よくあるご質問

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よくあるご質問

Q1.ヒートテックやその他の保温下着はなぜMRIで脱がなければいけないのですか?

A1.MRI検査では磁石の力を体に与えて画像を作っています。この磁石の力を与える際に、体の中の水分によって電子レンジと同じ原理で体が多少温かくなります。通常の検査では少しポカポカする程度なので全く心配はありません。
しかし、ヒートテックなどの保温下着は人の体から出る汗を利用して発熱するため、これらを身に着けていると体が熱く感じてしまうことがあるようです。また、素材に金属繊維が織り込まれている物もある為、下着自体が発熱してしまうため火傷の危険性があるほか、画像に悪い影響を与えてしまいます。その他、遠赤外線下着なども金属繊維が織り込まれている物があるようです。
これらの理由から、MRI検査の際にはこれらの保温下着を脱いでいただいております。検査室内は機械の安全性を保つために温度調整されています。検査中に寒さを感じられるようでしたら、タオルケットを掛ける等の対応させていただきますのでお気軽にお申し出ください。

Q2. どれくらい前に来たら良いですか?

A2. 検査前に問診や更衣がありますので、予約時間の15分前を目安にお越しください。当院は3台のMRI装置の予約枠の割り当ての関係上、装置ごとに待ち時間が異なりますので、順番が前後する場合があります。尚、救急患者さんやお薬を使って鎮静をかけたお子様の検査を優先させて頂く場合があります。ご協力をお願いいたします。

Q3. 造影剤の検査で食事はしてもよいですか?

A3. 上腹部(肝臓、胆嚢、脾臓、膵臓、腎臓など)の検査の方は造影の有無に関わらず、検査前4時間はお食事や水分の摂取はお控えください。その他の検査の方は造影検査であっても通常通りの食事をしていただいて結構です。

Q4. 尿は溜めていなければいけませんか?

A4. 膀胱、前立腺、子宮の検査では尿が溜まっていた方が画像が鮮明となるため、できる限り尿を溜めていただいています。尿を溜めている事が困難な方は担当技師にご相談下さい。

Q5. 妊娠中ですが検査を受けられますか?

A5. 妊娠初期にはMRI検査は避けるべきとされていますが、それ以降の期間に関しても胎児にどのような影響があるかは不明です。現在のところ有害事象の報告はありませんが、妊娠中や妊娠の可能性のある方は主治医とよくご相談ください。

Q6. 検査中の音は何ですか?

A6. 大きな磁石の中で画像を作成するための電波や磁場を発生させる際に装置が振動する音です。MRIでは強力な磁石を使用しているために騒音が大きく増幅されてしまいます。検査中はヘッドフォンや耳栓をさせていただき、騒音による聴刺激を和らげています。

Q7. お化粧はしていても大丈夫ですか?

A7. お化粧品(特にマスカラ)に含まれる金属成分により、やけどをする可能性や、画像に悪影響を及ぼす場合があります。できる限りお化粧は落として検査を受けていただいています。その他、カラーコンタクトについても同様の理由から外していただいております。

Q8. 必ず検査着に替えなければいけませんか?

A8. ファスナーなど金具類のついていない衣類でしたらそのまま検査することは可能です。しかし、稀に金属繊維が織り込まれている場合などがあるため安全のために検査着に着替えて頂くことを推奨します。

Q9. 検査時間はどれくらいですか?

A9. 造影剤を使用しない検査では20分〜30分、造影検査では30分〜40分が目安となりますが、1時間程度かかる場合もあります。詳しくは担当技師にお尋ね下さい。

Q10. MRIでは放射線被ばくはないのですか?

A10. MRIは強力な磁石と弱い電波を利用して人体の組織を画像化しているので、放射線被ばくはありません。強力な磁石による人体への影響については現在のところ有意な報告はありません。