特色ある教育
看護学部6つの特色
看護学部では、学生が個々の理想の看護師像に近づけるよう、一人ひとりに合わせた「きめ細やかな」学習支援を目指しています。
本学部の教育の取り組みは、一般財団法人日本看護学教育評価機構(Japan Accreditation Board for Nursing Education)による看護教育分野別評価を受審(受審日:2023年10月13日)した結果、当該機構が定める基準に適合していることが認定されました。適合評価は、北陸で初の認証となりました(全国で21大学目)。
JABNE 認証
1. 教員がチームとなり、一人ひとりの学業・生活・健康面をサポートします。
大学生活においては、誰しも学習上の悩みや将来についての不安など、様々な問題に遭遇します。金沢医科大学看護学部では、個別指導を重視した学習支援体制を整えています。授業科目担当教員をはじめ、学業支援室委員、クラス担任、学生部委員、教務委員が協力・連携し、一人ひとりの学生をサポートしています。
クラス担任制をとっています。1学年75名あたり6名の担任が、4年間継続してそれぞれの学生を担当します。
学生支援
スチューデント・ライフ 行事報告
2. 4年間で看護師に加えて、保健師または助産師の国家試験受験資格を取得できるのは石川県内で本学のみです。
本学部には、保健師選択コース、助産師選択コースが設置されています。保健師選択コース、助産師選択コースの選考試験は、第3学年の後期に行われます。4年間で看護師国家試験の受験資格取得と同時に、保健師または助産師国家試験の受験資格を取得することができます。
保健師・助産師選択コース
3. 「医科大学」ならではの環境と充実した教育体制で、個々の看護体験と学びをサポートします。
①キャンパス内にある大学病院、クリニカル・シミュレーション・センター
実習病院である金沢医科大学病院がキャンパスの中にあるため、通学の負担なく、実習に専念できます。最新の医療に触れられるとともに、地域の中核病院の役割を知ることができます。
金沢医科大学クリニカル・シミュレーション・センターは、様々な看護技術練習に対応できるシミュレーターが設置され、看護演習や自己練習を支えてくれています。
金沢医科大学病院
クリニカル・シミュレーション・センター
②大学病院での豊富な実習指導者と看護のスペシャリスト
金沢医科大学病院では、各病棟や部署に実習指導者と専門看護師や認定看護師といった専門分野に特化した看護師を多数配置しています。大学病院看護師は、実習だけでなく、学内での講義や技術練習へも参加し、看護学部生の教育をサポートしてくれています。
金沢医科大学では、病院の看護師の多くを「臨床講師」として任命し、数多くの看護師が看護学部生の実習指導に関わっています。
③学生の主体性と看護実践を重視した実習科目
実習での患者様の理解を目指した医科学領域の科目が15科目と充実していることも、本学看護学部の特徴のひとつです。特に、「疾病・治療論」として7科目を準備しており、教員は金沢医科大学病院の医師が中心です。様々な疾患の病態生理・症状、治療方法などについて現場で活躍する医師から直接学ぶことのできる貴重な機会となっています。
看護学「実習」は1学年前期からスタートし、4年間を通して11科目を準備しています。実習科目では、学生は、看護師による看護実践の見学を重ね、患者様に自らが創意工夫を重ねた看護実践に挑戦します。4年生では、学生自身が自らの看護実践の課題を振り返り、実習場所を選択する統合看護学実習に取り組みます。
カリキュラム
④小グループによる実習指導体制
実習場所は、金沢医科大学病院を中心に、老人福祉施設や保健所、訪問看護ステーションなどがあります。そのため、実習では学生2~4名に1名の教員を配置し、少人数体制で学生の看護体験と学びをサポートしています。
実習では、学生の学びのプロセスを重視し、すべての実習科目で「KMU看護学実習ポートフォリオ」を活用して、学生が実習を行うたびに、教員と共に実習を通して学んだこと、頑張ったこと、次の実習に向けて挑戦したいことを話し合います。学生が自分の目標となる理想の看護師像に近づけることができるようにサポートしています。
KMU看護学実習ポートフォリオ
4. 学生と教員がチームを組み、国家試験対策に取り組みます。
3年生から模擬試験の結果に基づき、補習授業や個別対策を組んでいきます。4年生からは、学生と教員でチームを形成し、1年間かけて、それぞれが国家試験の合格を目指した学習を継続的に行えるように取り組んでいきます。
看護師・保健師・助産師 国家試験合格状況
5. 「国際力」を磨く教育・研修
国際理解の基本である英語をはじめ、中国語・韓国語・ドイツ語の実践能力が身につくように演習科目が設けられています。
また、夏休みを利用した海外語学研修プログラム、外国人留学生との交流会、JICA青年海外協力隊で看護職として国際看護活動を実践していた講師によるセミナーなどへの参加を通して、国際的視野を広げる教育や研修が整っています。
国際交流センター
6. 独自の「経済的なサポート」の充実
看護学部の学納金は看護系私立大学平均よりもかなり低く設定されています。また独自の奨学金貸与制度があり、多くの学生が利用しています。学びたい気持ちを経済的な面からもサポートしています。
奨学金制度