検査の流れ

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検査の流れ

検査方法

主に大腿の付け根部分、あるいは肘・手首の血管に局所麻酔を行います。そこから、
カテーテルを挿入し、目的部位まで進めていき造影剤を注入してエックス線撮影を行います。さらに、このカテーテルを使って、薬剤を注入したり、病変に対して血管内からの治療を行います。

検査前

医師や看護師から検査について十分な説明を行います。検査について納得されたうえで検査を受けてください。検査内容によっては、絶飲絶食していただく場合があります。また、カテーテル挿入部を剃毛させていただく場合があります。

検査中

検査内容によっては、検査時間が数時間になる場合もあります。また、検査中は身体の周りは清潔に保つ必要があり、検査の安全性も考慮し、勝手に体を動かすことができません。何かあれば周りのスタッフに口頭で伝えるようにしてください。

検査後

止血のために一定時間の安静が必要な場合があります。また、造影剤を使用すると、副作用が出てくることがあります。気分が悪くなったり、身体に何か異変がある場合は、我慢せずにスタッフに伝えてください。

造影剤について

造影剤は、エックス線撮影において血管や病変をよりわかりやすく映し出すために使う薬品です。注入したときは体に灼熱感(熱く感じること)がある場合があります。また、まれに副作用が生じる場合があります。症状としては、かゆみ・吐き気・発疹といったものから痙攣・ショックにいたるものまでさまざまなものがあります。