緩和ケア外来の運用

カンファランスの様子

ラウンド、コンサルテーション
全病院的に実施するために緩和ケア外来を開設し、緩和医療チームと受持ち診療科医療スタッフと連携・協力し、入院及び外来患者さま等に緩和医療を提供します。現在、がん治療センター第2診察室を緩和ケア外来とし、全診療科と連携を図っています。
月曜日の午前中までに、緩和ケア外来に対診依頼を出していただき、緩和ケア外来担当医は、午後2時〜午後4時でその対診を受けます。その後、緩和ケア外来の担当医は診察内容或いは対診内容を整理し、緩和ケアチームを招集しミーティングを行い、即日ラウンドを行います。
カンファレンス及びラウンドと評価
緩和ケアチームは、対診元のスタッフと合同で、或いは単独でカンファランスを開催(第2・4月曜日の月2回開催)し、痛みのチェックシートをもとに緩和ケア実施計画書等を作成して、疼痛コントロールマニュアルを参考とし治療方針を決定します。緩和ケアチームは、この治療方針に基づき受持ち診療科医療スタッフと協力し、緩和医療にあたります。また、原則週一回(月曜日)にチームでラウンドを実施し、カンファラスでラウンド結果を報告、評価します。
フォロー期間は、原則として最後までフォローしますが、主たる診療科と協議し適切な期間を設定します。
緩和ケアチームの活動評価は、主に以下の評価項目を中心に自己評価し、医療活動に改善に結びつけ、安全で質の高い医療の提供を目指しています。
- 痛みのコントロール
- 症状が患者に及ぼす影響
- 患者の不安
- 家族の不安
- 患者の病状認識
- 家族の病状認識
- 患者,家族とのコミュニケーション
- 職種間の連携 etc