学部・大学院・研究所 大学院医学研究科

研究をしている女性

次世代北信がんプロ

達成目標・実施体制・評価体制・連携体制

達成目標

  • 教育プログラム・コースにより、本事業全体として、481名の専門分野以外のがん医療分野の最新情報も学修したがん予防、病理診断、放射線・核医学治療、在宅緩和ケア等を担う人材、小児・AYA世代がん経験者を支援する遺伝カウンセラーや腫瘍臨床心理士、新規免疫療法開発や個別化医療に必要なゲノム創薬・副作用対策を担う人材を輩出し、北信地域における超少子高齢化社会に対応した地域医療従事者の輩出及び北信地域医療へ貢献します。
  • 独自の次世代北信地域がんデータベースにより、がん予防活動を展開し、臨床研究成果を次世代北信がんプロの教育コースへも還元します。
  • 研究成果を継続的に社会に発信・還元することで、将来のがん対策の一環として地域住民へ「がん教育(がんの理解)・予防・健診受診・早期発見・早期治療・早期社会復帰」に対する啓蒙を行います。
  • 多施設・多職種連携を推進し、効率的な学習によるチーム医療教育を行うことでスタッフの活性化、レベルアップを図ります。
  • 現状の北信地域、ひいては将来の日本の超少子高齢化社会において、ゲノム医療や多職種による就労支援及び切れ目ない緩和ケアを実践し、活躍できる先進的がん医療人材を輩出します。

実施体制

連携6大学の学長による学長連絡協議会を年1回開催し、事業の進捗管理と指導を行います。実務レベルでは、各大学の教育コース責任者らによる次世代北信がんプロ各種委員会を開催し、方針決定・問題解決にあたる。連携6大学、北信地域のがん診療連携拠点病院、患者会などで次世代北信がんプロ運営協議会を構成し、事業の広報と意見収集をして活動内容の改善に努めます。

評価体制

外部評価委員会を設置、定期的に評価を受け、評価結果を次世代北信がんプロ運営協議会に提出し、同協議会で評価に対するPDCAサイクルによる事業計画の見直し、運営状態の改善を常に図ります。また、履修生や公開講座等の参加者へのアンケート調査を行い、同様に事業内容改善を図ります。

連携体制

連携6大学の学長連絡協議会を設置し、各大学の学長が各施設においてガバナンスを発揮して事業を推進します。各大学内に運営を担うコアメンバーが各大学の次世代北信がんプロ運営委員会を設置し、学内での運営と進捗管理を行います。

東北大チームや九州大チーム等との国内・国際シンポジウム、講演会の開催により、成果の国内外への普及を図ります。

 がんプロオンライン教育プラットホームに参加し、次世代北信がんプロが作成した教育コンテンツの全国の履修者への普及を図ります。

北信4県のがん拠点病院や医師会との連携により、次世代北信がんデータベース構築の支援を受け、また、人材交流により、地域がん医療のレベル向上に貢献します。

医療職対象短期講習会として、長野県看護大ががん看護/家族看護研究会やがん関連CNS対象の講習会「がんアドバンス研修」を開催します。

合同市民公開講座開催により、市民に対し、予防・検診による早期発見・早期治療・早期社会復帰の概念の啓蒙・普及を図ります。また、北信地域の患者会とは運営協議会や市民公開講座を通じて意見を広く取り入れ、患者目線の医療立案に役立てます。