アミロイドPET/CT検査

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アミロイドPET/CT検査

アミロイドPET/CT検査について

当院ではアルツハイマー病の診断目的のための検査、「アミロイドPET検査」を2024年2月より開始しています。
アルツハイマー病新薬「レカネマブ(レケンビ®)」の投与を判断するには、アミロイドPET検査又は脳脊髄液(CSF)検査を行ってアミロイドβプラークの蓄積や程度を確認する必要があります。
アミロイドPET検査は、非侵襲的な検査であり身体への負担も少なく画像にてアミロイドβの蓄積を確認することができます。
 検査を実施する上で、検査前の食事制限や服薬の制限はありません。

 

    

アミロイド陽性画像              アミロイド陰性画像

アミロイドβプラークが溜まっていてもアルツハイマー病による認知症になるとはかぎりません

 

検査の流れ(約2時間ほど)

①検査薬の注射

脳内のアミロイドβプラークと結合する放射性同位元素を含んだ検査用医薬品を腕の静脈から注射します。

 

②安静

注射後、約1時間でお薬が脳内のアミロイドβプラークと結合します。
その間リラックスしていただきます。本を読んだり音楽を聴いてもかまいません。寝てしまっても問題ありません。

 

③撮影

PET装置のベッドの上で横になり、頭部を約30分間撮影します。
なお、頭が動くと検査に影響しますので、頭が動かないように、軽く固定します。