緑内障外来
我が国の中途失明原因の第一位は緑内障です。最近の疫学調査によると、40歳以上の20人に1人が緑内障に罹患していることがわかりました。緑内障になりやすい人は眼圧が高い、高齢者、緑内障の家族歴がある、近視が強いなどが挙げられます。徐々に視神経が障害され視野が狭くなる病気ですが、早期発見・早期治療すれば一生涯にわたる視機能保持は可能です。
緑内障の主な検査
眼圧検査
緑内障の診断、経過観察に必要な検査です。1ヶ月から3ヶ月に1度程度の検査が必要です。正常範囲は10~20mmHg(平均14.5mmHg)
視野検査
緑内障の障害程度を調べる検査です。半年から1年に1度検査しています。3回以上検査を受けると将来の状態を推測することが出来ます。
眼底・視神経乳頭検査
緑内障による視神経の障害は、視神経乳頭の陥凹の拡大という所見で示されます。当科では、毎回診察時に専門医が視神経乳頭をチェックするとともに、定期的に最新の測定装置である眼底三次元画像解析検査で視神経の障害の程度を定量的に評価しています。
緑内障の治療
緑内障の進行抑制は眼圧を下げることのみです。まず点眼薬で眼圧を下げます。点眼治療で進行抑制できない場合は手術となります。
診療日・時間
木(14:00 ~ 16:00)月1回
担当医
藤田 信之 医師
緑内障は末期まで自覚症状がありません。緑内障を見つける唯一の方法は定期的に眼の検診を受けることです。40歳をすぎたら年に1度は眼科検診を受けましょう。