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センター紹介

センター長挨拶

この度、2018年4月より臨床試験治験センター部長を拝命いたしました。

新しい医薬品や医療機器の開発、新しい治療法確立のためには、臨床試験が必要不可欠です。当センターは、金沢医科大学病院の理念である「新しい医療の研究・開発の推進」のもと、「倫理性と科学性に基づいた適正な臨床試験実施」を目的に2002年4月に設立されました。これまで西尾眞友初代部長を中心に、ヘルシンキ宣言や厚生労働省の倫理指針に従い被験者の人権及び安全性を確保し、データの信頼性及び科学性を担保しながらの適正かつ迅速な臨床試験の実施を目指して、臨床試験・治験事務局業務、臨床研究コーディネーター(CRC)業務をはじめ、治験審査委員会の運営や製造販売後調査等の総合的な管理・調整を行ってきました。

奇しくも私が部長を拝命したのと同じ日に臨床研究法が施行されました。この法律は日本の臨床研究の信頼を根幹から揺るがすディオバン事件を教訓に、再発防止と質の高い臨床研究の実施を目的に定められ、特定臨床研究と呼ばれる研究に対し、厚生労働省が「臨床研究実施基準」を定め、研究者にその遵守を義務付けています。特定臨床研究の審査は厚生労働大臣が認定した認定臨床研究審査委員会でのみ可能です。金沢医科大学臨床研究審査委員会は2018年3月時点認定された49の認定臨床研究審査委員会のひとつであり、今後は他施設の特定臨床研究の審査のお手伝いをさせていただくこともあると思われます。 臨床研究に参加して頂く患者さんの安全と人権の確保を最優先に、科学的で信頼性の高い臨床試験が実施できるよう引き続き努力して参ります。どうぞ宜しくお願い致します。

福島 俊洋

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