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研修医・学生の声

山本 祥博君(金沢大学医学部5年) BSL 総合診療 実習期間:2017. 12. 7~ 12. 15

山本 祥博君(金沢大学医学部5年) BSL 総合診療 実習期間:2017. 12. 7 12. 15

~公立水総合病院・能登北部地域医療研究所での実習を終えて~

人口8600人、高齢化率45%という「日本の未来」である穴水総合病院において7日間実習させていただきました。少子高齢化が進む能登において、どのように医療自体を維持していくのか、そして地域包括ケアシステムを作っていくのか、という具体的な話を伺うとともに、自分で考える機会をいただきました。どうしても先延ばしにしがちで、目を背けたくなるような現実ではありますが、それに対し中橋先生をはじめとして、穴水にいる皆が真正面から向き合っているのだということを知りました。
  また、数字だけを見れば悲観的な考えが頭をよぎりますが、実際に暮らしている地域の皆さんは幸せそうに生きていらっしゃる方が多かったです。そのほか、救急、訪問診療・看護、介護老人保健施設などにおいて大学ではできない刺激的な経験を得ました。介護老人保健施設においての入浴・食事補助をさせていただき、人間一人が一日生きていくというのは簡単なことではないのだと思い知らされました。兜診療所の見学の際には、兜診療所が診療所としてのみではなく、地域の交流の場として利用されている姿を見ることができました。
   最後になりますが、金沢医科大学能登北部地域医療研究所、公立穴水総合病院の先生方、関係者の皆様には大変お世話になりました。穴水に来て先生方の姿を見ている中で、自分自身内科への思いを強くしました。
特別枠として将来石川県に貢献いたします。  ありがとうございました。
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石山 皓一君(金沢大学医学部5年) BSL 総合診療 実習期間:2017. 11.28~ 12.06

 

石山 皓一君(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017. 11. 28 12. 06

~公立水総合病院・能登北部地域医療研究所での実習を終えて~

 9日間実習させていただきありがとうございました。地域医療実習として公立穴水総合病院に来させていただいて、様々なことを学びました。訪問診療や訪問看護、あゆみの里など普段学べないことを体験させていただきました。
20171206石山皓一君.jpg  訪問診療ではカニューレ交換、バルーン交換など在宅医療の実際を見ることができました。脳梗塞後の半身麻痺の方や多系統萎縮症の方が在宅でどのように過ごしているかを目の当たりにできたのも貴重な経験になりましたし、どのような機材を使って療養しているのかもわかり非常に有意義でした。

 あゆみの里では施設見学と入浴・食事補助をさせていただき、その難しさを痛感しました。入居者が楽に着替えたり、食べたりするにはどのようにするべきかを考えながら行動に移さなければならないことが難しく、要領が悪くなってしまいました。
 他にも地域のDVDを鑑賞して過疎化が進んだ地域の現在の姿を知り、地域医療が担っていく役目を考えさせられました。高齢者は多く僻地に住んでいて、医療を容易に受けられないので、在宅医療は非常にいい形態だと思いました。患者が住み慣れた土地で過ごすのは、わざわざ遠くの病院まで長い時間をかけて通うよりはるかに負担が少ないと感じました。また地域の人間関係の温かさも感じました。

 全体を通してなかなかない数多くのことを経験させていただいて感謝しています。自分の勉強不足も感じましたし、先生方を見ていて温かく患者さんと接している姿はあり、これが医師なんだろうなと改めて感じました。また穴水町は人も温かくて、ご飯も美味しくとてもいいところでした。この実習での経験を活かしてこれから精進していきたいと思います。1週間お世話になりました。

森久保 悟研修医(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2017.11.6 ~ 12. 3

森久保 悟 研修医(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2017.11.6 12. 3

~公立穴水総合病院での1ヶ月の研修を終えて~

 2017116日からの1ヶ月間、公立穴水総合病院にて地域医療研修をさせていただきました。研修を通じて医師の方々、医療スタッフの方々、介護スタッフの方々、そして地域住民の方々と、様々な方々から地域医療について、また穴水地域の特徴について教わりました。
 穴水病院の能登北部地域医療研究所長である中橋先生より、初日に、"地域医療とは、家庭料理のようなものだ"という言葉を頂きました。その当時は、医療安全に関して話をしていた中での言葉でありましたが、穴水での1か月間の研修を終えた今は、地域医療全般に対しての言葉なのだなと実感しています。地域住民同士のつながりが暖かく、その地域性を理解したうえで、患者のための、地域全体を中心とした医療を提供していくのが地域医療の役割なのだと思いました。
 また、内科の小浦先生からはこんな言葉を頂きました。"患者中心の医療における医師の役割は、最良の医療を提供するだけでなく、退院後の介護・生活の場にしっかりとバトンを引き継ぐところまでだ"と。今まで僕は、退院後の介護や生活の環境調整に関しては、退院先・転院先をどうするかということくらいまでは考えていましたが、それ以上の事、例えば退院先が自宅の場合は、果たして退院後に患者さんがどのような生活を送ることになり、そこにはどのような困難があるのかということは深くは考えていませんでした。メディカルソーシャルワーカーの方に任せっきりにしていました。公立穴水総合病院へ研修に来てから、訪問看護・訪問リハビリテーション・訪問診療・地域包括支援センター・診療所での各種業務を経験させていただく中で、多職種連携により患者さんにとって最良の医療を提供するためには、他職種の業務をしっかりと理解することが重要であることを実感しました。
  
大学病院へ戻っても、患者様と家族・地域のつながりを考え、退院までの医療だけではなく、退院後の介護・生活の場までしっかりと考えられるような医師になれるよう頑張りたいと思います。
 
最後に、金沢医科大学能登北部地域医療研究所の皆様、公立穴水総合病院の皆様、訪問看護ステーションの皆様、地域包括支援センターの皆様、穴水の住民の皆様、このような勉学の機会を頂き本当にありがとうございました。ご飯がとてもおいしかったです。

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野村 俊一研修医(金沢医療センター) 研修期間:2017.11.1 ~ 11. 30

野村 俊一 研修医(金沢医療センター) 研修期間:2017.10.1 11. 30

<地域医療研修を振り返って>

地域医療について学生のころから勉強する機会が少なく、また、現場を見る機会もほとんどありませんでした。そのため、地域医療と言っても都市部の医療と具体的にどう違うのかが分かりませんでした。そんな私でしたが、この度ご縁があり、穴水総合病院で1ヶ月実習させて頂くことになりました。 
  この1ヶ月を通して最も感じたことは、医師を含めた病院スタッフ全体が、患者の生活背景などをより具体的に考えて診療にあたっているという事です。地域の病院には医師をはじめとするスタッフ全体の数が不足しています。そのため、都市部の病院では細分化され、他職種に任せている業務内容に関しても医師は深く関与する必要があります。 
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ヶ月を通し、入院患者を受け持たせていただきました。そこで、患者を退院させる難しさを実感しました。ただ全身状態を良くするのではなく、退院後の生活を想像し、患者が困難なく普段の生活に戻れるように配慮することの大切さ・難しさを実感しました。 
  また、その他に、へき地医療研修に参加させていただきました。へき地では常駐の医師がおらず、気軽に病院を受診することができません。そのような場所でも、巡回診療を行うことで、定期的に医療従事者に体調を相談することができます。相談しなくとも、顔を見せることで医療従事者は患者が元気そうであることがわかり、患者自身は外出するきっかけになるため、とても重要な機会であると実感しました。私の研修している病院では感じることのできない良い経験になりました。 
 1ヶ月という短い期間ではありますが、普段研修している病院との医療の違いを肌で感じることができました。先生方には優しくして頂き、充実した研修期間を過ごすことができました。今後は、患者の生活背景まで思いが行き届くような医師になりたいと思います。本当にありがとうございました。
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松本 直樹 研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:2017.11.1 ~ 11. 30

松本 直樹 研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:2017.11.1 11. 30

1ヵ月間の地域医療研修を終えて>

11月の1ヵ月間、公立穴水総合病院で研修させて頂きました。能登にはこれまで何度か観光などで訪れたことはありましたが、こうしてまとまった期間を能登で過ごしたことは初めてで、研修を含め日常生活の一部としても様々な体験が出来ました。 
 研修で強く印象に残ったことは、訪問診療や訪問看護などで実際に患者さんの自宅に伺ったことです。大学生の時に在宅医療に関しての講義を聞いて以来、何となく在宅医療に興味を持ち続け、緩和ケアを含めた診療を行う医師の講演会に出向くこともありました。以前他の市中病院で研修していた際、何度か訪問診療に同行したことはあったのですが、今回の研修のように同じ患者さんの自宅を複数回訪れたり、看護やリハビリテーションを目的として訪れたりしたことは初めてでした。普段病院で診療を行っていると、患者さんの生活環境を十分に把握することは難しいですが、こうして実際に訪問する機会があれば、個々人の状態に合った診療に近づくことが出来ると思います。大学病院や市中の大きな病院では経験することが難しい、在宅医療の一端を自分の肌を通して研修することができ、大変有意義でした。 
 研修中は、中橋先生をはじめとして沢山の方々にお世話になりました。これまでの体験談やこれからのビジョンなど数多くの話を聞くことができ、自分自身の考え方を今一度見つめ直すことが出来たと思います。この1ヵ月間で得たものを、残りの研修や今後の医師としての生活に活かしてゆきたいです。今回の研修でお世話になった方々に深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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牧 克樹 研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2017.10.1 ~ 10.31

牧 克樹 研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2017.10.1 10.31

 201710月の1ヶ月、穴水総合病院および地域の医療施設で研修させていただきました。初めての地域医療であると同時に、たすき掛けのないプログラムで研修している自分にとっては初めての学外の施設での研修になりました。話に聞いてもイメージし難い過疎地での地域医療ですが、病院での病棟業務や外来、訪問診療や診療所での研修等色々な場面において得たかったイメージを得ることができました。事前に想像していたように、実際の診療では人手不足・制限された検査や処置・通じない言葉・限られた医療資源等、都会の大病院とは大きく考え方を変えなくてはならない事が多々ありました。しかしながら一方で、診療の基本や医師としての姿勢等、全国どこへ行っても変わらない事も沢山あるのだとも実感しました。また、患者とのふれあいや医療スタッフ間のコミュニケーションが密で、敢えてチームを結成しなくとも現場で自然とチーム医療を実践できる所など、狭いコミュニティーだからこそ身に付くスキルもあるように見受けられました。
今回の研修では楽しい同期と共に、素晴らしい指導医の先生方やスタッフの皆さん、優しい地域の方々のご厚意に恵まれ、これ以上無いほど楽しい1ヶ月を過ごすことができました。お会いするすべての方が、穴水を・能登に対する熱い気持ちを持っていたのが大変印象的で、高齢化・人口減少社会真っ只中であっても、これからの穴水の盛り上がりに期待させられる研修でもありました。
単なる地域研修を超えて、様々な機会と経験(と能登の秋の味覚)を与えてくださった 金沢医科大学能登北部地域医療研究所
公立穴水総合病院、の皆様に深く御礼申し上げます。ありがとうございました。

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竹村悠太研修医(石川県立中央病院) 研修期間:2017.10.1 ~ 10.31

竹村悠太研修医(石川県立中央病院) 研修期間:2017.10.1 10.31

 穴水での研修を終えて ~ 

1ヵ月間,お世話になりました.
私は,在宅診療を診たいということで上司に穴水での研修を勧められて来ました.日々,在宅診療や訪問看護,訪問リハビリに同行させていただきました.勧められた通りの,熱い研修ができました.各家庭にお邪魔させていただくと,病院の外来では伺い知ることの難しい,日常生活の様子を垣間見ることができます.2年間大病院で研修した上でこのような研修をできたことで,より具体的に,患者さんの背景を把握することの重要性を学ぶことができました.また,県内の他の病院ではなかなか経験することのできない離島研修を舳倉島でできたのが印象的でした.
スタッフの皆様は大変気さくで,食事や観光にも度々連れて行っていただけました.飲んだり歌ったり語らったりできたのがいい思い出です.
また,共に1ヶ月研修した西村先生(大阪市立総合医療センター),牧先生(東京大学医学部附属病院)がとても素晴らしい方々で,研修が何倍も楽しいものになりました.かけがえのない繋がりができました.1ヵ月間,ありがとうございました.
金沢医科大学 能登北部地域医療研究所や公立穴水総合病院のスタッフの皆様と共に仕事をする機会を得られて嬉しかったです.この1ヶ月の研修で身に付けたことを活かして,患者さんの気持ちに立って考え行動できる,温かい医師になれるよう精進します.

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西村 璃乃研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2017.10.1 ~ 10.31

西村 璃乃研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2017.10.1 10.31

 「地域に合わせて医療が形を変えるのだ。」
20171031nishimurarino.jpg中橋先生から伺ったこの言葉の意味を、公立穴水総合病院での研修を通して身をもって体験させていただきました。生来阪神地域で育ち、所謂「都会の大病院」しか知らない私にとって地域に根付いた医療はとても新鮮で勉強になることばかりでした。
訪問診療はとりわけ印象に残っており、直接自宅を訪問することで、患者さんの生活背景まで思い見ることが出来ました。さらに、訪問看護や訪問リハにも同行させていただき、コメディカルの方々による患者さんとの密な関わりのおかげで、きめ細かな医療が提供できていると知りました。ADLの低下した高齢者を包括的に捉えることは、恐らく外来だけでは困難ではないでしょうか。
また、兜診療所の整形外科外来では、多くの患者さんが膝の痛みで受診するのを見学させていただきました。痛み止めの処方や注射をうけた患者さんから「これで畑仕事できる。ありがとう。」と感謝され、エビデンスに則った侵襲的な治療だけが、必ずしも適切な医療ではないと気づきました。 無論、最先端の治療を学ぶことは医師として当然の義務だと考えます。
ただ、それ以上に高齢化の進んだ穴水では、もっと人間らしい流動的な医療を提供できることこそが良医になる秘訣だと感じました。私の住む阪神地域も30年後には現在の穴水の様に高齢化が進むと予想されています。
穴水で学んだことを大阪に持ち帰り、これからの日本における良き医療者になりたいと思います。本当にありがとうございました。

田邉稔明研修医(恵寿総合病院) 研修期間:2017.9.1~9.30

田邉稔明研修医(恵寿総合病院) 研修期間:2017.9.19.30

  
-地域医療研修を終えて-

1か月間、穴水総合病院で研修させていただきました。  この1か月は、いわゆる病棟管理よりも病院外での医療をメインに様々な経験をさせていただきました。地域のクリニック・診療所での外来研修、在宅医療研修、介護老人保健施設研修、その他まだまだありました。 
 その中で、次の2点を学びました。   
1つは、医療では必ずしも白黒はっきりさせる必要はない場面もあるということです。「AならばBすべき。」というように、私はついつい1つの正解を導き出したくなりがちでありました。
しかし、教科書的に考えるとその患者さんには
Bが適切であっても、その人の精神面や社会面を考慮すれば新たな選択肢としてCDも十分妥当であり(たとえ生命予後を短くし得ることだったとしても)、結果、BCDもどれも正解である(どれが正解でどれが不正解という区別はない)という場面に、この1か月で複数回触れました。そしてこのことが2つ目の学びに繋がりますが、そのCDという答えを導き出す手段として充実したコミュニケーションが不可欠なことがあるということを学びました。患者本人と話す・家族と話す・家に行く・関わっている医療スタッフと話す、などなど様々なコミュニケーションの形がありました。ふとした言葉の切れ端から、それまで無かった選択肢が出てくることもありました。
  やや抽象的な記載になってしまいましたが、まとめれば「充実したコミュニケーションをとりながら、病気だけでなく、その人の背景も捉えて、医療を実践していく」ということになるかと思います。
文字にしてみると当然のことのように感じますが、そんな当然のことを改めて実感する機会を提供してくださった公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。あ
りがとうございました。
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佐伯吉彦研修医(金沢医科大学氷見市民病院) 研修期間:2017.9.1~9.30

佐伯吉彦研修医(金沢医科大学氷見市民病院) 研修期間:2017.9.19.30 

-公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所における地域医療研修- 
私が今回の研修で最も印象深い経験は訪問診療です.訪問は医師だけではなく看護師やリハビリ,検査技師,事務員,行政など様々な業種と綿密で円滑な連携をしており,患者様の抱える問題にすぐに対応できるよう体制が整えられていました.病院のベッド数の減少が進められている中,地域医療を担う病院が辿り着く医療の形の一つであると実感しました.また,なにより驚いたことは在宅の患者様とご家族の方が私の想像以上に活き活きとしていることでした.医学の知識や技術だけでは達成できない医療の本質を目の当たりにしました.  高齢社会が進んでいる中で氷見市と穴水町で抱える問題点に共通のものは多いと考えます.
今回研修で学んだ点を今後の氷見市の医療に活かしていきたいと思います.1ヵ月間,本当にお世話になりました.
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堀 紗友夏研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2017.9.1~9.30

堀 紗友夏研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2017.9.19.30 

 
-地域医療研修を通して-  
 
研修先を穴水総合病院に選択した理由は、先輩の薦めもありましたが、能登地域は高齢化がかなり進んでおり、日本の近い将来そのものを映し出したような場所であると聞いたからでした。実際穴水町の高齢化率は45%で入院・外来患者の多くが高齢者の方でした。そんな地域でいかに人々が医療や福祉に関して安心して住める環境を整えるかを医療スタッフだけでなく地域のみなさんも含め一丸となって考えているように思えました。大学病院とは違って、病院は病気を治療するだけの場所ではなく、その人の衣食住を保証するという役割も果たしていることを知りました。
公立穴
水総合病院は専門領域や専門職の垣根はほとんどなく、何が患者さんにとって最良かをスタッフの人たちが互いに気さくに相談しあえる環境にあり、とても雰囲気が良い病院でした。診療所では薬の処方などの医療行為だけでなく、患者さん同士や医療スタッフと患者さん同士の近況報告など憩いの場としての役割もあり地域医療らしさを感じました。医療スタッフと患者さんが親戚や家族のように接していて、互いの距離が近かったことも印象的でした。また、主治医以意見書やポートフォリオの作成もとても良い経験となりました。 
 全国から研修医が研修に来る病院であり、他院の研修医の先生と交流が深められた点もとても良かったです。   今回の研修では終末期に近い高齢者の方も何人かいらっしゃいました。私は将来麻酔科を専攻し、緩和ケアにも携わっていきたいと考えています。その際には患者さんの身体的な苦痛だけでなく、社会的背景や日々の生きがいなどのことまでも考えてケアを考えていけたらと思いました。


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林 大輝研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:2017.7.1~7.31

林 大輝研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:201771731

公立穴水総合病院では7月の一か月間、地域医療研修させていただきました。
僕は石
川県金沢市生まれ金沢育ちで、小学校から大学まで金沢で過ごしました。母が七尾市出身であることもあり、小さな頃は祖母の家に遊びに行ったり、石崎奉燈祭を見に行ったりしていました。昨年はじめて珠洲、輪島の観光をしたことはありましたが、能登北部に来る機会はあまりありませんでした。 今回金沢大学の地域医療研修で穴水総合病院を選んだのは舳倉島に行けると知ったからです。舳倉島には自治医科大学出身の先生が毎年派遣されていることを聞いていたので、実際どのような医療が行われているかを見に行きたいと思っていました。穴水総合病院での地域医療は舳倉島見学以外にも、訪問診療、訪問看護、訪問リハビリ、老人ホーム研修、兜診療所など病院以外での研修が非常に多く、地域での高齢者の生活や医療を実際に肌で感じとることができました。大学病院などの大きな病院ではどうしても疾患を診ることに重きを置いてしまう傾向にある気がしますが、実際の医療は疾患だけでなく、家族、住居環境、経済的な問題、介護などあらゆる側面に目を向ける必要があると感じました。医師を含む医療スタッフは疾患を治すことだけではなく、患者さんとともにどのように病気と向き合っていくかが大切だと感じました。今後、超高齢化社会や2025年問題など多くの問題がありますが、今回の1か月の地域医療研修が今後医師として働くうえでのよいきっかけになりました。また、7月は夏祭りのシーズンでもあり、あばれ祭り、飯田町燈籠山祭り、長谷部まつりの前夜祭にも参加させていただきました。非常にいい思い出になりました。 
中橋先生をはじめ、小浦先生、研究所の方々、病院関係者の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。金沢大学に帰ったら、地域医療研修は穴水総合病院がいいと後輩に宣伝したいと思います。
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山田 菫研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2017.7.1~7.31

山田 菫研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:201771731

この1カ月間、訪問診療・訪問看護・訪問リハに同行させて頂いたり、地域や離島の診療所、老健施設にも行かせて頂くなど、大学病院では学ぶことのできないことを沢山学ばせていただきました。今後ますます高齢化が進む日本において、地域の医療体制がどうあるべきか考えるとても貴重な1カ月となりました。穴水でお世話になった先生方や、事務の方々、スタッフの皆さんにはとても優しくして頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。この1か月で学んだことを今後活かしていきたいです。
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上野和音研修医(能登総合病院) 研修期間:2017.7.1~7.31

上野和音研修医(能登総合病院) 研修期間:201771731

今回の1か月間の地域医療で最も新鮮かつ有意義な経験は訪問診療でした。今回の研修スケジュールでは、その他も甲診療所への出張、舳倉島診療所の見学など病院外での実習を多く組み込んでいただき、地域包括をメインとした研修でここでしか出来ない体験を多くさせていただきました。
今までも能登総合病院にて普段から「地域医療」を経験していると考えていましたが、「地域包括」の経験は全くありませんでした。入院から退院までだけでなく、退院後の生活をどうするのか、自力で病院に通うのが困難な方、高齢かつ独居の方に対するケアをどうしていくのか、病院の外で行われる医療を初めて間近で見ることができました。
いずれこの地域で行われている医療が、自分が医師でいる間に確実に日本全国で行われるようになると考えると、研修医の時期にこのような経験ができた事は非常に貴重だったと思います。1か月間、本当にお世話になりました。
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武田栞幸さん(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017. 7.10 ~ 7 .19.

武田栞幸さん(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017. 7.10 7 .19.

~公立水総合病院・能登北部地域医療研究所での実習を終えて~

 私は、710日から19日の間、穴水総合病院にお世話になり、総合診療科のBSL実習を行いました。初日には、穴水町や奥能登の高齢化率が40%を超え、これは、数十年後の日本を象徴しているということを教えていただきました。今回の実習では、自分が医師として働いている将来の日本の様子を疑似体験させていただいたことになると思います。高齢化し、地域に密着した形での医療ではかかわる医療者の経験値の大きさが大事になってくると思いまいした。今回の実習で交通機関、無医地域など、訪問診療が必要になる要素は様々にあることがわかりました。何かしらの理由で病院に通うことができない方、通わない選択をされた方に必要になってくるものが、訪問診療や訪問看護、訪問リハだと思います。その一つ一つを提供するためには、マンパワーが必要になることは当然です。しかし、それ以上に、病院のように多くの医療機器がそろっているわけではないご自宅で診療をするためには、限られた資材の中で診療を完遂ために、技術と経験、臨機応変さなどが必要とされるように感じました。看取りについても、ご自宅でとするとさらに必要になるのは医師側のフットワークの軽さだと考えられました。訪問診療を成り立たせるうえで最も大切な要素の一つは患者さんのご家族のサポートであると思います。

こうしたことは、大学病院での、来院された患者さん、入院されている患者さんを診せていただく実習だけでは気づかなかったことです。今回、5年生という段階でこれだけ地域の医療について見学させていただき、考え、自分なりの意見を言う機会をいただけたことは非常に貴重でこれからの財産の一つになると確信しています。

今回の実習の中で、もうひとつ、強く感じたことは、医療で用いる道具の使い方は、事前に知っていないと何もできないということです。当たり前のことですが、「こういう患者さんにはまず、こういう治療をします」ということを、教科書などで勉強して知識を持っていても、実際には、その治療をするための道具の使い方を知らないものばかりで何もできないということに気づかされました。

最後になりましたが、訪問診療に同行させていただき、多くのことを教えてくださった中橋先生、医学生としてどう頑張るべきか教えてくださり、お気遣いいただきました濱中副部長、医師のあるべき姿を教えてくださった小浦先生、優しく、能登の素敵なところもたくさん教えていただきました安田先生、近川先生、親切にしてくださいました橋本さん、濱崎さん、研修医の林先生、上野先生、山田先生、公立穴水総合病院のスタッフの皆様、に心より感謝申し上げます。

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川口健太君(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017. 6.29 ~ 7. 7.

 

●川口健太君(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017. 6.29 7. 7.

~公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所での実習を終えて~


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29日から77日にかけて,穴水総合病院にて実習をさせていただきました.初日のオリエンテーションにて,現在の穴水の高齢化率は将来の日本全体の高齢化率と同じでると伺いました.高齢化社会では高齢者の増加や生産人口の減少から,サービスの質が落ちてしまったり,医療費・介護費用が大きな負担になったりと様々な問題が生じます.将来自分が医師として働いているころに直面するであろう,この問題に対して穴水総合病院では現在どのような取り組みで対応しているのか,どのような解決法があるか,という点に特に注目して1週間という短い期間ではありましたが学ばせて頂きました.

穴水総合病院では,無医地区の方々の健康診断を行っていたり,訪問診療・訪問看護・訪問リハを通して,患者さんだけでなく家族の体調にも気遣っていたりと,非常に地域に寄り添った取り組みをしていました。

しかし,そんな穴水でもやはり医療・介護施設やスタッフの不足,介護者の高齢化などまだまだ問題点が多く残っているように感じました.

今回の実習で,今まで知っているつもりで全く知らなかった日本の現状を垣間見ることができました.高齢化社会が抱える問題点に対する自分なりの答えは1週間では見つけることはできませんでした.社会全体が問題意識を持って解決していかなければいけない問題ですが,これから医師になるものとして積極的に考え,周囲の人とともに解決策を模索して行こうと思います.

最後になりましたが,レクチャーや診察方法・手技を教えて下さった中橋先生,様々な話題から医師に必要な事を教えて下さった濱中副部長,これからの医療問題について熱く教えて下さった小浦先生,親切にして下さった近川先生,橋本さん,濱崎さん,公立穴水総合病院のスタッフの皆様に心より感謝を申し上げたいと思います。

 

山口奈奈子研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2017.6.1~6.30

山口奈奈子研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2017.6.16.30

201761日から30日の1か月間、公立穴水総合病院にて地域医療研修をさせて頂きました。穴水は高齢化率が高く、過疎化や高齢化がますます進む日本の将来であり、ここでの問題点に私たちは真摯に向き合わなければならないと思い、研修させていただきました。ここ穴水病院では外来や入院の他、訪問診療等も行っています。訪問診療や訪問看護に同行させていただいた際、病院での診療だけではみえてこなかった患者さん個々の疾患以外の問題点に気づかされました。医師は病気をただ治すだけでなく、患者さんの社会的背景等も踏まえた医学的、社会的介入を他職種と連携して行う必要があると感じました。これは今後高齢化のますます進む日本では重要なことだと思いました。
また一方では、能登半島の人々や自然に触れ、地域ならではの人々のあたたかさを感じることができました。
公立穴水総合病院・金沢医科大学能登北部地域医療研究所での研修を経て、これまでとはまた違った視点を得ることができ大変有意義な研修となりました。このような貴重な機会を与えてくださった関係者のみなさまに心より感謝を申し上げたいと思います。
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福淳 史研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2017.6.1~6.30

福淳 史研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2017.6.16.30

金沢医科大学病院研修医の福淳史と申します。公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所では6月の一か月間研修させていただきました。石川県に移り住んでから8年が経っていますが能登地方に足を延ばしたことはなく、穴水の地を訪れるのは初めてのことでした。穴水町の高齢化率は約40%と2050年の日本の予測平均高齢化率に相当するそうですが穴水病院での研修を通してその現状を実際に肌で感じることができ、地域医療の一部を見させていただきました。勉強すべきことはとてもひと月では足りず、すべてがわかったとは思いません。しかし今まであまり無かった地域医療についての意識が変化し、向き合い方のきっかけが掴めたと思います。たくさんの出会いがあった一か月でしたが心残りとして今回は冬の海産物が食べられなかったということで、牡蠣のシーズンにまた穴水に遊びにきたいと思っています。穴水で学んだことを大学での診療に生かしつつ修行に励み、次に皆さんとお会いするときには少し成長した姿をお見せできたらと思います。また穴水町の皆さん、中橋先生をはじめ、金沢医科大学能登北部地域医療研究所、病院関係者の皆さんには大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
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安井友紀(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017.6.19~6.27.

安井友紀(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017.6.196.27.

 ~公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所での実習を終えて~

金沢大学医学部5年の総合診療実習にて、1週間ほど穴水総合病院で地域医療について学ばせていただきました。実習初日に、中橋先生から穴水における高齢化社会の現状は40年後の日本の高齢化社会と同じであるといううお話を聞かせていただき、この実習で体験することは自分が将来医師として働く上でとても大切な経験になっていくものだと感じました。

今回の実習では、訪問看護、訪問リハビリ、訪問診療、あゆみの里見学などをさせていただきましたが、これまで金沢大学で行っていた実習とはまったく違ったものでした。患者さん一人一人に、貧困や独居などといったこの穴水という地域ならではの背景があり、先生方はただ単に疾患に向き合うのではなく、患者さんそれぞれが持つ様々な問題についてしっかり考え、患者さんがより良い暮らしをできるように努力されている姿を見てとても感銘を受けました。一口に医者といっても実際に行っている仕事は、地域によって全く違ったものなのだなと感じ、改めて医者という仕事の多様さや面白さについて触れることができたと思います。

また、外来見学においては普段先生方がどのようなことに留意しながら問診、診察を行っているかを教えていただき、さらには実際に何人かの患者さんに対して僕自身で診察させていただく機会があり、とても勉強になりました。

最後になりましたが、レクチャーや外来などで様々なことを教えていただいた中橋先生をはじめとした能登北部地域医療研究所の皆様、公立穴水総合病院やあゆみの里のスタッフの方々、訪問看護士の方々、そして実際に診察や問診などをさせていただいた穴水の患者さん達に心からお礼を申し上げたいと思います。1週間という短い間でしたが、大変お世話になりました。ありがとうございました。

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マグデブルグ大学(ドイツ) 医学部6年 レンツ フライア ソフィーさん「地域医療実習」2017.6.27

Lenz Freya-Sophie(ドイツ マグデブルグ大学) 2017.6.27 

On the 27th of June, I visited Anamizu General Hospital as a part of my Exchange programme in Kanazawa Medical University. The one-day-rotation included visiting Dr. Nakahashi's Outpatient room and joining him on Home visits in Noto Area. I enjoyed my stay in Anamizu very much. I learned about the difficulties of healthcare and economy in the Japanese countryside with an aging population. I was very impressed by the kind and respectful way of communication between the Doctors and their patients. Not only do they take care for the patient, but also for a safe and healthy environment and for the nursing relatives and their wellbeing.
 
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竹村直起君(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017.5.29~6.6.

竹村直起君(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017.5.296.6.

    公立穴水総合病院・金沢医科大学 能登北部地域医療研究所での実習を終えて

529日から66日にかけて、この公立穴水総合病院で地域医療の実習を行いました。この穴水では高齢化が進んでおり、2015年では45%となっています。この高齢化率は40年後の未来の日本と同じであるとの話を聞き、ここで見た、聞いた、感じた経験は近い将来、日本の至る所で目の当たりにすることになるだろうと思い、真摯に向き合っていかなければならないと感じました。 今回の実習では、病院内よりも病院外での実習の方が大きなウェイトを占めていました。例えば、無医地区へ赴きなかなか病院へ通えない方の健康診断等を行い、訪問診療、看護、リハでは、実際に患者さんの家に伺って、診察や看護、リハビリを行いました。実際に家に伺うと、患者さんだけではなくその家族の方の暮らしが見ることが出来ました。その際、感じたのは、患者さんだけでなく家族の体調にも気遣っているのが非常に印象的でした。家での介護は家族の方の協力が必須であり、家族も含めての診療ということが感じられました。 また、金沢医科大学 能登北部地域医療研究所には多くの学生や、研修医の先生方がいらっしゃっており、他大学の方と交流できる非常にいい機会となりました。特に、研修医の先生とお話しした際に、将来を見据える上でためになる体験や診察における技術、アドバイスなどをいただき、これから生かしていきたいと思いました。 最後になりましたが、講義や診察だけでなく地域医療そのものを体験させてくださった中橋先生、実習のための準備や穴水について多く教えて下さった濱中副部長(兼)副所長さん、橋本さん、濱崎さん、医師になるうえで知っておくべきことを熱く教えて下さった小浦先生、近川先生、公立穴水総合病院の皆様や多くの方々に心より感謝を申し上げたいと思います


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佐野 誠君(東海大学医学部6年) 実習期間:2017. 5. 22 ~ 6. 3

  佐野 誠君(東海大学医学部6年)

 ~能登北部地域医療研究所での地域医療実習を終えて~

 今回東海大学6年次の地域医療実習として、石川県穴水町にある公立穴水総合病院で実習をさせていただきました。穴水町では高齢化が進んでおり、2015年の高齢化率(65歳以上の割合)は45.5%4割を超えています。高齢化は日本全体の問題ともなっており、穴水町は将来の日本のモデルであるとも考えられます。その穴水町における地域医療がどうなっているのか2週間にわたり学ばせていただきました。

実習内容として、訪問診療、訪問看護、訪問リハビリ、僻地医療、離島診療所や介護老人福祉施設の見学など、病院外での実習が盛り沢山でした。その他病院内にて救急診療や処置見学、先生方の講義や勉強会等も実習に組み込んでくださっています。病院内での実習で学ぶことも多かったですが、やはり私は病院外での実習に多くの刺激と学びを感じました。大学病院での医療とは異なり、公立穴水総合病院では地域に根ざした医療に重きを置いています。訪問診療や看護、リハビリでは患者様、そしてそのご家族との距離がとても近く、連携して患者様の生活の質を向上させるための医療が行われているように感じました。生活の質を向上させる、ということは患者様のライフスタイルを知っていなくてはいけないし、介護者であるご家族とのコミュニケーションが良好でなくては不可能です。また、ライフスタイルを知るにはその土地の文化やその土地に住む人々の特徴も学ぶ必要があり、医療従事者として単に疾患を治療すれば済むわけではありません。救急医療に関しても僻地に住んでいる方は単純に搬送に時間がかかるほか、重症度によっては遠くの病院を選択する必要がでてきます。こうした地域特有の悩みに対し、効率のよいシステムの構築や素早い判断が医療関係者に求められるのだと気付かされました。
地域医療についての書物を読み、知識を入れておくだけでは、本当に地域医療について知ったとは言えないのだと感じました。
2週間という短い期間でしたが、実際に穴水という土地に来て地域医療に触れられたことは、医師になるうえで非常に大切な経験になったと感じています。所長の中橋先生をはじめ、能登北部地域医療研究所の皆様には大変お世話になりました。
今後この経験は医師として必ず活きてくるものだと感じています。本当に
2週間ありがとうございました。

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朝香隆明君(東海大学医学部6年) 実習期間:2017. 5. 22 ~ 6. 3

朝香隆明君(東海大学医学部6年)

~能登北部地域医療研究所での学外実習を終えて~

2017522日より2週間、公立穴水総合病院能登北部地域医療研究所にて実習させて頂きました。初日の中橋先生によるオリエンテーションで、『穴水は日本の将来を表している』という言葉の意味に疑問を感じていましたが、翌日からの実習でその意味を段々と知ることになりました。2035年には3人に1人が高齢者になる日本において、穴水町の様に既に若い世代の人が減り高齢者自身が地域を支える主体となっている地域は、いまの都市型に見られる医療とは異なっていたのです。一般的に都市部での医療は、町の中心に病院などの医療機関が存在しそれを住民が利用するといった関係図が成り立ちますが、地域医療という環境では、まず住民が中心に存在し、それに対して周りに病院や訪問リハビリ、訪問看護、地域住民などが存在し手を取り合って互いに関係を築いていました。この様な環境下では、医師としては一人一人の心情や日常生活などといった背景を把握しておく必要があり、そのために実際の現場に赴き自身の眼と耳と心を用いて対話する事が重要であると感じました。地域医療とは、地域で行っている医療の事であると解釈している人が多いと思いますが、実際の地域医療とは、医療だけでなく多くの組織と住民全体を巻き込んだ地域づくりの事を指しているのだとこの実習を通じて痛感しました。最後になりましたが、中橋毅先生をはじめ能登北部地域医療研究所の皆様、穴水総合病院のスタッフの皆様、快く診察させて下さった地域住民の方々に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

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宮野涼至研修医(東京大学附属病院) 研修期間:2017.5.1~5.31

 宮野涼至研修医(東京大学附属病院)    研修期間:2017.5.15.31

 金沢出身で祖母が七尾に住んでいる私にとって穴水という町は耳馴染みがあるが訪れたことのない町でした。私にとって能登といえば七尾でした。それがこの度ご縁があり穴水総合病院で一か月間、地域医療という形で研修させて頂きました。 多くの町村が抱える少子高齢化の舞台となっている穴水、ここには40年後の日本があります。無人の家、休耕田、バスの本数の減少。「田舎は自然が多く、静かで住みやすい」という標語は健康な時のものです。それでも人は生活をするのです。医師として医療の側面だけでなく患者様の人生背景を踏まえたものを見る必要があるのだと感じました。 穴水でさせていただいた体験はどれも貴重なもので、これからの医療者としてのなるべき姿だけでなく人としてどういう人生を歩むか、を再考する機会になりました。また、穴水におりなす自然やその中で生きる人々、その集団が作る暖かい空気を感じました。このような貴重な体験をさせていただき公立穴水総合病院だけでなく、穴水の皆様方にこの場を借りて心からの感謝を申し上げたいと思います。
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小嶋 健太郎君(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017.5.18~26.

小嶋 健太郎君(金沢大学医学部5年) BSL総合診療 実習期間:2017.5.1826.

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公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所での実習を終えて

・穴水(石川県鳳珠郡)について

まず穴水まで車を走らせた時、のと里山海道の終点であることに驚きました(それほど遠くまで来たこと、道が輪島や珠洲までそのまま伸びていないことの二重の意味で)。ただ、田舎という印象はあるものの町の中心部にはコンビニもスーパーも郵便局も病院もあり、暮らしに必要なものは一式そろっている印象でした。連れて行って頂いた料亭や寿司店で食べた地元の食材は大変美味で、パン屋さんのパンも意外と言うと失礼ですが十分以上のクオリティーと感じ、食の面は充実している印象です。また、星空は立山や白山の上で見るのとそう変わらないほどに煌びやかでした。観光の面でも七尾、輪島、珠洲、能登町の各所に足を伸ばしやすい良い立地だと思います。総じて、高齢化の状況から想像していた過疎地とは少し違った印象でした。ただ、車を動かせない高齢者の方などからすると困難も多そうでした。

・実地実習について

訪問での診療や看護、リハビリにご一緒させて頂いた際、おそらく邪魔になることも多かったかと思います。また、事前のお伺いもなしに学生がお邪魔したら大なり小なり戸惑われたかと思います。そんな中、どのご家庭も快く迎えてくださり、コーヒーやお菓子まで出していただき、地域の住民性の暖かさと病院との信頼関係を感じました。患者さんとの世間話のような和やかな光景も印象的でした。一方でそういったご家庭はどうしても遠隔地が多く、交通と生活の不便さ(特に高齢者の方には)という地域の抱える問題の一端も垣間見えました。病院内での実習の際にも皆さま大変良くしてくださり、特に研修医の宮野先生には採血の練習をさせて頂いたりと大変お世話になりました。舳倉島への訪問は、ある意味今回で最も印象に残った実習でした。植生や魚介の豊かさや、一方でお店の類の全くないことにも驚かされましたが、何より診療所を研修3年目の先生がコメディカルの方の助けもなくお一人でやりくりされていたのに驚きました。半年交代とのことで住んでいる方からすると医療不信の種にもなりかねないようにも思われますが、住民の方も暖かく支えられていると聞いて、離島における診療施設の必要性と医師―地域住民間の良好関係の尊さを感じました。船は揺れると聞いて身構えていましたが、幸いこの日は波も穏やかで日差しも弱く、それなりに快適な船旅でした。

・講義について

 講義を担当してくださった中橋先生はとにかく話し方がお上手で、またしっかりした考えをお持ちの方という印象でした。講義はどれも解りやすく、また引き込まれ、大変勉強になりました。特に救急は大学でも7日間の実習を終えましたが、その時よりも得るものが多かったように思います。こんな先生が大学にいてくださったらと思わずにいられませんが、現場にいてこそ見えるもの・語れることもあるのでしょうね... ただ舳倉診療所での講義の時だけは寝不足と船酔いで大分ぼんやりしていました、申し訳ありません。

・最後に

 シェアハウスを快く受け入れてくださったり採血の練習やその他色々とにかくお世話になった宮野先生、講義や実習で多くを学ばせてくださった中橋先生、実習全体にわたりお世話をしてくださった橋本さん、宮野先生とともに歓迎会を開いてくださった安田先生や近川先生(兜診療所でも大変お世話になりました)、小浦先生、浜寿司でお話を聞かせていただいた丸岡先生、コメディカルの方々や患者様方、濱中さんや濵﨑さん、金沢医科大学や東海大学の先輩後輩の方々、皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。勉強になったり美味しいものを食べさせて頂いたり美しい景色を見たりと、大変に充実した9日間でした。

 

 

平成29年度 第1学年医学教育の第一歩を地域医療と福祉体験実習からスタート~(実習期間: 2017.5.16-19)

 金沢医科大学医学部第1学年で実施される体験実習の目的は、福祉施設などでの実体験を通して、社会における医療と福祉・介護の接点についての理解を深め、将来師となるために必要な学習の動機付けにすることである。入学からほぼひと月後の5月中旬、新入生全員が学外施設での医療福祉実習に臨みました。
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1 学習目標 
 1 ) 一般目標(GIO) 
 社会における医療と福祉・介護の接点について、早期に実地体験をすることにより理解を深め、将来医師となるために必要な学習の動機付けを行う。

2) 行動目標(SBO)

 (1) 入所者、患者さんとコミュニケーションをとることができる。
 (2) 食事介助を行うことができる。
 (3) 入浴介助を行うことができる。
 (4) 諸検査介助などのエスコートを行うことができる。
 (5) 体験をとおして、医療および福祉・介護について自ら意見を述べることができる。
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 G1 実習期間:2017年5月16~17日
        医療福祉体験実習感想(於:金沢医科大学能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院)
        金沢医科大学一年 : 伊藤さやか、太田昂一、菊地慶彦、小山智史

 MB7-0088 伊藤さやか

 2日間本当にありがとうございました。先生方や研修医の方、あゆみの里のスタッフの方々、入居者の方から様々なお話を聞いてとても勉強になりました。実習中で学んだ事で特に印象に残ったことが2つあります。
  1つ目はあゆみの里での介護の大変さです。病院に隣接しているあゆみの里では入浴介助や食事介助をさせていただきました。入浴介助では個人個人によってすることが異なっていてその方に合わせていた事が印象に残りました。自分で出来ることはなるべく自分でするという事が大切だと感じました。また、車椅子に移動する時などは力が必要であり大変だと感じました。食事介助では入居者の方と会話をしながら、食べるタイミングをはかるなど想像したよりも難しかったです。医学生の間に医師以外の医療関係者の仕事を体験させていただく事で、少しでも医療スタッフの気持ちがわかる医師になれるという点で将来役に立つと感じました。 
 2つ目は兜診療所で地域の方との距離が近く、患者さんの生活と密接に関わっていることです。患者さんの日常生活の様子や要望を聞きその方に合わせて診察を行っていることが印象に残りました。訪問診療では悪いところがなくても定期的に患者さんの様子を確認していました。大切なことは患者さんだけでなく、その家族のケアも行うことだと学びました。
   私は将来地域医療に貢献したいと考えているので今回の実習はとても勉強になりました。中橋先生が講義でおっしゃっていた地域医療において現在足りないものを埋めるために何が必要かを考えるという方法を、将来私の地元の医療にも還元したいと思いました。そして、大学では医学の知識や技術を学ぶだけでなく医師としての激務に耐えられる精神力と体力、患者さんから信頼されるような人間性を身につけたいです。
今後、公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所で行われる地域医療を学ぶイベントに是非参加したいです。

 MB7-0222 太田昂一

 先日は医療福祉体験実習を通して貴重な経験をさせていただきありがとうございました。 
   僕は今回初めて医療福祉に関する実習に参加しました。あゆみの里では認知症の方や身体障がい者の方の着替えや食事、歯磨きの手伝いをさせていただきました。利用者の方とどう接すれば良いのかということで一番悩みました。事前に笑顔で優しく、相手の目線でと心に刻んでいたはずなのに戸惑いが出てしまいました。そんな僕を見抜いたのか、おじいさんにドライヤーを貸せと言われた時は自分に落胆しました。おじいさんの気持ちは当たり前だなと思いました。相手を安心させなければいけないのに不安にさせてしまいとても反省しました。コミュニケーションすることの大切さと難しさを学びました。 
  訪問診療は将来の僕にとって実際的なもので今回その現場を見学できて大変身になりました。その場にいるみなさんが一体となっていてこれが地域医療かと心にしみました。医者の役割のひとつは患者を診るだけでなくその家族もみて、どこかに不都合がないかを確かめることだということを聞きました。医者と患者が密接な関係にある地域医療はそういうことが大事な鍵になるのだと思いました。
  穴水町の方々はあたたかい方ばかりで夜ご飯を食べに行って外ですれ違うとみなさんが「こんばんは」などと声をかけてくださいました。また兜診療所でも外部から来た僕たちに優しく接してくださいました。穴水町はとても良いところです。僕は今回訪れて本当にそう思いました。再びここに訪れたいと思います。
 実習通して改めて介護の大変さ、医者の忙しさ、そしてそのやりがいを学べました。僕には小さな気づかいや積極性、相手の気持ちを考えることなど足りないことが山ほどあります。それらをひとつひとつ補っていき1人の医者として活躍できるように日々研鑽したいと思います。    この度は本当にお世話になりました。

 MB7-0337 菊地慶彦

 私には、穴水町での地域医療の形態は斬新だった。穴水総合病院の訪問診療などのサービス、兜診療所、穴水町全体での健康づくりの取り組みなど、病気になったときにはもちろん、病気になる前から健康を保つための活動もあることに驚いた。ここでは、その中で特に関心を持った二つのことについてとりあげる。
  まず一つ目は、兜診療所だ。穴水総合病院の出張所であり、その地域の人の必要不可欠な場所になっている。医師、看護士、事務を含め4人で施設を動かしているが、一日あたりに来る患者さんの人数が多い。40~50人ほど来ることも珍しくない。お年寄りの利用者が多く、玄関に杖入れが置いてあったのはそれゆえだろう。待合室では、お互いに顔見知りであるためか、会話が弾んでいた。待合室では静かにじっと待っているということが普通だと思っていた私にとって、珍しい光景だった。"静かな"病院より"にぎやかな"病院というのは、私の病院というイメージを覆した。
  二つ目は、訪問診療だ。穴水総合病院の活動の一つだ。往診と異なり、定期的に診察に行く。患者さんは、病院まで動けない人、病院までの道のりが遠い人などの人たちだ。自宅にいるので、看病する人も必要だ。私が見学させてもらった方たちは奥さんに看病してもらっていた。体調がよいときは、車椅子で散歩をするときもある。病院に入院しないで、自宅にいることにより拘束されにくくなり、家族との時間もとることもできる. 
  穴水町は高齢化がだいぶ進んでいる。しかし、それに対する、十分なアプローチがすでに確立している。今後は都市部にも高齢化が広がっていくだろう。高齢化により医療がどのように変わっていくのかはまだわからないが、穴水町のような形態になるだろう。住人の状況に応じて、最適な医療環境を整える。そのように地域に密着した医療形態が大切なように思う。 大変お世話になりました。特に中橋先生の講義では、穴水町での全体的な医療体
系がわかりました。ありがとうございました。

 MB7-0466   小山哲史

 先日は、医療福祉体験実習で穴水総合病院をはじめとする様々な施設で見学、体験をさせていただきありがとうございました。 あゆみの里で体験した入浴介助と食事介助はなかなか体験できないものである上に、介護の現場で働く医療スタッフの仕事や現場の雰囲気を学ぶことができ今後のチーム医療を行う上でのひとつの貴重な体験になったと思います。
また、訪問診療では中橋先生のおっしゃっていた「在宅医療では患者を観察するのはもちろん、介護するご家族の方の様子を観察することも大切」という言葉には非常に深い感銘を受けました。二日目の兜診療所の見学と中橋先生の行ってくださった講義では地域医療を行う上での病院や医師の役割、やらなくてはならないことについて学び、兜診療所の病院としてでなく地域の寄合の場としての一面を見て地域医療では、患者さんを治すことだけでなく患者さんの住む地域全体をケアすることも重要だと感じました。私はまだ将来自分の従事する医療について明確なイメージを持てていませんが、その中のひとつである地域医療について、今回の経験は非常に貴重なものになると思います。この経験を今後の自分に活かして患者さんに信頼される良医になれるように日々努力したいと感じました。
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 G2 実習期間:2017年5月18~19日

         医療福祉体験実習感想(於:金沢医科大学能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院)
         金沢医科大学一年  高田皓平, 田中義人, 美山承銘, 山口瑠璃

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――――― 公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所で得られたこと ―――――

  2日間の実習で経験できたことは、確実に将来の自分が目指す医師像に近付く助けになると感じました。まず、介護体験では実際に介護が必要な方を介護していろいろな方がいてコミュニケーションが簡単に取れる方から難しい方まできちんと対面してお話しすることができ、高齢者とのコミュニケーションの取り方を学ぶことができました。
  次に、へき地診療の見学をし、医師が訪問して診療するのを初めて見ました。その土地の方が抱えている悩みを素直に引き出せるような接し方をされており、患者さんが医師に診てもらえる機会を無駄にしないような工夫がなされていると感じました。
終末期医療の講義では「終末期にはどのような医療を施すのか」などの答えのない問題を深く考えるいい機会となり、どれだけ患者さんが「生ききった感」を感じているのかを基準にすることが大切であるというこれまでにない考え方を学びました。兜診療所での見学では医師と患者さんの距離の近さに驚きました。また医師の方が患者さんの求めているものを敏感に感じ取り、それに沿った方法で患者さんの生活における困難な所を取り除くように努力していらっしゃるというお話を聞くことができ、自分たちが見ているだけでは学べない現場の知識を教えていただきました。最後に救急を見学することもでき、救急の緊迫した空気を見ることができたことで、これから目指す医師像を具体的にイメージできるようになりました。
今回、私たちに現場を体験させていただいたことで得られたことはとても大きい。この実習で得た本物の医療現場の印象、知識、考え方をこれからも忘れずに医学の勉強に取り組みたいと思いました。公立穴水病院の方々、この度は2日間本当にありがとうございました。
 金沢医科大学一年 :高田皓平, 田中義人, 美山承銘, 山口瑠璃)
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玉垣 圭祐君(関西医科大学医学部6年) 実習期間 平成29年4月17日~4月28日

玉垣 圭祐君(関西医科大学医学部6年)

 

~ 能登北部地域医療研究所での学外臨床実習を終えて ~


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17日より能登・穴水にて2週間、学外臨床実習をさせていただきました。

穴水での実習は普段私たちが目の当たりにしている大学での医療の現場とは異なるもので、とても驚きました。患者さんとの接し方一つにしても退院後のケアまでサポートしていく難しさ、またそれをより円滑に進めるために患者さんやそのご家族、住んでいる地域の人達とのコミュニケーションもより重要になると感じました。

そしてその地域で住んでいる人達同士で互いに助け合っている姿や献身的にサポートしている姿はとても印象に残っています。遠くに住んでいるために病院に来ることができない状態の患者さんや一人で住んでいる患者さんのために訪問看護、往診、訪問リハといった様々な方法でケアし、患者さんのADLの自立を促すのみでなくそのご家族のサポートまでしている医療の姿はこれからの高齢社会において必要不可欠なものであると感じました。

また中橋先生のレクチャーでは「人の死」とは何か?という議題について考えさせられるものがありました。そこで穴水で生涯を生きていくことを決めた人たちにとっての死とは、命を失うというばかりの意味ではないのかもしれないと感じました。それはADLの自立など個人にとって様々かもしれません。患者さんにとっての死というものについてどれだけ理解ができ、どれだけ介入するべきなのか?がこれからの自分たちに求められていることかもしれないと思います。

最後になりましたが、中橋毅先生をはじめ金沢医科大学 能登北部地域医療研究所、公立穴水総合病院の皆様、そして穴水の住民の皆さま温かく受け入れてくださって本当にありがとうございました。院外実習で得た多くの経験を無駄にしないようこれからも努力していこうと思います。2週間という長い間お世話になりました。
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吉岡 佑将君(関西医科大学医学部6年) 実習期間 平成29年4月17日~4月28日

吉岡 佑将(関西医科大学医学部6年) 

 

~ 能登北部地域医療研究所での学外臨床実習を終えて ~


 今
回私は2017年4月17日から28日までの2週間 公立穴水総合病院 能登北部地域医療研究所にて「地域医療とはどのようなものかを自分の言葉で説明できるようになること」を目的に実習をさせていただきました。内容としては病院での外来や処置の他、訪問リハビリや訪問看護、訪問診療などの在宅医療や、兜診療所、介護老人保健施設のあゆみの里でも実習させていただきました。穴水町には約1万人が住んでいますが約半分が高齢者でこれは将来の日本だということを実習初日に所長の中橋先生に教えていただきました。

今回の実習で一番印象的だったのは兜診療所でした。兜診療所は診察室と待合室があり、待合室は地域の方の交流の場として活用されていました。診察室では、大学病院とは違い診療所に訪れる方が健康であることの確認をする場だと先生に教えていただきました。核家族化が進み家族だけではなく地域で協力すべき医療形態になっていくと、兜診療所の待合室のように地域の方の憩いの場となる場所が必要になってくるのではないかと思います。

2週間を終えて穴水町のような高齢者が多く、病院や診療所まで通うことのできない患者が多い地域では非常に地域包括ケアシステムが重要になってくるのではないかと思い、また、地域医療とは医療従事者だけではなくその地域に住んでいる方の協力があって初めて成り立つものなのだなと感じました。そしていずれは日本全体として高齢者が増え、穴水町のような医療形態が必要になると学ぶことができました。最後になりますが2週間ご指導くださいました中橋毅先生をはじめ金沢医科大学能登北部地域医療研究所のスタッフの皆様や、今回訪問させていただいた穴水町の皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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松田 隼人君(関西医科大学医学部6年) 実習期間 平成29年4月3日~4月14日

松田 隼人君(関西医科大学医学部6年)

 

~ 能登北部地域医療研究所での学外臨床実習を終えて ~

能登・穴水にて201743日より2週間の学外臨床実習をさせて頂きました。改めてお世話になった諸先生方並びにスタッフの皆さまに感謝申し上げます。大学病院では得ることの難しい様々な経験をすることができ,大変有意義な実習となりました。

特に訪問診療・看護・リハを見学する沢山の機会に恵まれたことは、今後ベッド数が不足すると予測される日本の将来の医療の一端を担うものとして、貴重な経験となりました。現在地方を中心に地域社会に影響を及ぼしている高齢化・過疎化が、今後都市部でも同様に進行していくことは言うまでもありませんし、ここでなされてきた様々な議論や対策を理解し、都市部の実状にそった形に応用していくことが重要だと考えております。

高齢者に対する医療・ケアに関して一番難しいと感じたのはその多様性です。大学病院での実習では、患者の退院後の生活環境などまで考慮するということを考える機会すらありませんでした。ここで行われている医療は、退院後の生活をどうサポートするのかという点にかなり焦点が当てられているように感じましたし、そのために生じる多様な問題にどう対応していくのか、という問いの難しさを感じました。医師という職業は他の医療職に対し指示を出す立場にあるので、他の医療職ないし介護職の専門性を正確に把握し、患者が抱えている困難に対し打てる手段を増やすことが重要であること、また医療に関わる法制度などに対する理解も、どこまで患者をサポートすることができるのかを知る上で不可欠であるという事を学びました。

兜診療所での実習では、診察室の内外で患者と接するという機会を得ることができ、かなり考えさせられる経験となりました。診察室では病識に欠けている患者かも知れないと感じるような患者でも、待合室では驚くほど医学に対する理解を感じさせる発言があったりするなど、患者を知るという事は簡単な事ではないと感じました。小浦先生のおっしゃられた「(診察室でしか接する機会がない以上)我々が患者さんを理解する日は来ないのかも知れない」という言葉が印象的でした。

また兜診療所や輪島での実習では、病院の持つ医療機関としてではない機能についても学ぶことができました。兜診療所の待合室は地域の方々の交流の場となっており、とても賑やかな空間になっていました。また輪島で中橋先生が話された「病院下町(城下町の病院版)」という概念、高齢化が進む地域では病院を中心として町が形成されうるという話も、病院で勤務する人間として知っておく価値のある話だと思いましたし、病院の医療機関としての機能だけを見て合理化を進めることでは失われてしまうものがある、というのはまた難しい問題だと感じました。

ここ穴水で得たこれらの知識経験を忘れず、患者を診るということを様々な観点から考えられる医師になれるよう、これからも勉強を続けていこうと思います。2週間本当にありがとうございました。

 

朝川 遼君(関西医科大学医学部6年) 実習期間 平成29年4月3日~4月14日

朝川 遼君(関西医科大学医学部6年)

 

~ 能登北部地域医療研究所での学外臨床実習を終えて ~


2017
43日から14日まで、公立穴水総合病院 能登北部地域医療研究所にて実習をさせていただきました。実習は穴水病院での外来や内視鏡検査の他、地域への訪問リハビリ・看護・診療、兜診療所、あゆみの里(介護老人保健施設)、まるおかクリニック(小児科)など多岐にわたり、能登北部での医療を非常に深く学ぶことができました。

「地域包括ケアシステムとはどのようなものか」「穴水は日本の未来を先に見ている町」と実習初日に中橋先生にオリエンテーションで問いかけられたことを理解することが、今回2週間の実習での課題でした。「地域医療とは地域社会を築くこと」ともおっしゃっていましたが、それはこの能登で暮らす人々が、最期まで住み慣れた環境でその人らしい暮らしを送ることができるようにすることと直結することが理解できました。訪問看護、訪問リハビリテーション、訪問診療といった在宅医療は、住み慣れた環境で医療を受けるための重要な手段であり、患者のADL改善や社会への復帰を促すことに繋がっています。家族の協力があってこそ成り立つものである反面、多くの場合、患者と2人暮らしである故に負担となることも多いようで、医師は家族がストレスなく持続的に介護する状況であるかを常に考える必要があることを学びました。中橋先生のレクチャーや高齢者外来では、日常生活での変化を聞き出して病状変化を見つけ出すこと、終末期の患者やその家族にどう接するか、医学的に打つ手がなくなっても何ができるか、を学び考える機会になりました。医師は一人一人の暮らしや心情に踏み込まなければならず、そのためにも一人一人の思いに傾聴し、信頼関係を築くことが大切だと気付かされました。穴水病院や在宅医療、あゆみの里の入所者の方々との交流を通して、背景にある疾患だけでなく人となりにも個人差があり、老年医学ではこうした多様性に対応せざるを得ないという難しさを知りました。老年医学に限らず、小児科医であっても家庭医として高齢者医療を行うなど、医師に柔軟性が求められる時代になっている現状を、まるおかクリニックでの外来実習で知ることとなりました。院長の丸岡先生は家庭医や往診業務も務め、能登で暮らす人達が、家族全員で、いつでも気軽に診察を受けられる、一次医療機関の理想像だと感じました。

過疎地域の診療所の1つの兜診療所は、医療機関としてのみならず、暮らしの場の一つとしての役割がありました。待合室は受診する住民達の憩いの場ともなっており、住民同士で意見交換や生存確認のような会話が飛び交っていました。それもあってか、実年齢よりはるかに若く感じるほど元気な方が多い印象を受けました。時代と共に町も医療も変わっていくものですが、能登の人々の「自分達の暮らしは自分達で何とかする」というスタイルが変わらず、住民どうしの交流が深いからこそ、高齢になっても能登で生業を続けられ、支え合えているのではないかと思います。地域でのつながりが希薄になりがちな都市部も、「穴水は日本の未来を先に見ている町」という言葉の通り、若い世代が減り、高齢者が地域を支える主体になるならば、住民どうしのつながりや、互いに助け合える関係を築かずに将来を迎えられないのではないかと思います。そうした中、地域で働く医師の使命は、地域の住民達の個々の疾患や加齢による変化、住民が医療に求めることに柔軟に対応し、住民全体で地域を支えられるリーダーのような存在として尽力することと考えます。高齢化が進む日本で地域医療に携わらずに医師を務められない状況に置かれつつある私達にまず求められるのは、自らが医師として働く地域のことを知り、その地域で暮らす人々と交流を持って、自らも地域の一員となり住民全体が協力し合える関係を築くことだと思いました。

 最後になりましたが、私たちを温かく受け入れご指導くださいました、中橋毅先生をはじめ能登北部地域医療研究所の皆様、穴水総合病院のスタッフの皆様、偶然の出会いにもかかわらずクリニックで熱心にレクチャーならびに外来実習を担当してくださいましたまるおかクリニック院長・丸岡先生、そして穴水町の訪れた先々の住民の皆様には、心より御礼申し上げます。この2週間で得られたものを、今後の糧にさせていただきます。本当にありがとうございました。

湯川 奈緒子さん(東海大学医学部6年) 実習期間:2017.3.21~3.31.

湯川奈緒子さん(東海大学医学部6年)

 

<ちからをつけること>

ちからをつけることは苦労を伴う。学力をつけるには勉強をしなければならないし、体力をつけるには日々の運動が欠かせない。それでは、「人が生きること」を支えるにはどのような力が必要で、それをどのように養えばいいのか?

穴水総合病院がある穴水町は、能登半島中央に位置するゆっくりと時間が流れているようなのどかな町である。一方で、この町は深刻な少子高齢化を迎えており前述した『人が生きることを支えるにはどのような力が必要で、それをどのように養えばいいのか?』を真剣に考え、そしてこの問題と真正面から向き合って格闘している町でもある。今回の実習ではその取り組みの一端に触れることが出来た。

大学病院では患者さんが病院を訪れる。そしてその膨大な人数の患者さんをいかに効率良く診察するかは求められるスキルの一つであると思う。しかし、これは患者さんご本人が病院に辿り着ける力があること、もしくは病院に連れてきてくれる家族がいることを示している。今回の実習でお会いした患者さんはそのどちらもない方が多かった。そのような方々を支える為に訪問診療、訪問看護、訪問リハ、へき地診療が実施されている。これらの活動では、1日に多くのお宅を訪問することは出来ないもののしっかりと患者さんとそのご家族のお話を伺い、病院では知りえない患者さんの日常生活の様子を知ることが出来ていた。何よりもそこには人間的な関わりがあり、それによって患者さんが医療関係者に心を開いていることを肌で感じることが出来た。

今回、実習を担当して下さった中橋先生から伺ったお話の中に『穴水力』という言葉があった。実習でお会いした医療関係者の皆さんは、どの方もご高齢者へのまなざしが温かく、かつその方が望む穴水町での暮らしを送れるようにするにはどうしたら良いのかをそれぞれの専門性からの視点で考え、熱意を持って支えていた。これこそが『穴水力』の根源であり、この力を高める為に個々の持つ力を存分に発揮できるようにシステムを試行錯誤しながら作り上げそれを実行し継続することが『穴水力』を養うことに繋がるのではないかと思った。

これは穴水町に限ったことではなく、近い将来の日本各地で起こりうる現象である。2035年には3人に1人が高齢者になる日本において自分は医師として何が出来るのか、どのように高齢者の方を支えていけるのか真剣に考えさせられた実習であり、元々高齢医学に大変興味があった私にとってはこれ以上無いくらい勉強になった2週間だった。今後、この実習で経験したこと、教えて頂いたことを忘れずに自分の理想の医師像に近付けるように努力していきたいと思った。

最後に金沢医科大学 能登北部地域医療研究所(http://www.kanazawa-med.ac.jp/ccm/)の皆さま、公立穴水総合病院スタッフの皆さま、快く診察をさせて下さった地域の皆さまに厚く御礼申し上げます。2週間本当にありがとうございました。

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竹之内 明菜さん(東海大学医学部6年) 実習期間:2017.3.21~3.31.

竹之内 明菜さん(東海大学医学部6年)

地域医療に深く関わることのできた楽しく充実した2週間でした。病院内の見学だけでなく、訪問診療、訪問看護、へき地診療、訪問リハ、あゆみの里など多くの現場に参加させて頂き、患者さんやご家族の方と触れ合う多くの機会がありました。医師や看護師を始めとした医療スタッフの皆さんと患者さん・ご家族との距離がとても近く強い信頼関係で結ばれている現場にとても感銘を受けました。訪問診療、訪問介護、訪問リハでは、実際に生活しているお宅に伺うことで患者さんやご家族の様子から多くの事を感じることが出来ました。老々介護や経済的な問題などがみえる一方で、その場には患者さんやご家族、医療スタッフのお互いに温かいコミュニケーションがあり、これがより良い関係を築き上げることに繋がり、一人一人に適切な医療を提供することへ繋がるのだと実感しました。また、今後さらに高齢社会が進んでいく日本において、それぞれの地域に根付いたさまざまな形での医療の提供が大事になると思いました。

大学病院の実習では地域医療や終末期医療に対して真剣に考える機会がなかなかありませんでしたが、ここ穴水ではこの2つの大きなテーマに対して向き合い続けた実習期間となりました。実習時間内外に関わらず、とても優しく熱くご指導いただき大変お世話になりました。中橋先生を始め、金沢医科大学能登北部地域医療研究所(http://www.kanazawa-med.ac.jp/ccm/公立穴水総合病院のスタッフの方々、実習にご協力いただいたすべての方々に感謝いたします。ありがとうございました。
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上川 修君(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.13~3.17

上川 修君(金沢医科大学第5学年)

穴水総合病院で実習させていただいて、私が特に印象深かった事は、患者さん同士の距離の近さでした。診療を受けるまでの時間、受け終わってからの時間、皆さん笑顔で話をされていました。患者さん達の笑顔を見ていて私が感じた事は、これからの地域における病院の在り方でした。医師と患者間だけではなく、患者と患者のつながりの拠点となる事が重要ではないのかと考えさせられました。患者さん同士の拠り所となる病院創りが、これからの地域医療をする上で大切であり、また、そういった環境を支える医師になれるよう努力したいと思います。

5日間という短い日程でしたが、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

野田あゆみさん(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.13~3.17

野田あゆみさん(金沢医科大学第5学年)

私の祖父の家は、岐阜県の田舎にあり、穴水と同様に深刻な高齢化問題に直面しています。私の父はその地域で開業しており、時折父からも地域医療の問題点などの話を聞くこともありました。今回、5日間の実習ではありましたが今まで父から話だけ聞いていたような地域医療の現場を実際に目にすることができて大変良い経験になりました。今後の日本で在宅医療のニーズはどんどん高まっていくことになると思います。病院の中だけで実習していると、病院に自力で来ることができない高齢の方々や、高齢の方の一人暮らしなど今後高齢化が進む日本で避けて通ることができない問題についてあまり考えることがありませんでした。私が今後医師として働く際には病院に来る患者さんの病気だけでなく,病院に来ることができないような高齢者の方の生活までも考えていけるような医師になりたいと今回の実習を通して強く思いました。在宅医療や自宅での看取り,夜間救急の問題など今後も課題はたくさんあると思います。今回の実習でこれらのことを考えるきっかけになりました。5日間,このような機会を与えてくださった穴水総合病院の皆様、地域の方々には深く感謝しています。この経験を活かせるよう努力したいと思います。

ありがとうございました。

石田晶子さん(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.13~3.17

石田 晶子さん(金沢医科大学第5学年)

今回、公立穴水総合病院に学外臨床実習として1週間お世話になりました。

私は、以前より地域医療に大変興味があり、将来も地域医療に携わりたいと考えていたため、今回の実習は勉強になりました。訪問看護で訪れた患者さんで、訪問で行っているマッサージを続けて行うことで効果がかなり大きかったという方を拝見させていただき、自宅で困ってらっしゃる方にとって訪問看護がどれだけ大きな存在であるかが分かりました。無医村地区への出張診療に同行させていただいた時、患者さんはわずか5人でしたが、みなさんの憩いの場ともなっているように思いました。診療だけでなくコミュニケーションをとることも地域医療の1つなのだと思いました。中橋先生のレクチャーでは「死」とは何かを考えるものがありました。身近な人が亡くなったり、突然いなくなるという経験もなく、自分自身が「死」に直面することがなかったので「死」について深く考えたことはありませんでした。先生のレクチャーの中で安楽死や尊厳死について多くの事実や考えを学び、自分の中の「死」のイメージが少しだけ浮かんできたような気がしました。他にもドクターヘリについてのお話を聞かせていただき、地域での医療の現状とドクターヘリの必要性について知ることができ、自分の想像していたものと全然違っていたためとても勉強になりました。

今回のこの経験を活かし、これから自分の携わっていく医療について深く考えたいと思います。

畑島 和さん(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.13~3.17

畑島 和さん(金沢医科大学第5学年)

今回の穴水総合病院での実習では、地域医療について深く考えることができました。訪問診療、訪問看護、終末期医療、町での色々な人の取り組みなど、多くの側面から地域医療について学ぶことができました。

実際に地域医療を見学して、高齢化が進む今どのような医療体制が必要か、地域住民が安心して暮らしていくためにはどのような救急医療体制が必要かなど、たくさんの課題があるのだなと思いました。いろいろな事情で通院ができない患者さんに対して、今回見学した地域医療は必要不可欠なものであり、実際に患者さんやそのご家族から「先生たちのおかげで元気に暮らすことができている」という言葉を聞き、地域医療の重要性を実感することができました。

今回の実習での経験を生かして、この先の高齢化社会について考え、これからにつなげていきたいです。

東山明未さん(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.13~3.17

東山明未さん(金沢医科大学第5学年)

 1週間と短い期間でしたが、公立穴水総合病院で地域医療について学ばせて頂き、ありがとうございました。金沢医科大学での実習の一環にも地域医療実習として氷見市民病院に行かせて頂きましたが、公立穴水総合病院のように訪問看護や在宅医療の実習はなかったので、新たな経験ができ、とても勉強になりました。1週間と短い期間だったにも関わらず、先生方と患者さんとの信頼関係や患者さんの私たちに対する温かさなどを実感できました。これは大学病院での実習中、あまり感じることのできなかった感覚であり、地域の人と密接な関係を築いて行われる、地域医療独自のすばらしさだと思いました。実習外でも歓迎会を開いてくださったり、輪島の観光に連れて行ってくださったりと医療以外の面でも大変お世話になり、本当にありがとうございました。

畑山裕生君(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.06~3.10

 

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公立穴水総合病院での医療は未来の日本の医療の実態である。もっとも印象に残っているのはその言葉である。現在の日本の高齢者率は28%、2040年には36%まで上昇すると予測されており、それ以降も上昇するだろう。一方現在の能登北部の高齢化率は既に43%に達しており、日本の2040年の予測高齢化率を上回る数値を記録している。病院の受付にも一見してわかるほどに若者より高齢者が圧倒的に多かった。

今回の実習では地域医療の現状を見ることができるようなプログラムを組んでいただいたが、その中でも訪問看護や在宅医療の見学をさせていただいた際に将来日本の医療を見ることができたと思う。高齢者の患者を家族、もしくは同じく高齢者の夫・妻が見ているというのが多く、いつ介護が破綻してもおかしくない中での介護体制となっていたと思う。たとえ専門的なことはできずとも、介護に関われる人数自体を根本的に増やさない限り将来的には不安は存在し続けると思う。例えば、仕事の休憩時間を15分のばしていただいて、近所の独居高齢者の自宅に話をしに行く、町内区内でちょっと集まれる場所や機会などを作るなど、人と人のつながりが強い地方ならではのちょっとした方法で、介護人口を増加させる方法は数多く存在しているに違いない。

病院内,外で自分が患者と1対1で働くだけでなく、そのような事を考え臨床の場と社会の場の両方で働くことも、これからの医療者には必要な事ではないだろうかと考えさせられる実習だった。

速水 翼君(金沢医科大学第5学年)実習期間:2017.3.06~3.10

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今回の学外実習では、金沢医科大学のような大学病院とは違う医療体制に感激しました。三次救急を行っている大学病院では、来た患者さんをそこで治療することだけに全力を注げば良いと思いますが、公立穴水総合病院ではその三次救急を行っている病院へ転送させることも含めて迅速な判断が必要であると思いました。私としては将来的に地域病院や、開業することを考えているので、その考えを穴水で学べた事は大変大きな事でした。また、この病院では介護老人保健施設と提携して医療を行っており、1年生の頃に実習で行っていた事を思い出しました。やはり介護を行う事は大変であり、また施設の造り方に関しても経営者だけでなく色々なスタッフの意見を取り入れて、よりよい介護施設を造ることが大事であると思いました。もちろん、医師として一人で行っているわけでなく、色々なスタッフの協力の元、地域医療が成り立っているとあらためて再認識しました。

5日間という短い時間ですが、学んだ事は多く将来につながりそうな話ばかりで濃厚な5日間を過ごさせていただきました。

髙瀨公陽君(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.06~3.10

髙瀨公陽君(金沢医科大学第5学年)takase20170310.JPG

私は今回の実習で初めて穴水に来ました。5日間実習させていただきありがとうございました。訪問診療・訪問看護では介護する方も高齢であったり、病院が遠かったりして大変さを感じました。そうした中でも介護する方の介護方法が洗練されていったり、服や毛布を使いやすく改良していたりしていて少しでも負担を楽にすることが大切なのだと感じました。

また、高齢外来では患者さんのこれまでの病気の状態と新たな問題がないかの2つのことが大事であると言われ,患者さんのご飯や散歩など日常の様子をしっかりと聞くことが必要だと感じました。

また,見学させていただいた「みんなの保健室わじま」では病院を退院された方が再び入院されないように自主性を大事にサポートする活動を行っていて、こういった活動こそがこれから高齢化していく社会で地域医療としての大切な役割を担っていくのだと感じました。

また,これからこういった施設、活動がもっと必要になっていくのではないかと思いました。

これからの地域医療ではこういった活動と協力しあうことで個人の暮らしを守りつつ寄り添った医療が提供できるのではないかと思いました。

柴田章雄君(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.06~3.10

柴田章雄君(金沢医科大学第5学年)shibata20170310.JPG

穴水総合病院での実習を終えてこの一週間は穴水の地域医療を中心に実習を行った。実習のプログラムは訪問診療や訪問看護、隣接する"あゆみの里"での介助実習など日頃大学ではできない医療の側面を体験することができた。ここでは病院があって病んだ人が病院を受診するといった従来の医療だけでなく、病院を拠点として地域住民が病気を患う以前や治療後にうまくfollow up できる工夫がなされていると感じた。都市部と違い、ハード面で十分な医療を提供することが難しいが、医療者間や住民同士で補っている姿をみて、医療はやはり人によって成り立っていると改めて実感した。設備が及ばないところは人でカバーする、人の力で足りないところは人でカバーする...これは難しいことではあるが、医療を行う上で最も基礎となることであると思うし、これからの日本の医療においても重視されることだと思う。これが実践できている穴水はむしろ真の医療が行われている地域であると思う。医療について、また、今後の自分の医師としての立ち振る舞いについて考えさせられることの多い一週間であった。スタッフの皆さんにもよくしてもらい、実習以外でも穴水を満喫することができた。美味しいものも食べたし、自然を体感できたし、猫にひっかかれたし(笑)。要するに楽しかった!最後に、今回の実習でお世話になった地域医療研究所の皆さん、病院スタッフの皆さん、丸岡先生に御礼申しあげます。ありがとうございました。

中島弘貴君(金沢医科大学第5学年)実習期間:2017.3.06~3.10

中島弘貴君(金沢医科大学第5学年)nakajima20170310.JPG

今回はこの公立穴水総合病院に学外実習として一週間お世話になりました。地域医療や人生の最終段階における医療に対してのレクチャーや、訪問診療・看護の見学、介護老人保健施設での介助体験などが穴水病院での実習の主な内容でした。中橋先生や能登北部地域医療研究所の方々がとても優しく、熱心に指導して下さり大学病院では経験できない実習となりました。

中橋先生のレクチャーで穴水という地域が日本の2050年相当の人口減少率、高齢者率となっていることを知り驚きました。また人類の歴史の中で現在が最も平均寿命が長いため高齢化社会の医療の正解を見つけ出せていないことから、穴水の医療システムがこれからの日本の医療のモデルになりうるかもしれないことを知りました。地域医療というと過疎化が進んだ田舎での話で都会とは無縁だろう、と思っていました。しかし、東京や大阪といった都会にも病院に行けない高齢者の方や、介護が必要な方が大勢いらっしゃり、そういった方々に医療を提供するのも地域医療の1つで場所は関係なく医師を志す者としてこれからの日本を考えると決して無視できる概念ではないと感じました。

訪問診療・訪問看護の見学によって病院外で行われる医療の提供を目の当たりにしました。医師や看護師をはじめとする多職種の方が病院に行けない患者さんの自宅に向かい経過を診ていました。大学病院では見ることが出来なかった医療の側面を見ることができ、いい体験になりました。独居の高齢者に対してはバイタルを測った後も少し会話を楽しんでいたり、医療を提供するだけでなく家族のような間柄になっておりこのような信頼関係を築いていくことが大切なんだ、と感じました。

今回の学外実習の経験を活かし、これから問題となっていく超高齢者社会に対する医療の形を考え、実際に行えるような医師を目指したいと思いました。

山口大貴君(金沢医科大学第5学年) 実習期間:2017.3.06~3.10

山口大貴君(金沢医科大学第5学年)

36日から310日までの5日間、公立穴水総合病院で学外実習をさせていただきました。この5日間で私にとって特に印象的だったのは、あゆみの里での体験と中橋先生のレクチャーです。yamaguchi20170310.jpg

介護老人保健施設であるあゆみの里では実際に働いている看護師さんのお話や入浴介助と食事介助を体験させていただきました。入浴介助は自力で体を動かすことのできない高齢者の着替えの手伝いや浴槽までの移動の手伝いを行いました。半日間の体験でしたがなかなか自分の思うとおりに介助できず、とても疲れました。私はあゆみの里での体験を通じて穴水の医者や看護師だけでなく、色々な職種の人が協力して穴水の高齢者を支えているんだと実感しました。中橋先生のレクチャーでは、これからの日本の未来についてや、ターミナルケアについてのお話をしてくださいました。高齢化が進む日本がこれからどうなっていくのか、またどうしていけばよいのか、そして穴水町が,高齢化が進む現代に対して今、行っていることなどをレクチャーしてくださり、大変有意義な時間になりました。ターミナルケアについては正確な答えがない問題について皆で討論できたことは私にとって貴重なものとなりました。

5日間ととても短い時間でしたが有意義な実習となりました。中橋先生をはじめ、公立穴水総合病院のスタッフの皆様全員にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

■ 松田薫研修医(金沢医療センター) 研修期間:2017 .2. 1~ 2. 28

松田 薫 研修医(金沢医療センター) 研修期間:2017 .2. 1~ 2. 28

 初期臨床研修医には、必修項目に1ヶ月の地域医療というものがあります。私は2017年2月の1ヶ月間、穴水総合病院で研修させていただきました。まず驚いたのは穴水の人口推移、高齢化率、そしてこれは日本の40年後の未来の姿ということです。私は福井県の田舎出身であり、私の地元も穴水と同様に深刻な高齢化問題に直面しており、目を背けたくなります。これから医師として働く上で必ず直面する問題でもあるため、きちんと向き合う良い機会となりました。

 地域医療研修では訪問診療・看護・リハビリに同行させていただいたり、僻地医療や終末期について考えます。私たちは効率主義の中で育ち、非効率なことは悪いことかのように捉えてきましたが、しかし実際というのは、病院帰りにただ集まって話をする商店であったり、井戸端会議であったり、長く住んだ家に住み続けることで得られる安心感であったり。そういうことこそが「地域で生きる」うえで大切なんだと考えさせられました。そして「地域で生きる」ことと「医療」を結ぶ在宅医療はさらに今後重要視されていくことを痛感しました。病院の中で働いているだけでは実際に地域の人に求められているものを知る機会がないため、新しい発見が多くありました。

 穴水で1ヶ月を過ごし、普段の研修では決して経験できない体験をし、美味しい海産物を食べ、葉書のように綺麗な雪景色やボラ待ち櫓を望む風景に癒された一ヶ月でした。研修に関わってくださった皆様には深く感謝しています。どうもありがとうございました。
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上田彩記さん(関西医科大学医学部3年) 実習期間:2017.1.23~2.24

配属実習を終えて(能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院)

上田彩記さん(関西医科大学医学部3年)

 関西医科大学3学年の上田彩記です。今回は大学の配属実習で地域医療の実態を学ぶために、4週間能登北部地域医療研究所で実習をさせていただきました。

 正直に申しますと、実習に来た当初は、自分の通う大学がそこそこ都会であるため「地域医療」というワードには、どこか他人事のような印象を覚えていました。しかし、実習初日、中橋先生が、ここ穴水のような超高齢化の地は、現在も刻々と高齢化が進んでいる日本の未来の姿である、という説明をされ、衝撃を受けました。地域医療と都会での医療は別物と思っていた自分の考えが覆された感じがしました。そのような視点で穴水にて行われている医療をみると、多くの発見がありました。

 特に印象的だったのが、訪問看護や訪問診療といった在宅医療が盛んに行われていることです。決して効率的ではありませんが、病院に行くのが難しい患者さんのもとに医師や看護師が出向いて医療を提供する姿は、まさに医療が患者さんに寄り添っているようでした。また、多職種の病院関係者が集まり、数人グループで一つの症例についてディベートを行う会にも参加させていただき、穴水の包括的な医療体制を目指す様子を体感することができました。ほかにも、ディベートでいうと、能登の4病院に属する研修医や医師が集まり症例について話し合うクリニカルラウンドもあり、経験のある医師が次世代を積極的に教育する機会を作っている様子が見られました。

 実習中は、そのほかにも、まるおかクリニックで小児疾患のレクチャーを院長の丸岡先生に直接していただき、外来見学をさせてもらったり、兜診療所で僻地の診療を見たり、特別養護老人ホームや地域包括支援センター、看護師が点滴や採血を行う処置室など地域包括に関わる医師以外の職種の人々の仕事の様子を見学することができたり、大学では経験し得なかった多くのことを学ぶことができました。

 最後になりますが、お世話になった能登北部地域医療研究所の方々、見学中たくさんの事を教えて下さった病院の先生方、職員の方、快く見学させて下さった地域の方々に、御礼を申し上げます。今回の実習で得られた知識や考えを持って、これからも勉学に励み、いい医師になれるよう日々頑張っていきたいと思います。4週間ありがとうございました。

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重山 謙君(関西医科大学医学部3年) 実習期間:2017.1.23~2.24

配属実習を終えて(能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院)

重山 謙君(関西医科大学医学部3年)

自分は,大学からここ穴水を紹介されるまでは,穴水に関する知識はほとんどゼロでした.初日に穴水の紹介DVDを観たり,中橋先生に講義していただいたことで穴水の超高齢化の現状を知り,正直とんでもない所に来てしまったな,と感じました.

中橋先生は地域医療について,その地域の住民が安心して暮らせるように医療面からサポートすることだとおっしゃっていました.日本全国と比較しても非常に速いペースで高齢化が進んでおり,高齢者が住民のかなりの割合を占めるここ穴水における地域医療では,高齢者の生活をサポートすることに力を注いでいます.そのためどのように高齢者の生活を支援しているのかを学ぶには最適な土地だろうと思います.

実習内容は,高齢者外来や内視鏡などの見学はもちろんのこと,訪問診療や訪問看護,病院の隣に併設されている高齢者施設(あゆみの里)をさせていただきました.高齢者が多い奥能登地方では病院まで足を運ぶことが困難な患者さんも多く,訪問診療や訪問看護が非常に重要な役割を担っています.また,まるおかクリニック(近くの小児を中心とした内科医院)で丸岡先生の講義や外来見学,兜診療所という穴水病院の分院の見学もさせていただきました.ほかにも,今回私たちは海が荒れており船が出なかったことで見学できませんでしたが,舳倉島という離島で研修医の方がたった一人で診療している診療所も,天気が良ければ見学することができます.

今回の実習で私は実際に様々な事業を見学させてもらうことができ,これから高齢化がさらに進行してゆく日本で必要になる地域医療についてさらに興味が湧き,そして自分たちが将来担うべき役割を強く意識することができました.

空いた時間には輪島や能登島の観光にも連れて行ってくださいました.また,いろいろな先生方に寿司屋や焼き肉につれていってもらいました.穴水の食材は新鮮でとてもおいしく,いいお酒もいただくことができ,長い実習も楽しく過ごすことができました.ありがとうございました.

中橋先生を始めとして今回実習をサポートしていただいた皆様,本当にお世話になりました.この実習を糧として今後も精進したいと思います.
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増永哲平研修医(石川県立中央病院) 研修期間:2016.12.1~12.31

 増永哲平研修医(石川県立中央病院) 研修期間:2016.12.112.31

石川県立中央病院の研修プログラムの一環として,201612月の1ヵ月間,穴水総合病院で地域医療の研修をさせていただいた.20161219viobell.jpg

初期研修医になって,これまでは,病態生理やエビデンスに基づいた診療方法,全身管理や手技など,病院内で必要な医療を中心に学んできた.これに対して穴水病院の研修は,終末期医療・高齢者医療に対してのレクチャーや,訪問診療や介護施設・診療所の見学などが主であった.これらのような病院外での様々な"医療"を目の当たりにし,今まで従事してきた診療は,"医療"のある側面を捉えたものにすぎないことに気付かされた.

今回の研修期間に,担当患者の退院後の介護サービスに関して,多種職によるカンファレンスを主治医として参加させていただいた."患者のための医療"とは何かを具体的に考えたのは初めてのことであったかもしれない.非常に良い経験であった.

今ままでは,高齢患者や末期患者,障害者などの根治させることが難しい症例に対して,苦手意識があった.興味がないのではなく,医学的に治せない患者に対して,どうしていいかわからなかった.しかし今回の穴水研修を通して,"患者のための医療"が治すことだけでないことを再認識できた.これからは,このような患者に対しても,なんとかやっていける気がした.

 

畠野夏輝研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2016.11.1~11.30

畠野夏輝研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2016.11.111.30

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地域研修のため穴水総合病院で一ヶ月間過ごし、穴水は高齢化する日本において、将来の姿であると伺いました。そのような視点から見ると、穴水における社会問題は将来解決しなければならない日本の課題ということになります。

例えば、訪問診療に同行させていただいた際、広い家に一人で暮らす高齢者の方々が印象的でした。多世代に渡り家族で住むことを想定し建てられた大きな家に老夫婦、独居の老人の方達が住まわれています。もしその人達が急に倒れたら病院に連れてきてくれる人はいないのではないかと心配になるお宅もあり、実際病院ではなく自宅で息を引き取られる方も多いと聞きました。世間では孤独死・孤立死が議論されていますが、それが表在化しているのを初めて目の当たりにし、とても身近なものに感じられました。孤死が否定的に報じられることも多いですが、さらなる高齢化や病床の削減により入院も難しくなり、核家族化が進み独居が増える中、孤立死をどう受け入れていくかが重要な課題だと思います。地域の方々・訪問スタッフのお話を聞き、地域のコミュニティーによる孤立化の抑性や訪問診療・看護、往診などが重要となっていくことがわかりました。事実、自分の住み慣れた家に残り、最期を迎えたいと願う高齢者も多く、看取りの一つの形だと思います。

また、このような問題は穴水に限ったものではなく、金沢など地方の都市や首都圏等都会の中にも存在しているものだと再認識しました。地域医療とは穴水のようなモデル的地域に限らず、これからの医療そのものだという事です。

1ヶ月と短い期間でしたが、今後の医療や自分の仕事について考える貴重な時間となりました。穴水での地域研修を糧にこれからも仕事に取り組んでいきたいと思います。研修に携わっていただいた、地域連携室・病院スタッフの方々、地域の皆様本当にありがとうございました。

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藤木敬晃研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2016.11.1~11.30

藤木敬晃 研修医(大阪市立総合医療センター研修期間:2016.11.111.30

20161129fujiki002.jpg11月の能登半島は寒い日が多く、また、夜は暗くなるのが早くて驚きました。一人で住むには持て余す大きさの一戸建ての家にはじめは戸惑いましたが、徐々に慣れてきて、終盤は快適に過ごすことが出来ました。またこの地域は日本海が近いことから、非常に海産物が美味しく、度々連れて行って頂いた「磯寿司」の味は忘れることができません。中でもカワハギの肝あえは最高に美味でした。実習の方では、訪問診療などで直接患者さんまたご家族と会い話す機会が多く、地域医療を生で体験することが出来ました。印象的であったのは、患者さんと看護師・医師など医療従事者との距離が非常に近いことです。お互いに顔見知りで、会えば「元気だった?」と軽く会話したり、処置のときはご家族さんも手伝って頂いたりと、普段の病院ではないような光景で非常に新鮮でした。家にあがっていることも影響しているのか、診察というよりは、友達が遊びに来た感覚に近いものを感じました。しかし、患者さんはいつも笑顔で迎えてくれ、診察を終えて帰るときは満足感に溢れており、訪問するということの重要性を再認識しました。同時に、患者・家族と医療従事者との信頼・協力の上に地域医療というものが成り立っているのだと強く感じました。
 
舳倉島実習では、自然豊かな島とそこに暮らす人と出会い、一人で診療所を任されている自治医科大出身の先生と直接お話しができ、貴重な体験となりました。天気も良く、島から見る景色は絶景であり、船酔いに負けずに行ってよかったです。
 
同期3人は、皆来ている病院・出身地はバラバラでしたが、相談したり、愚痴を言い合ったりときにはふざけたりとにぎやかに楽しめました。今後も仲良くしていきたいです。研修期間は1ヶ月と短く、地域医療の一部を覗かして頂いたような形でしたが、今後の医者人生に大きく影響しそうな貴重な体験ばかりでした。
 
最後に、この素晴らしい研修を行うのに尽力して頂いた能登北部地域医療研究所の方々,公立穴水総合病院の皆さんには心からお礼を申しあげたいと思います。本当にありがとうございました。

今後とも精進して早く一人前の医師になりたいと思います。

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岡崎 哲研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2016.11.1~11.30

岡崎 哲研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2016.11.111.30

20161129okazaki002.jpg東京大学医学部附属病院初期臨床研修医2年目の岡崎哲です。地域医療研修の一環で201611月の一ヶ月間と短い間ですが研修させていただきました。訪問診療や訪問看護、介護老人福祉施設への研修等、大学病院にいたら経験できないようなことばかりで、非常に経験になりました。病院ではなく、患者さんの生活の中にこちらから入っていくことで、疾患以上に一人の人間として患者さんを捉えることが出来たと思います。また、舳倉島研修では3年目の先生が限られた医療資源の中で島民の健康を一人で管理している姿を見て、非常に感銘を受けました。穴水病院で学ばせて頂いたたくさんの事を忘れずに、今後も臨床に向き合っていきたいと思います。お忙しい中、親切にご指導してくださった能登北部地域医療研究所のスタッフの皆様、穴水総合病院の職員の皆さあ、そして様々なことを教えて頂いた患者さん、ありがとうございました。

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豊田洋平研修医(恵寿総合病院) 研修期間:2016.10.1~10.31

豊田洋平研修医(恵寿総合病院) 研修期間:2016.10.110.31
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七尾の恵寿病院で研修をしている豊田洋平と申します.地域医療研修としてここ穴水で1か月間研修をさせていただきました.僕の父は能登町の小木出身で小さいころから年に数回かここ穴水を経由して小木に足を運んでいたことを覚えております.世間から見れば七尾もいわゆる田舎であり,地域医療研修を院外から受け入れることもあります.ですので,穴水に来る前はわざわざ院外で地域医療の勉強をしないといけないというのもおかしな話だなあと心の中では思っておりました.

しかし,穴水は僕が思っていた以上に過疎化,高齢化が進んだ地域であると教えていただきました.訪問診療や訪問看護,訪問リハビリで訪問させて頂いたご家庭はそのほとんどが車で30分以上かかる地域に住んでおられる方で,加えて足が不自由であったり,日中は家で一人きりであったりとなかなか病院に来ることが難しいご家庭を何軒も訪問させて頂きました.病院でパソコンのカルテを前に患者と接するときは患者ごとに抽出された医学的な問題点を考えて診療にあたることが多いですが,実際に自宅を訪問させていただくと,とても広い家に一人で住んでいる,日中リビングから動かずテレビを見ながら灰皿にタバコを積み重ねている,介護しているお母さんの表情が少しすぐれないなどの診察室で診察する何倍もの情報が一気に入ってくることに気が付きました.それは今まで診療をしてきた際には頭にも浮かばないようなことも多いですが,患者そのものを診るとなると大事な情報だと思い知りました.

一か月間でたくさんの経験をさせていただきました.舳倉島に船で行ったり,古民家で開業医の先生とお話をしたりととても新鮮でした.恥ずかしながら食事介助やシーツ交換などは初めての経験でした.なかでも一番印象に残っているのは,まるおかクリニックの丸岡先生との食事会のときに見上げた星空です.夜の空が立体的に見えて吸い込まれそうになりました.穴水の宝物は恵みの山と海,そして星空と人々の温かさだと思います.お世話になった皆様ありがとうございました.恵寿病院で出会ったときはまたよろしくおねがいします()
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鈴木覚研修医(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2016.10.1~10.31

鈴木 覚研修医(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2016.10.110.31

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 聖マリアンナ医科大学病院研修医2年目の鈴木覚です。能登には縁もゆかりもなく、先輩から勉強になったという話だけで穴水総合病院での地域研修を選択しました。能登どころか、石川県に来たのも初めてでしたので、どんなところなのか、どんな人たちが住んでいて、どのような問題を抱えた患者さんがいるのか。この1カ月間を楽しみにしていました。

 穴水総合病院では、高齢者外来や訪問診療、訪問看護、訪問リハ、介護老人保健施設実習など、自分の研修病院では学ぶことが出来ない部分を経験できて、とても勉強になりました。また、救急外来を自由にやらせていただいたり、入院患者さんのメインの担当医として診療を行ったりなど、医師としての基本的な能力の部分でも、大変スキルアップに繋がりました。1か月間、そういった生活を続けて、地域医療としてだけではなく、医療全体として、医療がいかに幅広く全人的なケアが必要とされるかということを改めて学ぶことができました。ひとりひとりの患者さんの抱えている病気を診るのはもちろんのこと、その人のキャラクターや考え方、価値観、生活背景、身の回りのことや今後のことまで考えて、様々な職種全員でサポートにあたる。当たり前のことですが、今まで知識でしか知らなかったことを穴水の研修を通して、直に経験出来ました。それこそが医療の本質で、それは地域でも都心でも変わらないんだと、自分の中で『医療』と『地域医療』の間にある見えない壁を取り払うことが出来ました。この穴水の研修を経て、もっと広い視野をもって、今後の診療にあたっていこうと思います。

 1か月間、本当にありがとうございました。また穴水に遊びにきます。
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髙木汐莉研修医(金沢医科大学氷見市民病院) 研修期間:2016.10.1~10.31

髙木汐莉研修医(金沢医科大学氷見市民病院) 研修期間:2016.10.110.31
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私は地域医療を学ぶため、ここ穴水町にきた。

急性期病院で研修をしていると病棟業務に追われ、診療を終えると文献検索を行い翌日の診療に活かす、そんな毎日を過ごしている私にとって今回の研修は学ぶことが多かった。訪問診療やへき地診療へ同行すると、病院での診療と異なり患者の生活に調和した医療を身近に感じることが出来た。病床数が減少していく今日、在宅医療が重要視されてくるが、限られた時間において医師が患者の住まいへ出向き医療提供するのは課題も多いと感じた。兜診療所での外来診察に同行した際には、患者と医療スタッフがまるで家族のように思えた。急性期病院での外来診察は多くの患者を短時間でいかに治療するかというスキルが求められる。それゆえに患者の問診や診察は型にはまったマニュアル診療のような部分も少なからず存在する。兜診療所での外来診察には患者の衣食住から地域行事、季節の食、家族の状態まであらゆる会話の中でじっくり患者に向き合う医療スタッフの姿が存在した。高齢化・過疎化のすすむ地域医療には、医療の原点と本来あるべき診療の姿があった。

穴水総合病院の窓から時より保育園の子供たちの元気な声が聞こえてくる。病院内には新生児室、小児科外来がある。高齢化社会を支える医療体制を整えることも大きな課題であるが、未来ある子供達が穴水町を支える存在になるためには子育て事業や小児医療の見直しも必要なのかもしれない。
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山下 真研修医(石川県立中央病院) 研修期間:2016.9.1~9.30

●山下 真研修医(石川県立中央病院) 研修期間:2016.9.19.30

 91日、1ヶ月間の穴水町での地域研修が始まりました。富山で生まれ育ち、大学から金沢で過ごした自分にとって、穴水町の最初の感想は、「なにもない」。町にあるスーパーは2つだけ、娯楽施設はネオンが切れたパチンコ店、海を見れば波もなく、山に行けば野猫が闊歩する、今までに経験したことがない生活環境です。それでも、中橋先生をはじめとする能登北部地域医療研究所の方々は「この土地は素晴らしい」と言います。それが何かを見つけようとこの1ヶ月を過ごしてきました。 この地域研修では院内だけにとどまらず、甲診療所や舳倉島、穴水町周囲の訪問と広い地域の姿を見ることができました。そもそもの医療資源が少なく、さらにそこまでのアクセスが遠いこの地域は、金沢などから見ればとても不便でしょう。ですが、そこに住む人々にはその「なにもない」この地に悲観する声はなく、自分が受けられる医療サービスにありがたがる声までありました。 現実として、この地域研修では様々な問題点にも直面しました。必要とする医療サービスを受けることができない人は多くいましたし、受けられたとしても解決できない問題は多く自分がスタッフの一員としてこの地で働くとすればそうした状況に苦しむ場面も容易に想像できました。 ですが、この地で味わえた豊かな自然と心が今回の自分の研修の中での一番の学びです。そして、今後自分が地域に帰った時に人々の問題を解決し、生活を支えうる知恵・技術を身につけてくることが私にとっての使命だと今は考えます。 この1ヶ月間この地で多くのことを学ばせていただきました。能登北部地域医療研究所、公立穴水総合病院のスタッフの方々、担当させていただいた患者様、そしてこの地で関わらせていただいた多くの皆様にこの場を借りてお礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
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山﨑大輔研修医(金沢医療センター) 研修期間:2016.9.1 ~ 9.30

山﨑大輔研修医(金沢医療センター) 研修期間:2016.9.1 9.30

金沢医療センター初期研修医2年目の山﨑大輔です。地域医療研修で公立穴水総合病院にやって来ました。こちらでは、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリなど、現在自分の所属している病院では研修できない、患者さんの生活の場に踏み込んだ医療を経験することができました。さらに、舳倉島診療所や兜診療所での研修では、その地域に則した様々な医療の形を学ぶこともできました。
このような多様性のある貴重な研修を経験できたのは、非常によく練られた密なカリキュラムを作成していただいた能登北部地域医療研究所の皆様をはじめ、病院職員の方々、住民の皆様方の協力のおかげだと感謝しています。
最後に、穴水町の新鮮な魚や珍しいキノコなどの美味しい食べ物を堪能したり、親切な地元の方々にお世話になったりして、本当に有意義な研修生活を送ることが出来ました。

1カ月という非常に短い期間でしたが、貴重な経験になりました。ありがとうございました。
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横山理菜研修医(金沢医療センター) 研修期間:2016.9.1~9.30

横山理菜研修医(金沢医療センター) 研修期間:2016.9.19.30

 

 穴水には祖母が暮らしており、私にとって第二のふるさとといっても過言ではありません。そのため地域医療研修は穴水にしよう、と医学生のころから心に決めており、以来とても楽しみにしていました。豊かな自然に恵まれながらも、止まらない過疎化と高齢化――穴水のことはよく知っているつもりでしたが、現実ははるかに深刻なものでした。

在宅生活を支える訪問診療、訪問介護、訪問リハビリに同行し、超高齢大国日本の将来を先取りした医療現場を見ることができました。そこには可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けられるよう、住民を含めたコミュニティ全体で地域を守る医療がありました。東日本大震災でも再認識された地域のつながりが、ここでも大きな鍵となることがわかりました。

もう一つ、研修を通して学んだものに使命感があります。周りに専門医がいない僻地では、「自分でやるしかない」という事態が頻繁に生じますが、そのプレッシャーをはねのけているのは使命感なのだと気付かされました。将来の働く場所や分野に関わらず、使命感を持って誠心誠意与えられた仕事に取り組もうと思いました。

1か月という短い期間でしたが、これからの医師人生の基礎となる得難い貴重な経験となりました。研修を支えてくださったすべての皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。

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森河 万莉研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2016.8.1~8.31

森河 万莉研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2016.8.18.31


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月、地域医療を学びに穴水にやってきました。学生時代にも介護施設や訪問診療を体験したこがありました。また私は石川県出身ですので、地域医療とは言ってもそれほど大きな驚きはないだろうと思っていました。

しかし研修初日、講義を受け、能登を紹介するビデオを観、石川県にいながら能登地方のことは何も知らなかったと思わされました。いかに少子高齢化が深刻であるか、独居の高齢者の孤独さ、人が減っていく町の寂しさを感じました。この様なことが能登地方のみのことではなく、全国で同じような問題があると考えると非常に衝撃を受けました。

また、同時に能登にある文化、食べ物の素晴らしさも学びました。病院の方々、地域の方々の協力により、穴水の祭りに連れて行ってもらったり、魚、貝を食べさせてもらったりと、穴水を満喫させて頂きました。是非、全国の人にも穴水、能登を知ってほしいと感じました。

ここでの研修は、これからの医療についてのみならず、私自身の医療に対する姿勢を考えさせられる一か月間となりました。穴水のみなさん、関わってくださった皆さんありがとうございました。
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川嶋 笑研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2016.7.1~7.31

川嶋 笑研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2016.7.17.31

20167月の1ヵ月間、公立穴水総合病院にて地域医療研修を行いました。穴水総合病院は金沢医科大学病院への紹介、逆紹介も多く、また出向先や外勤先として勤務されている医師も多いため選択しました。穴水町へは1度かきまつりに訪れたことがありましたが夏は初めてでした。1ヶ月の間に訪問診療、訪問看護、訪問リハビリテーション、へき地診療など院外での医療を体験しました。能登北部は超高齢化社会であり老々介護の家庭も多く、来院困難な患者さんへの医療の提供方法として重要だと感じました。また舳倉島診療所訪問や能登空港防災訓練に参加させていただき貴重な経験となりました。穴水総合病院では地域の方々への講演会を積極的に開催しており、参加者が発言しやすいプログラム構成なので活発な意見交換が行われ、普段の診療では聞くことが少ない本音や家族の意見を知ることができました。穴水総合病院での経験を明日からの診療に生かせるよう今後も頑張ります。1ヶ月と短い間でしたが充実した日々を送り様々な体験をさせていただきありがとうございました。また穴水総合病院でお世話になることがありましたらよろしくお願いいたします。
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大野 力研修医(東京大学医学部附属病院) 研修医の声

大野 力研修医(東京大学医学部附属病院)  研修期間:2016.7.17.31

研修医2年目となり地域医療研修を行うに当たり、私たちは都道府県を決め研修センターが各々の派遣病院先を決めるとういうシステムになっています。私は石川県を選択し、穴水総合病院での研修が決まりました。振り返ってみると、一ヶ月という短い機会ではありましたが、穴水総合病院、そして穴水町で素晴らしい経験をさせていただきました。普段の病棟業務を始めとした研修医生活では経験しない訪問診療等、この一ヶ月の間に経験したこと・感じたこと、以下綴らせて頂きたいと思います。

 まず穴水町や総合病院についてのレクチャーを受けました。穴水町の高齢化率は42.5%であり、その数字は40年後の日本を反映しているとのことで、訪問診療や訪問看護、訪問リハビリに同行させていただくと、確かに高齢者が多く、また山奥に住んでいる方の多さに驚かされました。通院困難なことから訪問医療サービスの重要性を知ることが出来ました。普段病棟でのみ仕事をしていたらこのような現状は見えてこないと思います。また高齢化率の上昇は、高齢者の増加はもちろんのこと若年層・出生数の低さも反映しています。そのため'どこで看取るか'といった終末期医療の深刻さも目の当たりにしました。

超高齢化社会にあたって、このような訪問サービスの充実や終末期医療の問題は更に顕在化していくと思います。将来自分の働く地域で、このような問題提起がなされた場合には、今回穴水で経験した事象を糧に自分なりの考えをしっかり持ち、実践していこうと思います。 一ヶ月という短い期間ではありましたが、貴重なお話を沢山して頂いた中橋先生、能登北部研究所の方々、また病院職員の方、訪問診療先の患者さんへ感謝の意を表し締めくくりたいと思います。ありがとうございました。
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大塩香織研修医(東京大学医学部附属病院)  研修期間:2016.7.1~7.31

大塩香織研修医(東京大学医学部附属病院)  研修期間:2016.7.17.31

海沿いの道を走り、山の中を抜け、東京から車で7時間かかりようやくたどり着いた穴水町。豊富な自然に囲まれた静かな町で、7月の1か月間、地域医療を学ぶため穴水総合病院で訪問診療をはじめ様々な体験をさせていただきました。

11日を過ごすうちに見えてきたものは、穴水町が古き良き日本の原風景を残す一方で、少子高齢化が如実に表現された日本の未来像の一例であるということです。都会にいると高齢者の増加を実感しながらも若者の減少はそれほど身近に感じなかったものですが、日本の抱える問題がいかなるものか、それを以前より深刻に考えるようになりました。根本的な解決は「少子」の改善なくして語れるものではありませんが、「高齢化」が医療と切り離すことのできないものである以上、医師が今後社会の中で果たす役割について私たち若い世代が積極的に議論し、実行に移していかなければならないと思います。美味しい魚を食べ、町の皆さんの優しさと笑顔に触れながらゆったりと流れる時間の中で、生き抜くための医療ではなく、本人や家族も含めどのような死を迎えたいか、それを受け止める医療が必要になってくるということを考えさせられた研修でした。

研究所の皆様をはじめ、穴水総合病院の職員の方々、丸岡先生、杉盛先生、そして穴水町の皆様にはこの場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
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三井善崇研修医(金沢医科大学病院)研修期間:2016.6.1~6.30

三井 善崇研修医(金沢医科大学病院)研修期間:2016.6.16.30

金沢医科大学研金沢医科大学初期臨床研修医2年目の三井善崇です。20166月、地域医療研修で回らせていただきました。医科大学では2年目の研修医が1年目の研修医に地域医療研修の紹介をするのですが、先輩の紹介が魅力的で、よい経験になりそうだなと思ったので参加させていただきました。実際、訪問診療、看護、あゆみの里、へぐら島での活動は、医師になってみてから体験してみると、学生の頃とはまた違った見方ができ、大学病院にいるだけでは経験できない非常に貴重な体験となりました。医師になって1年、患者を診断し、治療する事や業務で手一杯でしたが、こうして地域医療に触れてみると、治療する事だけではなく、患者様の退院後の生活まで含めて医療なのだなぁと痛感させられました。穴水病院での貴重な体験を将来役立て、地域社会に貢献できるような医師になれるよう頑張ろうと思います。お忙しい中、親切にご指導してくださった能登北部地域医療研究所のスタッフの皆様、公立穴水総合病院の皆様、ありがとうございました。より経験を積んで、また穴水総合病院で地域の皆様のために働けるよう努力します。
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竹中俊介君(富山大学医学部6年) 実習期間:2016/ 6/6~24

公立穴水総合病院(能登北部地域医療研究所)での実習を終えて

竹中俊介君(富山大学医学部6年)

富山大学医学部6年の竹中俊介です。201666日~624日の3週間、能登北部地域医療研究所にお世話になりながら穴水総合病院を中心に地域医療について学ばせていただきました。
 実習を通して様々なことがありましたが、ある日の外来で患者さんが「先生、まんでちきない」と言われた時のことが強く印象に残っています。私は穴水町ではないのですが奥能登の生まれであり、大学に行くまでの18年間は奥能登で暮らしていました。能登の言葉は地域性があるものの大体は理解しており、「まんで」は『とても』、「ちきない」は『調子が悪い、だるい、息苦しい』という意味ということだと知っていました。昔なら「そうか、ちきないんだ」と思っていたことも、今聞くと「ちきないか...それはだるいだけなのか、それとも呼吸苦があるのか、はたまた胸痛なのかどうなんだろうか?」と言葉の意味を考え、懐かしさの中に新しさを感じる不思議な感覚になりながら外来を見学していました。後で振り返ってみると、自分はたまたま言葉の意味を知っていたからこそ考えることが出来ましたが、わかっていないと中々患者さんが本当の苦しんでいることが何かということにたどり着けないだろうと思いました。やはり地域医療では言語も含めた地域そのものを理解し知っていくということが非常に重要だと感じました。穴水総合病院の職員の方々は本当に穴水町について良く知っている方が多く、そういった所も地域と密な関係性を築いている一因だということを実感し、学ぶことが出来ました。ありがとうございました。
 最後になりますが、奥能登の医療を患者と医療者、両方の側面から見て考える機会を与えてもらえたことは自分にとって大変価値ある経験となりました。自分が幼い頃に受けていた医療が様々な人々の努力と熱意によって支えられていたこと、そして医療者側も患者さんや地域の人々の優しさや気遣いに支えられているということを現場から実感することが出来ました。能登北部地域医療研究所の皆様と穴水総合病院職員の皆様をはじめ、自分に関わって下さった方々に御礼申し上げます。自分の努力がいつの日か能登の人々のためになる日が来ることを信じてこれからも頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました。

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~穴水でいつまでも安心して暮らすために~

 今回、穴水総合病院で3週間の地域医療実習を経験した。短い期間ではあったが、その中でどうすれば穴水町で安心して暮らすことが出来るのかということについて考えてみる。まず、安心して暮らすということはどういうことか考えてみた。安心するということは言い換えれば、不安が少ないということだと思う。そこで安心して暮らすためには①不安となる原因を取り除く、②不安が軽減するようはたらきかける、という2つの点が重要だと考えた。次に穴水町の人々がどういった点に不安を感じているのかということについて考えてみた。これに関しては短期間で知ることが出来なかったことも多々あるが、声としては地域として人口減少、少子高齢化の進行について嘆く人は多かったように思う。インターネットのあるアンケートでは経済や年金などそういったところに不安を感じる方も多いようだった。こういった不安に対応するにあたり、医療者側だけが動くのでは解決につながらない。行政はもちろんであるし地域住民自身も出来ることをやる、しかも各々が独立してではなく密に連携をとって行っていく必要がある。話を広げすぎると分からないことも多くあるため、今回は医療側に焦点を当てて考えていきたい。

 医療側が前述した不安因子にどのように関わっていけるか考えてみた。まずは人口問題に対してはやはり安心して子育てが出来ない地域で人口を増やすというのは難しいことを思えば、小児科や産婦人科の充実をはかることが求められる。もちろん人口に対しての資源の限界もあるとは思うので、単に数を増やすというのではなく質を高めることが求められるだろう。「生んで、そして育てる」ということを思えば、両者の密な連携が必要だと感じられる。これに並行して行政が保育等の福祉を充実させていくことが重要だと考える。 高齢化問題に関しては、人口問題に直結するところもあるがそれと同じくらいに高齢者の方々は自分の最期というものにも不安を感じているように思えた。独居や高齢な夫婦で老々介護の状況があり、そういった中で適切な医療を受けながら安心して死んでいけるビジョンを中々持てないという方もいるのかもしれない。ここに対しては医療が出来ることが訪問医療の実行や高齢者に対する専門外来を持つということである。ここに関しては穴水総合病院は非常に精力的に実行している様に思えた。自分の足で病院に来院できる方に関しては定期的に病院に来てもらい状態が悪くないか評価していく。待合室を見ていると、交流の場にもなっており、地域で孤立するということが可能な限り無いように機能していると感じた。自分の足で病院に来られない人に関してはその程度に合わせた医療を行っている。訪問リハビリや訪問看護、訪問診察、へき地医療など充実した医療サービスが提供されているように感じた。さらに良かったのはこれらの職業の方々がかなり密に連携をされているという点である。お互いの名前や顔を覚えるのはもちろんのこと、どういった患者さんがその方とどうやって関わっているかを理解しているのは何かあった場合にも頼もしいように思う。後はこういったサービスを隔たりなく受けられる環境を作ることが重要だと感じる。こういった医療サービスがあることを知らない人、知っていても抵抗がありうけたくない人もいることを考えれば、そういった人にどうやって知ってもらい、医療の輪の中に入ってもらうかということはとても重要であると感じた。 経済に関しては中々出来ることが少ないが、医療者側としては地域と密に接していき、地域のサービスの利用につとめることが重要だと感じた。これは地域で密な関係性を築くうえでも重要であるし、ぜひとも行っていく必要があると感じた。 最後に地域の存続という点に関しては、やはり地域の人達自身が魅力を感じられる環境でなくてはならないと思う。能登には祭礼をはじめとする様々なイベントがあり、改めて能登の外から見てみると興味深くて素晴らしいと感じた。しかし、これらは年間の内のほんの数日でしかなく、その他の350日ほどが町民にとっては本質の方だと思う。こちらも十分に高めていかなければ人口の流出が抑えられないのではないかと感じる。最後に漠然とした意見になってしまったが、能登で18年間生活した身とすればこの地に十分な魅力と可能性があると思うので、それをうまく機能させながら地域住民と協力のもと医療を施行していくということが重要だと感じた。

上島万波さん(富山大学医学部6年) 実習期間:2016/ 6/ 6~17

公立穴水総合病院(能登北部地域医療研究所)での実習を終えて 

上島万波さん(富山大学医学部6年)

 思い返せば、大学の総合診療部の先生に様々な実習場所を提示され、石川県出身の者としてぜひとも能登の医療を体験したいと思い穴水を選択したことから、全ては始まりました。それから半年近く経ち、ついにこの日が来たかと期待と不安を胸に能登の地に降り立った日から二週間。毎日が新鮮で学びが多く風のように過ぎ去ったようにも思えるけれど、濃密で充実した時間が確かにそこにはありました。
 今回の実習では、二週間という短い時間の中でも、訪問診療、訪問リハビリ、訪問看護、高齢外来、診療所見学、舳倉島訪問、介護施設実習、地域包括支援センター実習、地域医療レクチャー、地域医療討論会など、実に多くの学びの機会を与えていただき、多くのことを考えた日々でした。
 中でも忘れられない一言があります。それは、訪問診療の中でとある患者さんのお宅を訪問した時のことでした。能登の大自然に囲まれたお宅の中で出迎えてくれた99歳のおばあちゃんが私たちとの会話の中でぽろっといった、「まんで幸せやわいね」の一言。人生の大先輩が能登の片隅の素敵な昔ながらのお宅で娘さんの隣で私達に囲まれながら言ったその一言は、私の心を強く揺さぶりました。幸せとは何なのだろうか。最期に幸せと思える人生とは何なのだろうか。そんな問いが、自然と心の中に湧き上がってきました。今の私はまだまだ未熟でその答えをはっきりと出すことは出来ませんが、能登の住民の皆さんの生き方、地域に溶け込んだ能登の医療には、確かにその問いへの答えのピースがあるような気がしました。自然な形で地域や生活に医療が溶け込み、健康な人も病気の人もどんな時も継続的に医療スタッフも地域住民の一員としてサポートする医療の在り方が、今回沢山目にした能登の皆さんの安心した柔らかい笑顔に表れていたのではないかと思います。
 今回、穴水総合病院の皆様や患者さんとそのご家族の皆様、地域の皆様に大変良くしていただきましたことを心より感謝申し上げます。地域の中で多職種の方と交流する機会をいただいたことで、地域に溶け込んだ医療全体を包括的に学ぶことができ、大学の実習では経験し得なかった多くの事を学ばせていただけた二週間でした。本当に有難うございました。
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稲生真夕さん(東海大学医学部6年) 実習期間:2016/5/23~6/3

金沢医科大学能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院での実習を振り返って

稲生真夕さん(東海大学医学部6年)
訪問診療、介護、リハビリなどに同行させていただき大変貴重な経験をしました。患者さんひとりひとりの目標を叶えてあげようと様々な職種の人が努力していらしている姿が心に残りました。穴水町は日本がこれから直面する高齢化、過疎化を凝縮した地域で、住民の生活を支えていくにはどうしたら良いのか、何が必要なのかということを考えさせられました。"最後まで安心して過ごせる地域にするためには"という課題に対する答えはまだまだ見つかりませんが、これから医師になっても考え続けていきたいと思います。2週間ありがとうございました。
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堀 裕太君(東海大学医学部6年) 実習期間:2016/5/23~6/3

金沢医科大学能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院での実習を振り返って

堀 裕太君(東海大学医学部6年)
 東海大学6年の堀裕太です。2016523日〜63日の2週間、金沢医科大学能登北部地域医療研究所にて地域医療実習をさせていただきました。はじめに、中橋教授をはじめ研究所の方々、穴水総合病院、訪問看護ステーション、あゆみの里、地域包括支援センターの皆さん、舳倉島診療所の高川先生、本当にお世話になりました。こちらでしか経験できないことをたくさん経験させていただきました。
 私が今回の実習で特に心に残ったのは、特に訪問診療、訪問看護、訪問リハで患者さんのお宅を訪れたときのことです。患者さんたちは様々な理由で通院が難しかったり定期的な訪問看護が必要であったりと、客観的に見れば厳しい状況に置かれているはずであるのに、患者さんやその家族には私が想像していたような暗さや悲壮感のようなものはあまり感じられず、笑顔が多かったことです。そして同時に訪問する医療スタッフも患者さんに感謝されることや患者さんの状態が改善することに高い満足を感じているように思いました。地域医療は患者、医療従事者双方の満足度が高いのではないか、というのがとても印象的でした。
 また舳倉島診療所では、卒後3年目の高川先生が看護師もいない中、たった一人で島民の健康を守っており、慣れない島での生活を楽しんでおられる様子を見て、刺激をいただきました。
 私は以前にも地域医療を体験する機会があったのですが、今回の穴水町での実習を通して、やはり地域医療には一つの決まったやり方があるのではなく、その地域に、あるいは患者さんに合わせたやり方が必要なのではないかと感じました。この2週間の体験をモチベーションにし、医師になりそしてキャリアを積んで、将来は自分も地域医療に関わりたいと考えています。
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五十嵐裕太研修医(金沢医科大学病院)研修期間:2016.5.1~5.31

五十嵐裕太研修医(金沢医科大学病院)研修期間:2016.5.15.31

金沢医科大学研修医2年目の五十嵐裕太です。2016年5月度に地域医療研修で回らせていただきました。穴水と言いますと、自分の中の印象としては学生時代に2-3度来たカキ祭りというイメージが強く、漁港の街という漠然とした印象でした。しかし、医学部を卒業し研修医となり地域医療についての知識を学ぶ中で、穴水町が、将来高齢化率が進行した日本と同じような状況になっていることを知り、これから先自分が医師として働いていく社会が一体どのような環境になるのかを学習したく、穴水病院のプラグラムを選択することにした次第です。
 実際こちらにお世話になり、本院での診療業務や訪問診療・看護、診療所の診療を通していかに地域医療という枠組みが地域社会において必要とされているのかを肌で感じました。大学病院と違い疾病を治療するのみではなく、患者さんが暮らしを維持する目的のための医療も担っているのだということを実際に学習でき、大変有意義な研修でした。
 このたびの研修に当たっては、能登北部地域医療研究所の島中院長先生、中橋先生、濱中さん、橋本さん浜崎さんを始め、同時期に研修に来ていた富山大、東海大の学生さんや、穴水病院の先生方、看護師さん、リハビリスタッフの方、あゆみの里の職員の方、入所者の方、穴水町の職員の方や住民の方、患者さんなど多くの方にお世話になり、感謝の念に堪えません。今回の研修での体験をより良い医療の提供につなげていけるよう、今後も医師としての仕事を頑張っていきたいと思います。重ねてになりますが、1ヵ月間ありがとうございました。またお目にかかる機会もあるかと思いますが、その時はよろしくお願いいたします。
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茂野綾美さん(富山大学医学部6年) 実習期間:2016/5/9~27

公立穴水総合病院(能登北部地域医療研究所)での実習を終えて

茂野綾美さん(富山大学医学部6年)

3週間、穴水総合病院で実習させていただきました。キリシマツツジが綺麗な季節に、うぐいすの鳴き声を聞きながら、海を眺めつつあちこちに出掛けて色々な方とお話させていただいた時間は、本当にあっという間でした。関わってくださったすべての方に改めて御礼申し上げます。
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年生の3月に臨床実習が始まって以来、大学病院でしか実習をしたことがなかった私にとって、穴水での3週間は新しい発見と、驚きと感動の連続でした。祖父母と同居することも、介護を目の当たりにすることもなかった私には、「老い」に対する恐怖のようなものがありました。老いたら、人はどうなってしまうのか。自分はどうなってしまうのか。今まで出来たことが出来なくなるというのは、どういうことなのか...。高齢者の割合が約40%という穴水町で、たくさんのお年寄りの方と出会いました。きっと私のような小娘には分かり得ないようなご苦労や苦しみが、長い人生の中にはあったのかもしれません。しかしそれをおくびにも出さず、能登にも石川にも所縁がない余所者の私を快く迎えてくださり、たくさんお話を聞かせてくださり、住み慣れた街で年を取る幸せというのを、少しばかり感じられたような気もします。おばあさんのことを「かわいいなぁ」と思ったのは初めての感覚でした。生活を支えるインフラの一部として存在している地域の病院と、そこで働く様々な職種の方々が人々の生活を支える姿に、多くのことを学ばせていただきました。訪問診療、訪問看護、訪問リハビリなどでお家にお邪魔させていただいたことも多くありました。それぞれ事情が異なる現場で、見るもの聞くこと、すべてが大変勉強になりました。貴重な学びの機会を与えてくださった患者様とご家族様に、深く感謝しています。能登北部地域医療研究所の皆様をはじめ、関わってくださったすべての方々に心から感謝しています。良い医師になるべくこれからも努力し続けます。ありがとうございました。
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(医師以外の職種の方々が学生に対して親切に接して下さることに、日々感動していました。看護師さん、作業療法士さん、事務の方々、医師以外の職種の方とお話ししたり接したりする機会が、大学での実習ではいかに少なかったかということがよく分かりました。訪問看護やリハに向かう車中や、外来の隙間時間などで皆様とお話しさせていただく中で学んだことが、本当に多かったです。謙虚で真摯な医師になりたいと思いました。ありがとうございました。)

平成28年度 第1学年医学教育の第一歩を地域医療と福祉体験実習からスタート~(実習期間: 2016.5.10-13)

金沢医科大学医学部第1学年で実施される体験実習の目的は、福祉施設などでの実体験を通して、社会における医療と福祉・介護の接点についての理解を深め、将来師となるために必要な学習の動機付けにすることである。学からほぼひと月後の5月中旬、新入生全員が学外施設での6日間の実習に臨みました。

1 学習目標

1 ) 一般目標(GIO)

社会における医療と福祉・介護の接点について、早期に実地体験をすることにより理解を深め、将来医師となるために必要な学習の動機付けを行う。

2) 行動目標(SBO)

(1) 入所者、患者さんとコミュニケーションをとることができる。

(2) 食事介助を行うことができる。

(3) 入浴介助を行うことができる。

(4) 諸検査介助などのエスコートを行うことができる。

(5) 体験をとおして、医療および福祉・介護について自ら意見を述べることができる。

 

G1  実習期間:2016.5.1011

福祉体験実習感想(於:金沢医科大学能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院)

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MB6-0203  緒方 寛

今回このような貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。穴水に来て色々なことに気づかされたと思います。まず、認知症高齢者の食事の介助は意思の疎通が難しく、とても大変でした。将来医師になった時もこのような場面があると思うので、しっかりと考えていこうと思いました。また、在宅医療もとても厳しい現状を実感し、これから高齢化する日本で、多くの地域が同じようにやっていくということの大変さを感じました。また、特に印象に残っているのが二日目の最後のリビングウィルに関する討論で、人の医師である以上いつでも変わる可能性があるというのを聞いて、今までの自分の認識の甘さに気づかされました。自分は将来、眼科の医師になりたいので、高齢者を相手にすることも多々あると思います。今回の経験を活かしていきたいです。

 

MB6-0461  新里康太

今回の実習は、一日目は穴水総合病院に併設されている高齢者施設の、あゆみの里にて食事介助などを行った。スプーン一杯にどのくらいの量のごはんを乗せれば良いかを考えながら高齢者に与えた。また、「美味しいですか?」などと声かけをしながら食事を与えるということも大事だと思った。その後に行った訪問診療は私にとって新鮮なものだった。患者さんのお宅で医師が診療を行っているところを初めて見ることができて興味深かった。特に、二軒目に伺った家では患者さんの気管のところに穴が開けられてそこに埋め込まれている器具を交換するという作業を目にしたが、医師と看護師との連携がスムーズに行われ、医療技術はこういったところで発揮されるのだなと実感した。二日目は甲診療所に行って、医師が診療を行っているところを見学した。その医師は患者さんと上手くコミュニケーションをして、今から注射を打たれる患者さんの気持ちを楽にしていたように思えた。病院に戻ると、病院内の施設を案内してもらった。特に印象的だったのが、救急治療室である。そこには、医療ドラマでも見る電気ショックの機械や、電照台があった。普段、一般の人たちが立ち入ることのできない場所なので、もっと他の機械についても知りたいなと思った。今回の実習は、普段私たちが頭でしか考えられない医療福祉を体で感じることができたという点で有意義だったと思う。頭で考えるのと、実際に医療福祉を体験することは、とても大きく違うことだと感じた。この体験をもとに、今の自分、あるいはこれからの自分に何が必要不可欠なのかを考えながら勉強を続けていきたい。

 

MB6-0071  石川洋平

今回は公立穴水総合病院で医療福祉体験実習をさせていただき、ありがとうございました。2日間という短い時間でしたが、とても貴重な体験をすることができ、医師になりたいという思いがよりいっそう強くなりました。1日目は、まず午前中に、関連施設のあゆみの里で、入居者の方とのコミュニケーションや、食事補助を経験させていただきました。入居者の方とコミュニケーションをとる中で、特に印象に残っているのは、認知症の方との会話のやり取りです。同じ会話を何回もしてきたり、何て言っているのか分からなかったり、こういう時はどう対応すればいいのだろうと思うことがいくつかありました。しかし、昔どんな職業をしていたのかなど、しっかりと覚えていることもあって、そういった話を聞いたり話したりするのはとても楽しかったです。また、食事補助をするのは今回が初めてだったのですが、どれくらいのペースで食べさせてあげればいいのか、どういった順序で食べさせてあげたらいいのかなど、実際に経験してみると細かな難しい点があることに気付くことができ、とても良い経験になりました。また、今回経験することはできなかったのですが、ずっと叫んでいる方とはどのようにコミュニケーションをとればいいのか、や、入浴補助など、今後、実際に経験してみたいことが増えました。午後からは、先生の訪問診療に同行させていただきました。話すことができない患者と先生とのやり取りや、介護をしている親族の方と先生の情報のやり取りを見て、このように訪問診療は行われているのだなと実感することができました。また、介護をしている人も高齢であり、力仕事は難しく、ずっと介護をすることで気疲れしてしまうなど、肉体的にも精神的にも負担が大きく、問題点が多々あるのだなということを感じました。2日目は、兜診療所と近くにあるやぶこし商店に連れて行ってもらいました。兜診療所では、患者は高齢者の方ばかりであり、ただの診療だけでなく、診療が終わった後も待合室で世間話をしており、それは実際にテレビで見たことがある風景でした。この待合室での患者との会話や、やぶこし商店に集まった方との会話を通して、僻地の高齢化の問題や、そこにあるたった一つの診療所の重要性を感じることができました。また、こういった田舎での診療では、都会にある大きな病院や診療所とは違って、コミュニケーションがより密に行われているということを肌で感じることができ、本当にいい経験になりましたし、地域医療にとても興味が湧きました。この2日間を通して感じたことは、介護にしても医療にしても、共通してコミュニケーションがとても重要であり、そのコミュニケーションの中で患者の負担を取り除くことや、患者が言いたいことをくみ取らなければいけないということです。また、地域医療がどういうものなのかを実際に見ることができて、とてもいい経験になりました。この2日間では、技術的に何かが上達したとかいうわけではないかもしれません。しかし、今後6年間でどういったことに意識しながら学習していかなければいけないのかを考える良いきっかけとなったことは確かです。今回は貴重な経験を本当にありがとうございました。

 

MB6-0253  神谷理菜

医療福祉体験でいかせてもらった公立穴水総合病院ではとても貴重な体験をさせていただきました。まずは訪問診療です。テレビで見たことはありましたが、実際に現場を体験したのは初めてでした。一軒目の患者さんのお宅に着いて、介護をなさっている家族の方が出てきてまず一言目に発した言葉が「先生が来てくれてよかった。」でした。そして目に涙をうっすらと浮かべていらっしゃいました。その光景を見たとき、中橋先生はこの地域にどんなに必要とされているかがひしひしと伝わってきました。診療中も介護をなさっている家族に患者さんの最近の状況を聞きながら、終始和やかな雰囲気で、患者さんだけでなくその家族の方の不安を取り除いたり、負担をかけすぎないようにしているのがわかりました。二軒目のお宅でも、笑顔が絶えずあって、想像していた重苦しい雰囲気が全くなくて驚きました。実際に見ないとわからないことを教えていただきました。次はおじいさんとおばあさんとのふれあいです。介護老人保養施設でコミュニケーションをとろうというときに、始めはなにをしていいかわからず、おじいさんおばあさんの側までいく間にだいぶ緊張しましたが、いざ話しかけてみると会話がはずんで、一緒に折り紙を折ったり、家族の話や穴水町のこと、人生のためになる話で盛り上がったりして、施設のかたに次の仕事の声をかけられるまでの時間があっという間でした。次にまかせてもらえた食事の介助をするときも、実際に体験してしかわからないことがたくさんありました。食べてもらいやすいスプーンの角度だったり、水分を何回かにわけて摂取してもらうことで病気の予防に繋がることも教えてもらいました。また、付属診療所の兜診療所でも、診察の様子を見学したり、待合スペースでの患者さんの方言での会話を聞いたりして、そういう、小さな町の、高齢化が進んでいる町の診療所の様子をみることができました。この様子が将来の日本の縮小図だと思うと、その様子や雰囲気を体験できたことが未来の自分の姿をよりリアルに想像することにつながって、立派な医師になりたいという気持ちが引き締まりました。二日間という短い時間でしたが、貴重な体験をさせてもらえて、とても充実した日々をすごすことができました。お世話になった公立穴水総合病院の皆さん、ありがとうございました。

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G2  実習期間:2016.5.1213

福祉体験実習感想(於:金沢医科大学能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院)

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 ■MB6-0904  丸山貴大

1日目は併設のあゆみの里で主に、入浴の補助、食事の介護を行いました。入浴は脱がせることから、身体をふき、服を着せることまでしました。脱がせることも着せることも身体が硬直しているため、手間がかかりとても苦労しました。また入浴所が高齢者のために高温に設定されており、とても暑く、施設の方も汗だくで介護していることが印象に残っています。食事の介護も認知症の方とお話を合わせることが大変で、座学だけでは得られなかったことを実際に体験できて非常に有意義な時間でした。午後からは緊急外来で、頭部を切った患者さんの診察とその処置を見学しました。担当した方は研修医2年目の私たちの先輩でしたが、縫合などの処置も迅速で、感動しました。また、僻地での研修なので、ありとあらゆる病状を実際に診察し、日々勉強になっているそうです。 2日目は在宅診療に同行しました。医師の方も看護師の方も患者さんとテレビのこと、稲刈りのことなど、日常の会話からコミュニケーションをとっていて、非常に和んだ空気で問診していました。やはりただ問診して終わりというだけでなくこういったコミュニケーションをとることで患者さんも安心して問診に応じてくれるそうです。さらに、体調が良い時に体重を量っておき、体調が悪い時に体重を量ることである程度病状を予測することができることなど、大型の医療器具を持ち込めない在宅医療ならではの色々な知識も教えていただきました。 高齢者率40%をこえる僻地で介護実習だけでなく、実際の医療現場まで見学させていただき、将来の指針になる大変有意義な2日間でした。貴重な経験を有難うございました。

 

MB6-0980 山口 智広

今回の公立穴水総合病院での医療福祉体験実習では、高齢者に対する介護の重要性と地域医療・僻地医療に関わる縊死の現状を学ぶことができました。私は将来、総合医となり地域医療に貢献できる医師になりたいと考えています。地域医療で重要なことは医師と医療従事者との連携であると考えていましたが、今回の実習で穴水町の地域医療への取り組みについての中橋先生のお話や、「やぶこし商店」に関する映像を見て、医師と医療従事者との連携だけでなく、住民や商店などの地域全体と医師との強いつながりも非常に大切であると感じました。

 あゆみの里では、入浴介助や食事介助などを通し、介護の大変さを知りました。入居者の中には身体が硬直してほとんど動かなくなっている方もおられて、入浴介助の大変さが身に染みました。入浴のあと、髪を乾かす際に、手や足の裏まで一緒に乾かしていることを知り、細部までの心配りに感動しました。また、食事介助では入居者のペースに合わせて食事を口に運ぶことや、同じものばかりを食べさせるのではなく、色々なものを順番に食べさせる工夫が必要であると知りました。医学生のうちに、医師以外の医療スタッフの仕事を体験できたことは、医療スタッフの気持ちが少しでもわかる医師になれるという点で、将来役に立つと考えます。

 緊急外来や内視鏡室の見学では、実際の医療現場を目の当たりにすることができました。治療を行う際に、先生方が患者さんに優しく声をかけていらっしゃる姿が印象的でした。どれも初めて見ることや知ることが多く、大変勉強になりました。また、訪問診療や僻地医療の現場に同行して、地域医療を行う上ではその地域の文化や環境を知ることが第一であることを学びました。今回の実習では学校の座学だけでは学べないことを多く学び、今まで知らなかった世界を知り、自分の考えを見直す機会となり、大変有意義な二日間を過ごすことができたと思います。これからも初心を忘れず、日々、医学生としての自覚を持ち、自分の夢に向かって進んで行きたいと思います。公立穴水総合病院の皆様、本当にありがとうございました。

 

MB6-1025 依藤博士

先週の医療福祉体験実習で公立総合穴水病院に行った。

1日目は、初めに介護老人保健施設の「あゆみの里」に行き、そこで初めて認知症の方の介助を行った。入浴介助や食事介助などかなり疲労がたまる仕事だったが、人に感謝される仕事だったのでとてもやり甲斐があった。介護士の大変さがわかってこれから役に立つと思った。とても貴重な体験だった。次に、救急外来に行き、患者2人の診察を見た。切傷で負傷していた患者の治療には驚くことばかりだった。看護師と医師が連携して治療する姿は格好よかった。夕方からはグループ全員で旅館にいき、夕飯は焼肉に行った。あまり喋ったことのない人とも仲良くなれたのでよかった。

2日目は、へき地に訪問診療に行き、へき地医療について多くのことを学んだ。自分は今まで無医地区という言葉も聞いたことがなかったですが、実際に足を運んでみると今まで見たことないほど田舎だったので驚嘆した。

この2日間は内容の濃い大切な時間だった。2日間ありがとうございました。

 

MB6-1037 和田主泰

金沢医科大学医学部1年の和田主泰です。私は能登地域医療研究所で2日間、様々なことを学ばせていただきました。あゆみの里で高齢者の入浴介助のお手伝いをさせていただきました。お手伝いをさせていただいた介護士の方々には、忙しい中丁寧に私たちに仕事を教えてくださいまして、とても感謝しています。その後、食事介助もさせていただきました。食事介助では、高齢者の方々とのコミュニケーションがうまく取れず、四苦八苦していたところがありましたが、すべて食べていただけたのでホッとしていたことが心に残っています。穴水総合病院の地域医療に対する考え方や取り組みを中橋先生や、「やぶこし商店」のDVDから、地域のつながりの重要性も学びました。緊急外来があり、その現場に立ち会えることになったことは私にとって凄く大きな出来事になりました。治療を行うなかで、先生方が素早く相談しているのを見て、自分もこのようになるために勉強しなければならない。と私が目指している職業とはどんなものなのか再確認ができました。私はへき地医療とはどんなものなのか聞いた事はあっても、経験した事はなかったので、とても印象に残っています。公立穴水総合病院の皆さんにお忙しい中医学生にとって貴重な体験をさせていただきました。本当にありがとうございます。

佐藤千尋研修医(東京大学医学部附属病院)研修期間:2016.4.1~4.30

佐藤千尋研修医(東京大学医学部附属病院)研修期間:2016.4.14.30

東大病院初期研修医2年 佐藤千尋です。私は01641日より1か月間、穴水総合病院ならびに能登地域医療研究所にて地域医療について学ばせていただきました。初期修医としての最初の1年は大学病院で学んでいたので全く異なる環境に最初は驚きましたが、人と人との距離が近く風通しのよい環境にすぐに慣れ、のびのびと学ばせていただきました。一か月という短い期間でしたが、自分がファーストタッチで当直をしたり、お産を見学させていただいたり、舳倉島で、一人で頑張る先生にお会いしたり、民宿で地域医療についてお話を伺ったり、丸岡先生が能登の子供の健康を守っている姿を目の当たりにしたり・・・多くの経験を通して自分の中での理想の医療・医師像を日々考えなおさせられる毎日でした。地域医療を学ぶ際に、その地域の本当の姿を知るためにさまざまな形で生活に触れていく必要がありますが、病院にいるだけではなかなか困難な達成目標です。毎日穴水病院で朝早くから待っている患者さん、その外来での姿、担当させていただいた入院患者さん、あゆみの里の入居者の方、訪問看護・訪問診療で伺ったお家など、地域医療を考えるうえでこれほど様々な住民の方々の姿に触れることができたのは、能登地域医療研究所で実習させていただいたからこそだと思います。さらに、多職種が自然に協力している穴水病院の、地域の中核病院としての在り方を曲がりなりにもその一員として中からみられたことは私にとっては大きな経験でした。

これからどのような進路に進むとしても、医者として大事なものが地域医療にはたくさん詰まっていると感じさせられました。私は出身地の福島の地域医療を顧みたことがありませんでしたが、自分の故郷についても改めて新しい目で見つめなおすことができそうです。この先も、ここで得た経験と照らし合わせながら日々の医療を考えていきたいと思っています。一か月にわたり丁寧にご指導いただいた中橋先生をはじめとする能登地域医療研究所の皆様、いつも笑顔で接してくださった穴水病院の皆様、なにより、多くの学びの機会を与えてくださった穴水町の皆様に心より感謝申し上げます。
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西郡高志君(富山大学医学部6年) 実習期間:2016/3/21~4/15

西郡高志君(富山大学医学部6年)

地域医療について思う・・・・

富山大学6年の西郡高志です。3/21~4/154週間、能登北部地域医療研究所にお世話になりました。
今回の実習では研究所の皆さんをはじめ、穴水総合病院の職員の方、穴水町の方などたくさんの人達のおかげで多くの事を学ばせていただきました。本当にありがとうございます。日本の未来の姿である能登北部という地域で学べたことを誇りに思い、これからの勉強や将来の仕事において役立たせていきたいと思います。地域医療とは、その地域の住民の生活に溶け込んだものだと思います。大学病院や県の中央病院は普段の生活とはかかわることのない特殊な存在です。しかしこの穴水総合病院は、高齢化率40%という穴水町にとっては、なくてはならない存在です。月に一回の外来でお世話になり、訪問診療、訪問看護の拠点でもあるこの病院は、地域の生活の一部になっていると肌で感じることが出来ました。今回の実習では訪問診療をはじめ病院の外に出る機会が多かったです。なかには兜地区など穴水町の中でもへき地と呼ばれる場所に行くこともありました。そこで感じたことはどの地域の人たちも病院の人たちを温かく迎えてくださるということです。これは病院の人たちがその人たちの生活の一部になり、またお互いの事を認め合っている存在だからなのではないかと考えました。
今回の実習では、穴水町は将来の日本の姿だという言葉をよく耳にしました。穴水町のこの良さは将来の医療にぜひ受け継がれるべきものであり、必要なものであると私は思います。なぜなら今後在宅医療や地域包括支援は医療の中心になっていくと考えるからです。在宅医療を行うには、そのご家族をはじめ、医師、看護師、OTPT、薬剤師、SWといった多くの職種が必要です。今回その多くの職種の人たちと穴水の地域を実習できたことは非常に貴重な経験でした。穴水町で過ごした4週間はとても濃かったです。
中橋先生をはじめ、濱中さん、橋本さん浜崎さんと、研究所の方々には大変お世話になりました。また東海大学の石井君や平井君、研修医の佐藤先生には、普段はわからない他の大学のことを聞けたり、一緒に行動できて楽しかったです。また看護師の方やOT、病院事務の方、地域の人たちにもお世話になりました。ありがとうございます。ここで学んだ事はぜひ富山に帰ってからも生かしていきたいです。4週間、本当にありがとうございました!
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平井健太君(東海大学医学部6年) 実習期間:2016/3/22~4/1

平井健太君(東海大学医学部6年)

東海大学医学部6年、平井健太です。2016322日~41日の2週間、能登北部地域医療研究所にて実習させていただきました。「
地域医療」という言葉を
Wikipediaで検索すると「医師や医療従事者が地域の住民に働きかけて、疾病の予防や健康の維持、増進のための活動を行うこと。疾病の治療にとどまらず、リハビリテーション、在宅療養のサポート、地域で暮らす高齢者、障害者の支援などの事業。妊婦の保健指導や相談、子育ての支援なども行われる。こうした活動を医療機関が単独で担うのではなく、地域の行政や住民組織と協力してすすめていくことが特徴である。地域医療とは、医療を通じて社会の民主化、住民自治を推進し、医師と地域住民が手を取り合ってより良い地域社会を築いていくことをめざす活動である。」とあります。さすがWikipedia、地域医療という言葉を適切に表現しているような気がします。しかし、実習前の私には何度この文章を読んでも、頭の中を右から左に通過していくだけでした。 能登北部地域医療研究所での2週間の実習は上記の地域医療を体現していました。中橋先生の講義・外来・訪問診療、訪問看護、訪問リハ、僻地診療、地域の診療所、離島の診療所、飲み会等々に同行させていただきました。大学の実習ではいかに患者さんの生命予後を改善するか病気の治療を主眼として学んでおりましたが、地域医療実習では実際に患者さん生活の場に赴き、患者さん・家族の声に耳を傾け、医師・看護師・リハビリ・介護・地域住民あらゆる視点から患者さんのQOLを向上するためにはどうすればよいかという議論がなされておりました。穴水町の住民がよりよく生きるために愛と情熱をもって医療を展開する姿を拝見することができました。今では、先のWikipediaの文章が穴水町の思い出で肉付けされてすんなりと頭に刻むことができます。
現在、穴水町が抱えている高齢化問題は、将来日本のあらゆる場所で直面する問題です。今実習での経験を糧に、私も将来地域に貢献できる医師を目指して益々精進していきたいと思います。
お忙しい中、ご指導いただいた中橋先生をはじめ、能登北部地域医療研究所のスタッフの方々、実習にご協力いただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
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石井 晶 君(東海大学医学部6年) 実習期間:2016/3/22~4/1

石井 晶君(東海大学医学部6年)

公立穴水総合病院は石川県能登半島の中央部に位置し、主に能登北部に居住する地域住民の病気の治療だけでなく、疾病の予防や健康の維持・増進、訪問診療や看護、在宅療養など医療の観点からだけでは解決できない広範囲な課題に対して、地域文化への理解や地域住民とのコミュニケーション、行政や福祉との連携を通じて取り組んでいく非常にバイタリティのある病院です。私は2週間という短い期間でしたが、病院内に開設された能登北部地域医療研究所での実習を経験し少子高齢化の波の中、今まさに地域が直面している(そして30年後には日本各地で見られるであろう)医療問題を目の当たりにし、医療に携わる一人の人間としていったい自分に何ができるのかと、自身を見返す機会を得ることができました。また、訪問診療・訪問看護・僻地診療所への訪問に参加させていただき、医師と患者との信頼関係がどれほどお互いにとって重要なものであるのかを身をもって痛感しました。中橋毅先生の講義では地域医療の抱える問題はもちろんのこと、「生きる」とは何か?「死」とは何か?といった生命の根源にも立ち返り、その人の死生観にも踏み込んだ「医療」の必要性を学びました。
中橋先生を始め、能登北部地域医療研究所の皆さんには大変お世話になりました。穴水でのかけがえのない経験を私の中に根付かせ、大きな実へと成長させたいと思います。
本当にありがとうございました。
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牛丸 創士君(金沢医科大学第5学年)実習期間:2016.3.14~3.18

牛丸 創士君(金沢医科大学第5学年)

今回、貴重な農業、文化遺産の残る穴水という土地で研修させていただき、田舎の地域医療の現状を実際に自分の目で見ることができたのはかけがえのない体験でした。
私がうかがった訪問診療、訪問看護先のお宅は医療だけでなく、経済面など様々な事情がからみ、厳しい状況にありました。
そんな中で何とか健康管理に従事される医師、看護師の方は私から見ても、きっと患者さんから見ても、仏様のような存在なのではないでしょうか。私を含め、若者は都会の生活に憧れる方が大半だと思います。医師の絶対数が不足している田舎には、都市の大学病院から赴任してくる医師はいますが、その医師も数年後には大学病院に戻り、また別の医師が派遣されます。
患者さんの中には1人の医師に長い間みてもらい看取りまでお願いしたいという方が多く、今後の課題だと思いました。
最後になりましたが、中橋先生、濱中先生をはじめスタッフの皆様にあたたかく迎えていただき大変感謝しています。
ありがとうございました。
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別府徹郎君(金沢医科大学第5学年)実習期間:2016.3.14~3.18

別府徹郎君(金沢医科大学第5学年)

金沢医科大学5年生の別府徹郎です。今回、2016314日から318日までの5日間実習をさせていただきました。
1日目の中橋先生のお話で、現在の穴水町は、2030年の日本であるというお話を伺いました。
若い人がどんどん減っていき、高齢者が増えていく、そのなかでどのように医療を実践していくのかということが課題となっていました。これからは、地域医療がその大切さをどんどん増していくということを考えさせられました。いままで地域医療という言葉を理解しているつもりでしたが、今回の実習で、本当の意味で地域医療を理解できたように思います。
訪問実習・訪問看護・兜地区での診療実習・あゆみの里での実習など、いままで経験したことのないような実習が多く、地域の人とたくさん触れ合うことができ、とてもいい経験ができました。
穴水町では、都会よりも住民と医師の関係が深く、地域全体で協力して医療を実践しているように思えました。
その土地ごとに医療は違うと思いますが、ここで行われている地域医療が、これから日本が行っていくべき医療の1つの答えなのではないかと思いました。
この経験を糧に、地域医療についての考えをしっかりと持った医師になれればと思います。
今回、実習だけでなく、町のいろいろな所を案内していただいたり、先生方とたくさんお話をすることができ、大変楽しく実習をさせていただくことができました。
本当にありがとうございました。
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宮島一実君(金沢医科大学第5学年)実習期間:2016.3.14~3.18

宮島一実君(金沢医科大学第5学年)

 金沢医科大学5年生の宮島一実です。
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016/03/14から2016/03/18までの5日間、公立穴水総合病院で実習させていただきました。

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市川 裕君(金沢医科大学第5学年)実習期間:2016.3.14~3.18

市川 裕君(金沢医科大学第5学年)

金沢医科大学5年生の市川裕です。2016/03/14から2016/03/18までの5日間、穴水総合病院で実習させていただきました。この度の実習では、地域医療について考えるところから始まり、実際に穴水町に住む人々の生活の様子をみて、訪問診療を見学させていただき、あゆみの里で入浴介助や食事介助の経験をさせていただきました。中橋先生がしてくださった話で、地域医療のゴールは地域住民が幸せな生活を送るためによりよい社会を作ることであり、それは医療の原点に通じるのではないかという話をこの実習を終えてみて少しは理解できた気がします。穴水町は、伝統的な文化や農業を守っている町で、豊かな自然があり素晴らしいところでした。伝統的な手法で獲ったいさざを踊り食いで食べたことは印象深いです。訪問診療では、私たち実習生を快く受け入れてくださり、地域住民の方の温かさを感じました。また、訪問診療に関しては、今後日本で少子高齢化社会が進み、病院に通うための介助が必要な人を支える人が減ることを考えると、病院に通うことが困難になる人が増えることが想像でき、訪問診療はもっと必要とされるのではないかと感じました。
この実習を通して様々なことを経験し、学ぶことができました。この経験を糧に私も将来なんらかの形で地域医療に携わりたいと思いました。
最後に、実習を受け入れてくださった能登北部地域医療研究所の皆様やあゆみの里の皆様、地域住民の皆様に感謝申し上げます。
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橋本明史君(金沢医科大学第5学年)実習期間:2016.3.7.~3.11

橋本明史君(金沢医科大学第5学年)

金沢医科大学5回生の橋本明史です。201637日から311日まで間、穴水総合病院で実習をさせていただきました。訪問看護や訪問診療に加え、舳倉島や兜地区の診療所での実習、あゆみの里の見学など貴重な経験を積むことができました。実際に穴水地区を通して地域医療とは何か見つめなおし、地域の方々と接することで初めて見えてくる課題も多くありました。医療技術や専門医の偏在を是正するだけでは、良い地域医療は達成されません。なぜなら地域には地域ごとの、そこに住む住民の生活に根差した課題があるからです。穴水総合病院では地域住民や行政と協力しあい、町づくりレベルで一つ一つの課題に向き合う姿を見ることができました。

日本中の誰もが必要最低限の医療を平等に受けられることの重要性が認識されるようになり、医療の平均化が進められている現在の日本において、穴水を含む能登北部は高齢化や過疎化が進む「地域医療先進国」という側面を持っています。能登北部の抱える問題は、数十年後の日本全国が抱える問題といえるでしょう。一週間という短い期間ではありましたが、医学生の間にこのような経験ができたことは、非常に大きな財産となると思います。ありがとうございました。
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山之内僚さん(金沢医科大学第5学年)実習期間:2016.3.7.~3.11

山之内僚さん(金沢医科大学第5学年)

金沢医科大学5年生の山之内僚と申します。

この度、201637日から311日までの5日間、公立穴水総合病院能登北部地域医療研究所にて実習をさせていただきました。初日、実習を始めるにあたり、中橋先生から、地域医療とは何かと問われました。私は穴水町の問題点は単に医師や医療技術が石川の中心部に比較して十分に行き届いていない点だと答えました。五日間にわたる実習は非常に密度の濃いものでした。院内での外来見学や訪問診療、舳倉島への訪問、介護老人保健施設《あゆみの里》での実習、兜地区への訪問。観光をすることもできました。中橋先生との段階を踏んだディスカッションは、私の中に大きな変化をもたらしました。議論を進める中で、自分一人では思いつかない意見や考えを次々と吸収していきました。これを通して、私の中で地域医療において本当に大切なものは何か、一つの答えを出すことができたように思います。先生やスタッフの方々に同行し、診察を見学させていただきました。その中で問診や何気ない会話の中から、患者さん一人一人の感情や生活背景が見えてきました。医療は、人それぞれの幸せのかたちにあわせて提供されるべきだと学びました。今まで、医療とは単に治療することであるという概念が強かった私にとって、これはとても大きな収穫になったように思います。実習中、幸運にも穴水地区の健康イベントに携わる機会もありました。地域住民は行政に協力的であり、また逆に行政も地域住民に協力的でした。穴水地区には素晴らしい相互関係が形成されているのだと実感しました。
最後になりましたが、ご指導、ご協力くださいました中橋先生をはじめ穴水総合病院のスタッフの皆様、舳倉診療所の先生、そして私たちを気さくに迎い入れてくださった穴水町の皆様に深く感謝申し上げます。貴重な経験をありがとうございました。
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加登翔太研修医(東京大学医学部附属病院)研修期間:2016.2.1~2.29

加登翔太研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2016.2.12.29

 東京大学医学部附属病院初期研修医の加登翔太です。2月の1か月間、公立穴水総合病院・能登北部地域医療研究所で研修させていただきました。私が穴水に到着した前の週に大雪が降ったとのことで、雪景色の中を通勤したり訪問診療に行ったり、仕事の後は買い物や食事に行ったりと、慣れない雪国での生活でしたが貴重な経験になりました。
これまで都内の病院でしか働いたことがなかったので、地域医療の現場を実際に目の当たりにして多くのことを学びました。特に訪問診療や訪問看護では、患者さんやその家族が自宅で安心して生活できる支援をするという点に、医療の最終的な目標は何なのかという本質を感じました。訪問医療では普段の病院での診療とは逆に医療者が患者さんの自宅に赴きますが、高齢者が多く、医療機関が少なく、また医療機関へのアクセスも限られている能登では、今後ますます訪問医療の役割が大きくなっていくでしょう。それと同時に、健康寿命延長のための健康水準の底上げ(特に生活習慣病の改善)も重要であり、病院診療や訪問医療以外の啓蒙活動の場に地域住民のみなさんが積極的に参加してくださることで、地域医療の継続が実現できるのではないかと思います。
  その他、能登半島沖50kmの舳倉島で3年目の医師が1人で診療にあたっていた姿や、丸岡クリニックの丸岡院長が「能登の小児医療の最後の砦のつもりでいます」とおっしゃっていたことは特に印象的でした。目の前の患者さんを助けられる人が自分しかいない状況での診療は、大きな覚悟が必要なことだと思います。
 中橋毅教授をはじめ、小泉先生、丸岡先生など多くの先生や職員の方々に指導していただき、とても充実した地域研修になりました。魚やカキなどを中心に、お腹も満たされた1か月間でした。どうもありがとうございました。

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田邉英高君(関西医科大学3回生)実習期間:2016.1.18~2.12

田邉英高君(関西医科大学3回生)

関西医科大学3回生の田邉英高と申します。2016118日から212日までの1か月間、能登北部地域医療研究所での実習を通して地域医療を勉強させていただきました。日本社会の高齢化が進む今、国は医療費削減のために病院のベッド数を減らすように医療機関に求めています。結果今まで病院に入院できていた患者の中から入院できなくなる人が増えてしまい、在宅での死、孤独死が増える事が懸念されます。ここで必要になってくるのが訪問看護、訪問リハビリ、訪問診療といった在宅ケアです。中橋先生から「患者が求める医療」、「家族が望む医療」、「医師がしたい医療」、「社会が期待する医療」の4つ全てが重なるのが理想の医療と学びました。実習で、在宅ケアに何度も同行させてもらい、聴診や、看護やリハビリのお手伝いもさせていただきました。患者さんだけを診るのではなく、家族の事も考えた医療が実践されているのを目の当たりにし、在宅ケアの必要性を実感しました。この一ヵ月間で、あらゆる面から医療を見学でき大変貴重な体験となりました。この実習で学んだ事を残りの学生生活に生かし、地域に貢献できる医師を目指したいと思いました。最後にこの場をお借りして、お世話になった能登北部地域医療研究所の方々、公立穴水病院の方々、研修医の先生方に御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

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穴水町を一生住みたい町にするために(関西医科大学3回生 田邉英高)

人口のうち高齢者の割合が4割程の穴水町は日本の340年後の姿と言われています。この町に住みたいと思えるためには教育、医療、雇用を充実させることが必要だと思います。医療に関していうと、地域の人にとって医療は都会の人と異なり、生活と密接した関係にあると思います。兜診療所では、待合室が地域の人同士の交流の場所でもあったように、地域のコミュニティーを作る場所でもあります。地域の人が医療機関を必要な時に気軽に受診できるようにするは医師との信頼関係を築くことが大切だと思います。

外来では電子カルテが普及したことにより医師がパソコンの画面を見がちで、患者との心理的距離が広がりやすくなっています。パソコンの画面を見るのは避けられないので、外来見学では診察の始めにopen questionで患者と世間話をすることで心理的距離を縮めていました。まるおかクリニックでは親に子供の胸の音を聴かしたり、耳の中を診させたりすることで、親に子供の病気の理解を深めさせていました。患者が求める医療」、「家族が望む医療」、「医師がしたい医療」、「社会が期待する医療」の4つ全てが重なるのが理想の医療と学びました。

しかし、医師との信頼関係を築けても、日本社会の高齢化が進み、国は医療費削減のために病院のベッド数を減らすように医療機関に求めています。結果今まで病院に入院できていた患者の中から入院できなくなる人が増えてしまい、在宅での死、孤独死が増えることが懸念されます。ここで大きな役割を果たすのが、度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築です。地域包括ケアシステムは訪問看護、訪問リハビリ、訪問医療などの在宅ケアのことです。地域包括ケアシステムがあることで将来入院することが出来なくても医療を受けられるという安心感がその地域に住みたいと思える重要な要素だと思います。

地域包括ケアシステムをメディアなどで積極的に宣伝をしたり、地域の人を集めた講演会で理解を深めるといった普及活動も大切だと思います。人材確保のために若い人の理解を促すために大学で講義をしたり、地域医療実習を学生のうちから義務付けるのも良いと思います。

都会の年輩の方は手持ち無沙汰でただ座って時間を過ごすことが多いが、社会から孤立しないように趣味に時間を費やしたり、家族との時間を増やすような支援するのもケアシステムに入れると、生き生きとした老後生活が送れると思います。このような政策を行う町に一生住みたいと思う人も増えると思います。

根元隆光君(関西医科大学3回生)実習期間:2016.1.18~2.12

根元隆光君(関西医科大学3回生)

 016118日から4週間実習させていただきました、関西医科大学3回生の根元隆光です。地域医療とはよく耳にするものの、一体どのような物なのかを知りたいと思い能登北部地域医療研究所での実習を希望しました。

こちらの実習スケジュールでは病院内の外来や検査等だけでなく、訪問診療・看護、地域や離島での診療所見学など大阪にいてはなかなか経験する機会のない、能登の地域住民の方々の生活の場や色々な医療の現場を身をもって体験できました。また、医師や看護師の仕事だけではなくあゆみの里での入浴や食事、レクリエーションの介助、訪問リハに同行しリハビリのマッサージの方法を教えていただいたり、そして包括支援センターの介護認定の調査に同行させていただくなど医師の仕事以外の面からも医療を見ることができました。この中で医師と患者さんの距離の近さ、温かさ、いままで考えていた地域医療とはいかに浅いものであったかという事を気付かされました。まだ3回生ということで知識不足な面も多々ありましたが担当の先生方や研修医の先生方、スタッフの方々のわかりやすい丁寧な指導、そしてたくさんの患者さん達の協力のおかげで長いと思っていた4週間が短いと感じるほどに非常に充実した日々を送ることが出来ました。実習だけでなく食事も充実していてさすがまいもんの里だと思い知りました。

これらの実習を通して地域医療で必要なものとは地域と一体化して生活していく事のように感じました。医師として過ごすだけではなくその地域の一人の住人として生活してゆく。患者さんの症例だけでなく患者さん自身、家族背景、その地域ごとでの生活、特徴、方言等も学ぶ事で個人個人における必要としているものを医師、看護師、作業療法士の方々と共に考え健康を維持していく事だと感じました。この実習の初めに中橋先生が「能登は日本の数十年後の姿である」という事をおっしゃっていました。今後進んでゆく高齢化社会にむけて穴水で得た経験をこれからの学習において生かしていきたいです。

最後になりましたが貴重な時間の中指導、協力していただいた中橋先生を初め能登北部地域医療研究所、穴水総合病院、診療所の先生方、スタッフの方々そして地域の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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穴水町を一生暮らしてゆける町にするために(関西医科大学 3回生 根元隆光)

 この町で暮らしてゆきたいと考えさせるには医療介護と雇用、そして女性が暮らしてゆきたいと思う町作りが必要であると考えられる。

この穴水に限った事ではなく能登では高齢者が多い一方、若年層の都心への移住や少子化によって高齢過疎が進んでいる。家事、買い物等といった日常生活において手助け必要としても、代わりに行える若者が少ない。また、大きな病院ほどの専門医による治療を提供しづらい、医療施設が少なく偏在しているといった問題もある。しかし、その少ない医療施設と行政が集中しているからこそ医師だけでなく色々な職の方が様々な意見を出し医療、福祉、保健といった多方面から患者を支えている。そして在宅の面では病院と生活ヘルパーの方が連携して生活を支えている。これから団塊の世代の方々が高齢者となる一方で病院ではベッド数の削減が進められるため、いかに安心して在宅で治療に挑めるか、要介護状態になっても住み慣れた地域で最期まで生活していけるかが医療において重要になってくる。また、まるおかクリニックで子供の耳の中の様子を母親に教えていた様に医師だけでなく患者さん達やその関係者の方も症例に理解を示し全体で治療にたる事も必要である。

在宅のサービスにおいてさまざまな通院や家の中における医療介護サービスが充実している一方で、足腰の悪い方の日常生活においての買い物の際公共交通機関の本数が少なく、そして病気によって車の運転が不可能であったりした場合に利用できる介護タクシー等の数が少なく感じる。こういった医療外での介護サービスの充実も必要である。それ以外にも同じ地域の方々の医師がすすめる治療、患者さんが望む治療、その地域が必要とする治療、これらをうまく調和してゆく医療が求められており、この医療や生活周りの介護の充実が安心感を生み、その地域で暮らしたいと思わせる要因の一つだと考えられる。

また、医療以外の面においてはやはり生活のためには働かないとけないため雇用を充実させるため地域産業基盤の強化が必要であると考える。そしていくら雇用、医療が充実したとしても人口の減少を止めないといけない。従来の町では親が子を産み、その子がその土地で結婚し生活を続けまたその子が...といった世代的なサイクルが存在する。都市ではこの世代のサイクルがまわって人口減少はあまりないが現在の能登では都心部へ若年層が出ていってしまうためこのサイクルが回りきらず破綻してしまっている。経済もまわさないといけないが、人の命も回していかなくてはならない。このサイクルを戻すために女性がこの町で住みたい、この町で子育てをしたいと思わせる様な育児、教育支援が必要であると考える。

医療基盤の安心感の元、これらの要因を満たしてゆくことで、より生活に魅力を感じさせる町になってゆくのではないかと考えた。

西本聡美研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2016.1.1~1.31

●西本聡美研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2016.1.11.31

大阪市立総合医療センター研修医2年目の西本聡美と申します。

 

1ヶ月間、公立穴水総合病院で地域医療研修をさせていただきました。

私は生まれも育ちも大阪で、雪が積もっているのを見たこともほとんどありませんでした。そのため穴水での1ヶ月は大阪で出会ったことがないものばかりで、とても貴重な経験となりました。穴水は高齢化率が4割を超える一方、医療機関や施設は都会ほど多くなく、雪が積もると病院まで来ることができない患者さんがたくさんいます。その環境で、訪問診療・訪問介護などの在宅医療の意義は本当に大きいと実感しました。ただ医療を求めているのになかなか届かないというのは、理由は違っても日本の様々な地域で起こっているのかもしれないとも感じました。穴水に来て初めて気付く事はとても多く、この経験を今後も活かしたいと思います。
後に、金沢医科大学能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院をはじめ、研修にご協力いただいたすべての方に御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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山﨑恵大研修医(恵寿総合病院) 研修期間:2015.12.01 ~12.31

●山﨑恵大研修医(恵寿総合病院) 研修期間:2015.12.01 12.31

金沢医科大学能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院をはじめ、研修にご協力いただいたすべての方に御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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井手本尚子研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2015.11.1~2015.11.30

井手本尚子研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2015.11.12015.11.30

11月の1ヶ月間、地域医療研修をさせて頂きました、大阪市立総合医療センター研修医2年目の井手本尚子と申します。

最初のレクチャーの際に、"地域医療ってなんだと思う?"と指導医の中橋先生から質問され、地域医療についてあまり考えたことがなかった私はうーん...。となってしまいましたが、今回の研修を経て、"地域医療とは、医療だけを提供することではなく、地域の人々を幸せにすることです。"とおっしゃっていた先生の言葉が少し理解できたように思います。生まれてから最期の時まで、地域の人々を幸せにするためにはどのように地域の方と関わっていけばいいのか。その一部を訪問診療・介護・リハビリなどを通して感じることができました。また、医療者側も自分でなければ誰がするんだという強い使命感・責任感のもと日々の診療を行っており、そして、そういう思いを持って仕事が出来ることで、逆に幸せを頂いているように思いました。

介護や福祉制度について知識の浅い私にとって、先生の講義はもちろん、あゆみの里や包括支援センターでの実習はとても勉強になり、船酔いと戦いながらの舳倉島訪問や山道の車酔いと戦いながらの訪問診療、大阪ではほとんど経験したことがないような一次救急の症例も体験でき、大変有意義な研修となりました。穴水町は地の物がとても美味しくて、ご飯屋さんの大将やおかみさんはどこも気さくで優しいし、一緒になったお客さんも愉快な人が多くて、穴水町の方々の温かさに触れました。一緒に研修をした同期には能登の観光名所に連れてってもらったり、お酒やランニングに付き合ってもらったりと一ヶ月間を満喫させてもらいました。そして、研修を受け入れて下さった研究所の皆様の、細やかな心配りのお蔭で大変楽しく地域研修を行うことが出来ました。

最後になりましたが、病院のスタッフの皆様、研究所の皆様、穴水町の皆様に、この場を借りて深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
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疋島和樹研修医(石川県立中央病院) 研修期間:2015.11.1~2015.11.30

疋島和樹研修医(石川県立中央病院) 研修期間:2015.11.12015.11.30
 石川県立中央病院研修医の疋島和樹です。
 この度、地域医療研修の一環として1ヵ月間、穴水総合病院にて研修させて頂きました。

私は、出身が羽咋市ということもあり、穴水町が現在直面している高齢化・過疎化問題について他人事のような感じはしませんでした。
でも一番印象に残っているのは、夜間の救急外来で、80代女性の患者さんが、付き添いの男性と来院した時のことです。私はもちろん家族の方と一緒に来たのだと思い込み、息子さんかお孫さんだと思って会話をしていました。しかし、話をよく聞くと実は近所に住んでいる男性だったのです。その男性はごく当たり前のように「調子悪いと近所から電話かかって来たから病院まで連れてきた」と言い、診察と点滴が終わるまでの2時間近くを待合室で待っていました。

高齢・過疎化が進み、高齢者を介護する人がいなかったり、いたとしても相手も高齢者であったりと、地域医療は深刻な問題を抱えているとは思います。しかし、この男性のように夜中にでも駆けつけてくれ方がいることに、とても心強い気持ちになり大変感銘を受けました。近所同士で支えあい、家族同然に接してくれる方が地域にいることが、今後、避けられない高齢化社会に立ち向かう一つの希望ではないかと感じました。

最後になりましたが、ご指導下さった先生方、穴水病院、研究所のみなさん、そして、穴水町の地域住民の皆様、誠にありがとうございました。1ヵ月間、穴水町で研修したことを県立中央病院でも将来的には羽咋市・のと里山の医療に活かせるように今後も精進していきたいと思います。

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松村称研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2015.10.1~2015.10.31

松村 称研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2015.10.12015.10.31

 

今回地域医療研修として公立穴水総合病院で1ヵ月間勉強させて頂きました。

当初地域医療の実態がどんなものか想像がつきませんでしたが、実際に地域で研修してみて、高齢化率の高さ、老々介護の問題、検査項目が限られていること等、医療を行うための環境の違いの大きさを実感しました。

公立穴水総合病院の研修は、実践だけでなく、講義を含む様々な研修項目が含まれており、老健施設研修での主治医意見書作成等、地域ならではの体験が非常に勉強になりました。

また、能登はとても自然豊かな地域であり、舳倉島研修、兜診療所研修では特に自然と共に暮らす人々に触れることで良い体験ができたと思います。

ご指導いただいた先生方ならびにお世話になった能登北部医療研究所の皆様に厚く御礼申し上げます。

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高橋知子研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:2015.10.1~2015.10.31

 

高橋知子研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:2015.10.12015.10.31

金沢大学附属病院研修医2年目の高橋知子です。10月に地域医療を学びに穴水総合病院に研修しに来ました。

大学病院での研修では患者さんが退院された後はお会いする事はほとんどないため、退院後どのような生活をされているのかあまり知りませんでした。今回こちらの病院での研修では、訪問診療、訪問看護、訪問リハビリなどで自宅療養されている方々やあゆみの里に入所中の方々を診させて頂き、自分たちの治療のその先を実際に目にしました。穴水町は65歳以上の高齢者が全体の約40%を占める高齢化社会で、どの訪問先でも老々介護、孤立化などの問題を抱えており、治療コンプライアンスを向上のためには介護職種の方々の手助けが必要不可欠であり、医療とはチーム医療であり、医師の診療は様々な職種の方々に支えられて成り立っているのだと改めて実感しました。

指導医である中橋先生から「穴水町は40年後の日本の縮図である」と説明を受けました。今後ますます進む高齢化社会に合わせて医療現場も変化していかなくてはならなく、こちらでの研修を活かせるよう精進していきたいと思います。

最後になりましたが、中橋先生、能登研究所の職員の皆さんを筆頭に貴重な時間を割いて研修に協力して下さった穴水病院の職員の皆さん、大変貴重な経験を積ませて下さり誠にありがとうございました。


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久保田佳子研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2015.09.1 ~ 9.30

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 金沢医科大学病院研修医2年目の久保田佳子です。

 この度、地域医療研修として9月に穴水総合病院にて研修させて頂きました。入院患者さんを診させて頂くと同時に、兜診療所や小児科の医院での研修、訪問看護・訪問リハビリの現場に同行させて頂いたり、介護老人医療施設など数えきれないくらい様々な体験をしました。また1ヶ月を通して地域医療について中橋先生よりレクチャーをして頂きました。

 『2030年の日本の姿がこの穴水にある!!君たちは未来に来たんだよ!』中橋先生のこの言葉は大変衝撃的でした。大学病院でしか研修をしたことのなかった私にとって、毎日のカリキュラムを通し、社会における総合病院の役割、若い人が減少し介護を担う人口が減少している地域における高齢化社会の問題点、在宅医療の重要性と施設・診療所・訪問看護・訪問リハビリ・総合病院がどのように患者さんと御家族をサポートしていけるかなど患者さんの生活と医療との関係を深く考えるきっかけとなった1ヵ月間でした。

 今回の研修を糧にもっと『深く診る』ことのできる医師を目指して今後も切磋琢磨していきたいと思います。

 最後になりましたが、中橋先生を初め病院・診療所の先生、職員の方々、研修させて頂いた地域の皆様には貴重な研修をさせて頂き、誠にありがとうございました。この場をお借りしまして深く御礼申し上げます。

 

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中舎洋輔研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2015.09.1 ~ 9.30

20150930nakaya02.jpg中舎洋輔研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2015.09.1 9.30

穴水総合病院での1ヶ月間の研修では、私が普段勤務している大阪の研修病院では知ることのできない、様々な現場を経験することができました。人口約9000人の穴水町では高齢化が進み、65歳以上の高齢者は全体の約40%を占めています。人口比率としては2050年の日本とおおむね一致していることから、穴水町は40年後の日本の縮図であると、指導医である中橋先生から最初に説明を受けました。実際に訪問診療や訪問看護で患者さんのご自宅に伺うと、高齢の老夫婦が互いに健康に不安を抱えながら介護を行う、いわゆる老々介護を行っている家庭がほとんどでした。穴水病院の医師・看護師をはじめとする職員の方々は、そのような厳しい状況下の患者さん11人に対し、家族のような親身な姿勢で日々の診療に臨んでおられました。孤立化しやすい家庭での介護において、地域コミュニティーの重要性を感じた場面でした。

大阪の研修病院では、急性期病院の役割を果たすべく、受診される患者さんに対しては迅速に検査・診断を行い、現在の医療で最も妥当とされる標準的治療を遅滞なく提供し続けることが求められています。しかし、穴水町のような高齢者が多い地域医療の現場では、侵襲的で積極的な治療を行うことが難しい患者さんも多くおられることから、医師に求められる役割は必ずしも同じではないことに気づかされました。患者さんとその家族が本当に必要としている医療は何か、変化していく状況に合わせて柔軟に考えることの大切さを学びました。

穴水町が位置する石川県能登半島は北陸新幹線の開通、NHK朝ドラ「まれ」の放送、郷土力士・遠藤関の活躍などで非常に活気づいていました。豊かな自然と親切な地元の人達に囲まれて、本当に有意義な研修生活を送ることが出来たと思います。貴重な時間を割いて研修に協力して下さった穴水病院の職員の皆さん、本当にありがとうございました。


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今泉絢貴研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2015.08.1 ~ 8.31

今泉絢貴研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2015.08.1 8.31

大阪市立総合医療センター研修医2年目の今泉絢貴です。1ヵ月間穴水総合病院を始めとした様々な施設で実習させて頂きました。20150831imaizumijunki02.jpg

語りつくせないほど多くのことを見て、聴いて、体験しました。私の地元は徳島県であり大阪と比較すると都会とは言えないような地域です。将来は地元で医療に関わりたいと考えており、ここ穴水総合病院で学んだ地域医療は貴重な経験です。

穴水町で暮らす方々のあたたかい笑顔に触れたことはとても印象的でした。今後もいろいろな人の笑顔に触れることで、自分の中の地域医療についての考えをより良く磨き上げていきたいと思います。「あたたかい笑顔」がある診療を目指してこれからも切磋琢磨していきます。

最後になりましたがご協力いただいた関係者のみなさまにこの場を借りて御礼を申し上げます。
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酒井寛貴研修医(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2015.07.1 ~ 7.31

●酒井寛貴研修医(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2015.07.1 7.31

 

 

sakaihiroki20150731.jpg日本は保険制度が確立しており、国民全体が平等に医療を受けられます。しかしながら、今新たな問題を抱えています。それは、医療の高度化と高齢化による医療費増大によって、財源が追いつかなくなっていることです。そのために国は医療費削減、町・村主体の福祉への移行を進めています。具体的には訪問診療・訪問介護・訪問リハビリや地域包括ケアシステムを確立し、地域・家庭に眠っている人材を活用し、多くの患者さんを在宅で診るように求めています。

能登北部地域医療研究所の研修では、中橋教授を中心として在宅医療確立への取り組みを間近に見ることができました。「能登北部の高齢化率は2025年の日本の高齢化率。つまり能登は10年後の未来の日本」と先生にお話いただいたことが非常に印象に残っています。いろいろな職種の方々が連携をとり、在宅での患者さんの状態を総合的に見ることができる未来に求められているシステムが穴水病院にはありました。

そんな中で非常に重要と感じたのは地域の人と人の絆です。訪問診療を同行させていただいた中で、近隣の人々がその訪問先の方の様子を毎日確認し教えてくださる場面に遭遇しました。より詳しい状況を把握でき、迅速な対応をとることができるので非常に大切であると身にしみました。現在、都市部では、核家族化が進み、隣の家の人の顔も知らないといった状況です。将来都市部での在宅医療を進めていく中で地域の絆がないことが最大の問題点となるのではないかと考えさせられました。

最後になりましたが、今回の研修に際しまして、ご指導いただいた医療スタッフの皆様には貴重な体験をさせていただき、大変感謝しております。本当にありがとうございました。

 

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村上彰悟研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2015.07.1 ~ 7.31

村上彰悟研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2015.07.1 7.31

murakami syougo.JPG大阪市立総合医療センター2年次研修医の村上彰悟と申します。

地域医療研修として1ヶ月間、穴水総合病院にて地域医療を経験させていただきました。

現在の日本において高齢化社会が問題となっていますが、穴水の地域は超高齢化社会であると感じました。高齢者が増える一方、医療費削減がうたわれる今、病院だけでの医療ではなく在宅医療という観点が今後重要になると思います。今回穴水で患者さんの家に訪問診療に伺いましたが、老々介護のお宅がほとんどでした。近い将来、このようなケースが日本で増加するだろうと考えらえます。「穴水は10年後の日本である。」という先生のお言葉がとても印象に残っています。だからこそ、これから都市部でも迎えるであろう超高齢化社会に対して、穴水で経験したことを実践していくことが重要であると実感しました。

穴水総合病院並びに地域住民の皆様に、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。

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遠武 孝章研修医(浅野川総合病院) 研修期間:2015.6.1~6.30

遠武 孝章研修医(浅野川総合病院) 研修期間:2015.6.16.30

 

この度一ヶ月間の地域研修に穴水総合病院を選択させて頂きました。なぜ私がこの病院を選んだかと言うと、BSLの地域実習でも大変お世話になり、医師となった今、もう一度違う視点で地域医療を経験させていただきたいと思ったからです。

実際に地域研修が始まるとまずは穴水の現状を教えて頂きました。穴水は大変高齢化が進んでおり、40年後の日本の縮図であるとのことでした。確かに患者さんだけでなく、出会う人ほとんどが高齢者の方々で、当直の際に朝6時に外来受付に集って仲良くお話されているのがとても印象に残っています。私たちを指導して下さった中橋 毅先生は次のような事をおっしゃっていました。「地域の人達が健康でいるためにはその地域全体が幸せでなければならない。我々医療従事者がその手助けをしていくのだよ」と。研修生活も2年目となり、少し箍が外れていた私はその言葉に大変感銘を受け、身が引き締まる思いでした。

また、学生のころと違い、病棟で受け持ちの患者さんをもたせていただきました。病院の電子カルテやシステムにはなかなか慣れるのが難しかったですが、周囲の方々のお力添えの御陰で患者さんの治療に専念させていただくことが出来ました。

地域の患者さんに接触出来る機会は診療所研修や訪問診療、訪問看護、訪問リハビリテーション等でたくさんもたせていただきました。共通して言えることは、医療従事者と患者さんが大変良好な関係を保てているということです。患者さんたちは私たち研修医や学生に対してもとても打ち解けたように話しかけて下さるのがとても新鮮でありました。

近年、病床数の削減が著しいこの日本でこういった訪問診療は患者さんにとっての頼みの綱になっていくのであろうと思いました。

最後に二度に渡って受け入れて下さり、手厚い指導をして下さった先生方、スタッフの方々にご厚情賜りまして心から感謝致します。ありがとうございました。

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葛西 傑研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2015.6.1~6.30

葛西 傑研修医(金沢医科大学病院) 研修期間:2015.6.16.30

 

私は、この1か月間穴水総合病院で数多くのことを学びました。

初日から始まった訪問診療を始め、訪問リハビリテーションや訪問看護等穴水地区に居住されている皆様の元へ訪問させていただき、地域医療について学ばせていただきました。訪問以外でも無医地区へ診察に赴くへき地診療や離島で医師が1人だけで診察している舳倉島診療所へ船に乗って見学するなど、普段大学病院では経験できないような数々の地域医療における診療体制を学ばせていただきました。能登地区の小児科を背負って診療されている丸岡先生のクリニックで研修させていただいたことも貴重な体験となりました。病院内でも高齢外来や心エコー、小児耳鼻科外来などを研修させていただいたり、病棟で患者さんを持たせていただいたり、救急外来を担当させていただいたりと大変多くの経験を積ませていただきました。先生方、スタッフの方々、穴水町の皆様のご協力により1か月間充実した研修を送ることが出来ました。本当にありがとうございました。
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吉田好機君(富山大学医学部部6年生) 研修期間:2015.06.15 ~ 6. 26

吉田好機君(富山大学医学部6年生)

 

穴水総合病院での2週間は、私にとって未知で新鮮な出来事の連続であるとともに、医師として、予想される日本の困難な将来にいかに向き合うかを考えさせるものでした。

2週間の実習で最も多いイベントは訪問診療でした。医師の診療のほかに、訪問看護、訪問リハビリもあり、患者さんの自宅での医療が進められています。中でもリハビリテーションは、実際に患者さんが暮らす家のトイレや風呂などの機能から、患者さんが出来ないこと、困っていることを見つけ出し、患者さんに対して適切で具体的な目標を設定しやすいという利点を明確に感じ、訪問での相性が良いのではないかと思いました。

一方で、新たに訪問診療を開始しようとする患者さんについてのカンファレンスでは、家族が仕事のために家にいる時間が短い上に不規則で、酸素やCVカテーテルの抜去が問題点になるなど、在宅医療の難しさも感じました。

そもそも在宅での医療は、病院に比べてどうしても緊急時の対応などで見劣りしてしまいます。そのため自宅で暮らし、看取られたいという患者さんには良い一方で、少しでも長く生きたい、生きてほしいという願いには向いていないかもしれません。また、在宅医療には国の医療費削減の政策としての側面や、病床数の不足という事情もあります。そのため、これからは在宅医療が、マクロとミクロ双方の単位で複雑で困難な実情を抱えながらも、重要な位置を占めることは間違いないと思います。

また、能登北部は人口の割に広範な地域であり、医師に乏しい地区も多く存在します。兜地区や舳倉島での実習ではその実情を肌で感じることができました。兜診療所の杉盛先生はもともとは耳鼻科を専門とした70代の医師であり、また舳倉島診療所は代々自治医科大学出身の3年目の医師が一人で運営されています。

こうした事実や、実際の診療を体験した上で、地域医療は情熱を持って取り組もうとすれば、どのような医師にもその扉は開かれているのだと感じました。

所長の中橋先生はたびたび地域医療や高齢医学について講義や議論の機会をくださいます。その中で印象に残っている言葉は、「穴水町は高齢者人口が約40%に達しているが、これは約40年後の日本全体の推計値と同じくらいである。穴水に来れば40年後の未来に行ける」というものです。高齢化は日本全体の課題であることは周知のことですが、将来の日本全体で起こりうることを自分の目で見て感じることは大切なことだと思います。また、穴水で実践されている、またはこれから実践される医療の在り方は、これからの日本全体に対するモデルケースになるかもしれません。そういった意味で、この2週間の実習は私が今後どのような医師を目指すとしても、それを支える柱になることと思います。

実習を支えて下さった医師、看護師、介護士、作業療法士、職員の方々や、私の慣れない診察に快く応じて下さった患者さん方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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岡田尚樹君(東海大学医学部6年生)研修期間:2015.06.8 ~ 6. 19

岡田尚樹君(東海大学医学部6年生)

 「地域医療とは何か」を考える機会が少なかった私は、医学生として最後の学年である今年がラストチャンスと考え、6年次の選択臨床実習として当プログラムに応募させて頂きました。

大学病院で行われるクリニカルクラークシップでは、医療機器が十分に揃った環境下で最先端医療が提供されている場で勉強してきました。今回の2週間は、地域医療を学ぶために構成されたカリキュラムの基に、そもそも医師が社会の中で果たすべき役割とは何なのかというところまで、掘り下げて考えさせられました。

 私の中で印象に残った場面は2つあります。

 1つ目の兜町診療所では、街の日常の中に診療所が存在していることを感じました。医師は患者様に寄り添い、病気以外にその患者様の生活的背景まで気にかけていました。また、診療所の待合室では患者様同士が会話を楽しんでいる様子も伺え、過疎化がすすみ住人同士のコミュニケーションが希薄化している中で、診療所がそれを繋ぎ止めているようにも見えました。ここを見学したことにより、中橋先生に問いかけられた総合医と総合診療医の違いの答えを自分なりに見つけられたような気がしました。

 2つ目は舳倉診療所で、輪島から50kmの所にある舳倉島にある唯一の医療機関でした。

ここで印象に残ったのは、一人の若き医師が島民の生活をまもるために診療にあたっているという事でした。それだけでなく、医師が緊急時の避難経路を考えるのに加わったりと、医療を超えて地域づくりにも参加しているということにも驚き、医師が、社会で果たすべき役割というものの大きさを再認識しました。

 他にも中橋先生の講義や、訪問診療・看護・リハに同行させて頂き、高齢者が高齢者を介護し支えていくなど高齢化の現状を自分の目で見た事により、多くの事を感じ考え学ばさせて頂きました。それぞれの職種の方が、少しでも介護者の負担を減らすために手を尽くしている姿を目の当たりにし、病院外で行われるチーム医療に在宅医療の役割や今後の可能性を理解できました。

穴水は高齢化が進んでおり、日本の未来(40年後)の縮図というお話を伺いました。私自身も何れは高齢者になり、若い世代に負担を少なからずかけてしまう存在になります。そのときに医療者側の人間として、どのように振舞い社会に貢献し、少しでも若い世代の負担を軽減するか。現時点では、漠然とした考えしかありません。この2週間でそこまで深く考察できるようになったのはこの実習の成果ですし、この経験を医師になってからの自分の糧にしていきます。

最後に、ここで感じたのは高齢化などの悲観的な事実だけではなく、人の温もりや自分の理想とする良好な医師-患者関係でした。そのような環境下で熱心に地域医療に従事している医師がいることを、忘れずに医の道を進んでいきたいです。

 能登北部地域医療研究所の皆様やこの2週間で私の成長に力を貸していただいたすべての皆様に心より感謝申し上げます。

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頴川博芸君(東海大学医学部6年生)研修期間:2015.06.8 ~ 6. 19

頴川博芸君(東海大学医学部6年生)

 人口減少が続く日本にあって、とりわけ速く過疎化と少子高齢化が進行している能登北部。街から少し車を走らせると荒れ果てた耕作放棄地、夥しい空き家が目に入ります。この風景を前に、将来の日本に希望を抱く人はどれほどいるでしょうか。「ここは40年後の日本」...

 ただ、2週間をこちらで過ごし視点を人々に移してみると悲観的なことばかりでないことに気付きます。ここに生きている皆様は会う方どなたも明るく、見てきた風景とは逆の印象を受けます。そして元気なご高齢の方は皆それぞれ豊かな知識や経験、技術を持っています。これらを活かして積極的に外部との接点を持つ機会を増やすことが、少しでも良い超高齢社会を迎える手がかりになるのではないかと思いました。

 また皆の生活を陰ながらもしっかりと支えているのが社会インフラとしての病院だということもよくわかりました。あるときは避難所として、またあるときは街の集会所としての側面を持ちつつ、生活の一部に溶け込んでいる様を感じました。

 中橋先生を始め、公立穴水総合病院の皆様が能登に生きる皆様の生活を支えている様がよく見て取れた2週間でした。最後になってしまいましたが、病院や訪問介護ステーション、あゆみの里、そして研究所の皆様、本当にお世話になりました。研修医の先生方や富山大学の学生さんとも飲んでばかりでしたがとても濃い2週間でした。ありがとうございました。

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佐々木るり香さん(東海大学医学部6年生) 研修期間:2015.05.25 ~ 6. 6

20150605rurika.jpg佐々木るり香さん(東海大学医学部6年生) 研修期間:2015.05.25 6. 6

東海大学医学部6年佐々木るり香と申します。この度、地域医療実習で能登北部地域医療研究所に2週間お世話になりました。初めて訪れた穴水、または能登地方は山も海も近く景観が素晴らしくご飯の美味しい素敵な場所でした。

実習では、離島や兜地区、そして無医地区での診療の見学、そして訪問診療、訪問看護、訪問リハビリへ同行させて頂きました。地域医療を肌で感じることで、この地域の医療がどのように地域の住民の生活に関わっているのかを肌で感じることができました。

地域に来て強く感じたのは、それぞれの診療所のあり方は様々ですが、医療者と患者の距離が近いこと、そして医療が医療だけの場ではなくそれ以上のものを提供しているように思えたということです。これについては、中橋先生の開く地域討論会で同じ時期にいらっしゃった研修医の先生と富山大学の学生とで意見を交わす機会があり地域での医療の存在意義について考えることができました。

全体を通し、地域医療に触れるだけなくこれからの自分が医療に関わる上で大事なもの得る事ができました。研究所の濱中さん、橋本さん、濱崎さん、そして地域に方々に本当に感謝申し上げます。
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榊原夢太郎君(東海大学医学部6年生) 研修期間:2015.05.25 ~ 6. 6

榊原夢太郎君(東海大学医学部6年生) 研修期間:2015.05.25 6. 6

20150605yumetaro.jpg私は、地域医療に興味があり、能登北部地域医療研究所にて2週間、実習をさせていただきました。私が想像していた地域医療よりもはるかに多くの事を、能登北部地域医療研究所では行われており、とても有意義な実習を送る事が出来ました。

今回の実習で医療の原点を見た気がします。大学病院にいると、医療行為ばかりに意識がいき、患者さんの生活環境や、思いを軽視しがちになりがちだと思います。兜地区や舳倉島診療所にご一緒させていただき思ったのは、医師と地域の人々との関係がとても暖かく、医師としての役割の重要性を感じました。

中橋先生のレクチャーは、食事の席であったり、様々な場所で行って下さり、とても勉強になりました。印象に残っている話しに、病院が街づくりに大きく関係しているというものでした。この話しを聞いて医者とは、ただ単に患者さんを治す存在ではないのだと気づかされました。また、地域研修にいらっしゃっていた研修医の先生方や富山大学の6年生とのルームシェアで自分の理想とする医師像であったりと、色々な話しをすることが出来、これから医師を目指すものとして、大変貴重な経験となりました。さらに病院実習以外の時間でも、研究所・病院の皆様に穴水を案内していただき、とても美味しいご飯をご馳走になりました。たった2週間しか穴水で生活していないのに驚くほど穴水という町になじむことが出来ました。これも、中橋先生をはじめ、研究所の濱中さん、橋本さん、濱崎さんや地域の方々おかげです。地域医療とは、そこでの生活、住んでいる方々を、好きになる事が一番大切な事なのだと思いました。

今回、穴水での経験を経てもう一度、私が目指す医師像というものを考え直し、より良い医師になれる様、努力していこうと思います。

お忙しい中にも関わらず、丁寧に指導して下さった穴水総合病院の先生,職員の方々、舳倉、兜両診療所の方々、本当にありがとうございました。
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喬 博軒君(富山大学医学部6年生) 研修期間:2015.05.18 ~ 5.29

●喬 博軒君(富山大学医学部6年生) 研修期間:2015.05.18 5.29

20150529_kyohiroki2.jpgこの度は選択臨床実習の総合診療部における地域実習の一環として、能登北部地域医療研究所に2週間お世話になりました。私が想像していた通常の地域実習の枠を越えて、能登北部地域医療研究所だからこそできる実に幅の広い実習を経験させていただくことができました。

実習の内容については過去の実習生の体験とほぼ同様の日程を組んでいただけましたので、私の個人的な思いを述べたいと思います。

私にとってこの2週間という期間は、改めて医師としての自分の姿を想像する重要な時間となりました。病院の内外、特に兜地区や舳倉島診療所といった「地域」と呼ばれる環境で、シンプルな医師と地域の人々との関係、そして医師の使命を色濃く鮮明に感じ、同時に考えさせられることになったのです。その過程では中橋先生をはじめ、研究所の濱中さん、橋本さん、濱崎さんや地域の方々に大変お世話になり、単なる地域実習にとどまらない忘れられない思い出が沢山できました。この一連の体験すべてがこの穴水での「地域実習」を物語っていると感じます。

中橋先生はレクチャーや食事の席で、様々な環境での経験をもとに貴重なお話をしてくださいました。歴史、社会、文化、倫理、法律的な視点の中で医師という職業の本質を考えさせられるようなとても興味深いものでした。また、全国から地域研修にいらっしゃっていた研修医の先生方や東海大学の6年生との予期せぬ出会い・交流は研修医としての自分を想像するのに大変貴重な経験でした。特に私は研修医2年目の先生方と宿舎を共有したり一緒に行動させていただいたりする機会が多く、公私ともに様々なことを学びました。幸運なことに私は研修医、ひいては医師のロールモデルとも呼べる先生に出会うことができました。さらに病院実習以外の時間でも、研究所・病院の皆様や丸岡先生には穴水の良いところ・(驚く程)美味しいもの・石川の歴史を教えていただき、体験させていただきました。穴水のことが大好きになりました。

このように、この穴水での貴重な経験を通して医師として知識や技術の修得の先に目指すべき医師像を考えるきっかけとなりました。これからいかなる場所、環境にいようともそこがわたしにとっての「地域」であると自覚し、今回学んだ「地域医療」を実践してまいります。そして、このようなかけがいのない体験をさせていただける根本にある皆様の「思い」をぜひ自分の周囲の人々に伝えていきたいと思います。

重ねて、日々の業務で多忙な中、丁寧に指導して下さった穴水総合病院の先生,職員の方々、舳倉、兜両診療所の方々、お世話になったすべての皆様に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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中嶋智香研修医(金沢医科大学 氷見市民病院) 研修期間:2015.5.1~5.29

●中嶋智香研修医(金沢医科大学 氷見市民病院) 研修期間:2015.5.15.29

 今回地域医療の研修として石川県の公立穴水病院で一カ月過ごした。

患者の自宅にまで行って診察したりリハビリしたりするということは初めて経験することで、患者の実際の生活環境を知ることができた一番印象深い研修だった。患者がどんな環境で生活していて、家族とどんな関係を築いているかで医療に対する姿勢や考え方が違うこともわかった。病院で患者に接しているだけではわからない患者のバックグラウンドを知ることがこんなにも医療を行う上で大切だとは思わなかった。

それを肌で感じることができたことはとても大きな経験だった。
今回私は妊娠56カ月の体で一歳の子供の面倒をみながら、車で往復三時間の道のりを通って研修を行った。出産育児のため一年半ぶりの仕事復帰で不安なことも多かったが、無事研修を終えることができたのは共に研修をした研修医の先生はじめ、能登北部地域医療研究所のみなさんのおかげだと思っている。いつも体調を気にして下さり、無理をすることなく研修をできる環境を提供してくださったことに心から感謝している。
私はこの地域医療をもって初期研修を終了し、また出産に向けて新たな道へと進むが、今回学んだことを忘れずにまた仕事復帰した際はこの経験を生かしていきたいと思う。
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黒田 諒研修医(公立能登総合病院) 研修期間:2015.5.1~5.29

●黒田 諒研修医(公立能登総合病院) 研修期間:2015.5.15.29

公立能登総合病院の臨床研修医2年目の黒田諒と申します。20155月の1ヵ月間、公立穴水総合病院 能登北部地域医療研究所にて地域医療研修をさせていただき、その土地に暮らす方々の生活や文化、つながりということを感じることや、地域医療の実践を感じることができました。この研修は「地域医療とは何か」という問いかけからスタートしました。訪問診療や訪問看護、訪問リハビリテーションを通して、患者さんが実際にお住まいになっているお宅や、その周辺環境、そして家族の方々と直接に接することで、地域の方々の生活を垣間見ることができ、一人一人の患者さんにはさまざまな背景があるということを実感することができました。また、まるおかクリニックや兜診療所の実習では、限られた医療資源の中でどのように診療を行っているか、かかりつけ医として地域とかかわる姿や、病院と診療所がどのような形で連携をとっているのかを知ることができました。さらに、離島実習で行った舳倉島診療所は、看護師さんやスタッフがいない、医師がたった一人という診療所でした。自分は、実際に見るまでは、医師一人だけでできることはほとんどないのではないかと思っていました。しかし決してそのようなことはなく、診察やX線検査、血液検査、エコー、点滴、薬の処方、健康診断の実施や、緊急時にはヘリにて救急搬送もできるとわかり、島の人の健康を守るという医師という職業の本質を感じることができました。 患者さんは一人一人異なる背景を持っており、育ってきた環境や生活スタイル、社会とのつながり方も違っています。地域医療とは、それぞれの価値観を尊重したうえで、目の前にいるその人に合った医療を考えて提供していくこと、そして、またその人々の集合体である地域、社会ということに対しても、同じように価値観を尊重していくことが大切であると考えました。今後、医師として、患者さんだけでなく、地域、社会に対してどのように関わり、そして役に立っていくか、職責を果たしていくかということにも意識をしていきたいと思います。最後になりましたが、中橋先生をはじめ、病院のスタッフの皆様、一緒にローテートできた研修医と学生の皆様、そして穴水町の皆様、大変貴重な1ヶ月間となりました。本当にありがとうございました。
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松田健佑研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2015.5.1~5.29

●松田健佑研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2015.5.15.29

20150530_matsuda02.jpg東京大学医学部附属病院2年次研修医の松田健佑と申します。地域医療研修で1ヶ月間、穴水総合病院でお世話になりました。美しい自然に囲まれ、素晴らしい環境で実習出来たことは、私にとって得難い経験になりました。そして同時に高齢化がすすみ、美しい風景や産業の維持が困難になってしまっている様子も実感しました。穴水では、医療者と地元の方々が強く結びついており、地域に密着した医療というものを学びました。日本は世界でも類を見ない超高齢社会へと突入しており、こういった地域医療の実践は、地方のみならず都市部においても非常に重要になっていくと思われます。普段、都会で病院に来られる患者さんを診察し、パソコンの前で業務をする私たちにとって、穴水町での研修は医療というものを考え直すきっかけを与えてくださいました。医師の一生は勉強です。自らを厳しく律し、たゆまぬ努力を積み重ねてこそ、患者さんからの信頼を得られると信じています。穴水総合病院の先生方の姿を見て心よりそう実感いたしました。穴水総合病院、地域の住民の皆様にこの場をお借りして、心より御礼申し上げます。

 
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金沢医科大学医学部1年生  G2 早期医療福祉体験実習を行う! 2015.5.14~5.15

早期福祉体験実習を振り返って

(G: 2015.5.145.15)  MB5-0935 最上由基、IMB5-0648中谷慧子、MB5-0868 丸山香李、MB5-1032 和田俊成

 

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MB5-0935 最上由基

20150514_mogami.jpg今回の実習に臨むにあたって私の目標は、地域医療の現場を肌身で感じ、高齢の患者さんとどのようにコミュニケーションをとるかを学ぶことでした。

私は今回の実習でいろんなことを得ました。

一つ目は実習一日目に行った在宅医療についてです。その人の病気だけでなく、「今までどのような暮らしを送ってきたか」まで見聞きして、患者さんが今どういう状態にあるのかを直に感じとることです。また、一緒に住んでいる御家族にはなしを聞くことで、その人の最近の体調から生活まで知ることができるということ学びました。

二つ目には実習二日目に行った舳倉島での離島医療についてです。舳倉島では実際に島に勤務している先生に話を聞くことで、どんな患者さんが来て、島民とはどのように接しているのか、そして自分の手に負えない状況に陥ったときの対処法など知ることができました。また舳倉島の島民の方々に先生が講習会を開いたり、年に一度の健康診断があること聞き、離島医療で実際にどのようなことが行われているかと、その行いに対する効果をしることができました。

今回の早期臨床体験実習で初めて在宅医療の見学、介護老人保健施設での活動や過疎の進む医療を目の当たりにしました。これらの経験に加え、介護老人保健施設で入浴介護を行い、施設の方々に話を聞くことで介護老人保健施設の実情を知りました。入浴介護では、言っている言葉を理解できない入居者の体を拭き、服を着せることの大変さを肌身で感じました。また、嫌がる入居者に無理やりにでも食事を食べさせることのたいへんさそれ以上のものでした。

これらのことを、経験したことにより、当初の目標であった地域医療の現場をしることができ、老人保健施設の入居者とコミュニケーションを取る方法をしることができました。舳倉島や介護老人保健施設での体験などすごく自分にとっていい経験になりました、ありがとうございました。

 

IMB5-0648 中谷慧子

私は今回の実習で医療福祉の現場の厳しさを実感しました。たかが二日間、されど二日間で、実習が終わった時には大きな疲労感がありました。一日目で体験させていただいた入浴介助は、私たちならば簡単にできる服の着脱にも時間がかかり、20150514_nakatani.jpg引っかかってしまうと不快そうにされる方もいらっしゃいました。服のずれや着心地など、本人にしかわからない部分を手伝わせていただくことの難しさを感じました。髪や手足を乾かさせていただいた際、「ありがとう」と泣いて下さった方がいらっしゃったり、気持ちよさそうにして下さっているのを見るとやりがいを感じました。その後、中橋先生にしていただいた講義では、過疎がすすむ地域での医療の現状などを話してくださいました。診療を見学させていただいて感じたことでもありますが、お話を通して、さらに中橋先生の患者さんを思う気持ちがとても伝わってきました。

二日目の離島研修では、離島医療だからこそ充実しているところ、また、やはり離島医療だからこそ不便なところの両方を知れたと思います。看護師、薬剤師不在という状況で、医師一人で行うからこそ大病院にはない責任感もうまれるのだと思います。松田先生も、「スキルアップしたいなら、絶対田舎でしたほうがいいよ」と言っていらっしゃいました。反対に不便なところとしては船酔いです。黒田先生も酔っていらっしゃいましたが、私自身も船に弱いので大変だと感じました。又、気候によっては船が出ないことも不便だと思いました。

二日間、充実したスケジュールで多くの体験をさせていただきありがとうございました。

 

MB5-0868 丸山香李

20150514_maruyama.jpg今回、医療福祉体験学習の一環で、公立穴水総合病院で実習をさせて頂きました。

介護老人保健施設「あゆみの里」では、入浴介助や食事介助をスタッフの方々に教わりながら体験しました。私が感動したのはスタッフの方々が入居者一人ひとりの体の可動領域を把握しているということです。私が入居者の方の着替えを手伝うとき、「○○さんは腕がよく動くから、上着を着るのは自分でやらせてあげてね。足の左は上がりにくいみたいだから、ズボンをはくときにそこだけ手伝ってあげてね。」というアドバイスを頂きました。ほかにも、できるだけ入居者の方ができることはそのひと自身にやってもらうという残存能力を生かす工夫がなされていました。私が将来医師になったとき、入居者の方の入浴や食事の介助をすることはほとんどないかもしれません。けれど、医療というひとつの輪の中で、医師以外のスタッフがどのようなことをしているのかを体験するのはとても大切なことだと思いました。今後もこのような体験学習の機会があればどんどん参加したいです。

また、訪問医療の診察や夜の救急外来の診察も見学させていただきました。私はまだ一年生なのでわからないことが多くありましたが、そのようなところは担当の中橋先生や研修医の先生方が丁寧に説明してくださいました。患者さんとの摂し方や問診のやり方など、教科書に載っていないことも勉強できたので、今後この経験を生かしていきたいと思います。

実習二日目には舳倉島の診療所の見学に行きました。所長の竹田先生が診療所を案内してくださりました。私は離島の医療を見たことがなかったので、診察をはじめ、レントゲンや薬の処方など、たくさんのことを医師一人でこなさなければならないということにとても驚きました。

今まで知らなかった介護施設の現場や離島の医療をみることができ、大変有意義な実習になりました。この経験をこれからの地域医療に役立てたいと考えます。

 5月14日、15日という短い間でしたが、多くの先生方に大お世話になりました。このような実習の機会に恵まれたことを嬉しく思います。ありがとうございました。

 

MB5-1032 和田俊成

今回の実習は、たったの2日間だけという短いものでしたが、とても充実した2日間でした。ほんの少しだけでしたが、地域医療に老人介護、へき地医療と、医療の現場を見ることもでき、実習前から目標していた医療従事者や患者、20150514_wada.jpg入居者達との交流も反省点を残しながらも達成でき、たいへん勉強になりました。この経験を生かして、これからも頑張らせていただきたいと思います。このような場を提供して下さった金沢医科大学と穴水総合病院の関係者様方には、感謝の気持ちを申し上げたいと思います。

 

 

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金沢医科大学医学部1年生  G1 早期医療福祉体験実習を行う! 2015.5.12~5.13

早期福祉体験実習を振り返って

(G1: 2015.5.125.13) MB5-0507 高波博、MB5-0296 河辺良、MB5-0090 伊藤さより、MB5-0014 安達美桜

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MB5-0296 河辺 良

20150512_kawaberyou.jpg今回の実習で実際の現場で生きた医療を目の当たりにし高齢者の方々とコミュニケーションが取れたことは僕が医師としての自分を育てる上で重要なステップになったと思います。一日目の診察を見学した際には多くの患者さんが訪れその殆どが体に何らかの異常を感じる高齢者の方でした。診察を行っていた中橋先生は患者さんに淡々としかしとても優しく対応しておられたのが印象的でした。そして患者さんが中橋先生を強く信頼している様子もわかりました。医師と患者さんの間の信頼関係を医学生として始めて意識出来た事は今回の実習の収穫の一つだと思います。一日目は後半に訪問診察を医師と研修医の方に同行して見学する機会もありました。自宅でほぼ寝たきりになった患者さんを診察する場面では患者さんの苦しみが本当に伝わってきて今何も出来ない自分に悔しくなりました。

一日目ではこのような患者さんに出会う機会が多くありました。僕が将来したい医療は高齢者を中心とした医療ではありませんが「難しい状況の中で如何に患者さんに少しでも幸せを感じてもらえるか」という部分が共通している事を強く認識しました。

二日目の前半では介護施設で高齢者の方の寝室のシーツを変えたり食事を食べてもらう手伝いを行いました。殆ど寝たきりの方、食事をうまく取れない方など今まで僕の知る世界とは大きく異なるその様子を見て強烈なショックをうけました。どのようにすれば喜んでもらえるかという事を考えることすら出来ませんでした。特に「幸せ」を感じていないと思われる方とお話をした時はとても悲しくなりました。次に田舎のコンビ二と呼ばれるやぶこし商店に伺いました。ここではDVDで見たように店主の藪越さんが中心となってこの地域の人々の拠り所になっていることがよくわかりました。人とコミュニケーションを取ることがどれだけ幸せに繋がるかを認識する機会になりました。

今回の実習では美しい能登の風土や暮らしぶりを見る機会もありました。中橋先生が「地域医療では医師がその土地に受け入れられねばならない」とおっしゃっていたようにこの土地で根付いたそれらは医療を行う上でも欠かせないものであるという事を実感しました。僕は「良医の定義はその場所と状況によって異なる」と考えていましたがその事を今回の実習で実感しました。そして最も今回の実習で得たことは「如何に幸せを感じてもらうか」ということについてしっかりと考える機会を得た事です。幸せの定義は人によって大きく異なりますが医師は幸せを感じてもらう手伝いをするだけではなく幸せを患者さん本人が自発的に作り出せるようになる医療を僕は行いたいと実習が終わった今思うようになりました。今回実感として得たそれらの事を励みにしてこれからの医学生としての生活を過ごしていこうと思いました。

 

 

MB5-0507 高波 博

2日間と短い期間ではありましたが、私にとってこの2日間はいろいろと考えさせられた時間になりました。一般の人ではなく、医師としての心得を少しだけかじった医学部生として初めて医療の現場に携わりました。公立穴水総合病院では、20150512_takanami.jpg地域医療について学ばせていただきました。

穴水ではかなり高齢化が進んでいて、確かに病院内では子供の姿はあまり見られなくて、高齢者の方を多く見ました。高齢化というものをひしひしと感じさせられました。外来患者の診察の見学をさせていただいたのですが、やはり高齢者の方は耳が聞こえにくい方が多く、診察が大変であることが分かりました。また、レントゲンやCTで調べても体に悪いところが見つからないという、思い込みにより辛く感じていると思われる患者さんにも会いました。調べたところ、高齢者に限られた病気ではないが、心気症という病気があるらしいです。心気症とは、自分が何かの病気にかかっているのではないかという妄想をいだき、医師にかかる病気です。そのような病気があることは聞いたことありましたが、心気症と思われる患者さんと会ったのは初めてでした。私には医学の知識はほぼないのですが、先生曰くどこにも異常は見つからないそうです。心気症は鬱から発生することが多く、また高齢者の方には鬱病を持っている人が多いそうです。医師はそういったことにも気を付けなければいけないことが分かりました。

診察をすることにおいて大切なことを学びました。医師は患者さんの病気を治さなければいけません。そのためには患者さんの症状をすべて知る必要があります。YESNOで答えることができるクローズドクエスチョンではなく、「今日はどうされました。」といったオープンクエスチョンが大切であることが分かりました。地域では方言を使っている人が多く、地域医療従事者はそれを理解していなければいけません。地域医療のスタートは地域を知ることであると感じました。また、普段していること、趣味や家庭菜園などがちゃんとできているかどうかを聞くことが大事であり、そこから会話が広がって、患者さんの話を聞くことができることが分かりました。

地域では、人を救うことに携わっているのは医療従事者だけではありませんでした。今回の実習では「やぶこし商店」というところに行かせていただきました。やぶこし商店では、公共交通機関を使うことができない高齢者の病院への送り迎えなどをサービスで行っていて、地域では医師だけではなく地域の人がお互い協力し合うことが大切であると感じました。

これから6年間、そして生涯、医学を学んでいく上で、この2日間は大きな始まりとなりました。今の自分に何が欠けているのか、何を学んでいくべきであるのかを考えさせられました。短い期間ではありましたが多くの方にお世話になりました。本当にありがとうございました。

 

 

 

MB5-0014 安達美桜

20150512_adachi.jpg今回の実習では2日間という短い間でしたが、外来や訪問診療の見学、施設での福祉介護体験に過疎地区の訪問など、2日間とは思えないほど多くのことを体験させていただくことができました。

まず外来の見学をさせていただいたのですが、先生が診察時の質問の仕方なども工夫してみえて、定期的に診察している患者さんたちに普段暮らしの中でやっていること、食事や睡眠などの生活の様子を聞き、そこから患者さんに感じていた不調を思い出してもらったり悪いところを見つけたりしているというのが印象に残りました。また、高齢の夫婦や親戚どうしといった、いわゆる老老介護のような状態で診察にみえる方や、病院に来るのが大変なため1日にいくつもの科を受診してまわっている方も少なくなく、過疎化、高齢化が進んでいるという地域の実情を感じました。

2日目に病院から少し離れていて診療所のある兜地区で「やぶこし商店」というお店にも行きました。店主さんがとても明るい方で、ちょうどお店に来ていたお客さんも初対面の私たちに温かく接してくださいました。お店ではサービスということで病院に自力で行くのが大変な人たちを送迎してみえ、商品を販売するだけでない、大切な役割も担っているのだなと感じました。しかし、このような夫婦や親戚、やぶこしさんなどに病院まで連れて行ってもらえる人たちばかりではないだろうし、今後社会の高齢化に伴ってそのような問題は日本中のいろいろなところで出てくると思うので、それをサポートするようなシステムが必要になるのではないかと思いました。

また、今回の実習を通して、医師というのは患者さんの病気をみるだけでなく、その背景や患者さん全体を考える仕事なのだということを改めて感じ、今後の6年間を医学生としてだけでなく人間としても成長できるよう過ごしたいと思いました。中橋先生が大学の授業でもお話ししてみえた、患者さんの問題を切り取らない、人々の暮らしを支える地域づくりである地域医療というものを体感できた有意義な2日間でした。

 

 

 

 

 

MB5-0090 伊藤さより

2日間、本当にありがとうございました。先生方や研修医の方、あゆみの里のスタッフの方、入所者の方から様々な話を聞き有意義な時間を過ごすことができました。実習中学んだことの中で3つのことが心に強く残りました。20150512_itou.jpg

1つ目は、地域医療とは患者さんの生活にとても密着しているということ。外来では、患者さんの食事、睡眠、畑仕事や散歩などの日常生活、体重などに関する質問が病気を知る上で重要であると感じました。また高齢者の方はバスで通院している方が多く、1日に複数の科をはしごしているため、そのことを考慮して次回の診察日を決めていたのも印象に残っています。訪問診療では、患者さんの今後の生活をどう継続していくかを考え、患者さんとその家族の意向を大切にしている印象を受けました。また、ケアマネージャーが書いた記録を医師や看護師が確認するなど、それぞれの医療スタッフが協力し、患者さんの自宅での生活を支えていてチーム医療の連携が大きいと感じました。また、兜診療所の近くの能登ワインぶどう畑の見学の際、中橋先生が「ぶどう畑で働いているときに怪我をしたなどの患者さんが来たら状況がわかっていたほうがいい。」とおっしゃっていて、地域の人の生活を知ることが大切だと思いました。

2つ目は、介護の大変さ。病院に付属しているあゆみの里の実習では、シーツ替えや食事の介助をさせていただきました。アルツハイマーと認知症の重度の方を担当させてもらいましたが、会話も上手くできず、飲み込む時間を考え、食べてもらうタイミングをはかるなど、想像していたよりも難しいと感じました。入浴の介助や車いすからベッドへの移動などは力が必要であり大変であると思いました。このように医学生のうちに医師以外の医療スタッフの仕事を経験できたことは、医療スタッフの気持ちが少しでもわかる医師になれるという点で、将来役に立つと思います。

3つ目は感謝について。兜診療所を見学しに行ったとき、自然豊かな道を散歩しました。そのとき出会った人々は中橋先生や橋本先生を見ると「先生いつもありがとうございます。」とおっしゃっていました。先生方が地域の人に信頼されていることを強く感じた場面でした。また、あゆみの里で車いすの移動を手伝った際、「ありがとう」という言葉をかけていただきとても嬉しくなりました。私のモットーは出会ってよかったと思われる人になることですが、患者さんから感謝されるために自分ができることを考えていくのは大切なことであると思いました。

実習後は早く医学を勉強し、知識と技術を習得したいと強く思いました。また中橋先生もおっしゃっていましたが、良き医師になれるよう精神力と体力も身に着けていきたいです。また、高齢化問題や地域医療について、総合医になって10年目に自分は何がしたいのか、女医としての生き方なども今後考えていかなければいけない課題であると感じました。このような初心を忘れずに大学生活を送っていきたいです。今後、穴水で行われる地域医療を学ぶイベントには、是非参加していきたいと思います。

 

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齊藤隆晴君(富山大学医学部6年生) 研修期間:2015.04.20 ~ 5.1

穴水総合病院での実習を終えて

齊藤隆晴(富山大学医学部6年生) 研修期間:2015.04.20 5.1

 今回は富山大学附属病院 総合診療科における実習の一環として、2015420日から51日までの2週間、公立穴水総合病院 能登北部地域医療研究所にて学外実習をさせて頂きました。

僕は将来の進路として精神科を志望しており、富山で地域医療に携わるつもりである事から、この実習を通して認知症などを含む超高齢化社会における医療の在り方を実際の現場で体験することは、今後のために大きな糧になると考えていました。穴水をはじめとする奥能登が国内でも特に高齢化が進んだ地域の一つであるということは以前より知っており、この地での実習は有益なものになるのではないかと期待していました。また、僻地での医療にも興味があり、舳倉診療所のような離島や兜診療のような限界集落での医療は、今まで経験したことのないものであり、興味深く思っていました。

穴水での実習は「地域医療とは何か?」を考える中橋先生の地域医療講義に始まり、大学病院のものとは大きく異なる高齢者外来見学、医療とは別の側面から高齢者の生活を学ぶあゆみの里実習、患者自身だけではなくその人生まで診るような訪問診療、きわめて特殊な環境下での医療の在り方を見る舳倉診療所,兜診療所見学などを経験することが出来ました。

 大学病院での実習は、どうしても特定の病態に対する「どのような疾患が原因か?」、「どのような治療が必要か?」ということが思考の中心となっていましたが、穴水で「地域医療とは何か?」と問われ、これまでとは違う医者の役割に考えを巡らすこととなりました。僻地では都市部に比べ社会の中で病院が果たす役割がとても大きく、また、患者さんの性質も大きく異なります。高齢の患者さんの多くは、医療的に多くの疾患を持つのみならず、医療外でありながらもそれと不可分な社会的或いは内面的な問題を抱えていることから、地域医療においては全人的、更には地域的な視点が必要であることが分かりました。

今回の実習では、これまで学んできたものと全く違う形での医療の在り方を体感することが出来、非常に有意義なものになりました。最後に、日々の業務で多忙な中、丁寧に指導して下さった穴水総合病院の先生,職員の方々、舳倉,兜両診療所の方々に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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西本大樹君(関西医科大学医学部6年生) 研修期間:2015.04.20 ~ 5.1

西本大樹(関西医科大学医学部6年生) 研修期間:2015.04.20 5.1

今回、4月20日から5月1日までの2週間穴水総合病院(能登北部地域医療研究所)にて学外実習をさせていただきました。

地域医療や僻地医療について授業で学ぶことはありましたが、実際に自分の目でみて学んでみたいと思い今回穴水での実習を希望しました。

実習初日に中橋先生がおっしゃられた「地域医療とは何か」「日本の未来が今の穴水にはある」ということを念頭に置いて実習をしていく中で穴水での地域医療の現状について実習に来る前よりも自分なりに理解できたと思っています。

実習では訪問診療、訪問リハビリ、一般外来、救急外来、離島診療、兜診療所、あゆみの里(介護老人保健施設)などを経験させていただきました。訪問診療では高齢者の介護を高齢者が行っているという日本の介護における問題を直に見ることが出来ました、また実際に患者さんと話すことで地域の現状についてより深く知ることが出来ました。離島診療では1日1往復しか船の出ない離島での島民の生活の中心には診療所があるということを肌で感じることが出来ました。あゆみの里では食事介助や入浴介助などを実際にやらせていただきました。

患者さんが現在の生活を続けられるように支える医療、患者さんのADLや家族の負担を考慮しての訪問による看護やリハビリ、等で地域を支えている地域医療の現状について学ぶことが出来ました。中橋先生のレクチャー、ディスカッション、実習を通して地域医療に限らず医療に関する様々なことを教えて頂き、今後の日本の医療を考えるきっかけ・指針になりました。本当に感謝しています。

最後になりましたが、中橋先生、濱中先生、橋本さんをはじめとした地域医療研究所の先生方、穴水総合病院の職員の方々、研修医の浅野先生、黒田先生には本当に良くして頂きました。本当にありがとうございました。
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安達賢太郎君(関西医科大学医学部6年生) 研修期間:2015.04.20 ~ 5.1

穴水総合病院での実習を終えて

安達賢太郎(関西医科大学医学部6年生) 研修期間:2015.04.20 5.1

今回の実習では、2週間という短い期間でしたが、たくさんのことを勉強させて頂きました。関西医科大学の実習には、地域医療実習や診療所で実習をできる機会がほとんどなく、地方の町での医療の現状を知るにはとてもいい機会だったので、今回来させて頂きました。

普段、僕は大阪という都会の大学病院で学んでいますが、穴水の医療現場はやはり大阪とは違いました。まず、人口が圧倒的に違いますし、その中の高齢者の割合も全然違います。そして、医療資源も違います。限られた医師の数、設備、機器でいかに診療しているかを実際見学できたのはとてもいい経験になりました。都会と大きく違うと思ったのは、次の病院への距離です。その施設で対応できなかった場合、より大きな病院へ行くのに、穴水から七尾へ・金沢へ行くのはやはり時間がかかります。また、離島からは本当に時間がかかります。そのような条件の中で、いかに患者さんを助けるかということを考え、中橋教授から地域医療の現状について話していただいたことで、自分の中の地域医療のイメージを以前より固めることができました。

穴水町は高齢者の割合が、日本の近未来、450年後の日本と同じくらいだと知りました。その地で、訪問診療や高齢者施設での実習で地域の人の生活風景、医師とのかかわり方などを見ることができたのは、僕が医師になってからの指針・将来像を考えるうえで、とてもいい機会となりました。

この実習では、熱心な先生、楽しい研修医の先生、やさしい事務の方々、おいしい魚・お酒に囲まれて有意義で楽しい時間を過ごせました。本当にありがとうございました。
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黒田 悠研修医(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2015.4.1~5.6

黒田 悠(聖マリアンナ医科大学病院) 研修期間:2015.4.15.6

地域医療研修として20154月から1ヵ月間、石川県の公立穴水総合病院で研修させていただきました。20150506kuroda voice.jpg

東京から車で約10時間、今まで縁のなかった石川県。

「都心の生活を忘れ穴水の住民になり、地域の特性を身体で感じ、地域医療を学び、貢献する」をテーマにスタートした地域医療研修は、1ヶ月があっという間で、今では穴水を離れるのが寂しく、第二の故郷のように感じています。

穴水での地域医療は、大学病院の医療や日々こなすのが精一杯の生活とは正反対のものでした。都心部での医療は医療機器がすべて備わり、寛解を目的とした医療を提供する場合が多いですが、2030年の日本の縮図といわれる穴水では限られたツールの中で、患者さん各々にあったゴールに向かって医療を提供していました。救急外来で指導医から「そんな器材はここにはないよ。」と言われたことも印象的で、初めは驚くばかりでした。地域ではより患者の生活背景を理解しやすく、患者-医師関係が良好でありこの地には本当の「患者主体の医療」が存在していました。

また、訪問診療、訪問看護、訪問リハ、介護老人保健施設、兜診療所にも同行させていただきました。大学病院では急性期治療中心で、退院後のサポートに関与することはほとんどありません。実際に身体で感じ、ご家族の介護負担や介護保険について考える機会を持つことで、地域のみでなく都心部の医療にも応用できるツールとして、とても勉強になりました。

地域医療を理解するためには、地域の特産物・町民の皆さんとの交流も大切です。

訪問先では習いたての能登弁を果敢に披露し、能登名物のかき餅もご馳走になりました。

中橋先生や丸山先生、地域研究所の皆さんと能登の海鮮、能登牛、地酒を頬張り、地元の祭りに参加し、能登の野鳥、塩田、和倉温泉など多くの自然に触れ、とても充実した1ヶ月間でした。

また、一緒に研修した浅野先生、学生や留学生との出会いもあり、釣りや宴会など大騒ぎしたのはとても良い思い出です。

この1か月、穴水で学んだ事、人の温かさ、空気・景色を心にしまい、また第二の故郷に帰って来たいと思います。本当にありがとうございました。

浅野和宏研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2015.4.1~4.30

浅野和宏(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2015.4.14.30

東京大学医学部附属病院より参りました臨床研修医2年目の浅野和宏と申します。研修2年目は初めて訪れる能登半島でスタートを切り、4月の1カ間という短い間ではありましたが、穴水総合病院を中心とする関連施設をローテートし地域医療を学ばせて頂きました。

訪問診療や舳倉島診療所を目の当たりにし、医療資源や交通手段の限られた地域で自分ならどうするかを想定しながら診療行為に携われたことは都市部では得られない貴重な経験です。穴水町では少ない医療従事者ではとてもカバーしきれない住民の健康も、そこに住む方々が濃密な人間関係でお互いをサポートする習慣が根付いており、医療の基盤として温かいコミュニティが存在していました。地域の文化と医療、その絶対に切れない関係を垣間見られた気がします。

今年は春先が温かかったため、例年と比較して東京の桜の開花は早く、咲き誇る桜を横目に東京を後にし、春の装いで能登空港に降り立ったときはまだまだ冬が残る北陸の寒さに震え、慣れない土地にとても不安が募りました。しかし上述の研修以外にも、地域の美味い郷土料理に舌鼓を打ったり、休日夜間の全科当直でみなぎるやる気と裏腹に誰も来なかったり、春祭りで神輿を担いで風邪を引いて寝込んだり、実習で居合わせた学生の皆と能登半島を旅したり、地酒を飲み (まされ)すぎたり・・・などなど、忙しなく走り回っていた東京とは打って変わり、何もかもスローペースな穴水で多くの楽しい時間を過ごすことができました。中橋先生を始め病院のスタッフの方々、一緒にローテートできた黒田先生と学生の皆、そして穴水町の皆様、貴重な1ヶ月間となりました。ありがとうございました。
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奥野沙織(関西医科大学医学部6年) 研修期間:2015.4.6~4.17

 

奥野沙織(関西医科大学医学部6年) 研修期間:2015.4.64.17

201546日から17日までの二週間、公立穴水総合病院 能登北部地域医療研究所にて学外実習をさせていただきました。

訪問診療や、離島にある診療所での実習もあることから興味を持ち、地域医療を見てみたいという思があったので、穴水での実習を希望しました。実習先に決定した後、金沢まで新幹線が開通したり、能登半島が朝ドラの舞台になったりと、話題沸騰中の地となったので、その点でも行く前から楽しみにしていました。

「地域医療とはなにか?」「地域医療とは社会福祉制度を作ることである」という中橋先生の問答から始まり、それがいったいどういうことなのか自分の中では整理がつかないまま実習がスタートしました。

実習では、地域への訪問リハビリ・看護・診療、兜診療所、あゆみの里(介護老人保健施設)、公立穴水病院総合での高齢者外来、救急外来、内視鏡、など多岐にわたり、それぞれに同行させていただきました。地域の方々の生活を垣間見たりお話しする機会が何度もあり、それを通して、地域の方々の生活を支える医療・社会福祉の姿を知ることが出来たように思います。

患者さんが今の生活を続けられるように支える医療、退院後から看取りまで患者さんの人生に寄り添った医療、患者さんのADLや家族の負担を考慮してのリハビリ・看護・介護、などなど様々な形で地域を支えている社会福祉が、地域医療には必要だということを学ばせていただきました。中橋先生のレクチャー、実習を通して地域医療を初めとし様々なことを教えて頂き、今後の日本の医療を考えるきっかけ・指針になりました。本当に感謝しています。

また、能登北部地域医療研究所は教育機関としての側面ももっているため、東京からの研修医2人、海外からの交換留学生3人とも行動を共にすることができました。このことは、今回の実習で得ることのできた大きな財産の一つです。

最後になりましたが、穴水で出会った方々はとても優しく温かで、実習のみならずプライベートでも親切にしていただき、楽しく有意義な二週間を送ることができました。大変感謝しています。お世話になりました、ありがとうございました。

 

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佐竹良亮(関西医科大学医学部6年) 研修期間:2015.4.6~4.17

佐竹良亮(関西医科大学医学部6年) 研修期間:2015.4.64.17

 

 201546日から417日までの2週間、公立穴水総合病院で実習させていただきました。今回いくつかある学外臨床実習の病院の中で地域医療を行っている穴水総合病院を選択したのは、高齢化が進んでいる中でどのような医療が行われるべきなのかということを、一度学生の間に肌で感じて学びたいという考えがあったからです。

 私は今回の実習に来るまでは、地域医療と聞けば、最期を自宅で過ごす人が多くてそれをサポートする看取りの医療が主に行われているという漠然とした認識しかありませんでした。しかし、今回の訪問診療、訪問看護、訪問リハ、また、介護老人保健施設「あゆみの里」での実習を行っていく中で、地域医療というのは単純に診察や治療などの医療行為を指しているというだけではなく、むしろ社会制度や社会環境の問題が大きく関わっているのではないかと感じました。中橋先生から穴水は30年後の日本であるという話を聞く中で、将来のためにどのように自分が考え行動しなければならないかということを考えさせられました。また、そのことに関してディスカッションを行い他の方の意見を聞くことで、このようにすれば良いのではないかというこという意見を、実際に現場を体験し、それを踏まえて考えることができました。

 開業されているまるおかクリニックの丸岡先生の外来に参加させていただいた際には、小児科が専門である丸岡先生が高齢者の患者さんも診察されており、丸岡先生からも家族何代かを診る家庭医のような感じという話を聞きました。このように医師数が少ない地域においては、都市部と比べ幅広い年齢層、疾患を診る必要となる割合が増え、また丸岡先生が診察時間外であっても電話等で対応されているのをみて、家庭医のような存在が必要になってくると感じました。

 今回の実習を経て、これまでは教科書などの文章を読んで何となくでしか分かっていなかった地域医療に関して、少しずつですが考えていくことができ、これまでの認識を改めることができました。

最後にこの2週間未熟な私たちをご指導くださいました中橋先生、実習をサポートしていただきました濱中さん、橋本さん、突然の外来見学にも関わらず温かく迎えてくださった丸岡先生、実習中だけでなく休日も私達学生に付き合ってくださった研修医の先生方、温かく声をかけてくださったスタッフの方々、そして、私たちを受け入れてくださった地域の方々に厚く御礼申し上げます。短い間でしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。これまで感じたことのないこと、考えたことのないことを様々経験し考える機会を与えてくださいまして、ありがとうございました。

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宮下鉱二(東海大学医学部6年) 研修期間:2015.3.23~4.3

宮下鉱二(東海大学医学部6年) 研修期間:2015.3.234.3

最初の大学時代を過ごした石川県での実習ということで、始まる前から楽しみにしていました。穴水という町は初めて訪れたのですが、事前の印象よりも高齢化が進んでいる、過疎化が進んでいるという印象でした。中橋先生から、穴水は2050年の日本の姿を先取りしているのだと教えられ、軽い衝撃を受け、日本の将来が少し心配になりました。

初日から中橋先生のオリエンテーションで、地域医療とは何か、どう死を迎えるかという深い問いかけがありました。中橋先生には、外来の役割や、患者さんとどう関わり、どのように観察するか等、医学的な事柄だけでなく、医師としての心構えについても深く教えて頂きました。

2週間の実習は、病院での当直業務や訪問看護、訪問リハビリテーションの同行、ビデオで見た甲地域診療所ややぶこし商店へ行くなど、濃密なプログラムでした。訪問リハビリテーション同行では、色々教えて頂きながら、一緒にリハビリをさせて頂きました。どの家でも、コーヒーやお菓子やお餅をご馳走になり、地域医療の醍醐味を感じるような触れ合いができました。

老人保健施設あゆみの里の実習では、脱衣や着衣の介助や、ドライヤーで頭と足を乾かすなど、なかなかできない経験をさせて頂きました。

他にも能登ワイナリーで試飲したこと、舳倉島までフェリーで往復したこと、美味しいジェラートをご馳走になったことなど、大学病院での実習でははまず経験できなかった、貴重な体験をさせて頂きました。2週目には送別会もして頂き、本当に皆様には親切にして頂きました。

滞在させて頂いた官舎は静かな環境で、ゆったりと生活することができました。本当に着替えと歯ブラシ1本持って来れば生活できる状態であり、研修する上での生活環境はすごく良かったです。

最後に舳倉島へ付き添いなど、色々案内して頂いて、記録の写真をたくさんとって頂いた濱中さんと橋本さんには本当にお世話になりました。ありがとうございます。また事務の濱崎さんには、2週間の生活環境のお世話を色々して頂き、ありがとうございました。

いつの日か、自分が医師として道に迷い、自分を見つめ直さないといけなくなった際にはまた金沢医科大学能登北部地域医療研究所にお世話になりたいと思います。
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柿添英文(東海大学医学部6年) 研修期間:2015.3.23~4.3

柿添英文(東海大学医学部6年) 研修期間:2015.3.234.3

 穴水総合病院での2週間の実習では、病院での外来の見学や救急当直の見学など病院内での実習のほかに、関連の診療所や離島の診療所の見学、訪問診療、訪問看護、介護施設なども見せて頂き、これまで経験してきた実習では見ることのなかった医療の現場を垣間見ることが出来ました。 また、実習のプログラムの他にも、穴水町や周辺の地域を見せて頂いたり、他の場所を観光する時間を取っていただいたり、地元を知るスタッフや住民の方々からこの地域の様子なども聞くことが出来て病院での実習では見聞きすることのないようなことを知る良い機会を得られ、病院の内外の実習だけでなく、実習時間外にも様々な経験が出来、実りの多い2週間にすることができたと思います。

 病院内での実習では二次救急施設として転送の判断や医療資源の確認、ターミナルケアの難しさなど、大学病院での実習では考えた事のなかったような環境での業務の様子を見たり、お話を伺うことが出来、これまで大学の実習では見た事のない環境での医療の様子を見ることが出来ました。

 病院外の実習では病院の関連の診療所での診察や出張診療など、病院のサービスを病院の施設の外で提供している様子を見ることが出来ました。また舳倉島の見学では輪島病院のバックアップのもと医師が一人で診療所を管理している様子など、病院の医療提供の多様な形の見ることが出来ました。

 実習として患者さんや利用者の方々とお話しする機会のほかに、能登北部地域医療研究所のスタッフの方々もこの地域出身の方々で穴水地域の変遷や出来事なども気軽にお話しいただく機会があり、また実習時間外でも周囲を観光したり探索する時間も頂けたりして医療の側面以外の地域の現状を垣間見ることが出来る良い機会でした。

 今回の実習では、能登北部地域医療研究所のスタッフの方々をはじめ、穴水総合病院の職員の方々、病院の患者さんや利用者の方々から多くのご理解ご支援を頂き、大学病院での実習だけでは知る事のなかったであろう多くのことを見聞きすることが出来、良い経験をさせていただきました。
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山崎文紗子(金沢医科大学 医学部5年) 実習期間:2015. 3.16~3.20

山崎文紗子(金沢医科大学 医学部5年) 実習期間:2015. 3.163.20

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 今回学外実習で2015316日から20日までの1週間、公立穴水総合病院で実習させて頂きました。5日間という短い期間でしたが、大学病院の実習では経験できない地域医療の姿というものを経験させて頂くことができました。

 特に印象深かったのは舳倉島診療所と訪問診療です。舳倉島診療所では島に唯一の診療所で、3年目の先生が診察・処方はもちろんレントゲン撮影まで全てのことを1人でされていることにとても驚きました。船の本数も限られていてすぐには大きな病院に行けない島民の方にとって、この診療所がいかに必要で先生を頼りにしているかということが感じられました。

訪問診療ではただ診察するだけではなく、ご家族の疑問や心配事に丁寧に耳を傾け説明している姿を見て、患者さんやそのご家族にとって先生方がどれほど大きな存在なのか感じられました。また、今回の訪問診療では山奥の集落と穴水の街中という対照的なご家庭を訪問させていただきました。それぞれのご家庭では患者さんの様子や家庭環境、必要としている介護サービス、そして経済的事情など様々なことが違いました。医師としてそれぞれのご家庭の状況をふまえて、何が患者さんにとって必要でどうすることが幸せなのかということを考えて診療し、他の職種と協力していくことの重要性を強く感じました。

今回の実習の始まりに中橋先生が「穴水の高齢化は40%で、将来の日本の姿がここにはある」とおっしゃっていました。そのような環境での地域医療を実際に見て、私が医師になり地元に帰った時にどのような地域医療が必要とされるのかということを学び、考えることができ、本当に穴水に来て良かったと思います。この実習で学んだことを活かし地域に貢献できる医師になりたいと思います。

中橋先生を始め、病院のスタッフの皆様、穴水町の皆様、大変お世話になりました。1週間ありがとうございました。

 

田原映理(金沢医科大学 医学部5年) 実習期間:2015. 3.16~3.20

田原映理(金沢医科大学 医学部5年) 実習期間:2015. 3.163.20

 

20150320vice003.jpg20150320_vice_tahara01.jpg今回私は、大学の学外実習を公立穴水総合病院で行わせていただきました。この病院での実習を志願したのは、部活の先輩に学外実習はどこがおすすめですかと質問したところ、穴水総合病院がとても地域医療に力を入れていてよかったよ、と言っていたことがきっかけでした。

実習内容は、病院の外来を見学させていただき、診察をする上でどのように患者さんと接すればより良い関係が築けるのかを教わったり、病院横に隣接している「あゆみの里」という介護老人保健施設で入浴介助・食事介助をお手伝いさせていただき、介助をする上で気を付けなければならないことや介護の大変さを教わったり、舳倉島にある診療所に訪問し、そこでは医師3年目の若い先生が一人で診療していたのですが、看護師も薬剤師も事務員もいなくて全てのことを一人で行っていたことに尊敬の念を隠せませんでした。また、兜診療所に行きそこで地域の方々の診察を行っている先生の診察の様子を見学させていただいたり、本当に山奥におられる住民の訪問診療に連れて行っていただいたりと、地域医療の現状をあらゆる視点から見せていただきました。

将来医師となり患者さんを診るときには、今回の経験を活かしより患者さんの身近な存在となれるようなそんな医師になっていけたらと思います。

短い間でしたが、お世話になった先生方、能登半島にお住まいの皆様、本当にありがとうございました。またこちらに来ることがあれば、何卒ご指導のほどよろしくお願いいたします。

 

岡田 薫(金沢医科大学 医学部5年) 実習期間:2015. 3.16~3.20

岡田 薫(金沢医科大学 医学部5年) 実習期間:2015. 3.163.20

 

20150320_vice_okada011.jpg2015/3/16から5日間、公立穴水総合病院で臨床実習をさせていただきました。

高齢科の外来見学にはじまり、救急科見学、あゆみの里の見学・入浴介助・食事介助、舳倉島診療所の見学、兜診療所の見学、訪問診療の見学、ととても貴重な体験をさせていただきました。

もともと地域医療に興味があり、この病院を学外実習先にと願い出ましたが実際に実習をさせていただいて自分が考えていた地域医療のイメージとは違うことが多いように感じました。

 

なかでも、舳倉島診療所と兜診療所、訪問診療の見学がとても印象的でした。

舳倉島では島内唯一の診療所で若手の先生がご活躍をされていました。先生とお話しをしていて、診療の内容や一人で様々な疾患の患者さんを診ることの大変さはもちろんのこと、慣れない島での生活や看護師や事務の方がいらっしゃらない中で全てのことを一人でこなさなければならないということ、患者さんへの接し方が一般の病院とは異なっていることなど実際に経験した方にしかわからない僻地医療の難しさを直接お聞きすることができました。また、島の散策中に住民の方ともお話をさせて頂く機会がありました。「診療所があるから安心できる」「診療所に来られる先生方はいい人ばかり」ということをお聞きし、診療所の大切さや住民の方からの信頼を得た先生方の努力を垣間見ることができました。

兜診療所の見学の際には身近に診療所のある環境がいかに大事かということを強く感じ、訪問診療の見学では老老介護、在宅医療の現状をみることができました。患者さんに寄り添った医療、また患者さんのご家族の立場にたった医療を学ぶことが出来ました。

見学の前に見せて頂いた過疎化の実態についてのDVDにも深く考えさせられ、最終日の夜は一緒に実習にいったメンバーと過疎化や地域医療について、自分たちにできることは何か、また自分たちがするべきことは何か、など話し合いました。20120320vice02.jpg

 

今回の実習を通して、あらためて地域医療の難しさや重要さを感じ、地域医療の課題や今後の日本が抱える問題・対策について先生方の考えや実習斑のメンバーの意見を聞き、自分でも深く考えることができました。以前より地域医療を身近に感じ、また自分もこういった仕事に関わりたいという思いを再確認しました。この経験を生かして、自分も一日も早く地域医療の一端を担えるようにより一層勉学に励んでいこうと思います。

この実習期間中出会った方々はみなさん、本当に優しくて、ごはんもおいしく景色もきれいで穴水の魅力をめいっぱい肌で感じた5日間となりました。先生方、病院関係者のみなさん、住民の方々、本当にありがとうございました。

 

瀧 康彦(金沢医科大学 医学部5年) 実習期間:2015. 3.16~3.20

瀧 康彦(金沢医科大学 医学部5年) 実習期間:2015. 3.163.20

 

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新年を迎えて少し経った頃に、学外地域医療実習の発表があり、この穴水で研修をさせていただけることが決まりました。発表を聞いた当初の僕の穴水のイメージは「能登丼が有名で内灘から程近い町」というものでし

 

 

た。簡単に言うと、穴水という土地柄や地域の医療実態がどのようなものであるかということを全く知らずにこの研修に臨んでしまったという訳です。こんな不届きな学生の僕でしたが、この一週間の研修で僕はとても多くのことを学び、感じるに至りました。DVDを通して穴水という風土や歴史を、中橋先生のレクチャーから近年の傾向及び現在の穴水の医療実態を知り、さらにその医療・診療の様々な現場を見学させていただくことで「地域医療というものが何か」ということを学び、そして深

 

く考えることができました。

僕達医学生は大学で、医療以上に医学を学ぶことにとらわれていて、患者さんのことを考える以上に、病気のことばかりを考えていたのではないかということに気づいてしまいました。「治す」ことばかりを考えて、「向き合う」ことを忘れていたのではないかという気持ちになりました。僕の今までの地域医療の印象は「慢性期の患者さんと長く付き合う」「高度な医療を必ずしも必要とするわけではない」「経営的な利益を求めるものでもない」等、学校の授業そのままの断片的な情報がいくらかあるといった程度で、バラバラなパズルのピースのような状態でした。そして、この一週間を通して、そのパズルが完成し一枚の風景画のようなものが見えた気がします。

「地域医療とは何か?」という問いに対して、客観的な答えというものはないと思いますし、人それぞれで違うと思います。しかし一週間を通じて、自分なりにその答えを追及することが重要と思いました。僕が感じた地域医療は「守っていく医療」でした。その地域の風土や歴史を学び、患者さんとは地域の住民として接し、病気以上に患者さんの心を救うことが地域医療だと思いました。医療以上に社会活動の側面の方が強いかもしれません。守っていくのは患者さん以上にその地域そのものではないかと思います。地域を診る医療とそれに携わる医師の重要性と必要性を学んだ気がします。この経験や過ごした時間は自身のことを医師としては勿論、人間としても成長させてくれるものだと思いますし、これからも考えていかなければならないことだと学びました。僕はこの穴水で研修できたことを本当に嬉しく思います。中橋先生や橋本さん・濱中さんをはじめ、この一週間で僕が携わることができた方々皆さんに深く御礼申し上げたいと思います。短い間でしたが、本当にありがとうございました。

そして現在医科大で研修されている先輩から「学生として見る穴水の一週間と医師として見る穴水の一ヶ月は全然違うし、もっと穴水のこと好きになるよ」と伺いました。僕自身も自分が医師として再び穴水に臨めば見えてくる世界が変わるかもしれないなと思いますし、次に自分の「地域医療とは何か?」という問いに対してどんな景色が見えてくるのかということに興味が尽きません。いつかまた穴水に医師として赴きたいと思います。そのときには何卒指導ご鞭撻の程お願いいたします。長文失礼致しました。

 

 

 

森田 絵衣(金沢医科大学 医学部5年) 実習期間:2015. 3.9~3.13

moritakai.JPG森田 絵衣(金沢医科大学 医学部5年)

201539日から314日まで、1週間という短い期間でしたが穴水総合病院にて学外実習させていただきました。5日間の学外実習では、普段の大学での実習とは違う地域医療をたくさん経験させていただきました。外来見学や訪問診療、あゆみの里での実習、兜診療所での診察を見学させていただき、能登地方、穴水町における地域医療の現状を肌で感じ、深く考えることができました。この実習では、"地域医療ってどんなもの?"という先生の問いかけから実習がスタートし私はその答えを見つけ出せずにただ漠然と、患者さんと医師との距離が近く、より患者さんに寄り添った医療を行えるものといったイメージしか湧いていませんでした。けれど、この5日間の実習を通じ毎日先生と仲間とディカッションしていく中で、地域医療では医師が患者さん治療をいかに行っていくかというだけでなく、患者さんがどこに住んでいて、どういった生活をおこなっているのか、退院後にどこで暮らすのか、どういった生活が可能で、患者さんにとって何が幸せなのかという患者さん一人一人の感情や、生活背景に思いをはせて一緒に考えていくことが大切なのだとわかりました。その時々で、患者さんが何を考え、どんなことに不安を感じているのか普段の何気ない会話の中で情報をえることが大切なのだということも学ぶことができました。また、この実習中、地域の方々と実際にお話する中で、皆さんが暖かく迎えてくださり、改めて人の温かさを感じることのできた5日間でした。本当にありがとうございました。これから、あと1年、ここで得た貴重な体験を胸にしっかり勉学に励み、患者さん一人一人に寄り添うことのできる医者を目指して頑張っていきたいです。

この5日間、ご指導してくださった先生方、病院のスタッフの方々や温かく迎えて下さった研究所の方々に心から感謝しています。ありがとうございました。

 

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師田 悠(金沢医科大学 医学部5年) 実習期間:2015. 3.9~3.13

師田 悠(金沢医科大学 医学部5年)morotaharuka20150313.JPG

この度大学の学外実習として5日間、こちらの能登北部地域医療研究所でお世話になりました。地域医療とはどういうものかという話から始まり、穴水の現状、直面している問題点と今後の対策や地域医療をより良いものにしていくにはどうしていけばよいかということなど、実際に行動し目の当たりにすることで座学だけでは学べないことについて学び、考えることができました。特に兜診療所、訪問診療では先生と患者さんとの関わり合いを見学させていただき、患者さんにとって先生方やスタッフの方々がどれ程大きな存在なのか、また強い信頼関係が築かれていることが感じられ、こちらまで胸が熱くなるものがありました。また、まだ何もできず力になることができないことを歯がゆく感じる5日間でもあり、6年生という医学生として最後の年を迎える前にこのような経験をさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。この経験を活かして今後の学生生活を過ごしていきたいと思います。

最後に、勉強不足な私たちを最後まで手厚くご指導くださいました中橋先生、全国の医療事情について教えてくださいました濱中さん、穴水を知ろうという名目で様々な観光地へ連れて行ってくださいました橋本さん、気さくに話しかけてくださいましたスタッフの方々に厚く御礼申し上げます。5日間という短い期間に盛りだくさんの実習内容を準備していただき、誠にありがとうございました。

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張 和美(金沢医科大学 医学部5年) 実習期間:2015. 3.9~3.13

choukazumi.jpg張 和美(金沢医科大学 医学部5年)

穴水町には能登丼を食べに来たことが一度だけあるだけで、「魚介類がおいしい町」という漠然としたイメージを持っているだけでした。「地域医療」という言葉はよく耳にするものの、自分が東京出身ということもあり、実際の地域医療の現場がどんなものなのかはあまり想像できていませんでした。今回の実習で最も印象的だったのは、訪問診療です。雪が舞う中、先生や看護師さんとともに片道数十分かかる山道を車に揺られ、患者さんの待つ家へと向かいました。寝たきりの患者さんと、その方を介護される家族の方は、先生の訪問を心待ちにしており、「先生のお顔を見るだけで涙が出そうなくらいうれしい」とおっしゃっていました。病院や、交通の便が良い町から離れた地域に暮らし、自分たちだけでは病院に行くことが難しく、不安に感じている患者さんたちにとって、訪問診療は「安心」を届けてくれるあたたかいものなのだと実感しました。

もうすぐ北陸新幹線も開通し、北陸と都会との距離はぐっと近付きます。新しい生活や技術がたくさん注目されていくことになると思います。しかし、現在のさまざまな技術や生活水準の発展は、それまでの日本を支えてくださった高齢者の方々の努力があるからです。革新的な技術を学ぶとともに、地域医療の現状をもっと知り、取り組むべき課題に目を向け、すべての人が安心して生きていける社会を作っていきたいと思いました。穴水でみたすべての光景を忘れず、すべての患者さんのために心を尽くせる医師になりたいです。

最後になりましたが、中橋先生をはじめ、お世話になった穴水の皆様、5日間本当にありがとうございました。
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平川 朋龍(金沢医科大学 医学部5年) 実習期間:2015. 3.9~3.13

平川 朋龍(金沢医科大学 医学部5年)hirakawahouryu20150313.JPG

201539日~313日の1週間、公立穴水総合病院で実習させて頂きました。

自分自身僻地医療・地域医療に興味があったため有意義な時間でした。

実習内容は外来見学・訪問診療・地域診療所見学・老人ホーム見学などを大学病院では経験できない貴重な内容でした。

特に印象に残っているものは、訪問診療・地域診療所見学です。訪問診療では、患者のニーズに応えた医療提供と患者のいままで生活してきた背景を尊重した診察が体験出来ました。地域診療所見学では、見学に行く前のオリエンテーションで『穴水地区はかなりの高齢社会で、現在の日本の2030年後の姿といわれている』と聞き、地域に根付いた医療がどのように行われているか興味がありました。診療所は、大学病院の診察室・待合室と大きく異なり開放感のあるものでした。このような環境のおかげで地域に根付いた医療を提供できると感じました。

最後になりますが、病院先生・職員の方々、地域の方々には大変お世話になりました。 公立穴水総合病院で学んだことをこれからの自分の糧にしていきたいと思います。1週間ありがとうございました。

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安倍寛子研修医(東京大学医学部附属病院) 研修期間:2015.2.1~2.28

東京大学医学部附属病院 研修医2年 安倍寛子

20152月の1か月間お世話になりました、東京大学医学部附属病院2年目研修医の安倍寛子です。穴水総合病院は気持ちの良い挨拶と笑顔、そして優しさで溢れたたとても居心地の良い病院で、安心して楽しく研修生活を送ることができました。

研修は入院患者さんや救急外来を担当させていただいた他、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ、包括支援センター等へ同行させていただいたり、離島や地域の診療所を訪問させていただいたり、中橋先生に様々な講義や話をしていただいたり、食事に連れて行っていただいたりと多岐にわたりました。研修期間を通じて様々な側面から地域医療やあるべき医師像、さらには人間像について考えることができました。これらの研修を通して、地域医療とは「地域に溶け込むこと」なのかな、と思いました。医師であると共に一人のヒトとして、その地域で生きる。方言から始まり、患者・家族背景、暮らし、使える資源等を知り、個々の環境・ニーズに合わせて関わる全ての人と共働して人々の健康を守っていくことだと思いました。

島中院長先生はじめ穴水総合病院の皆様、中橋先生はじめ能登北部地域医療研究所の皆様、丸岡先生、穴水の皆様、常に温かく見守っていただき、また、貴重な経験をさせていただき、誠にありがとうございました。穴水で学んだことを忘れずに、周囲から信頼される医師になれるよう日々努力していきたいと思います。ありがとうございました。

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徳永詩音(関西医科大学 第3学年) 研修期間:2015.1.19~2.13

<関西医科大学3回生 徳永詩音>

2015119日~213日までの約1ヵ月間実習させていただいた関西医科大学3回生の徳永詩音です。ここでは病院での実習だけでなく、訪問診療や訪問看護で患者さんの家を訪れることを通して、患者さんがどのような暮らしをしているのか、家族がどのような介護を行っているのかなど、病院では見られない姿を間近で見ることができました。

また、この研究所のプログラムでは医師や看護師の仕事だけでなく、訪問リハビリに同行して作業療法士さんにマッサージの仕方を教えていただいたり、介護老人保健施設で食事や入浴の介助を経験したり、包括支援センターにて介護認定の調査に同行させていただたりと多角的な面で「医療」を見ることができました。中橋先生が「地域医療では高齢者が多く、高齢者は病気を治しても退院後の生活に支障があるのならば退院できない。つまり地域医療では生活を回復することまでを考えるべきだ」とおっしゃられていた通り、実習でお世話になった医療従事者の方々は「この人のためになにができるのか」を常に考えて行動しているなと感じました。私は今まで患者さんの気持ちが分かる医師になるにはどうしたらいいのか悩んでいましたが、この実習を通して患者さんの気持ちを知ること、それをふまえて模索していく方法をたくさん知ることができました。最後になりましたが、お世話になりました穴水のみなさん、本当にありがとうございました。
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三谷和可(関西医科大学 第3学年) 研修期間:2015.1.19~2.13

<関西医科大学3回生 三谷和可>

 1月19日から2月13日までの1ヵ月間、こちらの能登北部地域医療研究所で実習をさせていただきました。大阪から約5時間かけて来たのですが、和倉温泉駅から穴水駅までの能登鉄道に乗ったあたりから(すごい田舎...人がいない...)と正直唖然としてしまいました。しかし、1ヶ月穴水町で過ごしてみると...結果、今では大好きな場所になっています。とにかく、出会う人たちがみんなとても温かくて、素敵でした。そして、食べ物が本当に全部おいしかったです!さすがまいもんの里です!からだが重いです...

 穴水町は人口約9000人で、高齢化率は約40%だと始めに聞いたときはあまり実感がわきませんでした。しかし、いろんな実習を経験していく中で、特に患者さんのお宅に訪問したときにほとんどのお宅で老老介護しているという現状を目の当たりにしました。その一方で、兜診療所で患者さんたちにお話を伺っていると、「ここで生まれて、ここで過ごせて幸せだ」「この診療所は私たちのおしゃべりの場所。ストレス発散の場所。」「先生とおしゃべりするのが楽しみ」とにこにこしてお話してくれた皆さんの元気な姿がとても印象的でした。このように足腰は弱くなっているけれどそれ以外は健康という人たちもたくさんいるのもまた現状です。これが高齢化40%なのかと実感することができました。穴水町のこの現状は将来の日本を先取りしていると聞いていましたが、まさにその通りだと痛感しました。

 この実習を通して地域医療とは医療を提供するだけでなくより良い社会を作っていくことだと強く感じました。また、地域医療に携わることはその土地のことや文化を知り、そこで暮らす人々と触れ合い、お互いを支えあうことなのかなと思いました。この穴水での実習を通してさらに地域医療に興味が湧きました。まだまだ何もできない学生ですが、これからの日本に役立つような安心され、信頼される医師を目指して日々努力していきたいと思います。中橋先生をはじめ、能登北部地域医療研究所の皆様、穴水総合病院の皆様、丸岡先生、穴水町の皆様、本当にお世話になりました。穴水で実習することができて本当に幸せでした。また、このような実習の場を与えてくださった友田教授には本当に感謝しています。ありがとうございました。次は医療行為ができるようになってからまた来たいです。
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岩田嘉文研修医(金沢医科大学 氷見市民病院) 研修期間:2015.1.1~1.31

金沢医科大学氷見市民病院の岩田 嘉文と申します。

1カ月間穴水総合病院で地域医療を学びました。1カ月はあっという間に過ぎました。元々北海道の田舎育ちでもありますため地域医療に少し興味があったからかもしれません。

地域医療研修では、現在研修先の急性期病院とは全く違った体験をしたことによりカルチャーショック的な電気が走るような感じを受けました。例えば、入院患者様退院後の生活の様子など知り得なかったのですが、入院患者様だけではなく、その周囲の関係者にも多かれ少なかれ色々な影響が生じることが分かりました。また、人口減少地域でもあるため医療の他にも多様な諸問題が垣間見られました。

 医療に関することだけではなく、ついつい社会的な(マクロ的な)ことまで考えてしまいますが、医療に対することや人口減少等今穴水町で問題点となっているところの整理をし、同じような問題点に対し成功例がある事例を検索するのも今後穴水に対して良い流れを生むきっかけになるのかもしれません。そのためには、住民同士協力したり、同じ方向に向かっていく事が必要になるのかもしれません。穴水総合病院は、医療の面・雇用の面・財政の面等多様な分野で威力を発揮できるのではないかと自分勝手ですが思いました。

 昔の伝統と今・未来への調和は欠かせないと思わせる素晴らしい研修期間でした。今後とも穴水町並びに穴水総合病院の発展を願ってやみません。能登全体の中継点都市として発展する未来がイメージできます。(またも自分勝手ですが)

 あと、思いつきで関係ありませんが穴水(あなみず)は読み方を変えると「あなすい」とも呼べる...アナスイというブランドと穴水が協力できるのでは!!と妄想してみた次第であります。ぜひ打診を!

最後に提案を記載したいと存じます。北海道の私の地域では、帯広を中心とした十勝地方と呼ばれておりますが、そこではいちいち○○町はいかがですか?とは言わずに、「十勝」はいかがですかといいます。そうすることによって町ではなく地域全体の共通点が生まれ相互発展の場が広がっているから北海道の中でも珍しく人口増加地域であるのかもしれません。

「穴水」という地名も非常に大事ですが、能登全体が危機的状況の中、「穴水」はいかがですか?というよりも「能登」はいかがですか?と地域での共通点を見出したらどうでしょうか(意識改革)。町単位でいがみ合っている状況ではないと思うのです。今一度「能登国」に立ち返ってみては...能登空港は「能登」の空港。新幹線は「加賀」しかありませんので能登にも引っ張ってみてはいかがでしょうか。「能登」と呼び方を変えるだけで輪島や門前・七尾がより近く感じられませんか。そのなかで「穴水」はボラ待ちやぐら・かき祭り・ワイナリー等素晴らしいものがありますよと。そうすることで穴水が素晴らしくなればなるほど「能登地域」が比例して素晴らしくなっていくと思うのです。

【能登は優しや土までも】という言葉がありますように能登の人々は素晴らしく今後も発展してほしい地域であります。今後も能登が素晴らしいものでありますように。(もちろん穴水が一番です)

長々と文章を書いて申し訳ございませんでした。途中から研修とは全く関係なくなってしまいました。

お世話になった穴水の方々へ、心より御礼申し上げたいと存じます。

1カ月間と短い期間でしたが、非常に濃厚で素晴らしい研修となりました。ありがとうございました。

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●地域医療とは...:総力戦である!!

理由:地域医療では老若男女関係なく、支え合いや持ちつ持たれつ等年齢を超えた交流が必要と考えます。そのためには、ある程度の共通認識(共感)が必要だと思います。痛々しい出来事を例に挙げますが、日本人は東日本大震災の際に、窃盗や暴動がほとんど生じずに世界から称賛されました。私も東日本大震災時に被災した人間ですが、まさしくその通りだと感じます。これも日本人特有の世界観があったからだと思います(道徳・倫理)。そのことから地域医療にも、従来の考えの共通認識や共通認識不足があるように思われます。そのためより良くするために、共通認識の改善(欠点部分を改善し長所に変える。)、共通認識を文字化させ周囲に周知することが重要であると考えます。その方策を実施するためには、組織化するのも良いのかなと思いました。そうすることで、地域医療が洗練されロールモデルになり、外部の地域医療にも浸透し、地域の医療が都市部の医療(先進化はいつも都市部から)に劣らない安心のあるものへと近づくことになると思うからです。医療の均てん化、地域医療の活性化にもつながるのかなと感じました。研修中発表したポートフォリオにて、ソーシャルキャピタル上昇も考慮に入れて頂けるとさらにより良い地域になりうるのかなと思いました。まだまだ知識不足なため、地域医療が素晴らしくなるよりよい知識や方策がありましたらどんどんお互い出し合い、検討し実施し評価してみる「行動力」も大切なエッセンスの一つかもしれません。 やはり人口減少もあり地域全体で考える必要があるため総力戦といたしました。 最後に、地域医療は保守的に伝統も守ることも大事だと存じますが、鎖国するのではなく文明開化をしつつゆっくりと改善しながら歩を進めていく事が良いと考えます。私も今後日本の何処かはわかりませんが、地域に属することになりますため場所は違えど良い方策があれば協力して地域医療を発展させていく、交流が行えればなと思いました。 あと、過剰な強制とならないよう気を付けることも大事かもしれません。

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酒德一希研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2014.12.1~12.31

大阪市立総合医療センターの酒徳 一希(さかとくかずき)と申します。

12月の1ヶ月間、穴水総合病院でお世話になりました。

「地域医療って何だと思う?」という教授からの問いかけで始まった地域研修。

総合医療センターでは毎年穴水での研修が人気で、取り合いになります。「海鮮めっちゃうまいで」「絶対太って帰ってくる」「みんな優しい」「最高」という前評判を聞いており、どちらかと言えば娯楽を楽しみにしていました。確かに至極魚はうまく、気付けば顔の形は変わってしまっていました。しかし、"最高"とは仕事が終わった後のご飯のことではありませんでした。大げさではなく、穴水以上の地域研修は想像できません。

中橋教授をはじめとし、能登北部地域医療研究所は常に能登の医療をより"良く"するために前進しています。私達はその過程に良い意味で"巻き込んで"もらえます。毎日の教授とのディスカッション、こんな場所に人が?と驚く雪山奥の訪問診療、1時間半かけてたどり着いた離島の診療所、"町の居酒屋"、全てにおいて地域医療とは?を自然と考えさせられます。都会では何でもすぐそこまで行けば手に入り、何か病気にかかれば星の数ほどある有名病院の中から選び出し、病気が治らなければ、他の有名な専門医に診て貰えばよかったと"後悔"ができます。しかし、能登の人々は受診する病院もある程度決まっていれば、交通手段も限られています。医師不足、医療機関が限られる、交通手段がない人たちにとって日々の日常を何気なく過ごせる幸せは計り知れないものでした。その暮らしを支える訪問診療など、地域医療が彼らの幸せと通じていることを感じました。私は地域医療に関して明確なイメージを持っていたわけではありませんが、ぼんやりと「よろづ屋的な医師が多い。どんな症状にも対応し、地域の住民を守る」という思いがありました。確かに、多彩な疾患を一人で診る能力は必要ですが、それ以上に地域医療に携わる医師にとって"人々が本来幸せに暮らすとはどういうことなのか"という根本的な部分を理解することが重要なのではないかと思います。地域医療とは、医療を通じて地域の人々の"幸せな生活を作る"ことだと解釈しました。私は、人々に幸せを提供できる医師という職業に就くことができたことに喜びを覚えました。私も都会の便利さに麻痺し、健康な何気ない日常という、すぐそばにあったはずの幸せを見失っていた一人です。何気なく生活できている今に感謝し、自分は幸せであると気付かされる。そんな"最高"な地域医療研修でした。お世話になった穴水の方々へ、心より感謝申し上げます。

 

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河﨑 浩子研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2014.11.1~11.30

1ヶ月と短い間でしたが訪問看護師、理学療法士、地域医療研究所の方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。大阪市立総合医療センター研修医の河﨑浩子です。地域医療研修のため11月の1か月間、穴水総合病院でお世話になりました。私は生まれも育ちも大阪であり、能登半島はおろか石川県に来ることもほぼ初めてでした。大学時代を島根県で過ごし、地域医療に関しては学生時代にある程度体験、勉強してきたつもりではありましたが、実際に医師として働くようになり今回、穴水の地で勉強した地域医療はまた違ったものに感じられました。訪問診療、訪問看護、訪問リハビリに同行させていただきましたが、患者さんそれぞれの背景、生活の場、家族の方々との関わり...これらすべてを踏まえた医療が患者さんにとっていかに大切であるか。また、病院まで足を運ぶことが困難な患者さんやご家族が直面している問題や困難といった現実を改めて実感しました。病院のように容易に採血や画像検査ができない環境において、患者さんや家族の方々からの話から得られる情報の大切さにも改めて気づかされた気がします。こういった普段の救急外来や日常診察に追われてしまうと忘れがちになっていた医師としての基本姿勢を見直す機会をくださった、穴水町の方々、患者さんにこの場をおかりして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
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藤井 頼孝研修医(金沢医科大学病院 初期臨床) 研修期間:2014.11.1~11.30

201411月の1ヵ月間を公立穴水総合病院で研修をさせて頂きました金沢医科大学病院研修医の藤井頼孝です。今回穴水総合病院では訪問看護、訪問リハ、訪問診療を体験し高齢化社会、地域医療でいかに必要であるかを考えさせられ、また大学病院ではなかなか経験できない終末期の患者への考え方(治療ではなくそれ以外に出来る事)についても考えさせられる貴重な経験となりました。また、毎日違うスケジュールで毎日新しい気持ちで研修することができ、訪問介護では毎週同じ利用者を訪問し短い間でしたが「またきてね」と言ってもらえるような小さな繋がりも築くことができました。さらに、医療の最先端はとの繋がりが強い穴水のような地域の病院であるかもしれないと感じられました。この貴重な経験を活かし今後の医療では治療だけでなくそれ以外の背景や思いにも視野を向け関わっていけるよう精進していきたいと思います。
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石塚 啓祐研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:2014.10.1~10.31

今回、地域医療実習としまして、10月の間穴水総合病院で研修をさせていただきました。私自身は、福井生まれの福井育ち、大学は金沢大学に入り、と福井・石川の両県でこれまで生きて参りましたが、こと石川県に関しては金沢以外の地域には全くなじみがなく、特に能登地方に関しては足を踏み入れたことすら一度もありませんでした。今回の実習は能登について学ぶ良い機会になったと思っております。外来、検査などの見学といった一般的なことから、診療所実習や介護施設実習、訪問看護など大病院ではまず経験することのないことまで、非常に充実した実習を通じ、能登という地域の抱える高齢化などの問題点や、病院に来ている間だけでなく生活にまで焦点を当てた診療など、様々なことを実感し、経験することができたと思います。特に、舳倉島診療所訪問では、離島医療の実際を見るにあたり、レントゲンすらも自身で撮影するといった環境で働く医師のすごさを実感しました。大学病院のような大病院で働いていると、検査でも専門家でも、なんでも当たり前に「ある」状況に慣れてしまいますが、「ない」状況でも手持ちの材料を駆使して最善を尽くす、その重要さを学べたように思います。地域医療全般も同じく、いわゆる過疎地域には、都心のようになんでも「ある」わけではないですが、「ない」中で何ができるのか、私自身、将来北陸で医師をしていく身として、今回実習で学んだことを少しでも生かし、考えていけたらと思っています。最後になりますが、1か月の実習を通じお世話になった方々、診療にご協力くださった患者様方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
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山入 千春研修医(大阪市立総合医療センター) 研修期間:2014.10.1~10.31

大阪市立総合医療センター研修医の山入千春と申します。201410月の1カ月間、穴水総合病院で地域研修を行いました。穴水病院では、訪問診療・看護・リハビリなど、病院だけではなく患者さんの生活の場に踏み込んだ医療を経験することができ20141031voice yamairi.jpgました。慢性期の患者さんがどんな暮らしをして、どんな問題を抱えているのか、多角的で密接な関わりの中でしか見えてこないものがあるのだと実感しました。今後日常診療においても、その方の背景にあるものを少しでもくみ取ることができるよう心がけていきたいと思います。また、舳倉島研修や兜診療所実習では、地域に則した様々な医療の形を学ぶことができました。中橋教授の熱心なご指導の下、地域医療・終末期医療・救急医療の在り方について話し合う機会もあり、大変貴重な経験となりました。穴水病院関係者の皆様、研修にご協力いただいた地域の皆様、1カ月間本当にありがとうございました。このご恩を忘れず、日々精進していきたいと思います。

 

島田 圭司研修医(金沢医科大学病) 研修期間:2014.10.1~10.31

金沢医科大学病院研修医の島田圭司と申します。

201410月の1ヵ月間を公立穴水総合病院で研修をさせて頂きました。

外来見学、訪問診療、診療所見学に加えて、訪問看護、訪問リハビリなど医師としては中々出来ない経験もすることが出来ました。家での暮らしぶり、周囲の環境などにも目を向ける機会が多くあり、疾患だけではなく患者さんの生活全体を見渡す大きな視野を持つことの重要さにも改めて気付かされました。穴水の温かい人間に囲まれ充実した1ヶ月間でした。中橋先生を始め、研究所スタッフの方々、病院職員の方々、住民の皆様方には大変お世話になりました。今後も広い視野を持ち、患者の幸せをモットーに頑張ります。ありがとうございました。

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三浦 雅研修医(金沢大学附属病院) 研修期間:2014.9.1~9.30

20190930miura.jpg   私は大学入学後、金沢にずっと住んでいましたが、金沢以外の石川県は未開の地でした。そんな自分が今回地域医療研修で、1ヶ月という短い期間ですが、穴水町に来て新鮮な感想を持つことが出来ました。町民の方々は皆あたたかく、穴水総合病院の職員の方々にも職種の関係なく、大変よくしていただきました。また、研修内容も充実しており、離島診療所をはじめ、訪問看護、訪問リハビリテーションへの同行など、市内の病院ではできない多くの経験をさせていただきました。勤務外では、食事や飲み会に沢山連れて行っていただきました。特に穴水役場の職員の方と同席させていただいた際は、穴水町を支えている公務員の方々の人となりを知ることができ、大変勉強になりました。この1ヶ月で学んだことを、今後の診療に生かせればと思います。1ヶ月間本当にお世話になり、ありがとうございました。  

美山 優(東大病院研修医) 研修期間:2014.9.1~9.30

 
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穴水地域の皆様こんにちは、9月公立穴水総合病院で地域医療研修をさせていただいた東大病院研修医二年目の美山優です。研修の初め、ご指導いただいた先生が、穴水を知る目的で、地域特性、人口構成、産業、医療といった話をされました。そのなかで、「穴水はかなりの高齢社会で、現在の日本の2030年後の姿といわれている」という言葉が非常に印象的でした。なるほど総合病院の患者さんは、東大病院と比較して高齢ですし、それだけ周囲の家族や他医療者との関わりが密だったように思います。穴水での一カ月間を通じて、一医師として将来の日本の医療について真剣に考えるきっかけと、そのヒントをいただけたように思います。病院職員の方々、地域の方々には厚く御礼申し上げますとともに、皆様の健康をお祈りいたします。 

 

亀井 佑梨(大阪市立総合医療センター研修医) 研修期間:2014.9.1~9.30

 

大阪市立総合医療センター研修医2年目の亀井佑梨と申します。  
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月の1ヶ月間、公立穴水総合病院で地域医療研修をさせて頂きました。  
ここでは地域に根づいた医療が行われており、患者さんの病気だけでなく、生活状況など全体をみて総合的に判断しています。医療を行う上で一番大切なことは、患者さんとの信頼関係だと思います。信頼されるには、まず相手のことをよく知らなければいけません。限られた時間の中でいかに患者さんとの距離を縮められるかを考えさせられた研修でした。  
一カ月間たくさんのスタッフの方にお世話になり、貴重な体験がたくさんできました。本当にありがとうございました。  
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加藤 雄一(大阪市立総合医療センター研修医)(研修期間:2014.8.1~8.31)

20140813さざえ取り.jpg 大阪市立総合医療センターの研修医2年目の加藤雄一と申します。年目の加藤雄一と申します。
2014
8月の一ヶ月間、公立穴水総合病院にて地域医療研修を行いました。
病院実習に加えて、訪問診療/看護/リハ・老健施設・診療所実習・離島研修を行い、地域の中で生活する様々な方と交流することができました。これまでの市中病院での研修は、患者さんと接するのは入院・外来のときだけで、患者さんがどこに住んでで、どういった生活を送っているのかということに思いを馳せることは少なく、どういった病気にかかり、いかに治療するかとういことが第一義でした。地域医療研修を通じて、退院後にどこで暮らすか、どういう生活が可能で、患者さんにとって何が幸せなのかということを深く考えるようになりました。また、訪問業務・老健施設の実習を通じて、入院の前段階にある患者さんをケアすることで疾病予防やADL低下を防止することの重要性を感じました。患者さんの入院前後の生活に介入することで、『病気をみるのでなく人をみる』という全人的医療の重要性を体感しました。

中橋先生をはじめ病院職員の方々や住民の皆さまのおかげで、非常に充実した研修となりました。まことにありがとうございました。今後も医師としての在り方を考えながら、日々臨床に打ち込んでいきたいと思います。

小原 亘太郎(聖マリアンナ医科大学病 初期臨床研修医) 研修期間:2014. 6.30 ~ 8.3

 聖マリアンナ医科大学病院研修医2年目の小原亘太郎と申します。私は7月の一か月間、穴水総合病院で訪問診療、訪問看護、兜診療所や舟由倉島での医療など様々なアプローチで地域医療を学ばせて頂きました。
 神奈川県にある普段研修している聖マリアンナ医科大学病院では、手術やその他の急性期医療を必要とする患者さんを主に診ており、慢性期に入り病状が落ち着いた患者さんはリハビリテーション病院、療養型病院へ転院する、あるいは自宅退院して開業医の先生に引き継ぐことが多いです。そういった慢性期に入った患者さんに対する医療や看護を含めた社会的サポートについては大学病院ではなかなか体験することができないので、穴水では本当に基調な体験をさせていただいたと思っております。ここでの経験を活かして医療に取り組んでいきたいと思います。また、たくさんの方々のご協力があっての地域医療研修だと感じております。本当にありがとうございました。
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飯田 宏美研修医(大阪市立総合医療センター ) 研修期間:2014.7.1~7.31

 

大阪市立総合医療センター2年目研修医の飯田 宏美と申します。
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月に1ヶ月間公立穴水総合病院で地域医療研修をさせていただきました。
この1ヶ月の間に訪問診療・看護・リハビリテーションの現場へ同行させていただいたり、能登空港での防災訓練への参加また公立穴水総合病院兜診療所での診療体験・舳倉島での離島診療の見学など様々なことを経験させていただきました。
私が普段研修している病院は急性期の疾患を扱っているため、患者様が治癒・軽快して慢性期に移行し、自宅や施設で長期的に管理される現場をみることはほとんどありませんでした。
しかしこちらでたくさんの職種のスタッフの方々が慢性期に移行した患者さまのケアに関わっている現場を何度も見学させていただくことができ非常に貴重な経験ができたと考えています。
今後は日常診療を行う際に、急性期のことだけではなく、慢性期に移行した後の患者さまのニーズも考えられるような医師になりたいと感じました。
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ヶ月本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
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久保田 龍一(金沢医科大学病院 初期臨床研修医) 研修期間:2014.7.1~7.31

 金沢医科大学病院研修医2年目の久保田龍一です。 
  20147月の1ヶ月間を公立穴水総合病院で研修しました。
これまで大学病院で急性期の入院患者を中心に診療に当たってきましたが、公立穴水総合病院では通常の病棟業務に加えて訪問診療、看護、リハビリテーションを研修しました。さらに老健施設あゆみの里や地域包括支援センターによる介護予防事業に触れる機会もあり、普段見ることが少なかった慢性期患者への多角的なアプローチの現場を見ることができ、貴重な経験となりました。加えて離島診療の見学、能登空港消火救難訓練やあなみず地域医療塾2014(2014.7.26-27)などのイベントにも参加させていただき、今後の地域医療を考える良い経験となりました。また全国各地から研修医が集まり多くの意見に触れることができました。
島中公志病院長、中橋先生をはじめ病院のスタッフの方々と穴水町の皆さまのお陰で充実した研修を送ることができたことを心よりお礼申し上げます。穴水町で感じた気持ちを胸に今後の診療に生かしたいと思います。本当にありがとうございました。

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金沢医科大学医学部1年生  G2 早期医療福祉体験実習を行う! 2014.5.15~5.16

 

  ○金沢医科大学 1   MB4-0564 田中 

 5月16日から二日間、公立穴水総合病院にて実習をしました。この実習は将来医者になる上で貴重な体験ができたと思います。一日目は、病院の中を案内してもらいました。
 MRICTの違いも説明してもらい興味を持ちました。そして訪問診療にご一緒させてもらいました。計3件の家に行き、想像していたものと実際のものは違いました。寝たきりの患者を介護する方のやさしさも感じることもできたし、その大変さも感じることができました。2日目は兜診療所の見学をしました。穴水町は想像以上に過疎化が進行していて、子供、若者などはほとんど見かけず、年配の方がほとんどでした。兜診療所では、たくさんの方が来ていて待合室などで楽しく会話していました。その中に私も交ぜさせて、穴水町での生活を聞かせてもらいました。その後に、やぶこし商店という地元のコンビニのような店に行きました。そこにも年配の方が集まっていて、そういった集まる場所があって助かると言っていました。周辺には兜診療所しかなく、心筋梗塞や脳出血などの緊急を必要とする病気の時の対処法があまり整っていないので、心配する方も多いのではないかと思いました。そういった地域の医療にもっと着目して地域医療の拡大をすることが、人々の幸せにも繋がると思います。

 
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○金沢医科大学 1年 MB4-0667 成之坊 果代

 能登に住んでいた経験もあり、穴水にも見慣れた風景が広がっているのを想像していたのですが、想像を遙かに越えた田舎町で高齢者の方々は車がないと病院への通院は困難だなと思いました。老々介護とはよく耳にする言葉でしたが、実際に訪問診療の現場に立ち会わせていただいて老々介護の大変さを実感しました。兜診療所へも訪問させていただき、地域の方々とお話をさせていただく機会もあったのですが、皆様口々に兜診療所があってこそ長生きが出来ると仰っていました。待合室には笑顔があふれ、和やかで、心落ち着く空間でした。地域全体で高齢者の方々を支え、日々の生活を送っている印象を受けました。この2日間で普段体験することの出来ない経験をさせていただきました。この経験をこれからに生かしていきたいです。ありがとうございました。


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○金沢医科大学 1年 MB4-0679 二宮 駿

 五月十六日から五月十七日の二日間、公立穴水総合病院で実習させていただきました。自分は地域医療に興味があるので今回の実習で様々なことを学べて良い刺激を受けました。
 一日目で一番印象が強かったのは訪問診療でした。テレビなどで訪問診療の話は聞いたことはあったが実際どのようなものなのかはあまりわかっていませんでした。訪問診療が必要な方は、交通の便が悪いところにいる方が多く、その家に向かうだけでも時間がかかり相当大変だと感じました。しかし、訪問診療先の奥様の笑顔やほっとした顔を見ると、ここ来る迄の長い移動距離の大変さを忘れさせてくれました。
 二日目は、過疎化している地域の診療所に行って診察風景を見させていただきました。普段自分が行っている病院と違い、診察しに来る患者は全員高齢者でした。ここも交通の便が少なく近くにある診療所がここにしかなく、みんな顔見知りで待合室もにぎやかで病院とは思えないくらい活気づいていました。
 二日間という非常に短い間だったが、地域医療の現状などがわかり、とても良い経験ができました。この経験を生かしてこれから頑張っていきたいと思います。

 

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○金沢医科大学 1年 
MB4-0760 堀地 萌香

 公立穴水総合病院のある穴水という地域は50年後の日本の姿と言われ、人口の約40%65歳以上の高齢者です。今回の実習では穴水での地域医療がどういうものかということを勉強させていただきました。
 特に印象深かったのは訪問診療です。訪れた先は私が思っていた以上に山奥でバスなどもほとんど通っていないようでした。また患者さんもその介護をしている方も高齢者の方で自分たちの力だけではやはり病院まで行くのが難しいのだと分かりました。診療中、中橋先生は患者さんに何か普段と変わった事は無いかという事を会話の中から見つける事が大事だとおっしゃり、患者さんや介護の方の話を熱心に聴いておられました。患者さんは、先生や看護師の方をとても信頼している様子で、快く私たちの見学も受け入れてくださいました。一ヶ月に一度という訪問診療であっても、その重要さを実感する事ができました。
 近い将来日本は超高齢者社会になると言われています。そしてその日本の医療を支えていくのは今医学生である私たちです。今回の実習では地域医療では何が大切なのか、また今の日本で何が足りないのか、という事を考える事ができました。この医療福祉体験実習で学んだ事を糧に今後六年間努力を惜しまず頑張りたいと思います。貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。

 

金沢医科大学医学部1年生  G1 早期医療福祉体験実習を行う! 2014.5.13~5.14

 ○  金沢医科大学 1年 MB4-0071 石黒 惠子

 二日間という短い時間ではありましたが、地域の医療に触れるという点で、非常に内容の濃い学びの時間を与えていただきました。実習以前の授業で穴水の情報を少し得てはいましたが、その情報を自分の目で確かめることができ、学ぶことが多くありました。
 病院に到着してまず感じたのは、やはりそのお年寄りの多さと、子供の少なさでした。見学した日がちょうど小児外来がお休みだったこともありますが、多くの高齢者の方が待合室にいらっしゃるのを見て、高齢化率が高いということを実際に見ることができたように思います。その後の外来見学や訪問診療の見学では、医師や看護師と患者さん、そのご家族とのやり取りを見ることができ、とても勉強になりました。診察の場面で、あるいは会話の場面で、自分がこれからどのようなことを身につけていくべきなのかを考えさせられるような時間になりました。また、訪問診療に行った場所がかなり広範囲にわたっていたことには驚きました。診療自体よりも移動にかかる費用のほうが高いということを聞いたことがとても印象に残り、診療だけではなく患者さんの負担についても考えなければならないことを学びました。
 二日目の診療所見学では、たくさんの患者さんとお話しすることができ、診療所への思いや体の不調への思いなどを聞くことができました。中には隣の地区からきている方もおり、来院の仕方も様々でした。しかし、そんな方々のお話には必ずと言っていいほど、「診てもらいにきているのもそうだけど、ここにきてみんなとお話しするのが楽しい。」ということが言われていました。私は、それを聞いて、診療所はただ単に医療者がいて、具合の悪いところを診るだけの場所ではないのだと改めて感じました。さらに、前情報で出てきていた「やぶこし商店」にも行くことができ、そこで休んでお話をしていた方たちの輪に入ることができ、「みんながあつまって自由に話ができる場所」の重要さを知ることができました。
 まだ右も左もわからない状態で、詳しいところまではわからなかったのが口惜しいですが、早いうちからこう言った地域の医療を見学することができてよかったです。さまざまな学ぶ場を与えていただき、本当にありがとうございました。

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○ 金沢医科大学 1年 MB4-0095 石崎 浩文

 穴水にやって来て訪問診療と兜診療所見学に同行させていただきました。医学部に入る前から地域医療という単語は良く聞いていました。実際に地域医療の現場に立ち入ってみて思った事は、地域の人たちの明るさが想像以上であった事です。確かに私が見学したのは急患のような切迫した人ではありませんが、地域医療に活躍する人たちの姿が見ることができました。訪問診療では3件のお宅をまわりました。そこで訪問診療の意義や必要性そして患者さんに加えたその家族のケアの大切さを学ぶことができました。また兜診療所では地域の診療所の様子や実際に高齢者の方と会話することができ良い経験となりました。
 未来の日本を映しているという高齢者率40%を超える深刻な少子高齢化の進む穴水で医療福祉体験実習を行えたことは非常に大きな意義があると思います。自らが医師となった時には少子高齢化は正に日本社会の直面する大きな問題となっており地域医療の大切さや責任の重さもより大きなものに成っているでしょう。そういう点で今回、地域の人々と交流し地域医療における医師の役割、つまり人々のケアや健康予防その家族のケアであったりする様々なことが学ぶことができました。これらのことは将来、医療人として生きていくにあたって非常に大きな財産になったと思いますし、何らかのかたちで今回学んだことをこれからの大学生活、研修医生活そして医師となった時に生かせるようにしていきたいと思います。2日間という短い期間でしたが多くの方々にお世話になりありがとうございました。

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○ 金沢医科大学 1年 MB4-0394 齊藤 将哉

 医学部入学からまだ一年もたっていない中での体験型福祉医療実習であったために不安はあったが、公立穴水総合病院の皆様によく面倒をみていただけたので、上手く実習を終了することができました。実習では、病院実習は学年が上がるにつれて多くするとのことで、地域医療のために訪問診察などを中心とした医療を体験することができました。訪問先では先生がたの医療を間近で見せて頂いたり、実際に患者さん方と話す機会を与えて頂いたりと医師としてのモチベーションが上がるようなことを体験できました。実習以外の場所でも中橋教授や木南先生、橋本さんや濱中さんに気さくに話しかけていただき、とても居心地の良い二日間を過ごすことができました。公立穴水総合病院に来ることができとても良かったです。本当にありがとうございました。
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東海大学医学部6年生 学外臨床実習を無事終了!地域医療を実体験! 2014.4.21~5.2


 長谷川 夢(東海大学医学部6年生)

 2週間という短い間でしたが、穴水病院での高齢外来の見学や舳倉島と兜診療所訪問、訪問診療にあゆみの里実習と、非常に充実した実習でした。それぞれのプログラムに医師になるにあたり何を見て感じて欲しいかというメッセージが込められており、医療について改めて考える機会が多かったように思います。実習外でも先生方はじめスタッフの方には能登の食や文化に触れさせていただき、実習内外で出会った地域の方々からも学ぶところが多かったです。実習の最初に穴水町の説明を受けた際、ここは近い未来の日本だと伺いました。高齢化、人口減少によって変化する社会のなかで今後の医療を担う者として、医学部6年生という将来の医療と自分自身を見つめ直すこの時期にこのような実習ができたことを本当に有難く思います。関係者の皆様には深く御礼申し上げます。

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露木  俊(東海大学医学部6年生)

本当に早く過ぎ去った実習でした。自分は生まれも育ちも東京なのですが、2週間、地域に住み土地ものを食べて穴水の生活にどっぷりつかり、医療の側面からだけでなく、過疎地の人々の生活そのものを見て学ぶことのできる、本当に勉強になるプログラムだと感じました。都市部から実習に来る医学生の方たちはぜひ平日は良く学び休日は良く遊んで、地方の生活、経済、医療のいい面も悪い面も含めて自分の五感で経験してほしいと思います。御指導いただいた研究所の先生・職員の方々、舳倉島診療所の出島先生、穴水総合病院の職員の方々に心より御礼申し上げます。

関西医科大学医学部6年生 学外臨床実習を無事終了!地域医療を実体験! 2014.4.7~4.18

関西医科大学6年  西端  修平

今回学外実習として4/7-4/182週間こちらの穴水総合病院にお世話になりました。訪問診療・訪問看護・訪問リハ・舳倉診療所訪問・介護実習といった大学病院では経験できない様々な実習させて頂きましたが、非常に充実した2週間を過ごすことが出来ました。本当に有難うございます。
この実習の期間中、中橋教授をはじめ様々なスタッフの方々に色々なお話を聞かせて頂きました。どのスタッフの方々も地域医療についての現状や問題点、地域医療における訪問診療・訪問看護・訪問リハ等の重要性等についてしっかりとした考え方を持たれおり、そんな方々の話を聞いているうちに、今回の実習では「地域医療の現状を実際に肌で感じることができればいいな」位の気持ちで臨んでいた私でしたが、いつの間にか「地域医療には何が必要なのか、どうすればより良い医療を提供できるのか」といったことを考えるようになっていました。今回の実習では改めて医療という行為と向き合うことが出来たように感じました。これまでは医学という学問に重きを置いて実習に臨んできた私にとって、将来の医師像を考え直すという意味でも非常に貴重な経験をさせて頂いたように感じます。最後になりましたが、お忙しい中、我々の為に貴重なお時間を割いて様々なプログラムを組んで頂き本当に有難うございました。

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関西医科大学6年 阪本 大樹

2014
47日から穴水総合病院で2週間の地域医療実習をさせていただきました。
「地域医療とは?」この質問に対して答えが出せない状態で実習が始まりました。
実習では訪問看護・訪問診療・訪問リハに同行させていただき介護・リハビリの大変さを実感できました。また直接お手伝いさせていただいた事で患者さんとの距離が近づいた様に感じました。穴水の人達はみんな優しく接してくれ大変嬉しかったです。
舳診療所実習では船で1時間半もかかる離島にある診療所訪問でした。

この舳に住んでいる島民の人達はそこに常に医師がいる(医療がある)から島を離れないという話を聞きました。医療がその土地の人離れを防ぎ水産業などの存続の力の一つになっているという事を知り大変驚かされました。
この2週間の実習を通して患者さんの話を十分に傾聴し体に少しでも触れてあげる事・信頼関係を築くためにその土地の事を良く知る事そして患者さんの考えるゴール(退院されてからの生活・看取りなど)まで考える事の大切さを感じました。
また穴水の人達の穴水に対する熱い思いそして人と人のつながりの強さを感じとても感動しました。
 中橋先生をはじめ能登北部研究所、穴水病院のスタッフの方々にはたくさんの事を教えていただきありがとうございました。30年後の日本の姿があるここ穴水での実習では地域医療について考える良い機会になりました。ここで学んだ事を忘れず将来地域医療に貢献できる医師になれるように頑張りたいと思います。

 

大阪大学医学部保健学科看護生が地域医療を実体験! 2014.3.27~3.28

20140327kakihara.jpg柿原 愛 (大阪大学医学部保健学科看護専攻 4年)

 

 大阪大学医学部保健学科看護学専攻4年の柿原愛です。私は2014年の327~28日に、卒業研究のために穴水町を訪問し、穴水総合病院の見学、訪問看護ステーションの訪問看護への同行、中橋先生の訪問診療への同行、町役場の健康推進課の訪問などをさせていただきました。訪問看護では実際にケアにも入らせていただき、病院実習とはまた違った貴重な経験をさせていただきました。また中橋先生や訪問看護師の浜さん、健康推進課の皆様から「地域で医療をする」ということについてお話を伺いました。私たちの質問にも真摯に答えてくださり、感謝しています。地域医療の現場を間近で見せていただき、現場の皆様から意見を聞かせていただき、とても勉強になりました。短い期間ではありましたが、穴水町のきれいな海と山、おいしい海産物、そして何より人の温かさを存分に感じた2日間でした。最後になりましたが、中橋先生をはじめとする能登北部地域医療研究所の皆様、浜さんをはじめとする訪問看護ステーションの皆様、町役場の健康推進課の皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 

 

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市川結花 (大阪大学医学部保健学科看護専攻 4年)

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 2日間という短い期間でしたが、穴水町で地域医療の研修をさせていただきました。私は地域医療に興味があり、以前地元広島県の離島に研修に行ったこともありますが、今回穴水町に来て言葉で表せば同じ「地域医療」も地域によって様々であると感じました。それは、高齢化率や気候など地域それぞれの特徴に影響を受けていると分かりました。
2日間の研修では、訪問看護と訪問診療を見学させていただいたり、 町役場健康推進課の方に穴水町についてお話を伺うことも出来ました。初めて訪問看護に同行させていただいたのですが、病院と違い、必要な道具がそろっているわけでもなくそのご家庭の経済面についても考えなければならず、看護師の知恵や工夫によって看護の質が変わってくると感じました。また、普段はご家族による介護が主であるため、ご家族が間違ったことをされることがあっても看護師はそれを否定するのではなく 日々の苦労をねぎらい、受け入れて上げる姿勢が大事であると思いました。そして、近くにすぐ行ける病院がない分、家族に求められているものは都会に比べて大きいのではないかと感じました。
「地域医療」に関する問題はニュースなどでよく取り上げられていますが、実際に地域医療に触れてみることで問題点を実感でき、これまでとは違った視点で地域医療について考えることができます。今回はそのような機会を与えていただき、穴水町での地域医療について学ぶ様々な企画をして下さり心より感謝申し上げます。今回穴水町で学んだことを基にこれからも地域医療について考え、いずれは地域医療に貢献できる看護職者になりたいです。

 

金沢医科大学医学部5年生が学外臨床実習で地域医療を学ぶ! 2014.3.10~3.17

 金沢医科大学医学部第5学年

              地域医療体験実習を振り返って・・・・・

 

MA9-0824 松岡千鶴さん

2014年3月10日~3月14日まで、一週間という短い期間、穴水総合病院にて学外実習をさせていただきました。この実習では短い期間でありながら、スケジュールがギュッと詰まった濃密な一週間を過ごすことができました。私は穴水町も含め、能登地方にあまり訪れる機会がないまま5年間内灘で暮らしていました。そのため、まず穴水とはどんなところなのかを想像しながらワクワクした気持ちで向かわせていただきました。今回は病院内実習だけでなく、兜診療所での診察、訪問診療、あゆみの里での実習をさせていただき、能登地方・穴水町における地域医療の現状を肌で感じることができました。日本の未来を具現化したような、高齢者人口が多い穴水町では無医地区が存在し、医療チームが出向くことの大切さとともに、未だ多くの問題点が存在することも学ぶことができました。どこを訪れても、「若い子が来たら元気でるわ!」と言っていただき、暖かく迎え入れてくださった皆さんには本当に感謝しています。たくさんのエネルギーを皆さんに分けていただき、4月から6学年としての1年頑張りたいと思います。能登北部地域医療研究所の皆さん、貴重な体験の場をありがとうございました。

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MA9-0264國正 茜さん

 私は5日間の学外実習で大学の実習とは違う地域医療をたくさん経験することができました。
中でも一番印象に残っているのは兜診療所での実習です。その日が整形の診療の日というのもあったのですが、来られる患者はほとんどが70歳以上の方でとても驚きました。しかも、みなさんパワフルでいきいきしているように感じました。診療所では、診察の待ち時間に患者さん達が楽しそうにお話をしていたりして、病院が患者さん達の憩いの場になっているんだなと思いました。また、医者と患者の距離も近く、診察中も和やかで、患者と医者の信頼関係を築くにはただ単に診察をするだけではなく、患者さんの話に耳を傾け、他愛のない会話もしたりすることが大切なんだなと感じました。
 兜診療所の近くにあるやぶこし商店にも行かせてもらったのですが、そこもお年寄りがいっぱいいてみなさんお店で買った商品をお昼ご飯として食べていました。やぶこし商店の奥さんが兜区の方々のお世話をされていて、一人で区のお年寄りの送迎やお店のことなどたくさんのことをされていたので少し心配になりました。過疎傾向にある地域ではその地域の人が協力していかないと生活できなくなるため、助け合っていく必要があります。しかし、それにも限界があると思うのでもっと国からの支援などできないのかなと思いました。
 兜診療所の翌日に訪問医療の見学をさせていただきました。老老介護をされている方や、息子さん娘さんが介護されている方など様々でしたが、みなさん病院に通うには難しい環境にありました。訪問医療は診察してもらえることで患者が安心し、介護者も介護でのストレスなど医師に話を聞いてもらうことで軽減するのでよいとは思うのですが、経済的な問題があったり病院では受けられる検査がうけられなかったりするので、まだまだ解決すべき問題があると思います。

この一週間の実習は今まで自分が知らなかったことをたくさん学べました。また、地域医療にとても興味を持ちました。しかし、一週間という期間はすごく少なかったので無事医師になれた時には地域医療についてもっとたくさんのことをまなびたいなと思いました。

 

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MA9-0135小川 梓さん
2014310日から14日までお世話になりました金沢医科大学5年の小川梓です。
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日間という短い期間ではありましたが、外来診察、救急搬送、地域診療所の見学、訪問診療、あゆみの里での介護実習など、大学病院での実習とはまた異なる、貴重な経験をたくさんさせていただきました。病院のスタッフの方々と患者さん達の姿をみて感じたことは「医療者と患者」という関係性以前に、「人と人」としての信頼関係が築きあげられているということです。先生方は患者さんひとりひとりを非常に親身に考えていらっしゃいました。特に、中橋先生からお聞きした話のなかで強く印象に残ったものがありま

す。「歌の大好きな患者さんの診察の際、いつも歌っている歌を何フレーズ歌えたかでその日の身体の状態を考察していた」というものです。患者さんひとりひとりに合わせた診察が、日々のおしゃべりなどの触れ合いのなかで行われているのだと感じました。また患者さんも先生方を非常に信頼していました。先生と一緒に撮った写真を写真立てに入れて飾っている患者さんの話や、訪問診療で伺ったお宅で、経過が順調な事を共に喜んでいた姿が思い出されます。
穴水総合病院の方々と一緒に、患者さんと接した4日間のなかで、自らが医者になった際に患者さんに接する態度や関係性について更に考えを深めることができました。お世話になりました病院のスタッフの方々や、温かく迎えて下さった研究所の方々に大変感謝しています。ありがとうございました。

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MA9-0252楠 祐輔くん

為政萌子(関西医科大学 3回生) 研修期間:2014.2.17~3.7

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20142月に3週間お世話になりました、関西医科大学3回生の為政萌子です。地域医療研究所での3回生の受け入れは今回が初めてだったそうですが、外来、訪問診療・看護、診療所、包括支援ケアなど大学病院にいてはなかなか訪れる機会のない、地域住民の方達の生活の場や様々な医療現場を経験させて頂き、充実した毎日を送ることができました。まだまだ勉強は追いついていないことばかりで分からないこともたくさんありましたが、とても熱心に指導して下さる先生方やスタッフの方々、協力的な患者さん達のおかげで、最初は長いと感じていた3週間の実習もあっという間に終わってしまいました。
穴水では過ごすほど、医師と患者さんの距離の近さや住民の方達の温かさを感じることができたり、今までの地域医療に対する捉え方が間違っていたりとても狭いものだったということに気付かされました。また、医師に求められるのはどういったことなのかを改めて考えさせられ、勉強もただテストのためにするのではなく、もっと臨床を意識して取り組んでいきたいと思いました。
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回生のこの時期に穴水で実習をすることができて本当によかったです。ありがとうございました。

内海貴博(関西医科大学 3回生)  研修期間:2014.2.17~3.7

20140307utsumi.jpg 2014年2月中頃から3月にかけての3週間実習させていただきました、関西医科大学3回生の内海貴博です。最近「地域医療」という言葉をよく耳にしますが、どのようなものなのかを少しでも感じ取れたらと思い、この病院を希望しました。穴水に来て感じたことは、町の人みんなが温かいということです。大阪から来た見ず知らずの僕をすぐに笑顔で受け入れてくださいました。また海産物や地酒、焼き肉もおいしく、食べ物も僕を迎え入れてくれたような気がします。外来や訪問看護、訪問リハ、老健施設などでの実習を通して地域医療に触れ、端的には言い表せない奥深さや、多くの職種への理解と信頼を持たなければ成立しないということを感じることができました。
最後になりましたが、能登北部地域医療研究所の皆さま、穴水病院の皆さま、丸岡先生にはとても熱心に指導していただきありがとうございました。短い間でしたが、楽しく充実した実習で、医師になるにあたっての土台から学ぶことができました。この経験を糧にして、力をつけて必ずここに戻ってきます。

望月弘和(金沢医科大学病院 初期臨床研修医) 研修期間:2014.1.1~1.31

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201416日から131日と短い間でしたが穴水総合病院でお世話になりました。金沢医科大学病院研修医2年目の望月弘和です。先輩の先生方や同期の先生方から充実した研修内容を聴いて穴水総合病院で研修したいと考えていました。今回希望通り穴水総合病院で研修出来て