肩関節外来
目的
肩関節の動きの制限と疼痛に関して軽減し、日常生活における必要な動作を獲得すること
対象
夜間に肩の痛みがある人
40肩、50肩、肩関節周囲炎
肩腱板損傷、断裂
肩関節脱臼
変形性肩関節症、骨頭壊死症
リウマチ
など
内容
肩周囲に炎症を起こすと肩関節の痛みや肩関節の可動域制限(動かしにくさ)が生じてきます。受診時に『自分は五十肩かね?』と聞かれる方が多い印象があります。
実は、『四十肩、五十肩』と言われている中には肩関節のいろいろな病気が隠れていることがあります。放置しておくと、いざ痛みがひどくなって治療を開始という時に気付かなかった肩のけがや病気が判明し、治療期間が長期にわたってしまうことがあります。特に五十肩と診断されていた方の中には肩の機能に重要な腱板が損傷している場合や他の関節疾患の場合もありますので注意が必要です。
長期間『五十肩』といわれ、治療しているにもかかわらず症状が改善しない場合は、原因をきちんと検索する必要がありますので、一度受診することをおすすめします。
我々が診察する対象となる疾患・病気・けがで多いものでは腱板断裂・肩関節周囲炎(五十肩)、肩関節拘縮(動かしにくい)・肩関節不安定症・スポーツ障害等があります。保存的な加療で症状の軽減を得られない場合は、関節鏡を用いて手術を行っています。(従来の手術に比較すると関節鏡を用いた手術は非常に低侵襲です。)腱板断裂および肩関節不安定症では関節鏡視下手術を原則的に行っています。肩関節周囲炎(五十肩)では保存的治療にて改善が得られないものは、肩の可動域をあげる(動かしやすくする)ために、関節鏡視下関節授動術を行います。鏡視下手術で対応できないような関節破壊、痛みを伴う変形性肩関節症やリウマチ性肩関節症に対しては、人工肩関節置換術、人工骨頭挿入術を行います。
診療日・時間
月・水・金(午前中)
紹介状は必ずしも必要というわけではありませんのでお気軽に受診して相談して下さい。
担当医
市堰 徹 教授(水・金)
植田 修右 医師(月・金)