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ご当地案内(埼玉県)

埼玉県支部長 澤田公孝

観光名所はありますか?

「さきたま古墳群」  県北部の行田市にあり、その名は県名「埼玉」の由来ともなっている。なかでも古墳時代の刀剣としては、最も長文の銘が刻まれている鉄剣が、その中の稲荷山古墳から出土され、同古墳の他の遺物も一括で国宝に指定されている。

稲荷山古墳

稲荷山古墳(行田市)

「秩父」  長瀞(ながとろ)渓谷の600mにわたって続く国の名勝・天然記念物にもなっている珍しい岩畳(いわだたみ)。パワースポットの三峯神社、日本最古の貨幣、和同開珎(わどうかいちん)鋳造のきっかけとなった和銅遺跡。 「川越」  武蔵野台地の北端に位置し三方を河川に囲まれた天然の要地。岩槻、忍(行田)と並び県内に三つあった城下町の一つで、県内で最初に市制が施行された。旧市街には蔵造の街並みが続き、古刹・天台宗喜多院には江戸城から移築された、三代将軍徳川家光が生まれた部屋のある客殿、春日局が使っていた書院、庫裏(くり)が現存する。そのような情緒や歴史のある川越は小江戸とも呼ばれ、観光地として名高い。 「国営武蔵丘陵森林公園」  一族の女性(比企尼)が源頼朝の乳母を務め、鎌倉幕府の有力な御家人だった比企氏の館のあった比企丘陵に、国の明治百年記念事業の一環として整備された全国で初めての国営公園で、その面積は304ヘクタール (東京ドーム65個分)に及ぶ。  「鉄道博物館」 JR東日本グループが運営するもので鉄道ファンのメッカ。 「大宮盆栽美術館」 さいたま市にある唯一無二の公立盆栽美術館。  「岩槻人形博物館」 日本初の人形をテーマとするさいたま市の公共博物館。

県を代表するようなお祭りやイベントは?

〈埼玉の三大祭り〉 「秩父夜祭」 12月1日~6日に行われ、勇壮な山車の巡行で日本三大曳山祭り(京都祇園祭、飛騨高山祭とともに)の一つ。UNESCO無形文化遺産にも登録されている。 「川越祭り」 10月第3日曜とその前日。江戸の天下祭り(神田明神、赤坂日枝神社の各祭礼の総称)を受け発展し、江戸時代慶安年間より370年余の伝統を誇る。UNESCO無形文化遺産登録。 「熊谷うちわ祭り」 7月20~22日。1750年代に起源。京都八坂神社から勧請し愛宕神社に合祀された熊谷八坂神社の祭礼。12台の山車・屋台が練り歩く様子から関東一の祇園とも。 〈イベント〉 さいたま市新都心のさいたまスーパーアリーナでは、「東京ガールズコレクション」が、2007年の第4回以降、東京・国立代々木第一体育館、横浜アリーナとともに毎年開催。令和5年9月2日には、第37回のコレクションが開かれた。

お勧めのグルメ、特産品はありますか?

「武蔵野うどん」 うどん生産量は香川県に次いで全国2位。さいたま市の「藤店(ふじだな)うどん」や、加須市の「子亀」など名店が多い。他に「すったて」と呼ばれる川島町の冷や汁うどんや、荒川が日本一の川幅となる地点のある鴻巣市の「川幅うどん」が全国的に有名。 「わらじカツ丼」、「豚みそ丼」秩父 「五家宝」熊谷 「草加せんべい」草加 「芋菓子」川越

気候風土や県民性は?

全国に8つある内陸県の一つであるために海洋被害はないものの、内陸気候ゆえに気温の寒暖差が激しい。ことに山地の秩父地方や熊谷を中心とした県北部が顕著で、熊谷は国内最高気温観測地として有名。また江戸期以降河川改修が幾度となくなされてきたが、利根川・荒川流域の県東部はたびたび水害に見舞われた。これら地域は自然現象により、県内でも他地域に比べ、人々の気風に苛烈さはあるようです。しかし、おおむね県全体としては災害の少ない土地柄、たとえ激しい地震があったとしても、都市部の郊外は広い関東平野で田んぼや畑が広がるばかりでそれが心の救いとなってか、穏やかかつ明朗・快活な気風を持ち合わせているかも知れません。

その他ご自由に

埼玉県の人口は令和2年の国勢調査で734万人(ちなみに石川県は令和5年2月現在111万人)。市別では県庁所在地のさいたま市が一番多く132万人、次いで川口市59万人、川越市35万人といった規模や分布となります。 一方、医師数はというと、2018年の古い統計ですが、埼玉県は人口10万人に対して169.75人で、それは残念ながら47都道府県で最下位だったとのことです。ちなみに日本全国では239.2人(令和2年厚労省統計)というデータがあります。 県内には医学部が、金沢医大と同じ昭和47年開学の埼玉医科大学(3病院)と防衛省所管の防衛医科大学校(1病院)の2つと、分院も自治医科大学、獨協医科大学と北里大学のそれぞれ1病院ずつがあり、ことに埼玉医大、自治医大、独協医大系列の病院には本学卒業生が多く勤務しています。 ただ私見ですが、東大や群馬大、千葉大の国立系、日大、慈恵医大、日本医大、東京医大、東邦大などの私大系のOBが群雄割拠し、県内医師の人的資源が構成されている現況があるようです。 そのうち我が母校金沢医大はどのぐらいかといいますと、毎年、年賀はがきや暑中見舞いで、私が埼玉県支部長として投函している卒業生では、110名(開業医・日医Aで32名、勤務医で71名、埼玉県ゆかりの県外勤務医7名)が、郵便物が返送されずに年2回届いていると思われます。 日々、地域医療を支えている同窓生の皆様に改めて、敬意を表しますとともに、気候温暖で温和な県民性の埼玉の地で、これからも活躍されますこと、心より祈念申し上げます。