護老人保健施設であるあゆみの里では実際に働いている看護師さんのお話や入浴介助と食事介助を体験させていただきました。入浴介助は自力で体を動かすことのできない高齢者の着替えの手伝いや浴槽までの移動の手伝いを行いました。半日間の体験でしたがなかなか自分の思うとおりに介助できず、とても疲れました。私はあゆみの里での体験を通じて穴水の医者や看護師だけでなく、色々な職種の人が協力して穴水の高齢者を支えているんだと実感しました。中橋先生のレクチャーでは、これからの日本の未来についてや、ターミナルケアについてのお話をしてくださいました。高齢化が進む日本がこれからどうなっていくのか、またどうしていけばよいのか、そして穴水町が,高齢化が進む現代に対して今、行っていることなどをレクチャーしてくださり、大変有意義な時間になりました。ターミナルケアについては正確な答えがない問題について皆で討論できたことは私にとって貴重なものとなりました。

5日間ととても短い時間でしたが有意義な実習となりました。中橋先生をはじめ、公立穴水総合病院のスタッフの皆様全員にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

■ 松田薫研修医(金沢医療センター) 研修期間:2017 .2. 1~ 2. 28

松田 薫 研修医(金沢医療センター) 研修期間:2017 .2. 1~ 2. 28

 初期臨床研修医には、必修項目に1ヶ月の地域医療というものがあります。私は2017年2月の1ヶ月間、穴水総合病院で研修させていただきました。まず驚いたのは穴水の人口推移、高齢化率、そしてこれは日本の40年後の未来の姿ということです。私は福井県の田舎出身であり、私の地元も穴水と同様に深刻な高齢化問題に直面しており、目を背けたくなります。これから医師として働く上で必ず直面する問題でもあるため、きちんと向き合う良い機会となりました。

 地域医療研修では訪問診療・看護・リハビリに同行させていただいたり、僻地医療や終末期について考えます。私たちは効率主義の中で育ち、非効率なことは悪いことかのように捉えてきましたが、しかし実際というのは、病院帰りにただ集まって話をする商店であったり、井戸端会議であったり、長く住んだ家に住み続けることで得られる安心感であったり。そういうことこそが「地域で生きる」うえで大切なんだと考えさせられました。そして「地域で生きる」ことと「医療」を結ぶ在宅医療はさらに今後重要視されていくことを痛感しました。病院の中で働いているだけでは実際に地域の人に求められているものを知る機会がないため、新しい発見が多くありました。

 穴水で1ヶ月を過ごし、普段の研修では決して経験できない体験をし、美味しい海産物を食べ、葉書のように綺麗な雪景色やボラ待ち櫓を望む風景に癒された一ヶ月でした。研修に関わってくださった皆様には深く感謝しています。どうもありがとうございました。
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上田彩記さん(関西医科大学医学部3年) 実習期間:2017.1.23~2.24

配属実習を終えて(能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院)

上田彩記さん(関西医科大学医学部3年)

 関西医科大学3学年の上田彩記です。今回は大学の配属実習で地域医療の実態を学ぶために、4週間能登北部地域医療研究所で実習をさせていただきました。

 正直に申しますと、実習に来た当初は、自分の通う大学がそこそこ都会であるため「地域医療」というワードには、どこか他人事のような印象を覚えていました。しかし、実習初日、中橋先生が、ここ穴水のような超高齢化の地は、現在も刻々と高齢化が進んでいる日本の未来の姿である、という説明をされ、衝撃を受けました。地域医療と都会での医療は別物と思っていた自分の考えが覆された感じがしました。そのような視点で穴水にて行われている医療をみると、多くの発見がありました。

 特に印象的だったのが、訪問看護や訪問診療といった在宅医療が盛んに行われていることです。決して効率的ではありませんが、病院に行くのが難しい患者さんのもとに医師や看護師が出向いて医療を提供する姿は、まさに医療が患者さんに寄り添っているようでした。また、多職種の病院関係者が集まり、数人グループで一つの症例についてディベートを行う会にも参加させていただき、穴水の包括的な医療体制を目指す様子を体感することができました。ほかにも、ディベートでいうと、能登の4病院に属する研修医や医師が集まり症例について話し合うクリニカルラウンドもあり、経験のある医師が次世代を積極的に教育する機会を作っている様子が見られました。

 実習中は、そのほかにも、まるおかクリニックで小児疾患のレクチャーを院長の丸岡先生に直接していただき、外来見学をさせてもらったり、兜診療所で僻地の診療を見たり、特別養護老人ホームや地域包括支援センター、看護師が点滴や採血を行う処置室など地域包括に関わる医師以外の職種の人々の仕事の様子を見学することができたり、大学では経験し得なかった多くのことを学ぶことができました。

 最後になりますが、お世話になった能登北部地域医療研究所の方々、見学中たくさんの事を教えて下さった病院の先生方、職員の方、快く見学させて下さった地域の方々に、御礼を申し上げます。今回の実習で得られた知識や考えを持って、これからも勉学に励み、いい医師になれるよう日々頑張っていきたいと思います。4週間ありがとうございました。

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重山 謙君(関西医科大学医学部3年) 実習期間:2017.1.23~2.24

配属実習を終えて(能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院)

重山 謙君(関西医科大学医学部3年)

自分は,大学からここ穴水を紹介されるまでは,穴水に関する知識はほとんどゼロでした.初日に穴水の紹介DVDを観たり,中橋先生に講義していただいたことで穴水の超高齢化の現状を知り,正直とんでもない所に来てしまったな,と感じました.

中橋先生は地域医療について,その地域の住民が安心して暮らせるように医療面からサポートすることだとおっしゃっていました.日本全国と比較しても非常に速いペースで高齢化が進んでおり,高齢者が住民のかなりの割合を占めるここ穴水における地域医療では,高齢者の生活をサポートすることに力を注いでいます.そのためどのように高齢者の生活を支援しているのかを学ぶには最適な土地だろうと思います.

実習内容は,高齢者外来や内視鏡などの見学はもちろんのこと,訪問診療や訪問看護,病院の隣に併設されている高齢者施設(あゆみの里)をさせていただきました.高齢者が多い奥能登地方では病院まで足を運ぶことが困難な患者さんも多く,訪問診療や訪問看護が非常に重要な役割を担っています.また,まるおかクリニック(近くの小児を中心とした内科医院)で丸岡先生の講義や外来見学,兜診療所という穴水病院の分院の見学もさせていただきました.ほかにも,今回私たちは海が荒れており船が出なかったことで見学できませんでしたが,舳倉島という離島で研修医の方がたった一人で診療している診療所も,天気が良ければ見学することができます.

今回の実習で私は実際に様々な事業を見学させてもらうことができ,これから高齢化がさらに進行してゆく日本で必要になる地域医療についてさらに興味が湧き,そして自分たちが将来担うべき役割を強く意識することができました.

空いた時間には輪島や能登島の観光にも連れて行ってくださいました.また,いろいろな先生方に寿司屋や焼き肉につれていってもらいました.穴水の食材は新鮮でとてもおいしく,いいお酒もいただくことができ,長い実習も楽しく過ごすことができました.ありがとうございました.

中橋先生を始めとして今回実習をサポートしていただいた皆様,本当にお世話になりました.この実習を糧として今後も精進したいと思います.
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増永哲平研修医(石川県立中央病院) 研修期間:2016.12.1~12.31

 増永哲平研修医(石川県立中央病院) 研修期間:2016.12.112.31

石川県立中央病院の研修プログラムの一環として,201612月の1ヵ月間,穴水総合病院で地域医療の研修をさせていただいた.20161219viobell.jpg

初期研修医になって,これまでは,病態生理やエビデンスに基づいた診療方法,全身管理や手技など,病院内で必要な医療を中心に学んできた.これに対して穴水病院の研修は,終末期医療・高齢者医療に対してのレクチャーや,訪問診療や介護施設・診療所の見学などが主であった.これらのような病院外での様々な"医療"を目の当たりにし,今まで従事してきた診療は,"医療"のある側面を捉えたものにすぎないことに気付かされた.

今回の研修期間に,担当患者の退院後の介護サービスに関して,多種職によるカンファレンスを主治医として参加させていただいた."患者のための医療"とは何かを具体的に考えたのは初めてのことであったかもしれない.非常に良い経験であった.

今ままでは,高齢患者や末期患者,障害者などの根治させることが難しい症例に対して,苦手意識があった.興味がないのではなく,医学的に治せない患者に対して,どうしていいかわからなかった.しかし今回の穴水研修を通して,"患者のための医療"が治すことだけでないことを再認識できた.これからは,このような患者に対しても,なんとかやっていける気がした.

 

畠野夏輝研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2016.11.1~11.30

畠野夏輝研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2016.11.111.30

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地域研修のため穴水総合病院で一ヶ月間過ごし、穴水は高齢化する日本において、将来の姿であると伺いました。そのような視点から見ると、穴水における社会問題は将来解決しなければならない日本の課題ということになります。

例えば、訪問診療に同行させていただいた際、広い家に一人で暮らす高齢者の方々が印象的でした。多世代に渡り家族で住むことを想定し建てられた大きな家に老夫婦、独居の老人の方達が住まわれています。もしその人達が急に倒れたら病院に連れてきてくれる人はいないのではないかと心配になるお宅もあり、実際病院ではなく自宅で息を引き取られる方も多いと聞きました。世間では孤独死・孤立死が議論されていますが、それが表在化しているのを初めて目の当たりにし、とても身近なものに感じられました。孤死が否定的に報じられることも多いですが、さらなる高齢化や病床の削減により入院も難しくなり、核家族化が進み独居が増える中、孤立死をどう受け入れていくかが重要な課題だと思います。地域の方々・訪問スタッフのお話を聞き、地域のコミュニティーによる孤立化の抑性や訪問診療・看護、往診などが重要となっていくことがわかりました。事実、自分の住み慣れた家に残り、最期を迎えたいと願う高齢者も多く、看取りの一つの形だと思います。

また、このような問題は穴水に限ったものではなく、金沢など地方の都市や首都圏等都会の中にも存在しているものだと再認識しました。地域医療とは穴水のようなモデル的地域に限らず、これからの医療そのものだという事です。

1ヶ月と短い期間でしたが、今後の医療や自分の仕事について考える貴重な時間となりました。穴水での地域研修を糧にこれからも仕事に取り組んでいきたいと思います。研修に携わっていただいた、地域連携室・病院スタッフの方々、地域の皆様本当にありがとうございました。

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藤木敬晃研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2016.11.1~11.30

藤木敬晃 研修医(大阪市立総合医療センター研修期間:2016.11.111.30

20161129fujiki002.jpg11月の能登半島は寒い日が多く、また、夜は暗くなるのが早くて驚きました。一人で住むには持て余す大きさの一戸建ての家にはじめは戸惑いましたが、徐々に慣れてきて、終盤は快適に過ごすことが出来ました。またこの地域は日本海が近いことから、非常に海産物が美味しく、度々連れて行って頂いた「磯寿司」の味は忘れることができません。中でもカワハギの肝あえは最高に美味でした。実習の方では、訪問診療などで直接患者さんまたご家族と会い話す機会が多く、地域医療を生で体験することが出来ました。印象的であったのは、患者さんと看護師・医師など医療従事者との距離が非常に近いことです。お互いに顔見知りで、会えば「元気だった?」と軽く会話したり、処置のときはご家族さんも手伝って頂いたりと、普段の病院ではないような光景で非常に新鮮でした。家にあがっていることも影響しているのか、診察というよりは、友達が遊びに来た感覚に近いものを感じました。しかし、患者さんはいつも笑顔で迎えてくれ、診察を終えて帰るときは満足感に溢れており、訪問するということの重要性を再認識しました。同時に、患者・家族と医療従事者との信頼・協力の上に地域医療というものが成り立っているのだと強く感じました。
 
舳倉島実習では、自然豊かな島とそこに暮らす人と出会い、一人で診療所を任されている自治医科大出身の先生と直接お話しができ、貴重な体験となりました。天気も良く、島から見る景色は絶景であり、船酔いに負けずに行ってよかったです。
 
同期3人は、皆来ている病院・出身地はバラバラでしたが、相談したり、愚痴を言い合ったりときにはふざけたりとにぎやかに楽しめました。今後も仲良くしていきたいです。研修期間は1ヶ月と短く、地域医療の一部を覗かして頂いたような形でしたが、今後の医者人生に大きく影響しそうな貴重な体験ばかりでした。
 
最後に、この素晴らしい研修を行うのに尽力して頂いた能登北部地域医療研究所の方々,公立穴水総合病院の皆さんには心からお礼を申しあげたいと思います。本当にありがとうございました。

今後とも精進して早く一人前の医師になりたいと思います。

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岡崎 哲研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2016.11.1~11.30

岡崎 哲研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2016.11.111.30

20161129okazaki002.jpg東京大学医学部附属病院初期臨床研修医2年目の岡崎哲です。地域医療研修の一環で201611月の一ヶ月間と短い間ですが研修させていただきました。訪問診療や訪問看護、介護老人福祉施設への研修等、大学病院にいたら経験できないようなことばかりで、非常に経験になりました。病院ではなく、患者さんの生活の中にこちらから入っていくことで、疾患以上に一人の人間として患者さんを捉えることが出来たと思います。また、舳倉島研修では3年目の先生が限られた医療資源の中で島民の健康を一人で管理している姿を見て、非常に感銘を受けました。穴水病院で学ばせて頂いたたくさんの事を忘れずに、今後も臨床に向き合っていきたいと思います。お忙しい中、親切にご指導してくださった能登北部地域医療研究所のスタッフの皆様、穴水総合病院の職員の皆さあ、そして様々なことを教えて頂いた患者さん、ありがとうございました。

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豊田洋平研修医(恵寿総合病院) 研修期間:2016.10.1~10.31

豊田洋平研修医(恵寿総合病院) 研修期間:2016.10.110.31
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七尾の恵寿病院で研修をしている豊田洋平と申します.地域医療研修としてここ穴水で1か月間研修をさせていただきました.僕の父は能登町の小木出身で小さいころから年に数回かここ穴水を経由して小木に足を運んでいたことを覚えております.世間から見れば七尾もいわゆる田舎であり,地域医療研修を院外から受け入れることもあります.ですので,穴水に来る前はわざわざ院外で地域医療の勉強をしないといけないというのもおかしな話だなあと心の中では思っておりました.

しかし,穴水は僕が思っていた以上に過疎化,高齢化が進んだ地域であると教えていただきました.訪問診療や訪問看護,訪問リハビリで訪問させて頂いたご家庭はそのほとんどが車で30分以上かかる地域に住んでおられる方で,加えて足が不自由であったり,日中は家で一人きりであったりとなかなか病院に来ることが難しいご家庭を何軒も訪問させて頂きました.病院でパソコンのカルテを前に患者と接するときは患者ごとに抽出された医学的な問題点を考えて診療にあたることが多いですが,実際に自宅を訪問させていただくと,とても広い家に一人で住んでいる,日中リビングから動かずテレビを見ながら灰皿にタバコを積み重ねている,介護しているお母さんの表情が少しすぐれないなどの診察室で診察する何倍もの情報が一気に入ってくることに気が付きました.それは今まで診療をしてきた際には頭にも浮かばないようなことも多いですが,患者そのものを診るとなると大事な情報だと思い知りました.

一か月間でたくさんの経験をさせていただきました.舳倉島に船で行ったり,古民家で開業医の先生とお話をしたりととても新鮮でした.恥ずかしながら食事介助やシーツ交換などは初めての経験でした.なかでも一番印象に残っているのは,まるおかクリニックの丸岡先生との食事会のときに見上げた星空です.夜の空が立体的に見えて吸い込まれそうになりました.穴水の宝物は恵みの山と海,そして星空と人々の温かさだと思います.お世話になった皆様ありがとうございました.恵寿病院で出会ったときはまたよろしくおねがいします()
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鈴木覚研修医(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2016.10.1~10.31

鈴木 覚研修医(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2016.10.110.31

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