眼薬理研究グループ

研究紹介

眼薬理研究グループ

本班では眼科治療用点眼薬の眼に対する安全性と有効性の評価を主な研究テーマにしています。主な点眼薬には抗菌薬、抗緑内障薬(後発品、防腐剤を含む)、ドライアイ治療薬などがありますが、これらの角膜表面に対する作用メカニズムの解明や薬物の眼内移行性との関連性について動物実験モデルや培養細胞装置による基礎的研究を中心に、製薬企業と協同研究で臨床に直結した研究を進めています。近年では点眼薬の角膜表面に対する安全性を定量的に評価する目的で、新たに電気生理学的手法による角膜抵抗測定装置を開発し、点眼薬の安全性の評価に役立てています。その一方で、現在は本装置によるヒト角膜障害の非侵襲的な角膜診断法としての臨床応用に向けた研究を進めています。現在、本学眼科外来において、医師、視能訓練士、医療従事者の方々の協力を得て、検査の同意を得た上で患者様について本装置を用いた検査を進めています。

研究メンバー:福田正道、佐々木洋、柴田伸亮、萩原健太